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2025-11-18 08:20

【#291】第255回大和田落語会 宝井琴調 三遊亭ふう丈

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#宝井琴調 #三遊亭ふう丈
大人の男の魅力が香る宝井琴調先生の講談に、過激さと人柄の良さが見事にブレンドされたふう丈さんの新作落語、そして旨い酒。これ以上何を望みましょうや。琴人さんも順調に成長中。
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サマリー

大和田落語会では、宝井琴調先生と三遊亭ふう丈さんの公演が行われており、両者の口演が魅力的です。特に琴調先生の講談の巧みさや、ふう丈さんの新作落語が印象に残っています。

大和田落語会の魅力
はい、シェアする落語の四家です。11月16日日曜日京成大和田駅近く丸花で大和田落語会に行ってまいりました。
今回はですね、なんと、トリに
宝井琴調先生がご出演されるということでですね、そしてもう一方は、この度、
2代目三遊亭円丈を襲名むすることになる 三遊亭ふう丈さん、
同郷のお二人ということで、楽しみに行ってまいりました。
開口一番が、もう今地元では大人気 宝井琴人さんですね。この回でも僕は聴くのが2回目になります。
ネタは『五條橋』。弁慶と義経の出会いですね。
なんかね、貫禄ありましたよ。
すごく落ち着いてね、 実にいい感じでありました。
楽しみですね。そして、三遊亭ふう丈さん。
真打昇進決定と円丈襲名というご挨拶をしたところで、今回どうしてここに呼ばれるようになったか、という話がですね、
めちゃくちゃ面白かった。 神保町のゆにおん食堂で
琴調先生とパーティー、お誕生会かな、をやろうとしていたら、そこに大和田落語会のメンバーがいて、
いろいろあってお二人とも出演することになったというですね、面白い話でございました。 ここからですね、またね、こういうところにこの人は目をつけるんですね。
メルカリをテーマにした新作落語『メルカリ綺談』。 メルカリという非常に新しいものに
作家とその妻というですね、縦糸横糸で絡めていくというですね、非常によくできた新作を聞かせてもらいました。
笑っちゃいました。 ここで宝井琴調先生、ご登場でございます。
いやもうとにかくね、もともとかっこいいとは思ってたんですけど、まあもう茶目っ気がすごいんですよね。その茶目っ気のそのチャーミングさがですね、
素晴らしくて、ネタは『人情匙加減』だったんですけど、 まあさじ加減はあの
歌奴師匠とか、わん丈師匠とか、 結構落語でもかけられる方結構いらっしゃるんですけど、落語とは、またちょっと違った角度からね、
お笑いをこうふんだんに突っ込んでくるんですよね。もうこの辺のね、なんていうのかそのあの 大きな人間の大きさというのを講談としてそのヒーローのストーリーとしてしっかりこう
名人芸で聞かせていただけるんですけれども、一方でこのね、小物。 小物の描き方がね、
もう実にいい感じで小物なんですよね。まあこのあたりは
大人の余裕、大人の魅力というですね、 実にいい講談を聴かせていただいたなぁと。
で、仲入りを挟んでふう丈さんがまた出てきて、今度はこれは僕も好きなネタ『おすそわけ』という噺ですね。微妙にジェンダーの話もですね、
絡んでる気がするんですが、ふう丈さんってね、女性が上手いっていうか女性の役をやるときの面白さがね、すごい際立つんですよね。
確かね、ゆにおん食堂でこれを聴いてここに出てくる料理を食べる会があったなって、
行きたかったなというのもあったりしますが、非常に楽しませていただきました。 で、続いて
演目の深さ
宝井琴調先生がトリなんですけども、やはりもうね、ちょっと寒くなってきたというところでですよ。
あの ここはもう義士伝です。義士伝で何で来るかなぁと思ったんですが、
『赤垣玄蔵徳利の別れ』でしたね。もうこの噺は僕は大好きで、
忠臣蔵のね、銘々伝の忠臣蔵じゃない、赤穂義士銘々伝の中でも本当にトップクラスに好きな噺ですね。
で、いろんな方がかけられていて、それぞれに面白いんですよ。それぞれ聴いて泣いちゃったりするんですけども、
なんていうかやっぱりこの男のね、男のその兄弟の
その互いをこう、ダメな部分もありながらもそのリスペクトしていく姿というものが
リアルにかつ、その語りそのものが
地語りの部分のリズムからして、この噺のテーマとなるですね、別れという
明るい別れなんですよね。もちろんあの根底にあるものはとても悲しいことなんですけども、これ弟死んじゃうわけですから。
でも大願を果たすという非常に名誉を得ることができるというところの満足ね、その満足
今その自分の人生に満足しているというその口調とその表情もありますね。
まあとにかく琴調先生さすがだなというところと、やっぱり大和田みたいなね、こんな小さな会で、
こんな至近距離で素晴らしい名人芸が聴けるという。この大和田落語会にも新たな1ページといってもいいんじゃないですかね。
素晴らしかったです。
で、今回も打ち上げに参加させていただいて、琴調先生とも
ふう丈さんともちょっとお話をさせていただきました。大変楽しんでございましたし、いろんな方がいろんなものを持ち寄ってしまうんで、いろんな料理やり、いろんなお酒やり、もともとね丸花さんの料理は美味しいわけですけども、そこにあの
ひらめの船盛りを持ってくる、よくわからない人がいらっしゃって、大変美味しくいただきました。もう大盛況でございましたね。楽しかったです。
ということでですね、まあ今後もその大和田落語会、結構ですね、すごい方が出演する予定でございますので、
ぜひですね、チェックして、京成電車に乗って行ってみていただきたいなというふうに思います。シェアする落語の四家でした。ではまた。
08:20

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