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2025-07-27 06:48

【#253】第434回 圓橘の会25/7/26 #三遊亭圓橘 #三遊亭萬丸

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猛暑の中、涼しい深川東京モダン館2Fで 三遊亭圓橘師匠の怪談を聴く。今回は闇の中の凶悪な心理戦が鮮やか。悦楽でございます。これが来月8月30日の殺しの場面につながります。ぜひ。

※「おせき」と言っちゃってますが「おきせ」だったかと思います。曖昧ですみません。

#三遊亭圓橘 #三遊亭萬丸
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サマリー

第434回圓橘の会では、三遊亭萬丸さんが独自のくすぐりを取り入れた開帳の雪隠を披露し、その成長が称賛されています。圓橘師匠は乳房榎を演じ、そのドラマチックな展開と複雑な構成が評価され、来月の公演への期待が高まっています。

三遊亭萬丸の成長
はい、シェアする落語の四家です。 7月26日土曜日、第434回圓橘の会へ行って参りました。
いやー、434回ですよ。すごいですよね。深川東京モダン館でございます。 いつもの開口一番三遊亭萬丸さん。
ますます上手くなってますよね。 相変わらずこの回に出るときちょっとずつちょっとずつ新しい自分を出している感じがします。
今回は開帳の雪隠という、昔に比べるとやり手増えたのかなぁ。 まあまあ面白い話ですよ。そんなにメジャーじゃないですけどね。
圓橘師匠からだそうです。圓橘師匠に教わって、独自のくすぐりを足してうまく仕上げているという風に圓橘師匠が次の高座でですね、
表していました。で、いつもの こんなことを言ってると圓橘は孫弟子に甘いと言われますがと
言われますが、でもこれはね的確な評価じゃないかなと思います。 ちょっとねー
あのびっくりするような
何もあの現代、そう現代風ではあるのか 考えてみれば。っていうような感じのですね、くすぐりが入っていてすごく良くできて
萬丸さん、相変わらず着実に腕を上げているなというふうに思いました。 そして
圓橘師匠登場でございます。 本当にですね暑い
大変ですよね。これでこの暑い中でですね2席ぶっ続けで『乳房榎』ですよ
『乳房榎』はですね、今回『発端』から
『おきせ口説き』。
圓橘師匠はこの
いわゆる圓朝ものですね。山優天圓朝作品の中でも この作品が一番その良くできているのではないかと
展開のドラマチックなですねところですね。 というふうにおっしゃっていました。
僕もやっぱそう思いますね。『牡丹灯籠』の複雑な構成の妙というのも素晴らしいと思いますし
まあ多少説教臭いとはいえ『塩原多助』も 経済ネタとしてですね
ビジネスネタとしてよくできているなというふうに思いますけど 話としての面白さはこの乳房榎の木ですよね
いろんなものがこうギュッと詰まっている感じがします
で、今回の『発端』から『おきせ口説き』の部分というのは仕込みなんですよね この後に
来月ですね。殺しのところが入ってきますので、まあでもね。
もう圓橘師匠の芸をどこから褒めていいのかというのは毎回悩ましいところでは あるんですが
その 地語りのトーン一つで
その梅を見に行ったんでしたっけ最初のところ花を見に行ったところと その
夜ですよね夜のシーンというところを 鮮やかに描き分けるなんかこう色がね見えてくる闇の色がこう見えてくるような
そこがまあ言ってみれば絵でいえば背景なわけですよ その背景を
しっかりと地語で作っておいてセリフをそこに乗っけてくる。ここで、
磯貝浪江という
悪役ですよねこの話の中では
まあ恐ろしい男の凶悪さであるとか
被害者で ありながらだんだんとその加害者の方に惹かれていくというこの
美しい人妻、おきせのその心理であるとか が
背景の色の上に乗っかってくる。まさしこれ、絵の噺でもあるので。それは偶然なんですけども
出てきていると。で、やっぱりね
名前わすれちゃった、紙を売ってる人とか。
脇に出てくるキャラクターもしっかりとそのポジションを
絵が入って置かれているところがねまたすごくいいんですよね だからその話がね立体的っていうか
あの 一本調子になってないんですよ。複雑でありながら、その複雑さを感じることなく
僕らはその夜の闇にをの中での悪事に震えることができる。素晴らしいなと
思います。相変わらずその深川東京モダン館の中の
まあ100はいかないお客さんの中だけで共有される悦楽と言ってもいいん じゃないでしょうか。
ただねー 面白いのは来月よ
今回の仕込みを経て面白いのは来月でございますよ。怖い噺ですけどこの怖い噺を
鮮やかに演るんですよ。圓橘師匠が。ぜひ来月8月30日皆さんにも来ていただきたいということを強く思う
ものであります ということでシェアする落語の四家でした。
06:48

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