1. シェアする落語のスタンドエフエム
  2. 【#254】第192回 柳家一琴の..
2025-07-27 08:40

【#254】第192回 柳家一琴の会 2025/07/27

spotify
定番の 滑稽噺をなんと5席披露。寄席サイズにまとめ直した4席にトリネタ『お菊の皿』は25分。
最初から最後まで笑いっぱなし。爆笑に次ぐ爆笑。古典落語を聴く楽しさを存分に堪能。

凄いぞ一琴師匠。みんなで聴こう一琴師匠。予約したほうがいいぞ!
#柳家一琴
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/614acca39ccb419e5f1db0cc

サマリー

柳家一琴の会では、寄席でのネタを増やす目的で行われた一琴師匠について話され、様々な落語が披露されています。ネタの短縮や編集技術が活用され、古典落語の魅力を再確認する貴重な体験となっています。

一琴師匠に向けた準備
はい、シェアする落語の四家です。7月27日日曜日、らくごカフェで192回目の柳家一琴の会、行って参りました。
毎回ね、日曜日なんで行きたい、行きたいと思ってるんですけど、なかなか都合がつかなかったりしまして、久しぶりの参加でございます。
今年の一琴師匠はですね、この柳家一琴の会で寄席でかけられるネタを増やそうという。
てか、そもそもこの一琴師匠はですね、めちゃくちゃネタ持ってるんですよね。ですが、
実際寄席に出る時というのは割とスタンダードなネタが中心となり、椅子席が15分とかでかけられるようなものが必要となってくるということで、
持ちネタの中からスタンダードなものを選んで、編集してね、この15分ぐらいに収まるようにやってみようという。
トリネタだけちょっと長めにやるみたいなことで、なんと5席ですよ。5席。
これ、林田先生と春風亭三朝師匠の面白演芸芸能史というポッドキャストでも、これぜひ聴いていただきたい。柳家一琴師匠が前後編分けてインタビューされてますが、
三朝師匠がおっしゃってましたけども、長い話を1席やるのと短い話を2、3席やるのと、稽古量は絶対短い話2,3席の方が大変っていうね。
大体そんなような話されてたと思うんですよ。それなんとなくわかりますよね。
ですから5席分の稽古してくるわけですよね。一琴師匠。それがね、めちゃくちゃ面白いの。
だって1席目『垂乳根』ですよ。今更たらちねがこんなに面白く聞けるとはね、思わなかったですよ。
古典落語の魅力
お客さんもいっぱい入ってて、いっぱい入ってるお客さんがもうたらちねでね、うねるように笑うんです。すごいこと。
で、2席目がですね『親子酒』です。一琴師匠はね、全然お酒を飲まれない方なんですけど、お酒の噺はすっごいうまいんですよね。
僕はこれはビーチボーイズ現象というふうに呼んでます。ビーチボーイズはあんだけサーフィンのヒット曲を出してましたけども、実際にサーフィンやってたのはデニス・ウイルソンだけだったということで、
僕は一琴師匠のビーチボーイズ現象というふうに呼んでますが、特にこのね、親子酒もすごいね。
やっぱりこう、短くやらなきゃいけない分だけかなり刈り込んでるんですよね。で、たらちねは途中で切っちゃうことで短くできますけども、親子酒そういかないじゃないですか。最後までやらないとね。
だからね、無駄でもないんだろうけど、切っていい部分というのをささっと枝を払うようにね。植木屋の名人が枝を払うように切るわけですよ。で、これどこ切ったのかあんまりよくわかんないなっていうような中で15分で親子酒。
もう本当に面白かったね。びっくりでございます。そしてですね、続いてこれもね、すごいよ『義眼』。義眼はね、もっと短かった。
短くまとめたら面白いね。義眼もね、これもね、サゲにかかってる話ではありますけども、医者のね、医者の丁寧に丁寧に、汚いネタですからね、ある意味ね。
丁寧に丁寧な医者言葉の中でああいう汚い話が展開していくのがお上手、お見事。そして、義眼の前にちょっと休憩を入れたかな。で、さらにもう1席はですね『紙入れ』です。紙入れもいろいろと入れられるし、
長くできる、長く笑わせることができる、長くお客さんを惹きつけることができる話のところをギュッと縮めると、まあすごいね、爆発力というか。もうね、唸りましたね。仲入りを挟んで5席目はですね、ちょっと長めです。長めって言ってもね、長めって言ってもそんな長くないですよ。
パンフに書かれていたのは25分です『お菊の皿』。このお菊の皿もいじりたくなる話だし、いろんな人がいろんな風にいじってるじゃないですか。ほぼストレートですよ。ほぼストレート。一箇所だけちょっとだけくすぐりで、あの今っぽいのがありましたけど、ほぼストレートなまんまなのに、まあ面白い。びっくりしますよ。
なんかね、改めて古典落語の凄さというものを非常に極めて優れた技術で思い知らされたっていう貴重な体験ですね。
一琴師匠、この言い方は多分、お気に召さないと思いますが、もう名人じゃないですか。やっぱりね、その多くの厳しい賞について、厳しい道を歩み、とにかく数多くのネタを覚えこなし、
かけて、さらには井上新五郎正隆先生のドージン落語までやり遂げ、こういったものがね、全部体の中に入っていて、で今回のその寄席ようにネタをちょっと縮めてやるっていうところにぎゅーっと濃縮されちゃってるんですよ。
このシリーズね、皆さんにとって幸運なことに、8月以降も毎月、しかも日曜日、らくごカフェ昼でやりますから、もうこれ来てください。来てくださいと言いましたけども、
今日もね、僕当日で行ったんですけど、結構ギリギリでしたね。もう満員です、ほぼ。なので、予約していきましょう。ちょっと正確な日付忘れましたけども、全部ネタ出ししてあります。
全部ネタ出ししてあって、もうほぼほぼスタンダードナンバーですよ。このスタンダードナンバーが改めてこんなに魅力的な古典落語なんだっていうことをね、もう存分に味わうことができる。そういう企画です。
ぜひこれはお勧めでございます。ということで、柳家一琴師匠はすごいぞ!ということでシェアする落語の四家でした。
一琴師匠ね、今度国立の芝居、国立演芸場、今国立演芸場お休みですけども、国立演芸場の企画は、企画というか興行は今いろんなところでやってるんですね。だから今度深川江戸資料館みたいです。
ちょっと正確な日付忘れましたけども、ちゃんと寄席興行でああいうのを聞かせてくれるって考えると、これまた胸ときめいちゃいますね。ぜひ柳家一琴師匠聴いていただきたい!ということでシェアする落語の四家でした。ではまた!
08:40

コメント

スクロール