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2023-11-13 10:29

【#120】柳家一琴の会 柳田格之進 23/11/12

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#落語 #柳家一琴
『柳田格之進』圧巻でした。凄い!
『四人癖』の巧みな仕草に大爆笑。
柳家一琴師匠、聴いたほうがいい!
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サマリー

落語カフェ柳家一琴の会での落語を楽しんだ人がいます。その人は、一琴賞の落語や柳田角之進の演技に感動していて、特に友情や仕草の美しさが印象的だと思っています。

一琴賞の魅力
はい、シェアする落語のshikeです。本日は、落語カフェ柳家一琴の会、久しぶりに行ってまいりました。
僕は一琴賞が好きですので、本当は毎月やってますから毎月行きたいんですけど、
日曜日っていろんなものが重なったりしまして、なかなか足を運べない中で、やっと今年2回目かな、お伺いすることができました。
1席目がですね、僕は一琴賞と同い年ですので、色々と一琴賞のお話はですね、
すぐに画展が行くとか身につまされることが多いんですけども、枕で50方の話を振られてまして、
僕は幸いその50方になったことはないんですが、例えば老眼がひどいとか、そういうですね、
自分がどんどんおじいちゃん化していくと言いますかね、いうところは日に日に身に染みているわけですよ。
この50方に関するですね、一琴賞の枕が、ただでさえおかしいんですけど、おかしくて身に染みるというあたりがですね、何とも言えずいいですよね。
ここからですね、実はもう緻密な計算があって、そこからスルスルスルっと入っていく4人癖。見事でしたね。
今年のベスト3には入るなっていうのは間違いなく、やっぱり生で落語を聞くことの喜びを感じられる笑いですよね。
4人癖、癖ですから、要は仕草仕方の話なわけですけども、見事ですよね。
もともとなんか食べるところとか、表情の豊かさというのは一琴賞のすごい武器ですけども、
身体を使った滑稽さにおいてはもう本当にすごいなというふうに思いますね。
むちゃむちゃ楽しい。パントマイムのように見えてパントマイムではないですから、当たり前ですけども、
癖っていうのはパントマイムにならないですからね。しかも言葉があって初めて成り立つ、言葉とその仕草との連動性がリズムを持って初めて面白くなるわけですよ。
まあやったらおかしいですね。でっかい声で笑っちゃいました。
1席目のゴンスケ上賃。ゴンスケ上賃は基本誰がやってもまあまあ面白くまとまる話だとは思うんですけど、
やっぱり一琴賞はほどの良さがあって、ゴンスケが強烈下品になりすぎないですよね。
要は臨機の話ですけども、
お二方も内なる炎をメラメラとさせながら、大棚のおかみさんと大棚の旦那に囲われている女性というところでの
プライドを真ん中に置いた品の良さみたいなところっていうのはきっちり保たれているんですよね。
そうするとこの話の世界観がくっきりとしているというかね、そんなところを感じました。
で、中入りを置いて柳田角之進。
柳田角之進の演技と友情の美しさ
やー感でしたね。
正直に申し上げてね、僕この話そんなに好きじゃないんですよ。
まあ要はこれは武士が対面で生きているというか、というところですよね。
武士の守るべき世界観みたいなもの。
それがちょっと強すぎて、古典落語でよくあるパターンですけど、だいたい女性が犠牲になるっていうあたりがちょっとそれほど好きではないところがありまして。
なんですが、圧倒的な演者の力を持ってすると、機体な話も好きに聞けてしまうっていうのはよくあることなんですよ。
嫌いってほど嫌いでもないですけど、でもまあはっきり好きじゃない話をここまで魅了していただけるというのは本当にすごいことだなというふうに思います。
で、何がいいって実はね、冒頭のところなんですよね。
この話っていうのは、老人と商人の友情とそれが壊れてっていう話ですよね。
だからこの老人と商人の間に友情が生まれてくるっていうところの良さがしっかり出てなきゃいけなくて、それはまずセリフじゃないんですよね、実は。
それ今日気がついたんですけど、最初の地語りの部分、ちょっと講談っぽいようなね、地語りの部分がしっかりあって初めてそこにセリフが乗っかってきて、
お月見をして月を見て、月を見てもまたあなたと語を打ちたいっていう気持ちになるっていうですね。
男と男の修羅場でもなんでもない語ですよね。語っていう共通の趣味でもってだんだんと心が近づいていって、
まあ境遇の違う2人が友達になるっていうところでこの美しさ、これが素晴らしいんですよ。だから後のこの友情に亀裂が入ってしまうという悲劇が際立つ。
これはね、本当に今日は圧巻でした。あとあのすいません、最初の話に戻っちゃうんですけど、4人癖がやっぱすごいなって思うのは、
とにかく一気に師匠の話の持っていく方、その仕草でもって往来したんですけど、よくよく考えるとこの話に何が出てきてるって、江戸の人ってほんと暇だってことですよね。
この暇さ、この余裕さっていうのは、むしろ贅沢ですよね。で、もう一回屋根木戸格納村に戻って、囲碁でもって友情を温め合うっていうのが風画であり、
何とも言えぬ僕らの今の社会にはなかなか成し得ない時間をかけてゆっくりと近づいていく男同士の友情みたいなものがですね、美しいですよね。
囲碁ってそういうものなんですかね。笠子っていうのもそういう感じの囲碁と友情がテーマになってますわね。
ここはね、そういうことを感じさせてくれるっていう強烈な説得力が、僕は今日の一気に師匠の柳田格納氏にあったなってことを感じました。
一気に師匠、先ほど申し上げました通り、落語カフェで毎月、私がお運びやすい日曜日に毎月一回、日曜日のお昼間に会をやっていらっしゃいますので、
ちょっとでも落語好きだっていう方にはぜひ一回聞いていただきたい。次回は文子もっとりだったかな。
多分いいと思うな。今日の柳田格納氏にも聞くとぜひ聞きたいんですけど、実はこの日僕自分の会なんですよね。
残念ということで、今日は一気に師匠の素晴らしい講座を楽しむことができました。シェアする落語の式でした。ではまた。
10:29

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