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はい、シェアする落語の死刑です。
今月も、集まれ信楽村に行って参りました。
先月行けなかったんですけどもね。
あのー、久しぶりに毎月行きたくなる回ですね。
信楽村、高田のババ、ババンバに行って参りました。
なんと観客動員数過去最高だそうです。
ほぼ満員で後から来た人はなんかもう、
ね、あの椅子をこう出して追加して聴いてるような感じでしたね。
もう人気がすごいです。
で、今回はね、あのー、やっぱあの冬は、冬のラク号はいいネタが多いって話がありますが、
冬のラク号、古典ラク号2席が良かったですね。
一つ目、椅子席目がですね、六尺帽。
で、六尺帽も、あのー、若旦那のね、キャラはもう完全にあのー、信楽さんにはもうハマっていますから、
親父のね、あしらい方っていうか、親父のそのツッコミの入れ方みたいなところがポイントだと思うけど、
ここがまあ、上手かったですよね。
で、全体的にこう、あれあの話やっぱ寒いから、寒い冬だからこう成り立つようなところが、あのーあって、
そこがちゃんと綺麗にできていたっていうのと、まあ、道楽息子親父のこの追っかけっこが、
割とこう綺麗にこう再現されていたっていうところが、良かったですね。
うん、そう自体楽しい、六尺帽でした。
で、この六尺帽は固有座師匠に、教わったと。
で、固有座師匠は、談志師匠からなんですよ。
ね、男子固有座信楽というふうにこう伝わっているという、ね、大衆芸能でありながら伝統芸能である落語のこの良いところがですね、出てるなっていうところがまた良かったですね。
うん。で、二席目。
で、ここで新作なんですけど、師匠室。師匠さんのお部屋ですね。
師匠室というお話なんですが、信楽さんが、ちょっとパターンを変えてきました。
なんかやっぱり、あのー、毎回同じパターンで、で、爆笑さらっていくなっていうところはあったんですけども、
あえてここでちょっと変えてきたなという。
で、それもあって、描ける前に結構緊張してました。
ですが、話はめっちゃくちゃ面白かったですね。
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あー、だからなんていうのかな、その、逆説、逆を言って全然ダメで平然としてるっていうのも、
なんか信楽さんの一つのパターンなのかなっていうふうに思うんですけども、
それがまあ見事にはまってしまって、いやもうおかしい。
だからこの後このパターンでいくんだろう、このパターンをつなげていくんだろうっていうですね、ことは見えてるんですよ。
だからそういう意味においては、今までの信楽さんの出打ちで面白くて、その出打ちの面白さが最後までずっとつなげていけるっていうのと、
まあ変わってはいないんですけど、その出し方がやっぱりもっと巧妙になってるというか、
あとキャラで押し切ってるっていう感じですね。
もう新作落語、ネタをばらさないようにして解説するのって本当にめんどくさいんですけども、
まあ視聴室っていうだけあって、視聴がいて視聴の部屋なんですよね。
で、この視聴のところにある人が来て一想像って話なんですけど、
いやでもシチュエーションがすっごいカッチリしてて、
その間で話がゴロゴロゴロゴロ転がっていくっていうのが見事でしたね。
で、多分ネタおろしなんで、まだちょっとリズムが整ってないところがあるんですよ。
だからあれが整ってくるとね、もう余計おかしくなると思う。
うん、すごい。視聴室。覚えておいてくださいね、視聴室。視聴さんのお部屋です。
で、仲良いを挟んで、いつもの日記の朗読がありまして、朗読というか日記のピックアップっていうかね、がありまして、
1席目のまくらもそうだったんですけども、基本的に悪口です。
愚痴と悪口ですね。ただ信楽さんの場合は、愚痴を言っても悪口を言っても、
それも同じ悪口を繰り返して言っても面白いんですね。
で、これはやっぱりね、信楽さんは、サービスで、もちろんそういうね、
愚痴っぽくなるとかひがみっぽくなるとかっていう感情は中にあると思うんですけど、
でもそれをアウトプットするときにはね、サービス精神なんですよ。
サービスで、この話で喜んでくださいっていう気持ちのもとに出していくので、
このサービス精神が出てるから、この信楽さんはね、高座だと愚痴を言ってもチャーミング。
この辺がね、やっぱりファンにはたまんないんだと思いますね。
そして3席目。寒い、本当に寒い日だったんですけども、この日は。
寒い日とくれば、二番煎じですよ。
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二番煎じがね、よかったね。
僕はどうしても三遊天圓橘師長のような、名人芸の二番煎じに馴染みすぎちゃってますけども、
改めてこの二番煎じの、いっぱい出てくるキャラのそれぞれの面白さですね。
あと歌うシーンが多くて、その歌うシーン、歌いのシーンなんかありましたね。
前半の部分のいろんな形で歌う、ひどいお医者先生みたいなね、声をかけるところね。
あの一人一人のキャラとか楽しいっすね。
なんていうんですかね、僕上手いでしょっていう感じはしないんですよ。
しないけど、しっかりその一人一人はちゃんと描いてあって、
一人一人のキャラでもって黒川先生、宗介さんみたいなところでね、笑わせてくれるっていうのがね、とっても楽しい。
一言で言うとね、とても楽しい古典落語でした。
侍もね、いいですよ。
しがなきさんにもっときっちり侍を演じる人って多分いっぱいいると思いますよ。
だけど、この話のしがなきさんがやる侍としては、あれがバッチリハマってるっていうのがね、いいですね、二番煎じ。
冬のうちにやっと来たかったっていうふうにおっしゃってましたけども、冬のうちにね、こんな寒い日に聞いといて本当に良かったです。
唯一なんていうのを言えば、しし鍋が食べたくてしょうがなかったです。
で、いっぱいのお客さんが大方帰ってですね、帰らなかった方はもう1000円払って飲み物をゲットして、
ラジオトークしがやきのざわめき公開生放送のお客さんになると。
そんな感じでですね、ディープなファンの皆さんに混ざって私も今回も参加させていただきまして、大変楽しませていただきました。
相模原若手落語家選手権は残念ではありましたが、
もうそんなね、コンテストとかどうでもいいですよ。
柳亭しがやきは面白い。新作も古典も面白い。
ということについては、もうここであの日ババンバにいた人は誰一人この結論に逆らえないと思いますね。
柳亭しがやきさんは面白い。
そして、愚痴を言っても悪愚痴を言ってもチャーミング。
なぜならそこにサービス精神がある。
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柳亭しがやきさん、もう是非注目していただきたい。
結構ね、小さい会も出演もどんどん増えてますし、大手町落語会にも出ると。
で、夏には新日本の話芸、スピンオフ企画にも出演されるということになってますんで。
もう今年はしがやきさんにとっては豊作じゃないですか。実りの年だというふうに思います。
是非どこかで聴いていただきたいですし、どこで聴こうか迷っている方は、
3月11日、シェアする落語第31回、柳亭しがやきに来ていただきたいというふうに思います。
ということで、シェアする落語の四家でした。ではまた。