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2023-07-28 08:35

【第96回】祝10周年!笑福亭希光独演会23/7/23

#笑福亭希光 #落語 #笑福亭べ瓶
「落語家にとって10周年は中途半端」は確かにその通りだけど、希光さんの充実ぶりが存分に楽しめた会でした。べ瓶さんの爆笑爆発高座も素晴らしかったです。
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サマリー

笑福亭希光さんの落語家生活10周年の記念の会に行って参りました。キコウさんの喋りや希光さんの10周年を振り返る内容だけでなく、ベベさんの新作やパワフルな話もございまして、楽しい会でございました。

落語家生活10周年の記念の会
はい、シェアする落語のshikeです。
前日7月22日はですね、林彰彦さんをお招きいたしまして、シェアする落語第32回開催したわけですが、
翌日の7月23日は、最近私がちょっと追っかけさせていただいております、
笑福亭希光さんの落語家生活10周年の記念の会に行ってまいりました。
中野芸能小劇場。はい、いいですね、いい会場です。
なんか、だいたい埋まってた感じですね。
満員ではないけど、ほぼ満員に近いような入りで。
で、開講一番が笑福亭千鶴子さんなのかな。
鈴賀森。なんか、UBC前座さんの感じですね。女性の前座さんなんですが、
これはね、たぶんね、この千鶴子さんのせいじゃないと思うんですけど、
ちょっと長い。鈴賀森って話自体がちゃんとやると結構長くなっちゃうんで、ちょっと長い。
何が長いかというと、その後のプログラムが結構詰まってるんですよ。
で、ここで開講一番にこんなに長く喋ってもらわなくてもよかったんじゃないかなというような気がいたしました。
で、ここで希光さんが上がりまして、結構たっぷりめの10周年を振り返る、
10周年全部は振り返れないですね。もっと言うともう芸人生活始まってくらいのところから振り返ってましたから、
そうするとですね、希光さんの場合、まず小築芸能で漫才術師として活躍し、
その後東京に来て、しばらく飲食店の関係で働いた後に吉本新喜劇に入るという。
その後、鶴甲市のところでCD入れするというですね、そういう流れがありますので、それ全部喋ってると一晩かかっちゃう。
その中でとっても驚きのある話を一発ボンと入れた後に、
10ゲームの改作ですね。これがSDGsに引っ掛けた10ゲームというですね。
要するにこういう、たぶん頼まれて作った感じのネタなんですけども、こういうのもさらっとうまいんですよね。
10ゲームのパロディいっぱいありますから、割と作りやすいんだろうなというところはあるかというふうに思うんですが、
やっぱりちゃんと言い立てをやらなきゃいけなくて、そこをサラサラサラっていく感じがね、とってもいいなというふうに思いました。
続いてキコウさんの2席目が、ツッチュウっていう新作で、僕はこれ聞くのを2回目なんですが、
いや2回目が聞きたかったですね。この話は僕大好きで、なんだろうな、このキコウさん独自のセンスっていうのをどういう言葉で言い表したらいいかわからないんですけど、
やっぱりシンプルはシンプルなんですよね。とってもシンプルはシンプルなんですけど、
あ、そうだ、後でね、この次の幻視像に出た方がそこを指摘してましたね。
吉本新喜劇が活かされた新作ではないかというようなことをおっしゃってました。
そうなのかな、僕吉本新喜劇はほぼ知らないので何とも言えないんですけど、
ただそのね、極童物というか、お笑い極童物のどだわたした感じと、斬新なコンセプトが綺麗に融合しているところっていうのが、なんかいいですよね。
ベベさんの新作やパワフルな話
普通にゲラゲラ笑っちゃいます。
で、ここでゲスト、正復帝ベベさん、キコウさんとですね、ベベさんの関係というのがすごく不思議で、
芸人としてはキコウさんの方が若干先輩、その頃はどっちも小築芸能だったと。
ただ落語家としてはベベさんの方が圧倒的に先輩なんですね。
ベベさんは最初からずっと落語家ですから。
というところで、すごくどっちが上なのか下なのかっていうときつこうがですね、結構微妙な関係なんですけど、当然仲はいいというところで。
ここでベベさんがすごく愚痴ってたのは、時間が全然ないと。
このままだと打ち上げなんかいけないよというようなんですね。
打ち上げやめようとまで言ってましたね。
いうところで、最初書ける話を多分変更されたんだと思います。
変更して短時間でドカンと笑いを取る話に変えた。それが相撲場風景。
いやーやっぱりね、つるべっしょうたどると6代目ですよ。
正復帝昇格。
これがね、まあパワフルパワフル。
今年見た落語で一番パワフルでかつ一番笑ったかもしれない。
いや最高ですね。
やっぱりここでベベさんがドカンと短時間でバッと火をつけるようなネタを書けるっていうのが、
仲入り挟んだ後への向けての連携プレイなんですね。
仲入り挟んだ後で、鳥ですね。
鳥でキコウさんが書けたネタというのが、道乱の康介。
これもね、好きな話ですね。
神方落語の中で好きな話、ベスト5に入りますね。
喧嘩の仲裁が好きなおじさんが騙されるという話ですけども、
明治期の交通機関の話がトリックに入っていたりして、とってもいいなというふうに思います。
でこのね、僕の好きな話だったんですけど、生で聞いたことはなかったんで、今回キコウさんが書けてくれたのは本当に嬉しかったし、
うまい!うまいです。
ただまぁ、まだ枯れるような年じゃないんで、まだ10周年なんで、
これからまたね、熟成をかけていくんだというふうに思いますが、
明治期の話っていうのも、背景を説明していいのか悪いのか、省略したほうがいいのかみたいなところって結構大変だと思うんですよ。
あとやっぱり、町の若いバカな奴らの会話が、嘘の喧嘩が本当の喧嘩にエスカレートしていくようなあたりとかですね。
あの辺はね、うまいな。本当にうまいと思います。
楽しかったです。
やっぱりね、こういう神方落語を僕ら関東の人間は待ってますね。
本当かな?
いや、関東の人間に聞いてほしい神方落語というのは間違いないですね。
こういうじっくり聴講っていうのはね、なかなか聞ける機会がないので、
僕としては貴公さんにこの規模の会をなるべくしょっちゅうやってほしいなっていうのは思いますね。
たっぷり正福帝貴公の落語を聞きたいなというふうに思っております。
そんな感じでですね、貴公さん10周年おめでとうございます。
そしてラジオトークのですね、世界ニュースで最後に謎かけもですね、
貴公さんがお一人で毎朝やっている番組、これも1000回を超えてますます面白さをパワーアップしながら毎日更新中でございます。
こっちもチェックしていただきたいということで、シェアする落語の式でした。
ではまた。
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