シェアする落語の開催
シェアする落語の四家です。こちらシェアする落語のスタンドFMはですね、落語界シェアする落語の宣伝のためにやっております。
たまに言っとかないとね。 4月の13日、日曜日、深川東京モダン館におきまして、第39回シェアする落語春風亭かけ橋開催させていただきました。
当日48名のお客様にご来場いただきました。誠にありがとうございます。
結論から言うと非常に楽しかったですし、シェアする落語がまたちょっと新境地だなというふうに思っております。
今回、島鵆沖白浪という初代男主浪燕枝、柳家のトップの名前ですけども、今止めなんですが、この燕枝が作った、圓朝のライバルだった燕枝が作ったこの島鵆沖白浪、なかなか全部書ける人はいなかったわけですが、
柳家三三師匠が12話にまとめ直して書けたと。これを春風亭かけ橋さんが継承されて、今年かけて1年かけて各月で2話ずつ12話を披露していくという、そういうことになっているわけですね。
今回はシェアする落語でもこの島鵆沖白浪の第1話、第2話をかけていただいたわけでございます。つまり滑稽噺が1回もない、ちっともないシェアする落語って初めてなんですよ。
どんなもんかなと思ったんですけど、おかげさまで大好評でございました。
本当に島鵆沖白浪という話は、ネットフリックスでドラマ化してもいいんじゃないかというようなことを言ったりしていましたが、
主催者ですから、裏でバタバタしながら、ちょっと捨て耳な感じで聴いてるんですけども。
あと配信で僕は見ておりますんで。
声のニュアンスだけでキャラクターを描き分ける、ニヒルだったり乱暴者だったり色っぽかったりする、いわゆる任侠者ですからね、白波者ですからね。
これが良かったなと思います。
もうアンケートでも大好評、続きが気になる、続きが気になると。
もう続きが気になる方はぜひですね、配信でも結構ですんで。
今週4月18日に梶原いろは亭で開催される、島鵆沖白浪のチケットあと2枚ぐらいあるから、直接行くも良し、また配信で聞くも良しですよ。
配信でも十分面白いですよ。
やっぱり生の迫力に皆さん引き込まれてましたね。
すごい。
ただ残念だったのはやっぱりかけ橋さんも虚偽話めちゃくちゃ上手いんで、そっちも聴いて欲しかったなと思うんですけども、本人がやりたいことを最優先という形でこんな感じのシェア戦略になりました。
落語の歴史と伝統
で、2つお話が終わった後で対談コーナーということになったわけでございますが、対談コーナーシェアタイム。
かけ橋さんのご自身の話と島鵆沖白浪の話って2つテーマがあったこともありまして、今回も伸びに伸びまして、打ち明け会場行くのが15分以上遅れちゃいましたね。
そういう話じゃないんですよね。途中で帰らなきゃいけない人が出ちゃいまして、この辺りちょっといろいろと反省点はございます。
多々に多々に反省点ございますが、面白かったんじゃないでしょうか。
かけ橋さんもバシバシ答えてくれましたし、僕がちょっと最近発見した、なんでダンシューロ返信は今一つマイナーなのかということで、一つの仮説がある本から引っ張ってきて、なんとなく見えてきたみたいなところがあって。
まあまあまあ面白かったと思いますよ。
だからね、掘り起こしのネタってこういうところがね、歴史が全部つながってくるんで、面白いんですよね。
つながってる歴史の上に全ての落語家は立っているので、かけ橋さんも元々イアネケイアで移籍して、春風亭柳橋一門、三沢市長のところから春風亭柳橋市長のところに移られたわけですよね。
どっちも柳なわけですよ。
この柳の伝統の話をやりたいということで、三沢市長にお願いをして、この話を自分のものにしたという、そういうことなんですね。
歴史の上に立っているっていうところがね、やっぱりまだ伝統芸能としての落語の楽しさみたいなところがあるんじゃないでしょうか。
ただあくまで落語は大衆芸能なので、今目の前のお客さんを喜ばせるために動く。
だから今のお客さんのためにどうやって今の生活スタイルに合わない連続ものっていうのをかけていくかというときに、かけ橋さんが考えられたのが、各月2話ずつ全12回で配信もやるというこういうスタイルですね。
非常に野心的でいいんじゃないでしょうか。
二つ目がね、こういうことにチャレンジすることがわりと歓迎されるような風潮になってきたっていうのもとてもいいことだなっていうふうに思います。
そして打ち上げもやりまして、ベロベロに酔っ払って今日は頭が痛いという、そんな式でございます。
次回7月13日は春風亭昇輔さん。
ここはまたガラッと変わって、新作落語、古典落語もいいです。
どっちにしろこの人は熱く語るけども熱苦しくない爽やかな落語。
いいですよ。3の線に自分を見せといてちょっと2の線も見えたりする。
面白いしかっこいい。
これは万人におすすめな感じでございます。
ということで、今回のシェアする落語第39回春風亭かけ橋。
ご来場の皆様、スタッフの皆様、ボランティアスタッフの皆様、そしてかけ橋さんどうもありがとうございました。
そして第40回春風亭昇輔の回ですね。
こちらのほうもまた一つよろしくお願いします。
シェアする落語の四家でした。ではまた。