1つの例はですね、どのパターンが一番多いかちょっと分かってないんですけど、よくあるパターンで、もう1回やる?もう1回やる?もう1回起業する?
これが結構僕が見てると周りにいて、便利な言葉があって、連続起業家っていう、シリアルエンタプリナーっていう肩書があって、複数の会社をやってる人っていう意味なんですよね。
シリアルっていうのは次から次へっていう、連続させるっていう。シリアルキラーっていうのは連続殺人犯なんですけど、シリアルエンタプリナーっていうのは連続起業家と訳されてまして、
一生始めてうまくいかなかった、次にもう1回なんかやる、うまくいかなかった、次にもう1回やる、うまくいかなかったっていうのを繰り返すことで起業家人生をずっとやり続ける。
ただその時期によってやってることが変わってる人です。
違うタイプのサービスを。
違うタイプのサービス。会社名も違うし、サービスの内容も違うしっていうことで。
ゲストスピーカーの江口さん、たかさんは自分のことを連続起業家と呼んでいるんですが、それは多分5社か6社くらいもやってるんですよね。
なので、5社か6社くらいのCEOをずっとやり続けてる人。
それってお金どこ持ってるんですか?
いいクエスチョンですね。でしょ?
それが不思議なのがですね、人にもよるんですけど、特にシリコンバレーはそういう人に寛容らしくて、
投資側の人とインタビューした時に言ってたんですけど、
投資してうまくいかなかったら、また来てくれればまた投資することとかあるって。
優しいなと思って。エンジェル投資家だったんですけど。
彼はそういうのを何回かやって、フェイスブックのファウンダーの一人、ショーンパーカーがうまくいかなかったけど、
また来て、ナプスターがうまくいかなかったけど、また来てくれて、それに投資してうまくいったから儲かった、リターンが出たって言ってたんですけど、
そういうケースや、他の投資家も山ほどいるんで、行って、スタートアップ始めて失敗したんですっていうのは当たり前すぎる話なので、
もう一回やるんです。前回の学びをもとにまたやるんですっていうことで、
そっか、じゃあ君は人より経験あるよねって言って、投資受けやすいとか。
あと単純に、タカさんみたいに喋りがうまいから、資金調達がうまいっていう。営業マン的に。
なるほど。
っていうので、毎回お金を引っ張ってきて、人集めて、何かやって、次何かやるっていうのをやるのが連続企業家なんですね。
で、イーロンマスクって連続企業家なんですけど、最初PayPalになる前身の会社をやってたんですよね。
X.com
やってて、PayPalに同合体してみたいなことやってたんですけど、それ終わってからTeslaに始めたりとするんですけど、
その後でSpaceXとか繋げって同時進行で始めちゃったものだから、パラレル&セリアルみたいな。
確かに。
すごいんですよ。
失敗して次じゃないですもんね。
そうなんですよ。だから何だろうな、結婚と離婚を繰り返しながら一夫多妻制もやってるみたいな。
そんな会社なわけですね。縦にも横に。
はい。
ということで、彼もセリアルエンタプリナーで、結構成功してるパターンのセリアルエンタプリナーなんですけど、失敗してもセリアルエンタプリナーはありなんですよ。
っていうケースが多いですね。
サンフランシスコに投資家が多いですかね。
多いです。
多いから必然的に。
それができちゃう。
できちゃう。
できちゃう。それも投資して当たった時のリターンが大きいから、当たり率が低くても成り立つモデルになってるんで、
10人投資して、例えば8人失敗しても、残りの2人が成功してくれると元取れるようなモデルなので、
失敗した8人に入ったってこと自体は、良くないですけど、そこまで人生なくなるぐらいのダメージにはならないみたいで、再チャレンジがしやすいからそれをやり続ける人。
ゆえに常に収入がそこから生まれるっていう。
なんかすごいいいですよ。ハスラー。
すごいですね。
人のお金で投資してもらって、それで生活をし続ける生活をずっとするみたいな。
プロフェッショナルヒモみたいな。
ではないんですけど。
今、ありとあらゆる伝説企業家をヒモと呼びましたね。
個人的な表現ですみません。
でも分かりやすいです。
分かりやすいです。それだけ人から愛されてる。期待されてるっていうことなので。
で、よく言うんだよ。成功した人も1社や2社失敗して当たり前だし、僕もこれ3社目だからとか、それこそツイッター始めたジャック・ドウシーとかも、これ3社目だしって言ってたし、失敗するっしょみたいなことで、連続で。
企業家を延々やる人は企業家しかやらないっていうケースがあるんですよね。
これが一つで。
就職に有利になるって話を聞きまして、スタンフォード大学出て起業して、何々やって、頑張ったけどうまくいかなかったっていう履歴書は、
卒業したてでそれ以外の経験がない人よりも、そういう会社から見るとすごく魅力的に見える。
経験値が魅力的なんですかね。
エンタープレーナーシップの経験と考え方がある人は、一通り自分でやってみるし、苦しい経験もしてるはずなので、
入った後に新しいサービス作るんで、お前ちょっと考えてみてとか、任せるっていうことをやったときに、
社内企業化的に動きやすい人になってる。サラリーマンじゃなくてみたいな。
ビッグテクみたいな会社ってそういう人を募集してるポジションってあると思うんですよね。
GoogleXとか、Amazonとかも新規事業とか常に考えるじゃないですか。
ダメになるのも多いけど、その中でAWSができたり、Kindleができたりとか、Amazonプライムの動画配信とかできてるわけだから。
そういう感じで社内でスタートアップを作るので、だったらエンタープレーナー採用するのがいいよねっていうロジックが立つわけです。
それが日本でその文化っていうのがあんまりまだ僕はないと思っていて、やったけどうまくいかなかった企業化を、
そういう新規事業、社内企業化とか新規事業の部署に大企業がヘッドハンとしてアサインするっていう流れが日本の企業でもあんまりないと思うんですよ。
それやったらいいのになって勝手ながら思ってるんですけどね。
イノベーションが生まれやすい。
僕は言うのもなんですけど、社内企業化を育てるための活動って、ビートラックスとしてもワークショップやったりとか、デザイン志向のワークショップやったりとか、
サンフランシスコに来て企業化マインドを学んだりとか、ピッチやったりとか、リーンスタートアップ学んだりとかって、数字も知ってるけどやってるじゃないですか。
それはそれで我々もやってて、やるべきだと思うんですけど。
プラス、もともと企業化だった人を社員として採用して、そのチームに入れていくと、より活性化すると思うんですよね。
そういう活動が。
新しい事業を作るっていうのが、よりブーストがかかると思っているので。
企業経験ある人を優遇しますみたいな求人とか、やってみたら面白い?
ありです。
理論的にはね。ただ、どうやら日本の大きな企業って、中途採用の方をうまく生かしきれない会社ってまだまだ多いらしいって聞くんですね。
新卒で入った人を育てて、うまくカルチャー作っていって、社員として活躍してもらうのはできるけど、
うち中途の扱いが下手なんだよねとかいうクランスさんとかいらっしゃって、途中で採用した人が生かしきれない。
それは働き方が違うとか。
カルチャーとマインドセットとあとは、聞いた話だと会社によっては変な政治的な派閥みたいなのがあって、
おかしな和製英語でプロパー社員っていう表現があって。
プロパーって。
聞いたことない。
プロパーですよね。
彼はプロパーなんでとかって聞こえてくるんですね。
僕も最初あれ何言ってるのかなと思ったんですけど、新卒から入ってる人のことを言うらしいんですよ。
途中で入った人は中途って言うんですね。
だから中途とプロパーって呼び方をするらしいんですけど、
プロパーって英語で正式なとか正しいみたいな、公正なとかそんな意味じゃないですか。
だから正しく入った社員と。
正しくないって意味になっちゃいますよね。
なっちゃうんだけど、そうなんだと思って。
その言葉からある通り、中途で入ったのっていうのは、
最近はだいぶ変わったかもだけど、平成ぐらいの時代まではちょっとメインストリームじゃない社員っていう概念。
正規社員と非正規社員。
それひどい話ですよ。
正規社員っていう感じがあるから、
それで苦労してるんだったら、元企業家の人が入ってくると余計に社内がざわつくっていうか、
うまく馴染めるかっていうカルチャーが馴染めるかっていうのがチャレンジャーになると思いますが、
そういう時代でもないんじゃないかと思っていて、
日本で企業家はもっと増えたほうがいいと思うし、
そのファクターの一つになるのは、うまくいかなかった時も次のキャリアパスとして、
他の会社にそういうポジションがありますよっていうのを知っていることで、
より背中を押してくれる感じがする。
企業することに対して。
いざとなれば生きていく方法があるみたいなことを知っていればそう。
日本だと、企業してうまくいかなかった時に厳しい状態になることもあるらしいし、
シリアルエンタープレーナーで次のことをやられている方も知っているので、
そういうケースももちろんあるんですけど、
行くとこなくなっちゃった人とかもあるらしいので、
そこはこの辺の地域の企業はそういう人を採用してくれるので、
元企業家で今Googleのプロダクトマネージャーとか、
そういう感じの人もたくさんいると。
なのでやりやすい、企業化しやすいのかなと思っていますね。
ビートラックス初の出席、発想から実践までデザインの手工法図鑑の販売を
全国の書店またAmazonにて開始しました。
ビートラックスが日米のクライアント様と約20年に渡り
お仕事をしてきたナレッジを凝縮した一冊となっており、
ビジネスに生かせるデザインの考え方やメソッドをカバーしています。
これからの企業の成長に欠かせないデザイン的マインドセットを学ぶ第一歩として、
すべてのビジネスパーソンにとっての新たなバイブルとなることは間違いなしです。
詳細はPodcastエピソードの概要欄のリンクをチェックしてください。
たまにUberのドライバーで俺も起業したことあるんだよね。
います。
また次準備してるんだよねとかいう人もいらっしゃいますね。
Uberでお小遣い稼ぎしている企業家。
そこはギグエコノミーがあるから、いざとなればUber運転したり
ドア出しやったりとかで繋ぐこともできる。
日本でいうとフリーター的な響きになるけど、
アメリカでは別にそれはそれでライフスタイルとしてありだったりするんで。
企業家で失敗したから即ホームレスというわけではないですからね。
ちょっとそのイメージありました。
ありました。そこまで急激ではないですけどね。
一応資金なんていうんだろう。補助金でしたっけ。
はいはい。生活方法的な。
それもある。
それもあるし、一番大きいのはこれも実は知らない方もいらっしゃると思うんですけど、
投資受けて失敗しても返済義務ないんですよね。
投資だから。
銀行からお金借りたら一生かけて事故破産しない限りは返済しなきゃいけないんですけど、
いわゆる投資っていうインベストメントを受けるっていうスタートアップ的な
エンジェル投資家とかベンチャーキャピタル、VCから投資を受けた場合は
ダメだったら恨みっこなしでチャラになるんですよ、基本的に。
なので、負債を抱えずに済むので、だからできるんですよ、次とかも。
ハードルが下がります。
ゼロになるので、借りた分が。
なので、そこに借金を負わされるわけではないので、あんまりダークな感じにはならなくて済む。
確かに。マイナスになるのであればちょっとやっぱり抵抗がありますので、
もう一回連続企業がやるかどうか。
いや、そのリスクはやばいじゃないですか、やっぱり。
怖い。
1億、2億投資を受けて失敗してもちゃんと返済してくださいねっていうのは厳しいですよね、このリスクは。
ある意味、ギャンブルって言い方はちょっと悪いですけど。
ハイリスクですよね。
ハイリスクですよね、投資家側も。
投資家側はハイリスクです。
投資家側は失敗したら返ってこないので。
8人、8人だったら8人。
そうですね、人数で言うと過半数は返ってこないっていう覚悟をしておかなきゃいけないけど、
残りの人がちゃんと成功してくれれば、シェルコンバレーでいわゆる成功っていうのに入るってことは、
リターンが10倍とか20倍とか出る世界なので、それでカバーできるんです。
あとは失敗したらでしたけど、これ説明するのすごく難しいんですけど、言っていいのかわかんないけど、
失敗でも成功でもないケースっていうのがあって、