2025-10-31 27:06

#2-21 日本のスタートアップは内向きすぎる? 世界98%の市場を逃す理由

アジェンダ:
  • 日本スタートアップが抱える“国内志向”の壁
  • 世界市場を前提にしたサービス設計の重要性
  • btraxが目指す“グローバルに通じるスタートアップ支援”

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btraxは "We design the future by bridging the gaps." がビジョンのデザイン会社です。これまで日本、アメリカなど諸外国を含め300社を超える企業様に向けてUXデザインを軸に最適なユーザー体験を生み出し新たな価値の創出に貢献してきました。詳しくは弊社⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ホームページ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠をご覧ください。最後までご視聴頂きありがとうございました!今後ともデザインに関するお役立ち情報を配信していきますので、是非チャンネルフォローよろしくお願いします。

サマリー

日本のスタートアップは98%が国内市場に依存しており、その結果、世界の広大な市場を逃している。エピソードでは、シリコンバレーのスタートアップとの違いを比較し、日本のスタートアップがグローバル展開を目指すべき理由について考察している。また、日本のスタートアップがグローバル市場を意識せず、日本国内に留まりがちな現状とその背景についても議論されている。特に、日本独自の課題やビジネスモデルの非効率性が成長を妨げていることが指摘され、国境を越えた企業の成功例としてオープンAIの話が参照されている。さらに、日本のスタートアップが海外市場に展開する際のベンチャーキャピタルのサポート不足という根深い問題についても語られている。国内市場を大切にしながらグローバル展開を目指す企業の姿勢も取り上げられている。

日本のスタートアップの現状
サンフランシスコ・デザイントーク。この番組は、デザイナーやデザインに関心のある方、デザインをビジネスに生かしたい方、そしてグローバル展開を目指す企業の皆様に向けてお届けします。
BTRAX CEOのBrandonが、サンフランシスコ本社からここでしか聞けない、リアルで実践的な情報をお届けします。
サンフランシスコ・デザイントーク、本日も始めていきます。MCを務めますリュウチです。
Brandonさん、本日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
本日のテーマですが、Brandonさんがスタートアップ、特に日本のスタートアップについて、ちょっと物申したいことがあるところで。
物申したい。
そちらについて取り上げていきたいと思います。
Brandonさん、ちょっと物申したいことっていうのを。
先週日本に行った時に、いくつかのイベントを登壇した中で、福岡に行ったんですね。
福岡でラーメンテックっていうイベントがありまして、ラーメンテックってイベントは1週間くらい毎日スタートアップに関してのセッションを行うイベントシリーズで、結構大規模だったんですよ。
僕が登壇を依頼された日程っていうのが、グローバルサミットって言われる、その中でもグローバルに関連するセッションをやってくれっていう依頼があって、2つやったんですね。
1つは、AIのスタートアップであるジェーンスパークっていう日本国外のスタートアップの企業のファウンダーを呼んで、彼と一緒に世界レベルで活躍してるスタートアップに関してのどういうふうにやってるのかとか、どういうサービス展開をしてるのかっていう話をしました。
これは英語でやりました。
もう1つが、日本のスタートアップ企業の人たちと一緒に、どうやったらもっと世界に通用するスタートアップが作れるかっていうセッションをやったんですね。
この2つ目のセッションで話した内容をちょっと紹介したいなと思ってて、それはなぜかっていうと、一緒に登壇した中の数名は、うちの会社が提供しているグローバルスタートアップを作るためのアクセレレーションプログラムっていうのがあるんですよ。
福岡のためにもやったのがあって、グローバルチャレンジっていう、世界に羽ばたくスタートアップを作りましょうっていうプログラムをやったんですね。
これ7年間やったんですけど、そこに参加した方々数名と、あともう1つこれも福岡にあるスタートアップで、ヌーラボっていうスタートアップがあって、
これ橋本さんっていうファウンダーの方、CEOの方、以前より友人なんですけど彼にも出てもらったんですね。
彼はヌーラボって会社を経営してるんですけど、最初から海外ユーザーがいて、海外にも従業員がいたりする会社をやってるんですよ。
デジタルサービスなんですけど、SaaS系のね。そこでね、その人たちと一緒に登壇してる時にふと気づいたことがあって、
日本でそのスタートアップイベントをやって、そこにデモをやったりとか展示したりとかピッチしたりとか、
またはオーディエンスとして学びに来てるスタートアップ関係者、オーディエンスの方々等々といるけど、
多分100人集めたら98人は提供しているサービスって日本国内向けだけだと思うんですよね。
なんか想像してもらえばわかるけど、日本のスタートアップ企業のサービスどんなのやってるのかって考えた時に、
多くの場合はユーザーはほぼほぼ日本国内にしかいないサービスばかりな気がします。
これちっちゃいスタートアップもそうだし、もう上場して大きくなったスタートアップも含めて、
98%ぐらいっていうのはもう日本国内のためだけにやってるようなスタートアップだと思うんですね。
そこでふと思ったのが、それってなんかもったいなくないかなと思ったんですよね。
なぜかというと、日本の人口って1.2億人ぐらいじゃないですか。
世界って80億人とか言われてるんですけど、80億人の中の1%から2%ぐらいの人たちのためだけに作ってしまうと、
世界の98から99%ぐらいは全くユーザーにはなる、一生ユーザーにはならない可能性が高いものになっちゃうから、
一方でスタートアップって急成長させるっていうことと、今までにないようなイノベーション、
新しいサービスを作ってそれを世の中に広げていくっていうのが存在意義じゃないですか。
シリコンバレーとの比較
多くの場合は新しいサービスっていうのはすごいニッチなとこから始めるんですよね。
こんなサービス使う人いるの?みたいなところから始めて、徐々に徐々にユーザーを増やしていって、
世の中に広がるっていうのがスタートアップの存在意義だったり、特にシリコンバレーとかに住んでるとそれをたくさん目の当たりにしてきてるわけよ。
今では多くの人が使いそうなサービスであったとしても、めっちゃニッチから始めるのね。
例えばAmazonは本屋さんだけだったとか、Uberはリムジンレンタルだったりとか、
そういう感じでいきなり大きな市場を狙うよりは尖がったサービスを作るわけ。
スタートアップのアイデアを考えたときに、この辺、シリコンバレーあたりだとよく言われるのが、
100人いたら1人2人熱狂するサービスつけれとか言われるんですね。
100人にそのサービスを提供したときに98人から無視されてもいいって言うんですよ。
そんなもの一生使わねえよって言っても、1人か2人、それめちゃくちゃ使う、お金も絶対払う、使い続けるって人がいれば、
それでスタートアップとして成り立つっていうのはよく言われるんですね。
これが1人なのか2人なのか5人なのかわかんないけど、そのぐらいの人数でもいいよってなるわけ。
それはなぜかというと、例えば100人いて5人しか使わないサービス作ったとしても、
これを世界的に展開した場合に80億人の中の5人だったら4億人になるわけよね。
すごい単純な話してますけど、4億人って日本の人口の3倍以上じゃん。
ってことは日本国内にサービス提供して、日本人全員が使うよりも3倍ぐらい売り上げと規模が大きい会社になるわけじゃないですか。
なので世界的に目を向けると、100人いても5人しか使わないようなぶっ飛んだとんがったサービスを作りやすくなるわけ。
いわゆるイノベーションを起こしやすくなるわけよ。
だけどこれもう1回日本国内に目を戻したときに、日本の中で5%の人しか使わないってなると商売が成り立たないわけよ。
それはちっちゃすぎるって話になって。市場もちっちゃいし、日本っていう国内市場っていうのはそれなりの規模あるにせよ世界と比べるとちっちゃいし、
その中の5%しか使わないってなると、スモールビジネスとしてはいいけどスタートアップとしてはこれはもう投資に値しないとか上場できないとかそういう風になっちゃうから、
それはできないわけじゃないですか。
そうなると最低でも20%とか30%とか頑張って半分ぐらい取れるぐらいの見込みをサービスを作ろうってなると、とんがらないわけじゃないですか。
みんな狙うからそういうサービスっていうのは。
だから日本国内でスタートアップを作るときにシリコンバレーのスタートアップと比べてもあまりぶっ飛んだサービスが生まれにくいのはしょうがないんだよね。
なぜならみんなが使いたくなるようなものを作ろうとしちゃうから。ということはさ、シリコンバレーのスタートアップと戦っては勝てないわけじゃない。
もう一回世界に目を戻すと、僕たちが住んでいるサンフランシスコとかシリコンバレーとかってものすごい数のスタートアップが毎日生まれてますけど、
そういったスタートアップでアメリカ国内向け限定サービスって考えて作ってるところって多分一生もないんだよね。
最初から我々のサービスは一生アメリカ人にしか使えないサービスですって限定して作る人は基本いないわけ。
簡単に言うと最初から世界のどこにいる人でも使えるようなことを考えながらサービス作りをしていくわけさ。
だってそれは当たり前じゃないですか。英語で作れば英語圏の人っていうだけでもアメリカ以外にもいるからね、単純に。
イギリスだってオーストラリアだってインドだって英語できる人もいるし、第一言語が英語じゃない人でも英語だったらまあまあ使えるみたいな人もいるわけだから、
例えばスラックとかが日本語化されてない時も日本の人は使ってたりもしたわけだしさ。
だから最初から世界向けに作っちゃうからそれに対してお金も人も集まりやすいからスタートアップが急成長しやすい状況になるんだけど、
グローバル市場へのアプローチ
日本は何とかな、暗黙の了解的に何となく頭でわかってるにも関わらずとりあえずは国内だよねっていうのが前提条件になぜかなりますよねと。
その前提条件をどっかのタイミングでその限定を解除するタイミングはほとんど来ないと言うよね。
そこがいわゆるその本当にそれってスタートアップなのかって思っちゃう。
そのいわゆるニッチを狙った急成長を実現するそのぶっ飛んだサービスを作りながらものすごい勢いで成長させるっていうのがスタートアップの意義だとすれば、
日本国内向けにスタートアップをやったところでそれは非常にスケールの小さいものになっちゃうしぼやけたサービスになるよねって話を
ラーメンテックの2個目のセッションで僕が厚く語ってパッと見たら会場10人ぐらいしかいなかったっていう。
そういうとこだぞみたいなこと言っちゃったんですけど。それは別にいろんな理由があったんですけどオデンスがいろんな意味ですごく少なかったんで今ここでポッドキャストで話したかったっていうことですね。
思ったのがシリコンバレーサンフラシスコのスタートアップは最初からグローバルを見ているっていう話があったと思うんですけど、
それっておそらく資金調達とか投資を受ける際にスケーラビリティがないと出資を受けられないっていうことがあったりとか、
投資家に対してなんかいい顔をするために言ってるんじゃないかなとかって思ったりもするとき。
でも実際に最初からグローバルにいきなりっていうのは難しいと思うので最初なんかサンフラシスコとかシリコンバレーの中でユーザーを見つけてみたいな感じで考えてるんじゃないかな。
僕が言いたかったのは最初からグローバルって表現がちょっとわかりにくかったのがスタートし始めて最初はサンフラシスコしないだけで始めるっていう前提だけど、
それが全世界的に広がるスケールしていくのに対してあまり大きな変化を必要としないっていう考え方ですね。
投資家としてもそれは最初の3年はサンフラシスコ米エリアでしか展開できないだろうけどこれ順調にいけばそのモデルを活用すれば他の街も余裕で展開できるよねっていうのが見えやすいっていうことなんですけど、
こと日本国内で提供しているスタートアップサービスってじゃあ日本がある程度うまくいったら次アメリカ行こうってなった時に同じチーム同じプロダクトでできるかって言ったら結構しんどいものがほとんどじゃないかってそういう仮説です僕が言ってるのは。
なるほどですね。
日本のスタートアップだったり、個人事業主とかも含めてですけど、日本企業の非効率さとかを改善したいみたいなそういうDX文脈かもしれないし業務効率化文脈かもしれないですけど、そういう文脈のサービスを提供しているところが多いなと思っていて、
日本企業ならではの課題を解決するだけで十分な収入だったりとかニーズが取れちゃうっていう環境自体にもちょっと。
それはそれで十分いいと思います。もちろんバリュームあるし、例えば人事のデジタルバージョンとか経理のデジタルバージョンとか業務の改善とかってあるんですけど、それは何が言いたかったかというと、
世界レベルで言うスタートアップっていう言葉に当てはめてみると、非常にスケールと成長スピードの上がりが大きくないので、同じスタートアップっていう言葉で表現しちゃった時にだいぶ感覚が違うぞっていう話ですね。
あとは、最近気になる日本市場縮小問題みたいなのがあるから、スタートアップの責務って成長し続けることだったりするので、かなりの成長率で毎年成長し続けることを考えると、どっかで頭打ちになるからそこが悩ましいよねということです。
グローバル市場の必要性
その業態にもよるけど、スモールビジネス的にスタートアップっていう概念に当てはめない状態であればそれでいい感じのものもあるけど、グローバルスタートアップとのどこかでバトルになるようなものになってくると、国内限定でやっちゃってるとどっかのタイミングで厳しいかななんて思ってます。
逆に言うと、そこに国境がない会社って強いなと思ってて、まさに今の時代、オープンAIって国境なくないですか?サービスに。あれがすっごいわかりやすいよね。
ちょっと前までだったら、ユーザーインターフェースを多言語化しないと他の国の人が使えないようなサービスみたいのが結構多かったけど、AIサービスって基本的に言語の壁ないっていうか、翻訳すらAIがやっちゃうのを考えると全く国境がない。
法規的なものとか、そのペイメントとかそういうの細かいのあったとしても、サービス自体の他の国に入ってくる参入収益ってすごい低くなるとすれば、チャートGBTみたいなものっていうのはアメリカでリリースされた同じようなタイミングで日本でも使い始めてるじゃないですか。一気にね。
あれってまさに、とてつもないスピードでエクスポネンシャルグロスっていうのを実現する、ザ・スタートアップの成長モデルだし、一気に世界市場で展開したモデル。で、それと同じようなことを、じゃあ日本の企業ができたのかなぁとは思うよね。
オープンAIが日本から生まれた可能性はあったのかみたいな。これよく、なんで日本からシリコンバレーみたいな企業が生み出されないのかって考えると、その逆は結構、例えばオープンAI、チャートGBTみたいなものを日本の企業が、スタートアップが作り始めてたとしても、多分日本人向けに作ってる気がするんだよね。
これが、根本的には、それを作ってる人たちが日本人であり、日本人のことしかわからないからの可能性はあるんだよね。
あとは、これは伊藤中将司の岡富士会長って方が言ってた言葉なんですけど、日本人は、例えばiPhoneとかの中身、こういう部品とかを作るのはすごく上手、けど最終的なアウトプットはアメリカとか中国とかが上手だったりするから、その最後のアウトプットのところが弱いっていうのは言ってましたね。
これは僕も完全に同意するし、そこにファクターがあるんだろうなと思って、以前もブログとかにも書きましたけど、サービスにしてパッケージングするとか、ユーザーエクスペリエンスを設計するとか、もっと言うとそのブランドとしてブランド力を積み上げるとか、
技術以外で必要とされるビジネス要素があまり強くないことが多いんですよね。サプライヤーとしては素晴らしいパーツを提供できるけど、それをエンドユーザーに喜んでもらうようなプロダクトにまで落とし込んだりとか、
そのプロダクトを開拓させるようなブランドを構築するとか、特に日本国外のユーザーが熱狂するようなものを作り出すっていうのはできてるかしらそんなに多くはないんですよね。
ゲーム関連とか自動車とかは本当に素晴らしい。それができてるのは素晴らしいと思いますけど、スタートアップでそれが上手にできてる会社ってあんまり多くない。だから100人中98人はそれをやってないと思いますって言ったのはそこで。
2人くらいいる。僕も知らないものも含めていると思うんですけど、不思議なもので100人中98人は世界史上の98%を失っているという、98に理論みたいな状態になっていて、2080理論っていうのがあるんだけど、98と2理論みたいに僕の中であって。
日本国内で必死になって戦うんだったら、世界に目を向けてもっと広い市場で大らかにプロダクト作りをしてみると、そのてこで持ち上げる石の大きさが大きいのではなんて。
同じ苦労をするんであれば、見込める市場の大きさは大きい方がいいなと思うし、日本のスタートアップのピッチとかよく聞くんですけど、最後の方に見込み市場のグラフとかを見せてくれるんですね。
丸い円が何重かなってて、サムとかタムとかって書いてある、ボンカレーのパッケージみたいなのが丸いのが3つぐらいあって、見込める市場の大きさみたいなことが書いてあるんですけど、これ日本国内だったら最後に×0.02だろうと思いながらいつも見てて、それ×1にしてくれよと思いながら、
世界市場の中の最終的には日本市場だけだろうみたいなことを思ったりするし、そういうピッチシールを見ると、その見込み市場の単位がなぜか円になってるみたいな。ドルじゃないんだみたいな。
日本国内で円で換算してる限りは、50分の1とかの規模での世界観で話しちゃうのは、それなりの市場があるにせよ、これからの時代、為替のリスクもあるし、そんな簡単じゃないですけどね、世界展開はアメリカも含めてそんな簡単にできないし、やってる方は本当にリスペクトですけど、
最初からデフォルトで日本国内前提で考えるのは、今から始めようと思っている方がいるとすれば、一回そこは立ち止まっていただけると嬉しいなぁなんて思ってるという個人的な意見になりますね。
成功事例とアプローチ
ありがとうございます。今いろいろ課題を挙げてくださいましたけど、Bトラックスとして何かその課題に対してアプローチできることとかしていることってあったりしますか?
我々も微力ながらできることはしたいなと思ってて、まさにさっき言ったグローバルスタートアップ育成プログラムの参加者、卒業生の一社、これにも出ていただいたダックノートさんには、
サービスをもう北米にもどんどん展開していきたいという意思があったので、いくつかやってて、
ウェブサイトの、海外向けウェブサイトを作って、ゆきゆきはユーザーエクスペリエンスの海外向けのローカリゼーション、ローカリゼーションというかむしろ世界的に使いやすいようにするってことと、
あとはうちのサンフランシスコのオフィスを曲がりしていただいてますね。なので定期的にここに来て住所はサンフランシスコ。サンフランシスコの住所って実はスタートアップ的には世界で一番美しい、見栄えのする、
いわゆるブランドのお店からすると銀座に住所があるようなもんなので、住所の欄だけでもサンフランシスコって書いてるとグローバルスタートアップっぽく見えるから、
うちのオフィス、サンフランシスコのそれもスタートアップが集まる地域にあるので、そこをお借りいただいていて、どんどん海外ユーザーも獲得していこうということで、
ウェブサイトに掲載する写真とかもサンフランシスコで撮ってますし、やっぱりなるべく日本のスタートアップっぽくない見せ方をブランド作りにおいてもプロダクト作りにおいてもやっているということは今、
進んでいるところですよね。
ダックノートの経営者のスバルさんとお話しする機会も結構あったんですが、もちろん彼は北米を見てはいますが、国内も全然ないがしろにしてないというか、国内も地方とか飛び回ってお客さんのところに行っているという話を聞くので、
決して国内をないがしろにしているわけではないということはちょっと皆さんにはわかっていただきたいなという。
それはもちろん。日本は世界の中の一つですからね。別に日本を捨てたり忘れたりするわけではなくて、もちろんそれをやりながら海外ユーザーでも使えるプロダクトに変換させていく。
ユーザー獲得とか営業活動をしやすくするためのブランドマテリアル、ウェブサイトを中心としたブランド要素も英語化している。
あとは見た目も海外の人から見て違和感のないものに今作り変えている状態ではありますね。
いいですね。ちなみに以前福岡でやったグローバルチャレンジの卒業生は今後、スバルさん以外にも活躍されている方って結構いらっしゃるんですか?
直接関わっているケースとそうじゃないケースもあるんですが、ちょこちょこいますね。ちょこちょこいます。
またそういうプログラムができたらいいなとは思いますよね。
そうですね。それは政府のプログラムでしたけど、個別にプロジェクトとしてもやっていきたいなと思っているので、
もし興味ある方はお問い合わせいただければ、プロダクトとかブランドを海外向けに作っていくっていうののお手伝いできればいいなと思っております。
ちょっと聞きたいのが、サンフランシスコのスタートアップ、シリコンバレーも含めてですけど、
グローバルに展開していくときに、いろいろ資金とか人でもいると思うんで、そのバックアップになっているのがベンチャーキャピタルとかだったりすると思うんですけど、
日本はそこがあんまりなかなかまだできてないっていうところなんですか?
グローバル展開の可能性
これはすごい根深い課題で、ベンチャーキャピタルの人はどこの市場でどれだけ成功するかよりも、
短いスパンでリターンを出すこととか、それなりのリターンを出すことが責務なので、
自ずとグロース市場への上場をなるべく早くしてもらいたいなと思うのを考えると、
中途半端に海外向けにやるんだったら国内向けに堅実に設けて、それを元に上場してくれって思ったりするほとんどがね。
でもその中でも、最近は高い志を持つ、世界に展開していきたい、スタートアップを支援したいっていうVCもいるので、
そういったところと一緒にやるといい。
あとは、難易度は高いけど、シリコンバレーの投資家から投資を受けるとかね、
そういうことができるようになると結構いいですよね。
ありがとうございます。
いろいろ30分くらい通して物申していただいたと。
その偉そうに言える立場じゃないんですけど、
単純に考えると、海外に住んでると国内だけに留まっちゃうのは少し残念かなって、
いわゆるビジョン的な面でね、そんな僕も全然偉そうなこと言える立場でもなんでもないんですけど、
ぜひその辺に何かしらヒントがあると、僕も嬉しいなと思ったという、そういうことになります。
Bittrexとしても、日本の社会課題とか業界の課題とか、そういうのを踏まえて、
クライアントの皆さんとか、これからクライアントになり得る方々にサービス提供できればなと思っておりますので、
お気軽にお問い合わせいただければなと思っております。
ブランドさん本日もありがとうございました。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
番組を気に入っていただけた方は、ぜひ高評価とフォローをお願いします。
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次回のエピソードもどうぞお楽しみに。
27:06

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