2025-05-16 35:03

#97 デザイナーはどのように案件を獲得しているのか?

アジェンダ:
  • 案件獲得のチャネル
  • 営業スタイルと信頼構築のバランス
  • 依頼を増やすためのポイント

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Ryuichi Sakurai (Marketing Specialist, btrax) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠LinkedIn⁠⁠⁠⁠⁠

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btraxは "We design the future by bridging the gaps." がビジョンのデザイン会社です。これまで日本、アメリカなど諸外国を含め300社を超える企業様に向けてUXデザインを軸に最適なユーザー体験を生み出し新たな価値の創出に貢献してきました。詳しくは弊社⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ホームページ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠をご覧ください。最後までご視聴頂きありがとうございました!今後ともデザインに関するお役立ち情報を配信していきますので、是非チャンネルフォローよろしくお願いします。

サマリー

デザイナーやデザイン会社が仕事を獲得する方法について、特にフリーランスや経営者向けに様々なチャンネルを分析し、具体的な案件の取り方を紹介しています。既存顧客や新規顧客の獲得チャンネル、またマーケティングや営業の重要性について深く掘り下げています。デザイナーが新規案件を獲得するためのアプローチについて、営業活動や顧客との信頼関係の重要性が語られています。また、ブランド力やブランディングが仕事の受注に与える影響についても触れられています。デザイナーがどのように新規顧客を獲得し、既存顧客から案件を増やすかについて議論されています。特に安受け合いを避ける重要性や、実体験から得た教訓が紹介されています。

デザイナーの仕事の取り方
サンフランシスコ・デザイントーク、この番組は、サンフランシスコと東京に拠点を置くデザイン会社、BTRAXのCEO、Brandonと、デザイナーの彩香が、日本で働くデザイナーや、デザインをビジネスに取り入れたい方向けに、様々なトピックについて深く話します。
はい、サンフランシスコ・デザイントーク、本日も始めていきたいと思います。MCを務めます、りゅういちです。本日のBrandonさん、よろしくお願いします。
本日のテーマですが、デザイナー、デザイン会社の仕事の取り方というところで、今回対象とするのは、フリーランスのデザイナーと、デザイン会社の経営者向けというイメージで。
そうですね、まさに我々BTRAXがどのようにして仕事をゲットしているのか。これは多分他のデザイン会社さんもフリーランサーさんも活用できるというか、共通している仕事の受注方法だと思うので、
意外とファンダメンタル、非常に基本的かつ重要な、どうやってデザインビジネスをやっているかという話をふと気づいたら、ほら、他のポッドキャストとかデザイン系のポッドキャストとかブログでも意外とシェアされていないんだよね。
結構生々しいからだと思うんですよ。仕事をどうやってゲットしても、どのビジネスもどの商売も、まず仕事が入らない限り成り立たないじゃない?
間違いないですね。
すごい重要なトピックなのに、あまり語ってくれている人がいないので、今回話しちゃおうかなと思いました。
いいですね。ちょっと具体的な案件の取り方のチャンネルって言うんですかね。そこら辺をちょっと教えていただければ。
まさにこれって、りゅういちも今うちの会社でやっている業務が、マーケティング系が多いじゃないですか。
マーケティング系の仕事って、仕事の獲得につながる施策をすることだから、直結したトピックだと思うんですけど、いわゆるマーケティングチャンネルってやつですね。
そうですね。
今回は、マーケティングとあとは営業チャンネルのことに関して話そうと思うんですけど、まず大きく分けると、クライアントさん、うちのお客さんを分析してみると、新規顧客と既存顧客に大きく分かれるんですね。
新規は今まで仕事をしたことのなかった会社さんとかから仕事をいただいて受けたケース。既存というのは以前より仕事をさせていただいているところからまた仕事をいただくっていう2つに分かれます。
まず最初の分岐ですね。新規と既存。
新規はどういうところから仕事を取っているんですかということで、僕が分析した結果、チャンネル8ありましたね。
8もあるんですか。
なので1個ずつ紹介して、それぞれのプロコンというかメリット・デメリットみたいなのがあるのでちょっと触れられればなと思いますね。
まず1つ目、既存顧客から紹介されるパターン。
既存顧客。
今仕事させていただいている会社さんから、そういえば知り合いとか知り合いの会社でサイトのデザインしてほしいとかアメリカ向けにリサーチしてほしい会社さんがあるんだけど、
ビトラックスさん相談できるんですかって言われて、ぜひぜひご紹介くださいって言ってご紹介いただいて、そこから仕事につながるケースがまず1つ目があります。
これが1つ目。
次が似てるんですけど、友人・知人から紹介される。
その相手が顧客じゃなくて、普通に趣味で知り合った友達とか、普通の友人・知人みたいな人から、そういえばブランドの会社って今キャパ空いてるとか、知り合いの会社でもしかしたらお願いしたいとかあるかもよとか、
そういう関係で以前より知ってた人から連絡が来て頼まれるケース。
これ2個目ね。
3つ目がイベントとかパーティー。
イベントとパーティー。
例えばアメリカとかだったらネットワーキングパーティーとかって、目的が人と人がつながるためのイベントとかパーティーやったりするじゃないですか。
よく開催されてます。
日本でもたまにあったり何々系イベントってあるんですけど、それのネットワーキングタイムで知り合った人から、君の会社何やってるのって聞かれて説明したら、ちょうど今うちの会社ちょっとそれ相談したいかもみたいな。
そういうところで人と人がつながって仕事になるケース。
この最初の3つが結構その人経由じゃないですか。
チャンネルで言うと本当に古き良き昔からある人捨てってやつですね。
口コミとか人捨てみたいな感じで入るケースが最初の3つありましたね。
新規顧客獲得の手法
次に少しずつデジタルチャンネルも入ってくるんですけど、4つ目がオウンドメディア経由。
オウンドメディア。
オウンドメディアは自社メディアですね。
まさにこのポッドキャストがそうですね。
Pトラックスが運営していて、うちの会社は主にこのポッドキャストは僕自身が話してますけど、
あとはうちにはブログメディアがあってフレッシュトラックスっていうもう10年以上前から運営している
デザインとかブランディングとかイノベーションとかテクノロジーとかスタートアップとかに関しての情報を記事にして共有しているメディアがあって
そこで記事を読んでくれた人がPトラックスを知るきっかけになって興味を持って連絡してくれるケースがオウンドメディアですね。
これはホームページも含まれます。
そこはなかなか難しい考え方なんですけど、僕はオウンドメディアにホームページ入れてないんですよ。
マーケティングの仕分けとしてはオウンドメディアっていうのは情報配信をする場所だと思っているので、
ホームページは実は最後から2個目の7個目に入ってましたので後で説明するけど、
メディアはホームページじゃなくて記事とか情報配信をしているチャンネルっていうんですね。
次が外部メディアですね。
たまにインタビューを受けたりとかするニュースとかデザインに関しての情報メディア。
最近だと僕がBドラックスのジャパンオフィスと僕の取材をしていただいたのがアクシスっていう
建築系とかインテリアデザインを中心としたデザインマガジンがあるんですけど、
そこに取材を受けて掲載されたことでそれを読んだ人から知ってもらって連絡が仕事になるケース。
オウンドメディアとの違いは、オウンドメディアはもともとBドラックスの存在を知っていて仕事につながるケースで、
外部メディアは知らなかった人たちが知るきっかけになるっていう広がりのきっかけになるんですね。
既存顧客からの仕事の流れ
分かりやすいですね。
分かりやすいでしょ。
次が6個目がまさにSNSですね。
ソーシャルメディアで情報配信をして日々僕もやってますけど情報配信してそこで知ってもらってたまに来るんですよねDMとかが。
実際それで仕事になったケースもあるのでSNSもバカにならないと。
7つ目が公式サイト、ポートフォリオサイト。
これが先ほどのホームページ。
そうです、ホームページです。
うちだったらBドラックス.comが公式サイトになってるんですけど、いわゆる会社のサイトですね。
そこからの経由なんだけど、いきなりそこに来るケース。
マーケティングやってたら分かると思うんですけど、よっぽどのことがない限りURL叩くって少ないじゃないですか。
そうですね、こちらから仕掛けないとクリックしてくれなかったりとか。
だよね。
なので例えばさっき言ったいくつかのパターン。
オフラインで人からBドラックスって会社があるよって教えてもらってサイトを検索して見つけるとか、
オウンドメディア、普段からブログメディアを見ててこのメディア運営してる会社どんな会社なんだろうって見て公式サイトに来る。
あとはこのポッドキャストを聞いてBドラックスのことを知って公式サイト見た方もいるかもしれないし、
SNSのプロフィール欄に書いてあって知ったケースっていうのがあって、
公式サイトとかポートフォリオサイト、フリーランサーだったらポートフォリオサイトとかになるんですけど、
ちょっと二次的だったりするんですね。
一回どっか踏んでから経由して、実際の今までの実績とか見て、
ちゃんとしてる会社じゃんみたいな感じ。
最後が直接的営業ってやつですね。
プッシュ営業とか言われる、今まで実は7個話したのがほとんどがプル型って言われる、
ある程度待ってる状態っていうか、お客さん候補から連絡きて初めてお話が始まるケースなんですけど、
最後の8つ目は自分から売り込むってやつですね。
誰も自分たちの存在を知ってくれてない状態とかは、待ってても誰も来ないので、
すいません、うちの会社こんなことやってるんですけど、どうすかっていうふうに直接的に売り込みをかけるというパターンもあります。
これが新規。
既存からの仕事を受けるのはすごい少ないというか、
知ってもらってて仕事1回してるんでそんなに多くはないんですけど、
既存顧客から違う案件が来るケース。
例えばウェブサイトを作ってたクリエイターさんから、そういえば動画も作れるの?とか言って、
じゃあ今度動画作ってほしいとかあったりとか、
あとは既存案件の延長。
動画作って終わったと思ったら、ちょっとロングバージョンも作ってくれないとか、
英語バージョンも作ってくれないとか、ヨーロッパ向けバージョンも作ってくれないみたいな。
新規っていうよりは今やってるものの延長、カラオケで延長するみたいな感じ、時間を。
一番理想的な形な気がします。
理想的ですね。
3つ目は以前に仕事してしばらく途絶えてたけど、また久しぶりに連絡来てまた頼みたいって言われるケースですね。
これが既存からなんですけど、今言ったこの説明をそれぞれのことを話せればなと思うんですけど、
基本的に既存に勝るクライアントさんはいないと思ってますね。
一度ビートラックスのことを知ってくれてる、あるいは一緒に働いて、信頼してくれてるっていう意味で。
そうです。2つメリットがあって、1つがまさに信頼して、気心も知れてて、仕事のやり方も分かっているので、
簡単に言うとやりやすいってことですね、仕事。
もう1個が、新規顧客を獲得するためにあれやこれやとやることがないので、コストがかかりにくいってことですね。
りゅういちが普段やってる、さっき言い忘れてたけど、オウンドメディアの中に1個入れていいのはニュースレターってのもあるんですけど、
そういうのを日々コンテンツ作って配信してるじゃないですか。
それをやらなくてもいいってことなので、マーケティング活動があまりいらないから、時間とコストを削減になるんですね。
そうですね、確かに。
なので、どんなビジネスもそうなんですけど、一番理想的なのは一元産がいない状態なんですよ。
いわゆる京都の一元産お断りのお店がある理由は既存産で十分賄えているので、わざわざ新しいお客さんを取るリスクとコストをかけなくていいっていうことなんですね。
ただ、そんな物事はうまくいかないということで、新規は絶対必要だと思います。
多くの場合、始めはやっぱり捨てがないので、新規100%くらいから始まって、だんだん既存の割合が増えていくっていう。
理論的にはそうですよね。
そうなんですけど、これ以前のエピソードで、デザイナーはいつからプロになるんですかって質問のときに、僕が言ったのは、
プロのつもりなかったけど、何か頼まれたことで金品が発生したらその時点でプロって言ったんですけど、
それになると新規が何らかのきっかけで入ったことでデザイナーとしてデビューした場合は、
新規から入ってるんだけど、もう顧客がいる状態でデザイナーの仕事を始められるので超理想的なんですよね。
じゃなくて、デザイナーやるぞ、客がいないぞ、どうしよう、新規獲得しようっていうのがこっちのほうが一般的ではあります。
うちもそうでした。
ビートラックスの例で言うと、今は既存の割合のほうが多い?
そうなんですけど、一概に言えなくて、その年とその年によって変わります。
既存さんは絶対いらっしゃって、一番大切なチャンネルというか、とても重要なんですけど、
必ず新規の開拓はするようにしてますね。
デザイナーの新規開拓
会社の成長に必要であるのは間違いないし、
いろんな業界、いろんな会社の仕事もチャレンジしてみたいとか、
貢献できる相手が多いほうがいいなと思って新規開拓はしてます。
でもこれはデザイン会社およびデザイナーの考え方次第。
知り合いのサンフランシスコのデザイン会社の経営者なんかは、基本新規やらないっていう方もいるんですよ。
既存からの追加発注というか、いわゆる顧問契約みたいな感じでずっと仕事をやっていて、
仕事の量が減ったり増えたりするけど、基本的にはずっとやり続けている。
理想的なんですよね。経営が安定するから。お金が入り続けるんで。
で、その規模とその仕事内容を維持できればいいと思っている。
人もいれば、経営者さんによっては、どんどん会社を成長を大きくさせるために売り上げを増やして顧客がくっつくとこしまくるぞっていうフィロソフィーでやる人もいるので、
それはその人次第の考え方。
で、うちは基本的には新規と既存は両方ちゃんとやりたいし、たまに新規と既存のデザイン会社のデザイン会社は
新規向けにやってた施策が既存クライアントさんに対していいお知らせになるときもあるんですよね。
たまに既存のクライアントさんから、そういえばこの前のニュースレター見たんだけど、あんなサービスもやり始めたんだ。
じゃあうちでもお願いしたいかもって言われたこともあるんで。
マーケティング施策として新規向けでやってたと思ってたことが実は既存さんに対してポジティブ影響があるときもある。
営業の難しさ
ブログとかもそうだよね。既存のクライアントさんってうちのブログ読んでいただいてる方多いので、
それで追加発注につながる可能性もある。
日々の発信はもう馬鹿にできないというか。
それこそが差別感になるし、ノウハウ共有しまくろうと思ってるんでいいと思います。
ここまで一通り話したんですけど、どうやって仕事を取ってるかっていう。
僕はデザイン会社を経営してみた結果、新規の最後に言った直接営業というか、
こちらから営業するときにすごい注意しなきゃいけないことに経験上痛感してます。
いくつかあるんですか?
いくつかってもう論点は一つなんですけど、
ビジネス上というか仕事のビジネスモデル上、仕事が発注されてからがスタートなんですね。
物を売る会社さんというのは売れたらある意味完了じゃないですか。
車を売るセールスマンが頑張って営業して、この車いいですよ買ってくださいって寝切り交渉とかして。
売れたら達成じゃないですか。
でもデザイン業というのは、うちのうちに仕事頼んでくださいよって営業して、
じゃあお願いしますって言ってからがスタートじゃないですか。
これが顧客心理に営業どうしたか、どういう形で仕事が入ったかってすごい影響するんですよね。
簡単に言うと、こっちから仕事くださいって言って必死になってお願いしすぎちゃうと、
今度プロジェクトが始まってから変にこじれちゃうと、
クライアントさんが別に頼みたくもなかったんだけど、
お前が必死になって頼んだからと発注してやったんだからもっとやれみたいな、
すごい乱暴な言い方してますよ。
こんな言い方はしないですけどね。
必死になって仕事をゲットしようとしすぎたがゆえに、
クライアントさんと対等な立場が築けず、
信頼関係が結べず、仕事がやりにくくなったケースって何回かあったんですよ。
なので、デザイン仕事ってお客さんとの信頼関係とリスペクトを維持するのって
いいデザインをするのに絶対必須条件なんですけど、
仕立てに営業に出過ぎたがゆえに、
クライアントさんとのパワーバランスがおかしくなっちゃって、
お客さんの下辺みたいな立場になっちゃうと、
いい仕事はできないんで、ここのバランス難しいよねってことは常に考えてて、
なので、うちの会社には飛び込み業漫がいないんですよ。
確かに。
結構日本だったら多いじゃないですか。
たまに会社訪問とかすると入り口で内線の電話みたいので、
お話だけでも聞いてほしくて来たんですけどみたいな、新人の方とか見たり。
りゅういちも全職とかでやったかわからないけど。
やったことあります。
飛び込み営業的なやつ。
あれデザイン会社でやりすぎちゃうと、
ブランドイメージが既存するのと、
必死すぎるがゆえに撮った後で、
現場とお客さんがやりにくくなる空気を作っちゃう可能性があるんで、
ここのバランス難しいよなと思ってますね。
そうですね、これデザイン会社だけじゃなくて私の全職の経験でも、
飛び込みで向こうの御所ですぐ契約してもらったものって、
短期間で解約されてしまったりとか、
それが会社には結構マイナスに働いたりとか、
自分の業績にもマイナスとして評価されるケースがあって、
あんまりやっちゃいけないって言われてる。
どんなにその場で知り合ったとしても、
ちゃんと何回か段階を踏んで提案のプロセスとか、
しっかりとした決まったプロセスを踏んだ上でやらないと、
長期的な契約にはつながらない。
そこを取り締まる部分もありました。
そうなんですね。やっぱり時代とともにそこ変化してるんだ。
以前に道でインターンしてた人は、
某証券会社の若手営業エースの人だったけど、
彼から聞いた話だと、本当にすごい営業しまくるって言ってて、
顧客になりそうな方の家まで早朝行ったりとか会社行ったりとか、
退社前にオフィスの門の前で待ってたりとか、
手紙を送る、贈り物を送るをやって、
どうにか話を聞いてもらうのにやってるんだって言ってたから、
それやりすぎだよなと思ってたんだけど、
やりすぎるとあれだよね、
関係おかしくなるし会社の評判も悪くなるよね。
それが許されるのは会社のブランド力があるからだと。
そういうことですね。
基盤となるような万弱なブランドがちゃんとあって、
その上で営業マンが暴れるみたいな。
突然来たけど、有名な会社だし、伝統もあるし、
大丈夫かな?
今の話、すごくいいなと思ったのは、
ということはブランド力って大切だってことじゃないですか。
ブランディングって大切だよねっていう、
このポッドキャスト全体のテーマの一つなんだけど、
ブランディングの重要性をそこで、
営業してみて初めて分かるってあるよね。
そうですね。
誰も知らないような会社の名刺持って営業するのと、
誰でも知ってるようなロゴがついてるのと、
話聞いてくれるかどうかって、
コンバージョンレート全然違うと思うよね。
間違いないです。
ブランド力、ブランディングって重要ですよっていう話を。
なので、ビートラックスも、
最初からブランド力を高めることに、
一番重要視してやってるんですよ。
差別化とか、あとはイメージ的にポジティブにする。
一番理想的な状態って、
これデザイン会社だったら特にそうなんですけど、
とある2つのことを経由せずに仕事を受けられると、
一番いいと思ってるんですね。新規でも。
1つはコンペ。
コンペになってない状態。
ビートラックス、指名で。
ビートラックスさんしか検討してないんです。
っていうのが一番理想だけど、
多くの場合って3社ぐらいに声かけて、
提案させて、見積もり出させて、
検討して、一番いいところに頼むってことなんだけど、
コンペにかけられてしまうとやっぱり、
取れるパーセンテージが下がるし、
そこにかかるコストが上がるじゃないですか。
これコンペにかかんなきゃいいな。
既存だとかかりにくいので、そこもメリットなんだけど。
それが1つ。
僕がこの会社駆け出した頃は、
始めたばっかりの時は、
そんなこと言ってられなかったから、
コンペで勝つのに命がけでやってましたよ。
頭数合わせるためだけに声かけられたとしても、
本命がいたとしても、
そいつらを凌駕するぐらいに
いいプレゼンをしてやるぞぐらいで
取った時とかもありましたよ。
それぐらいコンペっていうのは大変なんですけど、
コンペにかかるとしんどいよね。
しんどいよね。
2つ目が、これが本当に
ここにはまっちゃうとしんどいんですけど、
何度かあって、
コンペの延長で
発注する前にデザイン出せって言われる時なんだよね。
サンプル。
会社始めたばっかりの時は出してました。
もう取ることに必死なので。
もう徹夜でも何でもいいから出しますよって言って。
もう契約決まってなくても、
お金もらえなくても、
とりあえずうちのデザインの素晴らしさを見せるために
作りますよってやってたんだけど、
それ、やっていくうちに
そういうことありきのデザイン業界にするのは
良くないと思ったんですよね。
これスペックワークって英語で言われるんですけど、
発注するのを決める前に、
お金を払う、拡約をする前に
ブランド力の重要性
1回サンプル出して気に入ったら
発注するよとか、
気に入ったら払うよみたいなことが
あしき習慣としてデザイン業界にまだあって、
それをやめようと思ったきっかけが
1つ、始めた3年目、4年目くらいの時にあって、
発注してくれなかったんですよ。
でもデザインパクられてたんですよ。
それウェブサイトだったんですけど、
試しに出してみてって出したら
やっぱりお願いするのはやめますって言われて、
しょうがないなと思ったんですけど、
数ヶ月後に、
これをうちがデザインしたやつじゃんっていう
そっくりなサイトが世の中に出たんですよ、
その会社から。
やめようと思った。
訴えたりしなかったんですか?
それでスタッフからさ、
ブラウンドどうするのって言われて、
まあいいよ、こんな奴らと関わるのめんどくさいから
スルーするって言ったら、
リーダーがそんなんでいいの?とか言われたんだけど、
まあめんどくさいから何も、
めんどくさいからっていうか、
コスとコスパが合わないんですよね、
訴訟したいもんね、そこは。
あとは確実に勝てる確証もそこには
法的なものがなくて、
コピーライトって難しい世界なので、
いわゆるパクリって難しい世界なので、
そこはスルーしたけど、
その時思ったのは、
すごい会社にして、
そこがまた頼みたくなっても絶対頼ませない状態まで
持っていこうと思った。
でもその時はもう本当にショックでした。
多分これ聞いてる人で、
デザイナーとかデザイン会社やってる人で
似たような経験したことある人山戸実はいると思う。
それぐらい珍しいことじゃないし、
よく聞きます、
この話は。
なので、
無料でサンプル出させるとか、
コンペにかけられるっていうことにならないように、
日々
実績、
いただいた仕事に
全力でいい結果を出すってことと、
ブランディング、ブランドイメージアップに
力を入れてる。
そんな感じですかね。
仕事の依頼を増やすポイントっていうところで、
何か。
これはね、
依頼を増やす
ポイント、
いくつかあるんですけど、
隠れたポイント。
もう手になりそうな
デザイナーの仕事の取り方
ポイントが
2つぐらいあって、
1つは、
クラウドさんと話したら分かるんだけど、
自分と同じ業界の仕事を
したことありますか?って聞かれるんですね。
デザイン仕事って、
業界関係ないっちゃ関係ないんだけど、
でもやっぱり顧客心理としてみれば、
食品メーカーだったら、
以前に食品メーカーの仕事を
したことありますか?
したことあったら安心みたいな。
こうありますよね。
あともう1つは、
これ仕事増やすというか、
仕事の規模を
上げていく
ポイントに近いんだけど、
これね、
以前にSNSで
コメントとかがあって、
いろんな説があるんだけど、
僕の今までの実体験からすると、
まず安い仕事からは
ダメ。
安受け合いはしちゃいけない。
そう、安受け合いを
新規顧客から仕事を受けるときに、
新規なんで、
まずは
予算の低いものから
発注されたりとか、
すごいディスカウントしてください
みたいなことがあるんですね。
人によっては
小さい仕事から始めて
信頼を勝ち取って
どんどん予算規模を
上げていこうという
ポリシーの方がいるらしいんですけど、
僕は経験上を
一回安い仕事を受けちゃうと、
その価格帯にロックされちゃうんですよ。
ロックインされちゃうんですね。
あなたの価値はこのぐらいだよねって
そこで決まっちゃうわけ。
なので、予算の低い仕事を
必死だからっていうことで、
労働対価に見合わないぐらいに
安く受けるべきじゃないと
僕は思ってる方なんですよね。
なぜならクライアントさんから
イメージがそこについちゃうから、
マクドナルドで300円のハンバーガー
食べてる人が
ある日
3万円払わないでしょ
マクドナルドには。
なぜならマクドナルドだから。
寿司屋で3万円払う人でも
マクドナルドだったら
300円しか払わないじゃないですか。
そりゃそういうもんだっていう
設定がされてるから
マクドナルドで3万円メニュー出したら
お前ふざけんなよマクドナルドの
クセにってなるじゃないですか。
そのクセにがついちゃうんですよ、
だから
薄い仕事からスタートして
そこから
仕事の規模を上げていく
とか増やすのは
意外とできません。
僕は経験上ですよ。
なので最初からちゃんと
価値に見合う見積もりを
出して
この金額です。
うちはそれくらいの価値を
提供できる自信があります。
なぜなら今までも提供してきましたから
ずーっと10枚の仕事が続いたりしますよっていう
僕の実体験だと
僕は全職で
飛び込み営業っぽいことで
最初小口の商品に入ってもらったんですよ
月に1回ぐらい通って
飲食店の店長だったんで通って
それでもうちょっとアップグレードしたやつに
入ってもらったっていう経験があるので
継続的に接点を持てるなら
小口からアップグレードっていうのもあるのかな
それは商品と価格が固定されてる場合はやりやすいですよね
でもデザイン仕事ってあまり形がないし
物を買うんじゃなくて価値を買うって考えた時に
それこそユーザー体験とかに価値が出る世界だとすれば
同じ仕事をしていくら払うかっていうのが
あまりには差がありすぎるんだよね
なのでデザイン仕事で小口案件って何なの?ってなった時に
本当に労力のかかんない安くてもできるような仕事って
すごい少ない 特に新規だったら
既存顧客にたまにサクッと短い期間で
安いサービスを提供するのは何の問題もないんですよ
なぜなら信頼関係もやり方もわかるんで
何時間ぐらいで終わるって見込めるんですけど
安くお願いしたいって言われて
短い時間で終わるなと思ったら意外とこじれて
すげえ時間かかったけど
安い予算しかなかったんで大赤字になるケースもあるんで
そこは注意が必要だったり
パッケージ化されてればいいと思いますね
でもバナー1個デザインするだけでも
1時間で終わるものもあれば
同じものを10時間かかっちゃうときもあったりして
そこは読みが難しいですよね
そうですね
まとめに入っていきたいと思います
本日はデザイナーの仕事の取り方ってところで
大きく2つチャンネルが新規と既存とあります
特に既存から顧客が取れる
既存から案件が取れると理想的
営業する際はなるべくコンペだったりとか
避けていきたい
仕事の依頼を増やすポイントは
安受け合いをしないということで
まとめとさせていただきたいと思います
まとめと今後の連絡
ということで仕事をお待ちしてますってことですね
そうですね
うちの会社として
そうでした
そんな感じで偉そうなこと言ったけど
皆さんからのお問い合わせをお待ちしておりますので
お問い合わせページのリンクを貼っておきますので
お気軽にご相談からでも全然構わないので
お連絡いただければと思います
じっくり提案させていただきます
よろしくお願いします
本日も村野さんありがとうございました
ありがとうございました
このエピソードを楽しんでいただけた方は
ぜひ高評価、チャンネルフォローよろしくお願いします
またサンフランシスコデザイントークは
番組に対する質問や
取り扱ってほしいテーマを募集しています
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各エピソードのQ&A欄からお送りいただけますので
お便りお待ちしております
最後までお聞きいただきありがとうございました
次回もお楽しみに
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