劇場での爆笑パフォーマンス
はい、シェアする落語の四家です。7月13日日曜日、深川東京モダン館におきまして、シェアする落語第40回春風亭昇輔開催いたしました。
ご来場の皆様、スタッフの皆様、ご出演の春風亭昇輔さん、本当にありがとうございます。
今回はですね、とにかく受けた。落語3席がまあ受けましたね。もう深川東京モダン館の屋根が大丈夫かっていうぐらいのですね、昭和7年の屋根大丈夫かみたいな、もうそれくらいの勢いですよ。
まくらを入れたらもう4席と言ってもいいと思うんですけども、まくらのまあ的確な言葉使いの中の話し運びの上手さ、皆さんご堪能されてましたね。ネタバレしないように言いますけど、
JAXAっていう言葉が出た時にドカーン。もう僕もですね、裏にいるんであんまり声を立てないようにしてるんですが、たまらずここはもう笑ってしまった。おー笑いしちゃいましたね。で、そこからまあシームレスに、とってつけた感ゼロで『あくび指南』に入るんですね。
この『あくび指南』んもですね、工夫に工夫を重ねているんでございましょう。まあ面白い。ドッカンドッカン受けてました。そのまま2席目がですね、いよいよ新作でございます。僕も大好きな、裏にいないでね、客席で見たかったなぁ。
『ワンダーマジック』ですよ。まあこれはね、もうご存知の方も多いと思います。もう爆笑ですよ。爆笑ネタなんですけど、本当に客席爆笑しましたね。いやすごい。で、仲入りを入りまして、3席目がですね、もうちょっとこうしんみりした方向とかね、もうちょっとなんかあの風情がある方向に行くのかなと思ったら、手を抜かないね。
昇輔さんは。『ミステリアス・ルイ』。僕が昇輔さんに出演依頼を送るきっかけになったネタですよ。これがね、受けてましたね。本当に受けてましたね。前半の最初のつかみの部分でもって、もうまずそこで爆笑するんですよ。
で、その爆笑した後に香盤にまたドラマが待ってるんですね。で、ここをね、その人情噺っぽく持っていく人って結構いて、それはそれで嫌いじゃないんですけど、もう昇輔さんのこの『ミステリアス・ルイ』は最初から最後まで、もうぶっ飛んだお笑いがバンバンバンバン続いていくという感じですね。
「お笑い」って、いま口滑らせて言っちゃいましたけども、これ映像化無理でしょ。ね。あの警察署署長があんな風になってしまうなんてことは、絵としては絶対無理なんですよね。
だけど、あの昇輔さんの落語世界の中においては、なんとなく信用しちゃう。当座のものとなってしまう。誰も疑義を挟まないっていうあたりがね、面白いですよね。
今回からちょっと写真撮影タイムをここに入れて、入れた後に僕と昇輔さんの対談ということになりました。なかなかねメリハリがあるお話が今回できなかったかなと思うんですが、ご予約の時にね、質問どうですかみたいなことを書いておりまして、そこにお答えいただいた内容を元に、
今回座談会を進めさせていただいたんですけども「駒沢大学落語くらぶ」の頃のお話から、今に至るまでというところですね。全体的にドラマチックでは、そんなないんですけどね、穏やかに芸協の良さみたいなところがすごく感じられると思います。
ような話だったなというふうに思いますし、何よりね、ご自身が面白いし、瀧川ないし春風亭、春風亭柳昇一門が面白いっていうところをですね。ワードセンスに何の気の狙いもなく、一番効率が良く相手の頭に情報を持ってこれるワードセンス、ワードをね、チョイスするんですよね。
この人は本当にそこがすごいなと思う。もう結局みんなで大爆笑ですよ。このまま大爆笑で終わっても良かったんですけど、一応なんかね落語が面白かったなっていうのを思い出していただくことも込めまして、三本締めを僭越ながら撮らせていただきまして、お開きということになりました。
とにかく面白かったんでしょう。いや、でしょうっていうのは裏にいて全部聴けてないからなんですけども、まあ建物揺れんじゃないかと思うぐらいですね。ドカーン、ドカーン、ドカーンっていうですね、笑いが届いてきて、いや気持ちよかったですね。
ぜひですね、春風亭昇輔さんの会、まあなかなかね、他の人との会だとね、その魅力を全部出せない可能性もありますんで、できれば昇輔さんや昇輔さんと同年代ぐらいの方のですね、会に行ってみてですね、この春風亭昇輔のすごさ、爆笑落語をですね、ご堪能いただければというふうに思います。
次回は10月26日、立川談吉さんが出演ということで、こちらも楽しみでございますね。シェアする落語の四家でした。ではまた。