1. BTRAXのCEOによるサンフランシスコ・デザイントーク
  2. 【第27回】シリコンバレーで失..

#27 シリコンバレーで失敗した起業家たちの行末パターン3つ 


▽トーク概要 

・シリコンバレーで失敗した起業家たちの行末

・日本の起業家の実情

・おすすめ記事: 『シリコンバレーの起業家が失敗した後はどうなるの?

https://blog.btrax.com/jp/ax-2023/ , 【シリコンバレー発】DX, メンタルヘルス, リモート関連の最新スタートアップ25選https://blog.btrax.com/jp/new-normal-startups/ 

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【出演者】

Brandon Hill / Suzy Ito

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【btrax】

btraxは「We design the future by bridging the gaps」をビジョンに、2004年に創業したサンフランシスコ発のデザイン会社です。これまで日本、アメリカなど諸外国を含め300社を超える企業様に向けてUXデザインを軸に最適なユーザー体験を生み出し新たな価値の創出に貢献してきました。

btrax HP : ⁠http://www.btrax.com/jp⁠

サマリー

日本と比較しても、起業家をやっている方や経験のある方の割合は高いです。失敗した起業家の多くは、連続起業家や他のスタートアップに参加します。エリートになるほど、東大卒業後に新卒で起業する方はかなり少ないです。それはもったいないと思えるかもしれません。最初に立ち上げたスタートアップが買収されると、成功する確率が高くなり、M&Aの数も増えています。ただし、買収された会社が成功するパターンとしないパターンがあります。また、リビングデッド状態の企業が増えている中で、苦境に立たされた企業は売却するか辞めるかの状況にあります。

00:14
サンフランシスコ・デザイントーク。この番組は、サンフランシスコと東京に拠点を置くデザイン会社のCEOが、日本で働くデザイナーやデザインをビジネスに取り入れたい方向けに、様々なトピックについて深く話します。
ということで、Brandonさん、本日もよろしくお願いします。
今日のトピックは、シリコンバレーで失敗した起業家たちの行末です。
若干デザインとはずれそうなんですが、スタートアップというコンテキストで、僕もずっとサンフランシスコやシリコンバレー地域に住んで仕事しているので、スタートアップ関係の人と関わることも多く、
起業家の友達も複数にいて、始める人もいるし、成功する人もいるし、そうじゃない人もいる中で、とにかく日本と比べても、起業家をやっている人とか、やったことある人の率が高いですよね。
そうですね、私も。
何か知り合ったら、どこかで繋がるじゃないですか。
学生でもやっている人がいたりとか、具体的な数字は忘れたが、やっぱり起業家経験ある率が世界的にも圧倒的にこの地域多く、日本と比べてもすごい差があるんですね。
これは、カジュアルに起業する人も多いからだと僕は思っていて、学生で試しに起業してみるとか、普段はどこかの会社で勤めているけど、サイドプロジェクトとか副業とか週末プロジェクトで、いわゆる起業っぽいことをやっているっていう人も含めていると思うので、
本当にガチで会社作って資金調達してやっている人以外も、試しにプロダクト作ってみたとか、友達と集まってアプリ作っているんだとか、そういうのを含めているからだと思うので、起業経験のある人は確かに多い。
ただ、みんながみんな全て投げ打って、それだけに没頭しているわけじゃない人もいるっていう感じですね。
みんないろいろやるよね。アメリカは特に副業は当たり前っていうか、いろんなことやるっていう人生が多いから、昔の日本の大企業に一生勤めるみたいなスタイルはだいぶ少ないので。
その中で、結構ガチ目にやって失敗した、スタートアップってよく言われるのが9割ぐらい失敗するって言われてるじゃないですか、95%とかも言われるぐらいに、3年もしたら9割以上なくなるよって言われてる世界なので、基本的には失敗する人の方が圧倒的に多いはずじゃないですか。
これだけ記憶が多くて、9割失敗率だったら失敗した人だらけになってるわけじゃないですか。間違いないと思うんですけど。
じゃあそういう人たちどうなっちゃうのっていう、意外とこの話って知られてないっていうか、あまり成功した人の話はすごいニュースに載るけど、失敗した人の育成ってあまり知られてないじゃないですか。
確かに。
それを3つか4つぐらいのルートがあるんで、その後話そうかなと思います。
知っておくべきですよね。
知っといたほうがいいですね。
成功の話も大事だけど、リアルも知っておくべきっていう。
はい、そうですね。
じゃあまず1つ目から。
連続起業家
1つの例はですね、どのパターンが一番多いかちょっと分かってないんですけど、よくあるパターンで、もう1回やる?もう1回やる?もう1回起業する?
これが結構僕が見てると周りにいて、便利な言葉があって、連続起業家っていう、シリアルエンタプリナーっていう肩書があって、複数の会社をやってる人っていう意味なんですよね。
シリアルっていうのは次から次へっていう、連続させるっていう。シリアルキラーっていうのは連続殺人犯なんですけど、シリアルエンタプリナーっていうのは連続起業家と訳されてまして、
一生始めてうまくいかなかった、次にもう1回なんかやる、うまくいかなかった、次にもう1回やる、うまくいかなかったっていうのを繰り返すことで起業家人生をずっとやり続ける。
ただその時期によってやってることが変わってる人です。
違うタイプのサービスを。
違うタイプのサービス。会社名も違うし、サービスの内容も違うしっていうことで。
ゲストスピーカーの江口さん、たかさんは自分のことを連続起業家と呼んでいるんですが、それは多分5社か6社くらいもやってるんですよね。
なので、5社か6社くらいのCEOをずっとやり続けてる人。
それってお金どこ持ってるんですか?
いいクエスチョンですね。でしょ?
それが不思議なのがですね、人にもよるんですけど、特にシリコンバレーはそういう人に寛容らしくて、
投資側の人とインタビューした時に言ってたんですけど、
投資してうまくいかなかったら、また来てくれればまた投資することとかあるって。
優しいなと思って。エンジェル投資家だったんですけど。
彼はそういうのを何回かやって、フェイスブックのファウンダーの一人、ショーンパーカーがうまくいかなかったけど、
また来て、ナプスターがうまくいかなかったけど、また来てくれて、それに投資してうまくいったから儲かった、リターンが出たって言ってたんですけど、
そういうケースや、他の投資家も山ほどいるんで、行って、スタートアップ始めて失敗したんですっていうのは当たり前すぎる話なので、
もう一回やるんです。前回の学びをもとにまたやるんですっていうことで、
そっか、じゃあ君は人より経験あるよねって言って、投資受けやすいとか。
あと単純に、タカさんみたいに喋りがうまいから、資金調達がうまいっていう。営業マン的に。
なるほど。
っていうので、毎回お金を引っ張ってきて、人集めて、何かやって、次何かやるっていうのをやるのが連続企業家なんですね。
で、イーロンマスクって連続企業家なんですけど、最初PayPalになる前身の会社をやってたんですよね。
X.com
やってて、PayPalに同合体してみたいなことやってたんですけど、それ終わってからTeslaに始めたりとするんですけど、
その後でSpaceXとか繋げって同時進行で始めちゃったものだから、パラレル&セリアルみたいな。
確かに。
すごいんですよ。
失敗して次じゃないですもんね。
そうなんですよ。だから何だろうな、結婚と離婚を繰り返しながら一夫多妻制もやってるみたいな。
そんな会社なわけですね。縦にも横に。
はい。
ということで、彼もセリアルエンタプリナーで、結構成功してるパターンのセリアルエンタプリナーなんですけど、失敗してもセリアルエンタプリナーはありなんですよ。
っていうケースが多いですね。
サンフランシスコに投資家が多いですかね。
多いです。
多いから必然的に。
それができちゃう。
できちゃう。
できちゃう。それも投資して当たった時のリターンが大きいから、当たり率が低くても成り立つモデルになってるんで、
10人投資して、例えば8人失敗しても、残りの2人が成功してくれると元取れるようなモデルなので、
失敗した8人に入ったってこと自体は、良くないですけど、そこまで人生なくなるぐらいのダメージにはならないみたいで、再チャレンジがしやすいからそれをやり続ける人。
ゆえに常に収入がそこから生まれるっていう。
なんかすごいいいですよ。ハスラー。
すごいですね。
人のお金で投資してもらって、それで生活をし続ける生活をずっとするみたいな。
プロフェッショナルヒモみたいな。
ではないんですけど。
今、ありとあらゆる伝説企業家をヒモと呼びましたね。
個人的な表現ですみません。
でも分かりやすいです。
分かりやすいです。それだけ人から愛されてる。期待されてるっていうことなので。
で、よく言うんだよ。成功した人も1社や2社失敗して当たり前だし、僕もこれ3社目だからとか、それこそツイッター始めたジャック・ドウシーとかも、これ3社目だしって言ってたし、失敗するっしょみたいなことで、連続で。
企業家を延々やる人は企業家しかやらないっていうケースがあるんですよね。
これが一つで。
人のスタートアップにジョインする
で、二つ目が、似てるんですけど、人のスタートアップにジョインするっていう。
ファウンディングメンバーとか。
コファウンダー的に。
そう、コファウンダー的に。ちょっと後から。
スタートアップやった経験があって、失敗したんだけど、そこから学びがあるんでっていうことで、ファーストタイム、初めて企業する人とかに一緒にパートナー的に入っていくっていうやり方もありますよね。
それは結構、それこそさっき言った井口さんは、僕にとってはありがたいのは、何とかそうやって企業経験が数回あるので、そこからの学びを教えてくれるんですよね。
こうやるとやばいよ、俺やばいとこ行っちゃったよとか、こうしたことで崩壊しちゃったよとか。
そういう学びを教えてくれるんで、自分が失敗して学ぶじゃなくて、その方が失敗して学んだことを伝授してくれれば、失敗して学んだようなことが得られるっていうので。
確かに。
いい価値が結構あると僕は思っていて。
一緒に働いてるっていうか、オンラインとかじゃなくて、本当にインパーソンでしゃべれるといいですよね。
そうなんです。
やっぱりちょっと記事で読むとはだいぶ違う気がします。耳が。
結構彼なんかは、サムレスコにいるときは毎週末オフィスに来てお酒飲みながら話してます。
そうなんですか。
そうなんですよ。こっそり。みんなには知らせずに実は。仕事の話結構するんですけど、ホワイトボードを使って。
なるほど。いつも落書きみたいなの書いてるよね。
書いてあるでしょ。月曜日なんか残ってるのそれなんですよね。週末にそれやったやつ。いろいろ教えてもらう。先輩に教えてもらう感じ。
最後、これが結構シリコンバレー特有だなと聞いて思ったのは、学生とかでスタンフォード大学とかエリートとかでも、卒業する前ぐらいから起業する人とか、
学生が卒業と共に起業
その後もとりあえず自分のスタートアップを始める人とかいるじゃないですか。これって日本だとかなり勇気のある決断らしく、
いわゆる就活ってある世界の中で、人の会社に就職せずに、1からもう卒業と共に自分の会社を始めるっていうのは、
エリートになればなるほど、東大卒業して新卒で起業っていうのは、かなりマイノリティ。珍しいし、周りから見ると、え、そんなことしてんの?みたいな。
なんかもったいないかもしれない。新卒カードを使いたい。
新卒カードっていう単語、僕最近知ったんですけど、日本ではあるらしい。アメリカないんでね、新卒っていう概念があんまり。
それが卒業と共に自分で起業するっていうのは、アメリカでもリスクはリスクじゃないですか、もちろん。
エリートだから、Googleとかに入社すればそれなりに安定した制御がついてくるんだけど、それを選ばずに自分で起業するというリスクもあるし、収入も少ない。
でもそれをやりたいことがあるんでやるじゃないですか。
それをやりやすい理由が1つあって、これ聞いたときになるほどなと思ったんですけど、
それこそGAFAみたいなビッグテック会社とか、それなりに成長したスタートアップ企業、テクノロジースタートアップ企業とかって、
常に新しいことをやり続けたり、イノベーションを起こしたりとか、新規プロダクトを作ったりするので、
起業経験がある人を優先して採用するらしいんですよ。
ビッグテック企業における起業経験
就職に有利になるって話を聞きまして、スタンフォード大学出て起業して、何々やって、頑張ったけどうまくいかなかったっていう履歴書は、
卒業したてでそれ以外の経験がない人よりも、そういう会社から見るとすごく魅力的に見える。
経験値が魅力的なんですかね。
エンタープレーナーシップの経験と考え方がある人は、一通り自分でやってみるし、苦しい経験もしてるはずなので、
入った後に新しいサービス作るんで、お前ちょっと考えてみてとか、任せるっていうことをやったときに、
社内企業化的に動きやすい人になってる。サラリーマンじゃなくてみたいな。
ビッグテクみたいな会社ってそういう人を募集してるポジションってあると思うんですよね。
GoogleXとか、Amazonとかも新規事業とか常に考えるじゃないですか。
ダメになるのも多いけど、その中でAWSができたり、Kindleができたりとか、Amazonプライムの動画配信とかできてるわけだから。
そういう感じで社内でスタートアップを作るので、だったらエンタープレーナー採用するのがいいよねっていうロジックが立つわけです。
それが日本でその文化っていうのがあんまりまだ僕はないと思っていて、やったけどうまくいかなかった企業化を、
そういう新規事業、社内企業化とか新規事業の部署に大企業がヘッドハンとしてアサインするっていう流れが日本の企業でもあんまりないと思うんですよ。
それやったらいいのになって勝手ながら思ってるんですけどね。
イノベーションが生まれやすい。
僕は言うのもなんですけど、社内企業化を育てるための活動って、ビートラックスとしてもワークショップやったりとか、デザイン志向のワークショップやったりとか、
サンフランシスコに来て企業化マインドを学んだりとか、ピッチやったりとか、リーンスタートアップ学んだりとかって、数字も知ってるけどやってるじゃないですか。
それはそれで我々もやってて、やるべきだと思うんですけど。
プラス、もともと企業化だった人を社員として採用して、そのチームに入れていくと、より活性化すると思うんですよね。
そういう活動が。
新しい事業を作るっていうのが、よりブーストがかかると思っているので。
企業経験ある人を優遇しますみたいな求人とか、やってみたら面白い?
ありです。
理論的にはね。ただ、どうやら日本の大きな企業って、中途採用の方をうまく生かしきれない会社ってまだまだ多いらしいって聞くんですね。
新卒で入った人を育てて、うまくカルチャー作っていって、社員として活躍してもらうのはできるけど、
うち中途の扱いが下手なんだよねとかいうクランスさんとかいらっしゃって、途中で採用した人が生かしきれない。
それは働き方が違うとか。
カルチャーとマインドセットとあとは、聞いた話だと会社によっては変な政治的な派閥みたいなのがあって、
おかしな和製英語でプロパー社員っていう表現があって。
プロパーって。
聞いたことない。
プロパーですよね。
彼はプロパーなんでとかって聞こえてくるんですね。
僕も最初あれ何言ってるのかなと思ったんですけど、新卒から入ってる人のことを言うらしいんですよ。
途中で入った人は中途って言うんですね。
だから中途とプロパーって呼び方をするらしいんですけど、
プロパーって英語で正式なとか正しいみたいな、公正なとかそんな意味じゃないですか。
だから正しく入った社員と。
正しくないって意味になっちゃいますよね。
なっちゃうんだけど、そうなんだと思って。
その言葉からある通り、中途で入ったのっていうのは、
最近はだいぶ変わったかもだけど、平成ぐらいの時代まではちょっとメインストリームじゃない社員っていう概念。
正規社員と非正規社員。
それひどい話ですよ。
正規社員っていう感じがあるから、
それで苦労してるんだったら、元企業家の人が入ってくると余計に社内がざわつくっていうか、
うまく馴染めるかっていうカルチャーが馴染めるかっていうのがチャレンジャーになると思いますが、
そういう時代でもないんじゃないかと思っていて、
日本で企業家はもっと増えたほうがいいと思うし、
そのファクターの一つになるのは、うまくいかなかった時も次のキャリアパスとして、
他の会社にそういうポジションがありますよっていうのを知っていることで、
より背中を押してくれる感じがする。
企業することに対して。
いざとなれば生きていく方法があるみたいなことを知っていればそう。
日本だと、企業してうまくいかなかった時に厳しい状態になることもあるらしいし、
シリアルエンタープレーナーで次のことをやられている方も知っているので、
そういうケースももちろんあるんですけど、
行くとこなくなっちゃった人とかもあるらしいので、
そこはこの辺の地域の企業はそういう人を採用してくれるので、
元企業家で今Googleのプロダクトマネージャーとか、
そういう感じの人もたくさんいると。
なのでやりやすい、企業化しやすいのかなと思っていますね。
ビートラックス初の出席、発想から実践までデザインの手工法図鑑の販売を
全国の書店またAmazonにて開始しました。
ビートラックスが日米のクライアント様と約20年に渡り
お仕事をしてきたナレッジを凝縮した一冊となっており、
ビジネスに生かせるデザインの考え方やメソッドをカバーしています。
これからの企業の成長に欠かせないデザイン的マインドセットを学ぶ第一歩として、
すべてのビジネスパーソンにとっての新たなバイブルとなることは間違いなしです。
詳細はPodcastエピソードの概要欄のリンクをチェックしてください。
たまにUberのドライバーで俺も起業したことあるんだよね。
います。
また次準備してるんだよねとかいう人もいらっしゃいますね。
Uberでお小遣い稼ぎしている企業家。
そこはギグエコノミーがあるから、いざとなればUber運転したり
ドア出しやったりとかで繋ぐこともできる。
日本でいうとフリーター的な響きになるけど、
アメリカでは別にそれはそれでライフスタイルとしてありだったりするんで。
企業家で失敗したから即ホームレスというわけではないですからね。
ちょっとそのイメージありました。
ありました。そこまで急激ではないですけどね。
一応資金なんていうんだろう。補助金でしたっけ。
はいはい。生活方法的な。
それもある。
それもあるし、一番大きいのはこれも実は知らない方もいらっしゃると思うんですけど、
投資受けて失敗しても返済義務ないんですよね。
投資だから。
銀行からお金借りたら一生かけて事故破産しない限りは返済しなきゃいけないんですけど、
いわゆる投資っていうインベストメントを受けるっていうスタートアップ的な
エンジェル投資家とかベンチャーキャピタル、VCから投資を受けた場合は
ダメだったら恨みっこなしでチャラになるんですよ、基本的に。
なので、負債を抱えずに済むので、だからできるんですよ、次とかも。
ハードルが下がります。
ゼロになるので、借りた分が。
なので、そこに借金を負わされるわけではないので、あんまりダークな感じにはならなくて済む。
確かに。マイナスになるのであればちょっとやっぱり抵抗がありますので、
もう一回連続企業がやるかどうか。
いや、そのリスクはやばいじゃないですか、やっぱり。
怖い。
1億、2億投資を受けて失敗してもちゃんと返済してくださいねっていうのは厳しいですよね、このリスクは。
ある意味、ギャンブルって言い方はちょっと悪いですけど。
ハイリスクですよね。
ハイリスクですよね、投資家側も。
投資家側はハイリスクです。
投資家側は失敗したら返ってこないので。
8人、8人だったら8人。
そうですね、人数で言うと過半数は返ってこないっていう覚悟をしておかなきゃいけないけど、
残りの人がちゃんと成功してくれれば、シェルコンバレーでいわゆる成功っていうのに入るってことは、
リターンが10倍とか20倍とか出る世界なので、それでカバーできるんです。
あとは失敗したらでしたけど、これ説明するのすごく難しいんですけど、言っていいのかわかんないけど、
失敗でも成功でもないケースっていうのがあって、
スタートアップの買収と成功
これどういうことかっていうと、始めたスタートアップが買収されるんですけど、
買収されると成功することが多いんですね、M&Aっていって、
例えば1万円で株買ってたのが100万円で買ってくれたら1万円が100万円になるので成功するじゃないですか。
会社を100倍で買ってくれたら大成功で、ファウンダーも多くあるんですけど、
1万円で始めたものを1.5万円とかで買われることとかあるんですよ。
いわゆる日本で言うと救済的買収みたいな言い方をするんですけど、
ほっといてもこのままあまり成長しなさそうな企業を似たような業界の会社とかが丸ごと買ってくれて、
それで従業員とかも全部そっちの会社に移動して、そっちの会社のサービスとして吸収するっていうやり方をやるんですけど、
ドコドコがドコドコの会社に買収されましたってプレスリリースみたいなのが出たときに、
買収額が出てれば大体成功してるんですよね。
こんな金額でマイクロソフトがドコドコの会社を300億で買ったとかっていうニュースは、
それって買われた会社がものすごい成功しているっていうか、ファウンダーがそのお金が入るパターンなんですけど、
ドコドコがドコドコを買収しただけで終わっているニュースの多くは、あんまり成功じゃないらしいんですね。
中途半端1.5倍とか。
具体的な数字は僕にもちょっと分かりませんが、ケースバイケースなので。
そんなに爆発的に成功できたわけじゃなくて、しょうがなく売った、しょうがなく買ったみたいな感じで終わるケースがあって、
後々聞いてみると、あれは成功のうちに入らないみたいなことを聞くこともあります。
そうなったときに、その人が買われた会社の社員になったりするんですけどね。
その中間層もそれなりにケースとしてはあるけど、外から見たら成功したように見えるんですよね。
経歴とかにもサクセスフリーアクアイドバイドコドコって書き方をするので。
リビングデッド状態の企業
その人の感覚でサクセスフリーだと思っているので、嘘でもなんでもないので、その書き方も間違ってないんですけど。
いわゆるAndroidって会社がGoogleって会社に買収されたり、YouTubeって会社がGoogleっていう会社に買収されたんですけど、
それぞれの会社のファウンダーってものすごいお金持ちになったんですね。
すごいお金で買ってくれたから。
そういうのとはまた別で、司令とあまり大きな派手なニュースにはならずに、
あ、そこの会社ってそういえばどうなっているんだろうと思っている。
今このグループの参加に入ったんだみたいなケースっていうのは、そんなに爆発的に成功しないタイプの買収で、
その企業家もそこの会社の社員で働いているっていうケースもあります。
結構それなりの数ありそうですね。
中間層のリサーチってあんまりしないんですよね。
超失敗したみたいなのか、超成功したはよく見るんですけど、間はあんまり知られていない。
以前に数ヶ月前までうちでちょっとインターンしてた学生が、
すごい投資とかに詳しい、スタートアップとか投資に詳しい彼がいたんですけど、
その彼とかも、あそこのスタートアップも完全にリビングデッドなので、売り切るか辞めるかですねって言ってたんだよね。
すごい学生ですね。
すごい口々が悪いんですけど、リビングデッドっていう状態があるらしくて、
もう拉致が開かないっていうか、このままずっとやってても大して成長も見込めないし、
大した利益も出てない状態ってリビングデッドって言うらしいんですけど、
次に資金調達をしようと思ってもなかなか調達しにくい。
だったらもう売っちゃうしかないって、苦しくなって売っちゃってるケースっていうのが今やった中間層の状況。
景気が悪くなったり、投資環境が悪くなるとそういうケースがどんどん増えている。
最近多分多い気がしますね。
大企業とかも買い時ですからね、安く。
これ以上もう資金続かないですとか、次の調達困ってますっていう時に、
安いねでも売ってくれる可能性がある。
そんな感じで企業化でうまくいかなかった場合は、
何かしらの居場所がありますよという。
頑張れ企業化。
頑張れ企業化。
しまりましたね。
はい。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
サンフランシスコデザイントークは番組に対する質問や取り扱ってほしいテーマを募集しています。
番組概要欄にあるGoogleフォームからお送りいただけますのでお便りお待ちしております。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。
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