深川江戸資料館での落語会
はい、シェアする落語の四家です。11月22日土曜日、深川江戸資料館の火の見櫓前。
深川江戸資料館というのは要は博物館で、ご存知の方も多いと思いますけれども、江戸の長屋を、
深川の長屋をですね、もう完全再現したテーマパークっぽいですね、博物館なわけでございますが、
ここの深川江戸資料館の火の見櫓の前で伝統芸能をやるというのが毎月一個ありまして、
今月は落語、三遊亭、好の助師匠を聴いてまいりました。結構いっぱい椅子が並べられるんですが、ほぼ満員の状態。
ただちょっとお子さんがね、親が無理やり連れてきた感じのお子さんがいたというのがちょっとね、というところはあります。
まあ博物館だしね、しょうがないですね。30分間ということで好の助師匠が軽くまくらで温めた後、一席目は『時そば』。
時そばの季節になってきましたね。先週はね、義士伝を聴きましたし、だんだん寒くなってるなという感じでございます。
ちなみにですね、この深川江戸資料館の火の見櫓のすぐそばですから、今回の高座のすぐそばに当時のそば屋の屋台が置いてあるんですね。
ここにね、割ってない丸箸がありましたよ。屋台は結構重そうなんですよね。あれを持って商売してたかと思うとすごいなというふうに思います。
好の助師匠ですからね、もう正統派の時そばというか、時間もそんななかった中での2席ということですから、くすぐりもそんなに入れずにスパンスパンスパンといい流れでね、さっぱりとうまい。
そばはまずいですけども、そば食うところが特にね、もうピシッと決めましたね。あそこはちょっとむずがってた子供をグッと引きつけられてるなっていう感じがありました。
で、2席目がですね、『蜘蛛駕籠』ですね。もう荒熊さんのところが本当にシンプルなのにめちゃくちゃ面白いんですよね。やっぱりあの荒熊さんはね、あれ以上しつこくやっちゃうとやっぱり好の助師匠っぽくないんでね。
あのさっぱりした中でしつこく繰り返すあの感じがね、もう実にいいですよね。
深川江戸資料館のね、落語をやるためにできてるスペースではない、あと非常に天井が高いという中で、なかなかここで落語をやるのは大変なんじゃないかなっていうところもありますし、ちょっとねむずがってる子供もいるというところもあったわけですけども、そのあたりは好の助師匠ですね。
気にしてないのか、してない風に振る舞っているのか、どっちにしてもね、ちょっとクールな感じでもってですね、いつも通りさっぱりとガッツリと面白い落語を30分スッとやって、スッとお帰りになったという感じでございます。
深川江戸資料館はね、とにかくその江戸の落語の雰囲気が味わえる、長屋がね、ずらっとあったり、船宿があったりしますんで、それでもってたった400円ですから、ぜひですね、これ落語がかかっている日に行くとですね、いいんじゃないかなっていうところで、
まあ、あの毎月、伝統芸能はね、落語だけじゃなくていろんなのが出てくるんで、落語は年に何回かなんですけども、そこを狙って行ってみるのもいいんじゃないかと思います。好の助師匠多分ね、来年も出るんじゃないかな。
今年っていうかね、来年3月ぐらいまでも出る日と決まってますんで、ちょっと調べていただければいいんじゃないかなと思います。シェアする落語の四家でした。ではまた。