気候さんの特集会
はい、シェアする落語のシケです。本日5月14日は、気候の落語、新宿向かう、昇福亭気候さんの特演会に行ってまいりました。
昇福亭気候さん、皆さんご存知かと思いますが、昇福亭鶴子市のお弟子さんで、
元々ね、昇竹芸能に行ったり、吉本新喜劇に行ったりという、オーラインフィールドに行った方が、鶴子市のところに入門されて、
今年で、ちょうど10周年ということらしいです。
1席目がね、始末の極意という、髪型のいわゆるシワイヤーですね。
東京でいうシワイヤー、ケチの話ですね。
フルバージョンになると、こんなにいっぱいケチの話があるんだというですね、ケチケチのオンパレードでございまして、
半分ぐらいはね、他の話に入れ込まれたものであるとか、小話であるとか、シワイヤーで聞いたやつなんですけど、
こんなケチもあるのかっていうようなですね、ケチテクニックの話がですね、どんどん連発してきて、
かなり話としては長いんですよ、なかなか。
これがですね、ケチが出てくるたんびに、重箱に折り重なっていくたんびに、もっともっと面白くなっていくという、
そんな仕掛けの話なんですが、この始末の極意に合わせる形で、
キコウさんの九州中国地方の落語会の様子の話がありまして、
要は一人で落語会をやりながら、どうやって利益を上げていくか、赤字を出さずに経費を抑えていくかっていう話がめちゃめちゃ面白いのと、
俺もそういうことやっちゃうなというですね、共感がありまして、これはなかなか良かったですね。
で、二石目がですね、ちょっと演目がわからないんですが、新作です。
これはね、単純にそのアイディアがとっても面白かったです。
人狂をもろと言いますか、ヤクザというか暴力団の人が出てくるんですが、
その人がある中毒になっていて、その中毒を和らげるために古文たちが頑張るという、そういうお話なんで、
いつも悩むところですが、新作ってどこまでネタ割っていいのかなっていうところですが、これぐらいにしておきます。
一つにはめちゃめちゃ面白かったなっていうのと、
ある中毒になっている親分の中毒を癒されるところのセリフが素晴らしく良かったですね。
救いがある、非常にバカボカしい救いですけど、非常にバカボカしい救いがあるところがすごく良かったですね。
中入りを入れずに3席目は、みんながやってるからあんまりやってなかったというようなお話をしつつ、
確かにみんなやってますねという皿屋敷、神方落語ですから晩集になります。
始末の極意と新作
ほぼ一緒かな、流れは。ちょっと晩集の方が長めなのかな、ような気はしましたけど、話の仕掛けはもう全部一緒です。
そういう意味では、最近はこの皿屋敷という話は、いろんな過剰な演出が流行っていますが、
キコウさんは割と手堅く、かつですね、お菊がそこまで汚れてないというか、
最近お菊が汚れて大爆発する感じの演出が東京で多い気がするんですけど、神方だからなのか、何なのかわからないですけども、
そこまでお菊がオーバーにならない分、話のおかしみがじわっと伝わってくる感じと、やっぱりあれですよね、
ここが神方が強調されるのか、キコウさんの演出がそうなのかわからないですけど、
行く途中の怖がり方、お菊さんの音が出るところを見に行く途中の怖がり方が最高でしたね。
声を相当張ってバーンと行く感じがすごい良かったです。
というわけで、もうちょっとキコウさんとしては、この回は短めに切り上げたいと思っているんだと思うんですが、
特に枕が面白すぎて、話も3席きっちりやるんで、それなりに長い時間になります。
でも中入りなしで、こうやって3席ビシッとやっちゃうっていうのも、なかなかいい感じでございますね。
で、終わった後に希望者だけ打ち上げをその場でやるということで、何名かの方が残りまして、僕も残りまして、
落語談義に花を咲かせたというのが今日でございました。
いつもね、各月か毎月か忘れましたけど、ムカウさんでこうやってキコウさん落語会をやってるんですが、
7月の23日、7月の23日にこのキコウの落語が、中野かな?中野の、確か芸章だったと思うんですが間違ってたらごめんね。
テキストを書いておきますんで。
ゲスト、小福亭ベベさん。
ベベさんとキコウさんの間柄っていうのがすごく複雑で面白いです。
多分この2人とも落語はめちゃめちゃ面白いと思うんですけど、さらにこの2人のトークっていうのは絶対面白いはずなんですよ。
これはね、みんなぜひ行ったほうがいいです。
で、7月の22日がですね、私ともシェアする落語の第32回林谷清彦さんの登場で落語会やりますんで、どうですか?
この7月の22、23、同日かな?でございますので、ぜひですね、連続で落語会に来てみるというのはよろしいのではないかなというふうに思います。
シェアする落語のシケでした。
キコウさん面白いからみんなで聞こうね。
ではまた。
