2025-12-12 31:44

#2-27 伝わるデザインのための「レイアウトの基礎」【デザインの基本 #3】

アジェンダ:
  • レイアウトの重要性:なぜ整える必要があるのか?
  • 伝わるデザインを作る「レイアウトの4大原則」
  • 実践的なレイアウト術とツールの活用法

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btraxは "We design the future by bridging the gaps." がビジョンのデザイン会社です。これまで日本、アメリカなど諸外国を含め300社を超える企業様に向けてUXデザインを軸に最適なユーザー体験を生み出し新たな価値の創出に貢献してきました。詳しくは弊社⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ホームページ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠をご覧ください。最後までご視聴頂きありがとうございました!今後ともデザインに関するお役立ち情報を配信していきますので、是非チャンネルフォローよろしくお願いします。

サマリー

デザインの基本シリーズ第3弾では、レイアウトの重要性について深く掘り下げ、受け手の理解を促進するための基礎的な原則が紹介されます。整列、反復、近接、対比の4つの原則を適切に活用することで、デザインの効果を高め、信頼感を得る方法についても考察されます。デザインにおいてレイアウトは重要な要素であり、特に余白の使い方が伝達効果を向上させることが強調されます。また、Canvaのようなツールが非デザイナーに役立つ手段となることや、優れたレイアウトが仕事の時間管理や優先順位付けのスキルに繋がることについての洞察も共有されます。レイアウトはデザインの基本として、情報の伝わりやすさを左右する重要な要素です。本エピソードでは、レイアウトが適切でない場合の誤解やコミュニケーションの不全について探求し、実例を交えてその重要性が強調されます。

デザインの基礎シリーズ
サンフランシスコ・デザイントーク、この番組は、デザイナーやデザインに関心のある方、デザインをビジネスに生かしたい方、そしてグローバル展開を目指す企業の皆様に向けてお届けします。
BTRAX CEOのBrandonが、サンフランシスコ本社から、ここでしか聞けない、リアルで実践的な情報をお届けします。
サンフランシスコ・デザイントーク、本日も始めていきます。MCを務めますりゅういちです。
Brandonさん、本日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
本日はですね、これまで続けてきているデザインの基礎シリーズ第3弾というところで、伝わるデザインのためのレイアウト基礎というテーマでやらせてもらいますと。
ロゴのデザインの話をして、タイプグラフィーの話をして、今回はレイアウト。
レイアウトもデザインの基本の中の大きな一つになっているので、デザイナー及び非デザイナーというか、デザインを仕事にしていない人たちにもぜひ活用していただけると、
日常生活、仕事等々においてかなりやりやすくなるし、パフォーマンスが上がるんじゃないかなと思っている内容です。
なるほどですね。
なんか、僕も含めてなんですけど、こういうカタカナ用語をなんか深い意味を知らずなんとなく知ってるって言葉って多いじゃないですか。
うん。
レイアウトもその一つだと思っていて、なんかなんとなく配置みたいなとか家具とかのレイアウトって言いますかね。
言いますね。
なんか日常的に使うときは使うんだけど、本来の意味があんまり分かってないみたいな。
はい、はい、なるほど。
デザインの領域においてレイアウトって言うと、実は結構基礎的なことというか、処方的なことというか、かなり細かいところから含めて要素が含まれているんですね。
なので、じゃあなんでレイアウト重要なのかっていうと、非常に簡単に言うと、それを見た人、受け取った人が心地よくなるとか、安心感が得られるとか、
あとは理解しやすい、コミュニケーションにおいての誤解を生みづらい、パッと見で理解しやすいとかっていうメリットがあるんですね。
なので、いいレイアウトを施すと、自分だけじゃなくて、それを受け取り手の人たちがメリットがあるんですよ。
その辺をちょっと掘り下げていければなと思っています。
レイアウトの重要性
ありがとうございます。
でもなんでレイアウトをしっかり意識するというか、整ったデザインを意識すると信頼とかにつながるのかなみたいな。
じゃあ実体験の話からしますと、例えばですね、僕は仕事柄との採用に関わることもあるんですね。
いわゆる会社のスタッフを募集して応募してきた人を面接したりとか、あとは履歴書を見たりとか、対応するかしないかの判断をしたりする立場なんですけど、
一番最初に見るのって、メールとか履歴書じゃないですか。
そのメールとか履歴書の内容を僕が最初受け取ってみるときに、中身の書いてることよりも、いわゆるレイアウトっていう言葉に含まれる内容を確認して、そこがずれてるともう興味がなくなってしまうんですね。
例えば非常に基本的なことで言うと、メールの開業をどのぐらいでしてるかしてないかとか、スペースがどれだけ行の間ですね、開いてるか開いてないかっていうのが、
これはレイアウトって言葉の中に含まれる一つの概念として、開業スペースがあるんですけど、それが結構長いメールで全く開業してないメール受け取ったら、リュウチどう思います?
読みにくいです。
読みにくいでしょ。読みにくいから、これはレイアウトを整えるっていう言葉の中に開業を入れるって言葉が入るわけよ。
これを開業ちゃんと入ってるだけで、読みやすいおよび読むのにかかる時間とエネルギーコストを下げれるじゃないですか。
その時点で、この人はコミュニケーションするのが上手な人なんだなっていうふうに思うんですね。
だって、その人を会社に入ってもらった時に、スタッフ同士でのメールのやり取りとか、お客さんへのメールを書く時に、そのレイアウトが整ってる。
ここで言うと、開業してるスペースがちゃんと取られてるかどうかで、相手に与える印象もスタッフ同士のコミュニケーションにかかるコストも変わってくるじゃないですか。
であれば、レイアウトをちゃんとしてる人を入れたい。
これメールね。
次に履歴書だと、一番最初に見るのが、履歴書って結構箇条書きに書いてたりするじゃないですか。
職歴とか技術とか資格とか。
その箇条書きになってるものが、左がちゃんと揃ってるか。
アラインって言われる、文字のアライメントとかアラインって言われるものだと思うんですけど、
ソフトを使えば基本的にはきれいに並ぶんですけど、
それでも見落とすとちょっとずれたりするじゃないですか。
隙間が空いてたりとか。
それをちゃんとできてない人は基本的には採用しないようにする。
でその細かいレイアウトがちゃんと抑えられてるかどうかって、
そのピンポイントで見るととても小さいことのように思えるんですけれども、
その人がじゃあこれから作る資料であるとか、
ドキュメントであるとか、
諸々がそれ毎回ちょっとずれてると、毎回指摘しなきゃいけなくなるから、
ここにまたコミュニケーションコースとかかったりとか、
あとは受け取る、さっきと同じですね。
受け取る相手が感じる信頼感とか安心感が影響が出ちゃうので、
その人の能力をそこで測られてしまうから、
レイアウトだけはきれいにしてほしいといつも思っています。
レイアウトの4原則
なるほどですね。
なんか言われてすごいドキッとしたんですけど、
そのレイアウトをちゃんと見るっていうのは、
デザイナー以外の方も見てる感じですか?
非デザイナーの方が応募してきたか?
アーキも見てますか?
見ています。
見ています。
一応デザイン会社で働くっていうことで、
レイアウトが整ってるか整ってないかっていうのは、
先ほどのように非デザイナーが受け取ったときも、
本能的に感じてしまう部分なので、
作った人がデザイナーじゃないからといって、
レイアウトがずれててもいいというわけでは、
僕はないと強く思っているからですね。
ありがとうございます。
僕も今ここにBeatlaxにいるので、
ブランドさんに履歴書を見てもらって、
今ここにいるっていうと思うので、
そこは意識できてたかなって思いながら。
ただ、いろんな人に見てもらってたんですよね。
検索してもらって。
アメリカに行って採用されたので、
英語の履歴書とかもあんま経験がなかったので、
見てもらったりとかして、
なんとか見せられる状態にはできてたのかなって、
今振り返ってみて思いました。
そうなんです。なので、レイアウトを整えるのは、
ちゃんとやっておくといいよ。
じゃあ、どんなとこを整えのって話を。
そうですね。原則的なものがあれば。
レイアウトの4原則みたいなのを言われることがあって、
むしろ英語で覚えちゃったんですけど、
日本語で言うと、
整列、反復、近接、対比っていう4つなんですね。
1つ1つちょっと説明すると、
1つ目がアライメントって英語で言うんですが、
これがまさにさっき言った
左合わせちゃんとしといてほしいっていうのが、
見えない線に沿ってるみたいな感じなんですよ。
これデザイン業界で言うと、
整列をきっちりパターン化して行うのは、
グリッド型って言うんですけど、
グリッドシステムとか言うんですけど、
縦横に線がバーって入ってて、
そこにちゃんと並んでるみたいな。
デザイナーじゃなければそこまで気にする必要ないですけど、
左合わせ、右合わせ、センター合わせ、
やるんであればそこをちゃんと合わせようってことですね。
次にこれも履歴書の時とかにちょっと気になったりとか、
あと資料だととても気になることがあるんですけど、
反復って言われるもので、
repetitionって英語で言うとものなんですけど、
見出しとか、込み出しとか、本文とか、
あとは画像の配置とかって、
一つの資料があったら基本的に同じルールで行くべきなんですね。
文字の大きさとか、あとは使ってるフォントとか、
さっき言ったアライメントであるとか、
あとは画像の大きさとか、配置場所みたいなものとか、
あとは色の使い方が、
同じルールでどのページも繰り返されていると、
この大きさの文字、
ここに配置されている文字は見出しなんだなって
本能的にわかるじゃないですか。
画像は右に来るんだなっていうのがわかると、
受け取った人が使う脳のエネルギーが少なくて済むから、
理解しやすいし、安心感がある。
なので一定のルールに従ったレイアウトを活用する必要がある。
いわゆるテンプレートってそういうものじゃないですか。
テンプレートに即してやるっていうのが、
テンプレートって基本的にはレイアウトの役割が非常に大きいので、
それをきっちり意識してやりましょうっていうものですね。
次が近接っていわれる、
Proximityっていうグループで分けていく考え方なんですよね。
提案資料とかでもよくやるんですけど、
わかりやすくすると、
肉と野菜と果物みたいなものをページの上に表示したときに、
バラバラバラバラ表示すると、
どこに何があるかわからないので、
肉が固まっているエリアと、
野菜が固まっているエリアと、
果物が固まっているエリアが近くに全部まとめてあると、
肉の情報が欲しいときはここ、
野菜の情報が欲しいときはここ、
果物の情報が欲しいときはここみたいな。
目で見てわかるじゃないですか。
これってユーザーインターフェースとか
ウェブサイトとかアプリとかで非常に上手に活用されている。
情報が表示されたときに、
ここに関する情報はここに全部まとまって、
全部まとまっていますよというのが、
一定の距離感、近さ、
あとは違う情報との遠さをきっちりレイアウトすることで、
本能的にどこに何が配置されているかというのが
受け取り手がわかると。
それで最後が対比、コントラスト。
これはプレゼントか履歴書とか資料とか、
ウェブサイトとか全部そうなんですけど、
まず単純に文字を読めるようなコントラストをちゃんと作っておくとか、
あとは見出しと本文のサイズの大きさのコントラストをちゃんと作っておくとか、
いわゆるレイアウトって情報のヒエラルキーを
本能的に伝えるメッセージする役割というのがあるので、
大きいものが重要であり、
小さいものは詳細でありみたいなものというのは、
そこのサイズとか太さ細さみたいので対比することによって、
ヒエラルキーを目に見えない順列みたいなものを
表現するのに役立つじゃないですか。
これができていると、
受け取った人が本能的に一番重要な情報は
大きな文字に書かれているというのがわかるという。
優先順位ですね。
情報の優先順位がそこで理解できるという。
そういう感じの4つ。
この4つをきっちり抑える。
基本的なことに聞こえますけど、
皆さんもこれから何か作るときに、
この4つがちゃんと抑えられているかどうかを再確認していただけると、
それをクリアするだけで相当見やすい内容だったり、
伝えやすい内容になるはずでございますね。
ありがとうございます。
レイアウトの重要性
ちなみにブランドンさんは日々提案資料などを作ること多いと思うんですけど、
たぶんいちいちここ整列できている、
アライメントできているかなみたいなのを、
たぶん意識してやっているっていうのは、
感覚として身についてやっているような感じがすると思うんですけど、
何か作った後に見直すときとかに気をつけていることはありますか?
僕は実は資料を作るときとかに、
デザイナーなので職業病というか、
まずそこのこだわりが先に来ちゃうんですよ。
なので書いている内容よりもそこ優先しちゃうから、
レイアウト的に崩れると思うと、
書いている文字の量を増やしたり減らしたりしちゃうぐらいなんですよね。
なぜならどんな良い内容も伝わらなければ意味ないと思っちゃうので、
まず伝わるっていう優先順位を上げるんですよ。
一方で会社で、組織で仕事をしているから、
違うスタッフが作った資料とかも確認したりするじゃないですか。
そこのときにものすごいストレスを感じるときもある。
レイアウトがちゃんとできてないじゃないっていう、
今言った4つとかが何かしら欠けてたりすると、
自分でどんどん直していっちゃったりします。
文字の大きさ、一定じゃなかったら一定にしたりとか、
そのレイアウト、うまいことずれてたりしたら直したりとか、
あと一番やりがちで重要なものが、
スペースの使い方、余白の使い方なんですよ。
これ日本のよく言われるパワーポイントとか、
広告とかもそうなんですけど、余白が非常に少ないんですよね。
確かに。
でも伝わるデザインとか、
相手が理解しやすかったり心地いいレイアウトって、
余白を上手に活用しているというか、
むしろ余白多すぎるぐらいじゃないのと思わせるぐらいのもの。
多分りゅういちも今まで世の中にある資料とか、
ウェブページとか見たときに、
印象的だったりとか伝わるものって結構余白使ってない?
使ってますね。
そうだよね。
リズムとかにもなると思うんですけど、
結構情報がたくさん載ってた後に、
一ページだけ一行文字書いたって後は余白になると、
インパクトが大きいじゃないですか。
結論これみたいな。
なのでレイアウトが上手な人、
すなわちデザインが上手な人は、
余白の使い方が非常に上手いでございますね。
Canvaの活用
ありがとうございます。
なんか自分のことだったり聞いてて思ったんですけど、
ほとんどの会社勤めの人って非デザイナーの人が多くて、
これが多分一つの皆さんにとっての課題だと思うんですけど、
レイアウトについてあんまり意識できてない人が、
レイアウトについて同じくあんまり分かってない人に、
資料をレビューしてもらうっていう構造ができちゃって、
あんまりレイアウト的に質の高くないものが結局世に出てしまうとか、
社内で回ってしまって、
それを見本として作るっていうループが続いてんじゃないかなと思うんですけど、
なんか対処法とかあったり。
いい質問ですね。
今聞いててふと気づいたことがあって、
その課題って世界共通で全人類共通な気がしたんですよ。
一部のデザイナー以外は。
で、そこの課題をなんか対策方法ないですかっていう課題に対して、
対策方法を考えたっていうサービスがCanvaなんじゃないかなと思ったんですよね。
Canvaって非デザイナーでも見た目の良いスライドとかが作れるってスタートしたサービスなんですけど、
Canvaのテンプレートを活用すると、
正しいレイアウトとかスペース余白の使い方をもう既に提供してくれてるテンプレートとして、
そこに情報を埋め込むだけで、
そのレビューをしてもらわなくてもプロフェッショナルなレイアウトのスライドが完成するっていうことで、
一気に人気になったオンラインサービスなんですよ。
なので、そうやっていくのが僕はいいかなと思ってて、
これから僕が今言うのは非常に個人的なバイアスの塊みたいなことを今から言いますけど、
このレイアウトを身につかなくなってしまったとか、そのレイアウトが崩れる諸悪の根源になっているのは、
PowerPointだと思うんですよ。PowerPointっていうソフト。
PowerPointっていうソフトは僕は使わないし、パソコンにも入ってないんですね。
ほとんど使ったことが人生でないぐらいに嫌いなソフトなの。
なぜかっていうと、PowerPointってレイアウトを整えるとか、
さっき言った4つの基本を抑えるということを全く誘導してくれないんですよ。
むしろレイアウトが崩れてしまわざるを得ないようなユーザーエクスペリエンスになっちゃってて、
非常にPowerPointを使っているうちは、レイアウトが整った資料を作るのが至難の技なんですね。
すっごい大変なわけ。
昔はPowerPointっていうものがあって、それに対抗してAppleがKeynoteっていうソフトを、
プレゼンを作るためのソフトを出したんですけど、
それは完全にレイアウト重視のソフトで、きれいにレイアウトをするっていうことを最優先にして、
次にそこに入る情報を入れるっていうようなユーザーインターフェースと動線が作られているんですね。
僕はKeynoteか、最近だったらGoogleスライドとかのオンラインのものとか、
それでもレイアウトが崩れる。
これデザイナー共通のキーワードなんですけど、
レイアウトが崩れるんでデザインソフトでやりますわってよく言うんですよ。
デザイナーがデザインソフトを使う、おそらく一番の理由はレイアウトを崩したくないからなんですね。
優先順位付け
細かい予約を入れるとか、開業するとか、開業の間のスペースの量とか、
あとは文字と画像のレイアウトとかっていうのを設定するときに、
非デザインソフト、プレゼンソフトとか、ワードとかもそうですけど、
レイアウト限界があるんですね。レイアウトの仕方に。
そこで、神経質なデザイナーとかは、デザイナーは基本神経質ですけど、
もう我慢ならないんで、イラストレーターでやりますとか、インデザインでやりますとか、
フィグマ、最近だとフィグマ使っちゃった方が早いんで。
早いんでっていうのはレイアウトを整えるのにかかる時間が短くて済むんでっていう意味なんですよ。
なので、デザインソフトの存在価値の僕は80%は、
レイアウトを自由に整えられるっていうことだと思います。
なるほどですね。
多くの人のレイアウトに気を使う余裕がない原因っていうのが、
資料作成の時間に追われているとか、
余計って言ったら変ですけど、すごいいろんな細々としたものに追われて、
外から学ぶ余裕がないとか、
それこそキャンバーとかいちいち試して、
挑戦してみる余裕もないみたいな人も多いんじゃないかなって思ってて、
ビートラックスでも資料作成が上手な方っていますけど、
いる。一人すごい人いるよね。
いるんですけど、観察してて思うのが、
普段の業務もちゃんとやりつつ、
外からもすごく日々吸収してる。
それを実践しているっていうループができてるんだなって。
それはその人の能力がものすごい高いっていう一つの結論になっちゃうよね。
インプットとアウトプット両方高いクオリティで成し遂げてるっていうのは、
一つは何を学び、何をアウトプットするのかっていうフォーカスが定まってるんですよね。
まさにデザイナー的考え方って優先順位に立てるのと、
レイアウトもそうですけど、優先順位に立ててどこに何を配置するか、
正しいところに正しいものを配置するっていうのがデザインなんですけど、
仕事をするにおいてその考え方ができると、
仕事の優先順位とか時間の使い方の優先順位とか、
あとはインプットの何をインプットするかの優先順位がすべて整うと、
効率が全部いいんですよ。
多分今りゅういちが言った忙しくてできない的な表現って、
要素を分解すると優先順位と物事の整理ができてないから、
ぐちゃっとなってるんだと思うんですよね。
一言で忙しくて時間がないってよく皆さん言うんですけど、
それこそ自分の中の脳内レイアウトができてないんですよね。
煩雑になってる、部屋とかが散らかってる状態に近くて、
部屋もレイアウト、冒頭で言ったらきれいに整えたりとか、
物を置く場所とかをルール決めしたりとか、
パターン化させとくと、
どこに何があるかっていうのを見つけるの早いじゃないですか。
要らないものはないとかね。
そうなると生活が余白ができる。
まさにレイアウトに余白があるように、
日常生活でも余白ができると、
もっといろんなことができるようになるじゃないですか。
なのでレイアウト上手な人って、
人生の時間の使い方も上手な気がする。
これもまた冒頭に戻るんですけど、
僕がレイアウトが上手な人を採用したい理由のもう一つは、
その人が物事を優先順位に立てるのが上手いんだろうなって、
これ多分合ってると思うんですよ。
今までの経験からすると、
レイアウトが上手い人って、
仕事の優先順位とかコミュニケーションの優先順位とか、
時間の優先順位に立てるの上手いんですよね。
つながってる気がするんですけどね。
それはすごく実感するところがありますね。
多分多くの人はレイアウトよりも内容の良さとか、
そっちにこだわっちゃってるのかなと。
分かりますよ。
ただ、レイアウトが悪いと、
どんなに良い内容でも、
読んでくれない、伝わらないっていう現象が起こるんですよ。
例えば、これはレイアウトの中の一つ重要なテーマであり、
役割であるんですけど、
動線を作って視覚を誘導するっていう概念があるんですね。
たまにSNSとかで話題になるんですけど、
一つのページがあって、
そこにいくつかの文字が書いてあって、
あなたはまずこれを読みます。
次にこれを読みます。
次にこれを読んで、最後にこれを読むでしょう。
っていう風に書いてる画像があるんですけど、
まさにそういう風に人間って読んじゃうんですね。
なぜかというと文字の大きさと配置によって、
まさにレイアウトによって、
自動的に読ませる順番っていうのを誘導できるんですよ。
これを誘導できるとどうなるかというと、
まずこれを読んで、次にこれを読んで、
次にこれを読んで、最後にこれを読むっていう風に
レイアウトを活用して見てる人の視覚を誘導できれば、
コミュニケーションするときにものすごい伝わるじゃないですか。
最初に結論から理解してもらって、
その後に理由を理解してもらって、
その後詳細コンテキストを理解してもらって、
最後にまとめを理解してもらうという順番で伝えたかったら、
高等でのコミュニケーションだったら自由にコントロールできるけど、
ウェブページとか紙の資料とかになると、
どこからどう読まれるかっていうのがコントロールできない中で、
レイアウトを上手にやると、
その見た人がどの順番で読むかっていうのを、
レイアウトの重要性
例えばZ型とかF型とかいう風に言われるんですけど、
導けるんですよ。
そうなると同じ情報を伝えるにしても、
伝わり方が全然違う。
もしくは逆に言うとレイアウトがちゃんとされてないと、
ミスコミュニケーションとか伝わらなかったっていう事態になりかねない。
見た人が勘違いしてた状態とかって、
そういう意図じゃなかったんですけどねとか言うんですけど、
レイアウトが上手くなってないから、
そう読んじゃってもしょうがないよねって思うことはたくさんありますね。
これが職場でよくあるんですよ。
クライアントとの仕事でもよくあるんですけど、資料とかで。
レイアウトが上手くできてなかったから受け取った人が
勘違いした時に、そういうつもりじゃなかったし、
ちゃんと読んでいただければ書いてますよって。
でも分かりにくいですよみたいな。
どっちも正しいんだから。
そこでギスギスしちゃうじゃないですか。
ギスギスするの嫌なんです。
信頼関係とか安心感もなくなっちゃうんで、
最初からレイアウトちゃんとしておかないと、
どんだけ正論が書いてあったところで伝わらなかったら意味がないと思いますし、
それこそがデザイン。
いわゆるデザインですけど、
コミュニケートするっていう意味でのデザインにおいての、
基本中の基本かつ究極のゴールじゃないですか。
なのでレイアウトってものすごい重要ですよっていうのは、
単純に小切れに見えるだけじゃなくて、
正しくコミュニケーションして、
ミスコミュニケーションを乱さないっていう、
そんな気がしますけどね。
ありがとうございます。
基礎的な理解の深化
僕の前職のことを思い出してたんですけど、
前職の最後に仕えた上司がいて、
その方の口癖で着信主義って言葉があったんですよ。
で、どういう意味かっていうと、
何か正式なメールとか資料とかを送ったりとか見せるときに、
その受け手となる人が分かるような、見てもらえるようなことを意識しなさいっていう意味で、
発信しただけで終わりじゃなくて、
着信した人、実際に受け取った人が分かってもらえるように。
正しく理解できてる状態。
そうですね。
それを意識するのに、
すごくこだわってレビューされたなって思ったんですよ。
どっちかっていうとレイアウトより文言とか一言一句、
ちょっとした細かいディテールのところがメインだったんですけど、
今ビートラックスに来て、
そのデザインっていうところで、
一つ上の段階のところを今求められてるのかなっていうのを少し感じました。
その方素晴らしいですね。
なんか今リュウチが一つ上って言ったけど、
実は僕として見ればレイアウトが入り口だと思ってて、
ここの門を通過してくれれば、
コンテンツを読んでくれると思ってるんですね。
特にウェブサイト。
ウェブサイトとかって自由にスクロールしたり窓開けたり閉めたりクリックしたりできるじゃん。
はい。
だからレイアウトが良くないウェブサイトって読まないから、
まずパッと見、読みやすいなと思う。
じゃあ読んでみようの順番だと思ってるんで、
リュウチの今の話って一つ実はレベルの高い話でして、
読みたくさせる、読みたいと思わせるのを感覚的にそう思ってくれるっていうのは入り口だと思うし、
ウェブサイトだけじゃなくて日常の生活だと入りたくなるお店の入り口の雰囲気とか、
迷わない駅の地下鉄の乗り換えとかって、
これも全部レイアウトが相手がいいなと思うから、
じゃあここに行ってみようって言って体験することとか。
それがコンテンツの中身だとすると、
僕は入り口じゃないかなぐらい思ってますけどね。
すごい風に落ちましたね。
よかったです。
僕も日々日常に業務で、
例えばニュースレターの配信とか、
コンテンツ作りをすることもあるので、
そのレイアウトのところはそういうところで今、
確かにニュースレター僕結構リュウチのレビューしたりとかフィードバック出すとき、
ほぼほぼレイアウトの話じゃない。
文言は最終的にはちょこちょこ言うけど、
多くが情報の順列とか優先順位とかにおいての、
スペースとか文字の大きさとバランスとか、
あとさっき言ったようなレペティション、反復における、
同じような情報は同じような文字の大きさとか文量で配置してほしいっていうのは、
ほとんどレイアウトの話じゃん。
おっしゃる通りだなと思ってて、
さっきのレイアウトは入り口、
その中のディテールにこだわるのはその次の段階っていうので、
僕はその次の段階の方を全職とかでは結構意識してたのかな。
そこら辺は多分それなりに慣れてるんですけど、
今ブランドさんにいろいろレビューいただくのはそういう入り口のところなので、
どちらも備えることでいいものができるのかなって今。
僕はまさに、ちょっとデザイナーバイアスかかってるからだけど、
冒頭で言ったメールとか履歴書って、
入り口の段階でレイアウト崩れてたら中身見ないっていうのは、
入り口に入らないですからね。
ありがとうございます。
なんかすごく僕自身も勉強になりました。
よかったです。
じゃあちょっとまとめに入りますが、
本日は第3弾ということでレイアウトの基礎を取り上げましたと。
レイアウトっていうのはもう何かコンテンツだったりとか、
何か見てもらう上で入り口となる本当に基礎的なものということで、
これを意識することでだいぶいろんな方のキャリアとか、
日々の生活、お仕事に変化を起こせるかなと思っています。
キャンバの例とかすごく面白かったなって思います。
では本日もありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
番組を気に入っていただけた方は、
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リトラックスとのお仕事にご興味のある方は、
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この番組は毎週更新しています。
次回のエピソードもどうぞお楽しみに。
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