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2024-09-29 12:13

【#203】新宿末広亭深夜寄席(芸協)24/9/28 晴太 空治 かけ橋 希光

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四人それぞれが面白い、いい感じの深夜寄席でした。それぞれネタ選びが良かったですね。
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サマリー

新宿末広亭深夜寄席では、春雨さんや晴太さん、桂空治さん、春風亭かけ橋さん、笑福亭希光さんの多様なスタイルの落語が披露されています。それぞれの噺家の個性と演技が観客を楽しませ、昔の賑わいを感じさせる時間を提供しています。

新宿末広亭の再訪
はい、シェアする落語の四家です。
9月28日土曜日、新宿末広亭深夜寄席、久しぶりに行って参りました。
新宿末広亭深夜寄席、今は月1回の開催になっています。
昔は毎週土曜日の開催で500円だったんですけど、今は毎月1回の開催で1500円です。
それでも安い深夜寄席ではあります。
今回は落語芸術協会、トップバッターは春雨や晴太さん。
僕は初めてなんですけど、結構キャリアがある人みたいですね。
コロナ前の深夜寄席に出たことがあるみたいな話されていたかと思います。
何でしょうね、声がベテランっぽいんですよね。
声がベテランっぽいけど顔は若々しいという不思議な感じの方でございますが、
メガネかけて入ってきて、噺入る前にメガネをたもは入れるというスタイルでした。
ネタは庭蟹。
芸協では春風亭昇也さんが得意にしてますよね。
型がね、僕が知っているのとちょっと違って、僕は立川寸志さんが好きなんですけど、
小僧さんがね、洒落が上手いって言って、
番頭さんにもダジャレを言うみたいな形でね。
でもこれなかなか面白かったですね。
なんかまたちょっと聴いてみたいなっていう感じのですね、晴太さんでした。
若手落語家の魅力
はい。で、2番手がですね、桂空治さん。
言わずと知れた桂文字賞の愛弟子さんですかね。
時間ね、これだけもらえるときもなかなかないということで、まくら長めでしたね。
でも長めのまくらはなかなか面白くて名刺代わりになってました。
ビッグモーターから内定もらってたみたいな話はですね、なかなかよくできてて爆笑いたしました。
話は『ん廻し』でした。
例の金看板銀看板の言い立てのところをですね、軽くとちってもう一回やり直したので都合3回言うっていうですね。
その都合3回言うっていうところをまたネタにしていたのがなかなかお上手だなと思いました。
まだねキャリアサインでこれからの人だとは思いますが、
当意即妙というかね、アドリブが聞く人だなっていうあたりが期待持てるかなというふうに思います。
続いて春風亭かけ橋さん。
僕はですね春風亭かけ橋さんのポッドキャストかけ橋マシマシは毎回聴いてます。
非常に楽しいです。カケソバでございます。
そのカケソバの私がですね久しぶりにかけ橋さんの落語を聴いたんですが、
相変わらずいいですね。
なんかねこの将来名人と呼ばれるんじゃないかと思わせる風格があるんですよねこの人。
わかんないですよ?これからの勝負だと思いますけども、
なんかねこれ今やっていることを磨いていけば古典の本格派として、すごく良い落語家さんになるんじゃないかなっていう雰囲気があるんですよ。
将来のことはともかく今この人の落語を聴いても非常に面白いんですけども、
『碁泥』でしたね。
あの煙草を吸うところで煙草をね、あれもひどい噺ですよね。
あの煙草を吸いながら碁をやると夢中になっちゃうので畳や絨毯に焼け焦げ作っちゃうから、
あの火をね、昔という煙草盆の火を、火じゃなくて何でしたっけ紅生姜か、紅生姜を置いて灰をかぶせて火が立っているようにするみたいなですね。
そういう発想の話をね持ち込んできて、でそこでねその煙草に火がつかない、つかないけど囲碁に夢中だから煙草に火がつかないので、
煙草盆の細工でですね、からかわれていることに気がつかないというあたりのね、この煙草の仕草とセリフがね、いい感じなんですよ。
このいい感じが噺全体に広がってきたらもうこの人はもう素晴らしい落語家になりますね。
今でも好きですけども、どっちかっていうと将来を見ていきたいなっていう話です。
ちなみにポッドキャストは今聴いても面白いのでぜひ聴いてください。春風亭かけ橋のカケハシマシマシというですね、ポッドキャストです。
ぜひぜひ。
希光の名人芸
で、続いてこれがトリか。トリがですね、先週独演会気候の落語に寄らせていただきました。笑福亭希光さんです。
本当に軽くまくらを振って、これはもう寄席の鳥、深夜寄席ってトリと言いつつトリでもないんですけども、深夜寄席であえてトリらしいネタをトリでやるっていうのが狙いだったのかなと思うんですけどびっくりですよ。『ねずみ』。
上方落語版の『ねずみ』は岡山が舞台になってますね。
希光さんはほんと上手いなというか、
すでにその芸としてはもう一つ確立しているところがあるなっていうふうに思いましたね。
子供の可愛さ、気投げさがすごく強調されていて、これが全体の話に柔らかさを醸し出していると思うんですが、その可愛さがね最後ねずみに行くんですよね。
そこがすごくいいなっていうふうに思います。
だから甚五郎のキャラクターであるとか、虎屋でいいのかな、乗っ取られちゃった方のね、乗っ取った方のキャラであるとか、
トラを掘る人のキャラとかっていうのはもう、あえてね、それほど描かす、もともと書かれてないところではありますけども、
子供に寄せて、そこにさらに親をくっつけて甚五郎みたいな感じで、
しっかり人情噺として胸にちゃんとくる感じにまとめながら、あくまで軽やかというところがですね、落語だなって思うし、
これをね、結構微に入り細に入り大変なところ多いと思うんですが、そこをね綺麗に組み立てていく。
こちらに良いイメージをくれるっていうですね。やっぱ希光さんは本当にこういうところ上手いなっていうふうに思います。
ということでね、深夜寄席久しぶり、4人ともあたりという感じで非常に楽しい時間が過ごせました。
ちょっと今日ね、休日出勤だったんですけど、休日出勤のついでに末広亭に駆けつけて非常に良かったなっていうふうに思います。
まあ難しいと思うんですが、できれば毎週開催に戻してほしいですよね。出れる人はいっぱいいるんだから。
毎週開催に戻していくと、今日もその悪い日ではなかったんですけど、昔みたいにね、もう本当に末広亭の前からずっとちょっと飛び越えて新宿三丁目の駅の方まで行ってまたぐるーっと回ってみたいなね、列をねずっと作ってたんですよ、昔は。
まあでもあの頃は、いわゆる成金ブームで、成金と同世代の落語協会にも、これは五派で深夜になりますけど、圓楽一門会・立川流にも優れた人がいっぱいいたんで、ちょっと二ツ目ブームみたいな感じになってたわけですけども、当時に比べると今はそれほどではないです、正直なところ。
けどね、深夜寄席自体は非常にリーズナブルで、しかもちゃんと楽しめるというですね、会のままちゃんと継続しているということで。
昔に比べて、ちゃんと座れますので。これね、1500円で4人聴けるっていうですね、ショーケースとしてのお気に入りを見つける機会としての深夜寄席がどんどんね、昔みたいにまでいかなくてもいいから、今ぐらいの形でいいから、継続してほしいななんてことを思いました。
とっても楽しかったです。はい、今日は4人とも楽しかったですね。ということでね、10月20日に私四家正紀が主催するシェアする落語第37回かな。
橘家文吾さんご出演でございます。これもね、この方も本当に面白い二ツ目ですよ。今のうち聴いとくと本当にいいよっていうところでですね、ぜひご予約をいただきたいと。
ちょっとね、あんまりもう席もなくなってきちゃったんで、ぜひぜひお早めにということでございます。深夜寄席よかったです。また行きたい。シェアする落語の四家でした。ではまた。
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