1. BTRAXのCEOによるサンフランシスコ・デザイントーク
  2. 【第28回】日本とアメリカから..

#28 日本とアメリカから観る日本のアニメカルチャーの違い - ゲスト:Hiro


▽トーク概要 

・Hiro(UI/UXデザイナー)自己紹介

・これまで関わってきたプロジェクトについて

・LA Anime Expo 2023で気づいた日米アニメファンの違い

・おすすめ記事: 『AX 2023を終えて – 日本に残されたブランドアセット活用https://blog.btrax.com/jp/ax-2023/ 

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・⁠SanFrancisco Design Talkへのご意見箱⁠

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【出演者】

Brandon Hill / Suzy Ito

BrandonのX : ⁠https://twitter.com/BrandonKHill⁠  

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【btrax】

btraxは「We design the future by bridging the gaps」をビジョンに、2004年に創業したサンフランシスコ発のデザイン会社です。これまで日本、アメリカなど諸外国を含め300社を超える企業様に向けてUXデザインを軸に最適なユーザー体験を生み出し新たな価値の創出に貢献してきました。

btrax HP : ⁠http://www.btrax.com/jp⁠

00:09
サンフランシスコ・デザイントーク、この番組はサンフランシスコと東京に拠点を置くデザイン会社のCEOが、日本で働くデザイナーやデザインをビジネスに取り入れたい方向けに様々なトピックについて深く話します。
今日は素敵なゲストが来ておりますが、自己紹介をお願いします。
BTRAXでUXデザイナー、UXデザインスペシャリストをやっております、愛原ひろのりと申します。
通称ひろで、社内では通って、通常はJAPANに所属しているので日本にいますよね?
そうですね。
東京。
東京で。
なるほど。働いて何年目くらいでしたっけ?
今年で3年目で、2020、次4年ですよね。
はい。
4月で4年目です。
分かりました。バックグラウンドは?
バックグラウンドはもともとデザインに最初、デザインなんですけど、始めたデザイン。
デザイン始めたのが高生時代、いわゆる高校入ってすぐ、デザインが可能な高生入って、そこでずっとグラフィックインダストリアリティ関係なくいろいろやって、
大学でインダストリアリティ深掘ろうと思って、美大に転入しまして、1年間コロナで行かなかったんですけど、最後の1年だけ大学行って卒成作って、
なるほど。
ヒロは僕はよく知ってますが、うちの会社では珍しく、入社時には方法を英語が話せなかったっていうタイプですよね。
そうですね。
自動翻訳機を使いながらミーティングに参加するという。
とか、いろんな方にサポートいただきながら。
チャットで。
チャットで。なので、普通の会議よりもスラックで見せる方が楽でしたね。
だいぶ今は慣れた感じはしますけどね。
アメリカのスタッフとのやり取りも。
結構まだ多分気を使われてるんだろうなーって感じる時は。
いや、そんなことないです。全然大丈夫だと思います。みんな優しい。
でもそれでも普通に仕事ができるくらいには。
素晴らしい。素晴らしい。
で、最近どんなプロジェクトをやってるかっていう話をしようかなと思っていて、
イベントプロジェクトとかで一つ大きなのをやってますよね。
そうですね。
どんなものを。
今は一番はヤンマーさん。
ヤンマーさんですね。
が大きいですね。
ヤンマーさんはヤンボーマーボーのリニューアルとかをやらせてもらってますが、
去年からやっているミルというアニメ制作を通じたグローバルブランディングの案件をやっていて、
一つ大きめなイベントとして、去年の夏に、違う。
03:06
今年の夏にアニメエキスポというロサンゼルスで行われた世界最大のアニメカンファレンス。
4日間通して30万人以上来客したっていう。
あれに出展プロモしたときに実際LAもできて、やってましたよねサポート。
熱出しながらやってましたよね。
そうですね。
ちょっといろいろあった。
実はボケもあったりとかして、フラフラ言いながらやってましたけど。
企画のところから入りまして、
本当にこのヤンマーさんのプロジェクト始まった時からずっと一緒にやってるんで、
その中でLAのアニメエキスポを出しましょうというところから、
実際のブースのアクティベーションの設計とか、
実際にAXで施工してくれてる人たちにいろいろ、
施工管理じゃないですけど、ちょっと見ながらとかやったりとかまでずっとやってましたね。
結果的には本当に大成功なキャンペーンだったなと思うんですけど、
そもそもヒロは個人的にはアニメが好きで、
アメリカ、うちに入る前まではアメリカ行ったことないぐらいだった感じだった人が、
ロサンゼルスのアニメエキスポに行ってみてどう感じたかがすごい知りたいですね。
すごいアニメ好きっていう人の人が全然違った、タイプが違った。
アニメファンの層が。
日本でアニメ好きっていうと、やっぱり特に年高い人、年齢側上の人っていうのは結構、
オタクであることを隠さなくちゃいけなくなってきている、なってた人だと思っていて、
一方、今ってもう結構それがもう鬼滅とか進撃初め、アニメがポップカルチャーになってきて、
隠してないっていうのも当たり前だったんですけど、それでもやっぱり今、
ナツコミとかアニメ系のイベント行くとやっぱちょっと年齢高い人が多かったりとかして、
なんていうんですかね、あんまりキラキラはしてない人も中にはいたりするのかなと思ったんですけど、
LAのアニメエキスポ行ってすごいなと思ったのは、みんな本当にそのアニメが好きで好きでたまらないから、
コスプレとかも全然クオリティ高くないけど、みんなもう気軽にやっちゃったりとか、
その中でもすごい上手い人がいるんですけど、本当に好きなものを好きなだけ自分で自己表現しているっていうところはすごい、
本当なんか素敵だなっていうふうに思いました。
あと、ヒロと話してた時に言ってたのが、アメリカのアニメファンって本当にリア充みたいな感じの人も山ほどいるというか、
アニメだけ見てる層じゃなく普通にプライベートも充実してるのに、アニメも超コアファンだったりっていうのもちょっと新しい感じだったんだよね。
06:11
そうですね、それこそカップルでコスプレしてる人もいましたし、
ただ日本の方が充実してないっていうわけじゃなくて、
好きな出し方っていうのがもっとよりストレートな感じはすごくしていて、
アメリカが。
アメリカの方が。
やっぱりリアルもちゃんと充実してて、趣味も充実してるっていう両立ができてるというか、
結構僕とかも元々中学校、小学校からかアニメずっと好きだったんですけど、
アニメにフォーカスしちゃうというか人生が。
勉強もある程度はしてましたが、そんな優秀ではなかったので、ずっとアニメ好きで絵描いてずっと繰り返してて、それ以外全部何も。
そこまでハマってたんですね。
どっぷりでしたね。
そっかそっか。
なるほどね。
で、その一方でアメリカの人たちは結構バランス取れたタイプのように見える人たちもいましたよね。
恥ずかしがってないのが一番いいなと思ってて、それを本当に表現している状態。
自分が好きなものは自分が好きなように表現していい。
中には日本のコスプレイヤーの人ってなるべく原作の忠実度を優先するっていうか、勝手に自分の解釈を入れるとあんまり良くないって言われたりもする時あるんですけど、
アメリカのコスプレで僕びっくりした。
いろんな要素が混ざってる人がいる。
アレンジしちゃった。
アレンジしてる。
なるほどね。
オリジナリティ。
オリジナリティを出してきている人。
なるほどね。
いたりして。
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あとはヒロは言ってたのが、アメリカのアニメイベントはカメ子がいないですね。
コスプレイヤーの周りには必ず日本だとカメラを持った人たちがいて、なかなか見えなくなっちゃったり、取り囲まれちゃうけど、アメリカはそんな感じではなかった。
09:05
場所的にそういうところがない、コスプレブースがなかったりするのかなとかもあったりもした。
コスプレブースというかデフォルトでコスプレしてる人がずっと歩き回って会場を見て回ってる感じだもんね。
そうですね。カメラマンの人で撮ってる人もいましたけど、それでもあんな日本で一人の女の子に遠くからめちゃくちゃ囲ってるわけができてるみたいなくらいなのは見かけなかったな。
逆に僕はそっちを知らないので、そうなんだと思いましたけど。
アメニメエキスポってアメリカでやってるイベントなのに中身が全部日本のコンテンツじゃないですか。
はい。
あれ言ったら僕去年思ったんですけど、日本すげえなって思わなかったですか?
いやそれは本当に思ってて、これだけ人を熱中させられるってすごいなと思って。
でも仕事関係で色々話とか聞いたりすると、やっぱりアメリカ国外から来てる人も全然いるから。
うん、世界から来てますよね。
本当に。なんで、やっぱ日本のコンテンツがこんだけ国またいで、もう人の心をつかめるっていうのは本当にすごいことだなって思いましたね。
多分日本の人でもそれを知らない人結構いるかなと思ってて。
日本国内だとアニメって普通日常にあるもので特殊なものじゃないぐらいになってきてるんですけど、
やっぱり海外に行くとものすごいそれが貴重な、大好きな人にとってはもう夢のようなものなの。
貴重価値がとても高いんで、ものすごい熱狂した人たちが集まるっていう。
日本にこれぐらいのものってもう他にないぐらいかなと思いますよね。
その日本のコンテンツとかプロダクトとかサービスにおいて、
オールジャパンだけ集めて世界中から人集まるものってもう他には見られないレベルにすごいですよね。
僕はアニメーターじゃないのでわからないですけど、
そういう業界の人とかと関わりで見てると本当に情熱がすごい。
アニメをすごい良いアニメを作っているとしょうがない。
それこそ小学校から絵描いている人とか人生にそれを捧げている人とかもいるくらいなので、
本当に日本を代表するビッグコンテンツになっているというか。
そういう人たちからすると、日本って憧れの国だし、
日本人っていうのも憧れの人たちだし、日本語っていうのにも憧れているわけじゃないですか。
だからヒロとかが言ったらすごい優越感じゃないけど、
結構周りの人からすると理想っていうか、すげえって感じ。
12:04
僕大学の時に、アメリカの大学でクラスメイトで日本のコンテンツファン、アニメとかドラマのファンの子がいて話してて、
いや俺実は日本で育ったんだよって言ったら、え、もしかしてこれ読めんの?とか漫画で。
これ日本語の文字読めるの?って言ったら、いや読めるよって言ったらすげえみたいな。
いやマジそれはめちゃくちゃ羨ましいみたいな。言われるぐらいに。
そういう人たちからすると、戦犬の目で見られるんですよね。
だってそうじゃないですか。
日本でアメリカのハリウッドの映画ってヒット作山ほどあるけど、
そういうのを通じてアメリカのイメージとかを持ってる人はアメリカ人にすごいかぶれるじゃないですか。
アメリカ人かっこいい、まあヒロもそういうとこあるけど、Yスピかっこいいみたいな。
逆の立場で一個思ったのが、ベノム2の映画が舞台はサンフランシスコなんですよ。
映画で見てこないと怒ってると、ああ俺あれ知ってるよみたいな。
友達に行って。
あそこ行ったみたいな。
あとやっぱ、ブランドンさんとも車で何か話したことある気がするんですけど、
結構日本の文化ってハイコンテキストなの。例えば桜って言えば入学式で。
そういう季節感があったりとかすると思うんですけど、
うちらって結構日本人にとってはそれがすごく自然なものとして内容を読み込めていけるけど、
そういう文化圏じゃない人たちってそれがどういう意味なのかという面白さまでにはとどめつけになる。
そこはやっぱ日本人で良かったなと思いますし、
逆にアメリカ人でそこまでを知った上で面白いって感じてる人もいるくらいだから、
逆に難しいコンテキストまで理解させようとするぐらいコンテンツが魅力なのって本当にすげえなって思いました。
知ってる人は知ってますよね、ハードコアファンみたいな。
多分それ、僕これは完全仮説なんですけど、
それこそコロナの期間とかで、いわゆるオンラインコンテンツがすごい世の中で消費されたと思うんですよ、ここ2,3年で。
ネットフリックスがすごいユーザー増えてめちゃくちゃ視聴時間伸びたと思うんですけど、
その中でそれこそ日本のアニメも世界にどんどん配信されて、世界中の人がそれを見た2,3年だったと思うんですよ。
それで憧れがどんどん広がって、回帰になった瞬間めっちゃインバウンド来てんじゃないかなと思って。
この2,3年で溜め込んだ日本への憧れ情熱が世界中にものすごい資産として広がったんで、
ドア開けた瞬間にめっちゃ来るみたいな。アニメで憧れた国にやっと行けるみたいな。
15:00
だってうちのスタッフも最近、アメリカ人スタッフが日本に来たりしてるけど、
帰ってきて話聞くと、いや満員電車マジ面白かったみたいな。超笑ったとか言って。
エンタメのコンテンツとして見てるんだよね、日本の日常生活を。
それがなんか、これがアニメで表現されてたあの感じだとか。
例えば夕暮れ時に女子高生が自転車乗ってるシーンを見るだけで感動するんだよね。
あーこれ見たやつ、河川敷で走ってる、見たやつだみたいな。
だからそういうのに憧れて日本に来る人たちからすると、
アニメで出てくるような日常生活を実写で見ることの感動っていうのは半端ないみたいで。
それで日本の国としての価値が、今旅行価値が半端なく上がってるんじゃないかと僕は仮説として思ってるんですよね。
いやそれはあると思いますね。
なんかアニメってやっぱりその情景とかをすごく綺麗に描かなくちゃいけないから、
ある種その誇張していいところを本当にうまく表現している。
それはもう言語の壁をぶち破って、いいなーって思わせてくるんで。
それで自ずと日本の魅力が伝わるっていうか、そういうポイントは非常に多いかなと思ってて。
それこそ日本の女子高生の制服が結構人気だったりとか、
普通に女の子とかも海外から可愛いから着なくてくるとか、浴衣もそうですし、
あとはやっぱり日本っていろいろ、それこそライモンとか外人受けがいい場所もあって、
そういうところもアニメがいっぱい取り上げられるとすごく綺麗に描いてくれてて、
そういうところがモチベーションになって日本に行きたいし、
日本の魅力を勝手にアニメが伝えてくれてる。
うちのスタッフも、女性スタッフも京都行って着物着て写真撮ってましたね。
あー。
いやなんか憧れてたんだろうなっていう。
あとはなんか日本から戻ってきたスタッフ2人が、
いやもうニューヨークとか全然敵にならないぐらいに東京やべえみたいな。
いやもう全然レベルが違うみたいな。
ニューヨーク都会だと思ってたけど、そんなレベル遥かに超えてる都会だったみたいな。
でも実際世界で一番人口の多い都市は東京なので。
人口密度も多分そのぐらいなので。
すげえ衝撃を受けてましたね。
いやなんかそれこそ僕はずっと日本にいて、
日本ってアニメってもうテレビつければ無料で見てちゃうんで、
それが当たり前にある価値だったんですけど、
今回LA行って本当に良かったのは、改めて本当に日本のコンテンツすごいんだって思って。
すごいよね。
なんかこの海外から見たときの温度感っていうのが改めて伝わる。
こんな素晴らしいものを僕は日常の中で見れたんだって思うと本当。
自分が感動してるじゃないですか。
18:00
そうですね。
それはもう本当にイタリア行ってパスタ食べてるようなものですから。
こんなに美味いんだみたいな。
そうした時からすると日常で食べてるものみたいな。
そういうぐらいに。
で、なんか日本のアニメがすごいのは容易に海外の人には作れないという。
そこがなんか色々やろうとしてるんだけど、
やっぱりちょっと違うさっきのカルチャーコンテクストもそうだし、絵のタッチもそうだし、
ストーリーから作画まで。
なんかね、やっぱり日本特有のものがあって、
日本の人たちじゃないと製造できないレベルのクオリティを担保しているので。
だからアニメっていう英語は日本のアニメのことしか含まないですからね。
そうですね。
アニメーションは含まない。
ディズニーとかピクサーはアニメじゃないですからね、あれはね。
アニメーションムービーとか。
そういった意味で日本が世界に誇るコンテンツアセットだなというのを
エイクスで実感できたかなっていう。
僕が去年感じた感動をヒロが今年は感じたのかな。
そうですね。
そんな感じで、まとめは
ビートラックスジャパンのデザイナーがアメリカに行ってみたら
日本のアニメのすごさを再認識した回でございました。
ではありがとうございました。
ありがとうございました。
サンフランシスコデザイントークは
番組に対する質問や取り扱ってほしいテーマを募集しています。
番組概要欄にあるGoogleフォームからお送りいただけますので
お便りお待ちしております。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。
19:56

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