2025-10-24 36:23

#2-20 「挽きたて抹茶」で世界に挑む!Cuzen Matchaのブランド戦略 ゲスト: World Matcha CEO, 塚田 英次郎氏

アジェンダ:
  • Cuzen Matchaとは?創業者が語る「カフェインのアップデート」
  • デザインとテクノロジーの融合:ユニークな抹茶マシンの開発秘話
  • 日本から世界へ:最初からグローバルを目指すビジネス戦略

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Brandon Hill (CEO & Founder, btrax) ⁠⁠⁠⁠⁠X⁠⁠⁠⁠⁠

Eijiro Tsukada (CEO, World Matcha) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠LinkedIn⁠⁠⁠⁠⁠

🏢 会社概要

btraxは "We design the future by bridging the gaps." がビジョンのデザイン会社です。これまで日本、アメリカなど諸外国を含め300社を超える企業様に向けてUXデザインを軸に最適なユーザー体験を生み出し新たな価値の創出に貢献してきました。詳しくは弊社⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ホームページ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠をご覧ください。最後までご視聴頂きありがとうございました!今後ともデザインに関するお役立ち情報を配信していきますので、是非チャンネルフォローよろしくお願いします。

サマリー

Cuzen Matchaは、抹茶を手軽に楽しむことができるマシーンを世界に展開しています。塚田英二郎氏は、アメリカでの抹茶の人気の高まりやブランド戦略について語り、特に若年層の間でコーヒーから抹茶への移行のトレンドを強調します。Cuzen Matchaは、リアルタイムで挽きたての抹茶を楽しむ新しい体験を提供しており、オフィスや企業におけるサステナビリティを重視した商品戦略を展開しています。このエピソードでは、塚田英次郎CEOが抹茶マシンの仕組みや米国市場でのビジネス展開について語ります。Cuzen Matchaは、挽きたての抹茶を提供する新しいマシンを開発し、従来の楽しみ方を再定義しています。塚田氏は、鹿児島産のオーガニック茶葉にこだわり、飲み方に応じた様々なブレンドを展開しながら、抹茶文化を世界に広める挑戦をしています。Cuzen Matchaは、オーセンティックなデザイン体験と共に、抹茶を通じて世界市場に挑戦するブランド戦略を展開しています。

Cuzen Matchaの紹介
サンフランシスコ・デザイントーク。この番組は、デザイナーやデザインに関心のある方、デザインをビジネスに生かしたい方、そしてグローバル展開を目指す企業の皆様に向けてお届けします。
BTRAX CEOのBrandonが、サンフランシスコ本社からここでしか聞けない、リアルで実践的な情報をお届けします。
サンフランシスコ・デザイントーク。BTRAX CEOのBrandonです。本日は、ゲスト会として、抹茶を世界に広げるCuzen Matchaの塚田さんに来ていただきました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずは、塚田さんの自己紹介からしていただき、アメリカでどんなことをやっているのかとか、これまでの戦いや、これからの展望や、アメリカマーケット等々に関してお話しいただければと思ってます。
結構長いですね。
30分間ぐらい。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
改めまして、塚田英二郎と言います。
Cuzen Matchaという、抹茶のマシーンとオーガニックの抹茶リーフを日本から自分たちで調達しながら、全世界に手軽に、簡単に、日常の生活の中で、家やオフィス、カフェなどで美味しい抹茶が飲める、そういったサービスを作り上げて、世界に展開しています。
カフェインのアップデートをしている。
今まで、皆さんやっぱり普段からコーヒーを飲んでいると思うんですけども、アメリカでは結構10年ぐらい前から若い子たちを中心に、抹茶をコーヒーのシーンで飲むようになって、
抹茶がもたらすカフェインクラッシュの間に、もう少しなだらかに続く持続可能なエネルギーとか、そこら辺が若い子たちに支持されて、ずっと抹茶カフェが始まり、
今だったら、またオフィスに人を戻そうという流れの中で、オフィスの中でも皆さん抹茶を飲みたいので、最近は僕らも今年出した抹茶メーカープロという業務用マシーンをオフィスに導入していくことをかなりやっています。
ありがとうございます。
うちの会社でも以前にブログとか、あとこのポッドキャストでも紹介したんですけど、アメリカで抹茶がすごい人気で、
カフェブームっていうのが10年くらい前にあって、サードウェーブだ、フォースウェーブだとか言って、ブルーボトルとか日本も進出しましたけど、その後でタピオカ?日本もアメリカもタピオカブームが一斉に若者を中心に広がって、
ここ数年それが今度抹茶に火がついて、どこのカフェ行っても抹茶ラテとか抹茶のオプションありますよね。
今はだから、本当にイケてるコーヒー屋さんでも、抹茶の方が配数出てる店とかも出てきちゃってみたいな。
本当に?普通のコーヒーよと?
コーヒーにこだわってる店なんだけど、結局そこに若い子たちが集まってきて、じゃあ何飲むのかって言ったら抹茶ラテ飲む。
うちの会社のアメリカ人スタッフも、ちょっと前までだったらボバ?タピオカ飲みに行こうだったのが、今は抹茶飲みに行こうっていう。
コーヒーしようっていうのから抹茶しようみたいな表現、動詞としての表現すら変わるぐらいになってて。
特に若い子、10代の子とか見てても、コーヒーは本当に飲まなくなってて、ボバとかの接触もあるんで、
最初に抹茶を、コーヒー前にも抹茶を飲んじゃって、これでいいじゃんって、緑色だしって、自分たちのカラーだしみたいな感じで、
本当若い子たちのコーヒー離れはかなり進んでるなっていう印象はありますね。
これ、先ほどコーヒーの代わりに抹茶になってきたっていう説明があって、そのカフェインの話とかもあったと思うんですが、
あれですよね、僕も飲んで体的に感じるのは、コーヒーって飲んだ直後にカフェインがガツンときて、
ちょっとダメージっていうか、きたなって感じするんですけど、抹茶はゆるい感じなんですかね。
そうですね、僕自身の体感としてもコーヒーの方がすぐ効きますと、速攻性があって、でも30分もしたらそれが全部なくなっちゃって、
欠乏感から、また次ちょっと入れないとっていう感じで、過去20代とかコーヒーをものすごく飲んでた時とか、
1日7,8杯ぐらい飲んでて、常に打ち続けるみたいな、カフェインを打ち続けるみたいな、
ヤバめな表現。
ヤバめな表現ですけど、だから結構体はかなり負担がかかってましたよね。
でも今とか本当にコーヒーほとんど飲まなくなっちゃって、抹茶を1日2,3杯飲んでるんですけども、もっと緩やかに効いてて、
急に効くってことはない、だから速攻性はないもののじわじわと巻き出て、やっぱそれもいい抹茶にはテアニンが入ってて、
テアニンは心を落ち着けてくれる作用があるので、やっぱそれがなんとなくじわーって効きながら緩やかにカフェインが効いて、
いい感じのフローの状態が長く続いてるのかなっていう、これは自分の体感ですね。
ユニークなデザインとブランド戦略
なるほど。で、クーゼン抹茶の場合は、僕も何度もエスプレッソマシーンって言ったらいいのかな。
白くて真ん中に空洞が開いていて筒が刺さってる、すごいデザイン的にもかっこいいクーゼンの抹茶マシーンがあると思うんですけど、
あれをデザインした枝広直也くんが、このポッドキャストにも以前に出演してくれたんですよ。
その時にまさにクーゼン抹茶のマシーンのデザインのひばとか、インダストリアルデザイン全体の話とかしてくれて、それで縁も感じてたんですけど、
あのマシーン自体のデザイン、すごいかっこいいですよね。
だって塚田さんが最終的にはフォルムを選んだっていうふうに枝広くんが言ってましたけど。
直也さんが最初に7個構成ぐらいを示してくれて、でもやっぱり今の僕ら丸窓って呼んでるんですけども、
四角い筐体の中に丸窓をくり抜いて、しかもあえて上下左右全部非対称にしてる、あえてど真ん中に配置してないんですけども、
そこら辺の日本的な美意識、および丸窓とその上には茶筒が突き刺さってるって不思議な感じであるんですけども、
やっぱそれを見た時のユニークネスタルや、半端なくて、それだけがやっぱ段違いだったんですよね。
スタートアップで最初の1商品目で勝負をかけないといけないし、普通家電メーカーとか普通の人だったら選ばないですよと直也さんには釘を刺されながらも、
僕もずっと違う領域では新商品開発とかずっと商品ものづくりをやってて、やっぱそのユニークなデザインが持てることってものすごく強くて、
もうその7個の方向の中で今の1個を見た瞬間に、これしかないなっていう感じで、直也さんは実は他の案とかも好きだったんですけど、これでいいですよって決めちゃいましたね。
あれかっこいいですよね。日本の古いシャオクみたいなのにある丸窓のコンセプトですよね。
そうですね。
それに茶筒ですよね。
あれ結構ハードウェアデザインとしてもかっこいいし、おそらく直也さん的には、僕が想像するに結構あれ製造するのめんどくさそうなフォルムしてるんで、あれを選ばれちゃうと量産するのをえーっと思ったのかなと思って。
メーカーさんからは結構いろいろ、いやもうここのとここういうふうにできないですかねみたいなことは何度も言われながらダメですって、床にこの丸窓の美しさが見える、もうそれを邪魔する要素は一切許せませんっていうところだけは決めて、
こだわって。
微妙にいろいろなエンジニアリングをする中で縦横比率とかは最初のオリジナル形状ってやっぱり変えざるを得なかった部分もあるんですよね。
でもそれは、まあ要は一番最初に作ったモックアップはもう少し横長だったんですけど、それを別に見たことあるのは僕と直也さんぐらいだし、最終的にはいろいろエンジニアリングの工程でちょっと思ってたより背は高くなっちゃったんですけど、
まあでもその一番大切な丸窓をしっかり見せるって四角と丸の印象を残すってことはまあ成功できたので、まあもうあれしかない、あれしかやるようがなかったです。
いやでも素晴らしいデザインだなと思って。
あと今塚田さん、その空前抹茶のジャケットを着ていらっしゃいますが、このロゴも僕ちょっとこの前ぼーっと見たときに、あれ、なんかハートっぽく見えるなと思ってて、
CとZがくっついたすごくかっこいいコーポレータイテッディなんですけど、フィアグラウンドって言われるデザインの手法を使っていて、
表の文字とあと裏側に見える空洞のところがなんかちょっとハートっぽく可愛くなってて、いやすごい良いロゴだなと思って実は。
ありがとうございます。
気づいてました?ハートが隠れてるって。
ハートはあれですね、ピュアな人にしか見えないやつ。
CとZ、そうそうそうそう。
あ、ほんまや。
今後使ってください。
あの真心が込められてますとかって後付けで言っちゃって構わないんで。
わかる心が住んでる人にだけわかりますね。
で、えっと、ありがとうございます。
さっきなんかちょっと新規事業の話とか出たんですけど、
塚田さん僕一番最初に会った時ってもうかなり前なんですけど、その際ってサントリーにいらっしゃった?当時。
一番最初会ったのそうだったかな。
そうです。
僕がストンミルやってる頃。
そうですそうです。
サンフランシスコのミッションエリアで、
はい。
ストンミルっていうあれは抹茶のカフェなんですか?
カフェですね、はい。
その時代で、おそらくまだサントリーにいらっしゃったかな。
そうですね、あれサントリーからの結果的な社内ベンチャーみたいな形で僕がやってましたね。
で、その当時はまだまだ今ほどその抹茶とか日本のティーカルチャーっていうのがアメリカに広がってなかった時代だと思うんですけど。
まあそうですね、今だからその時10として今100ぐらいになっちゃったって感じですよね。
すごい。
まあでもなんか来始めてましたよ、やっぱり当時から。
本当に?
まあだからやったんですけど。
サンフランシスコだし、あの地域って結構その先進的なこととかに興味ある人とか、トレンドに敏感な人が住んでるエリアですもんね。
その後で風情抹茶スタートされて、ちょうど先日うちでやったAIワークショップにゲスト審査員として参加していただいて。
恐縮だから。
いやいやいや。
またハズレなコメントばっかりしちゃって。
アメリカのスタートアップ文化
いやすごい鋭くて、やっぱりアメリカでスタートアップやってる人の質問は鋭いなと思って。
いやいやいや。
あれは日本から来られた方を中心にAIを活用したプロダクト作りでピッチをしてもらったんですけど、
塚田さんの質問の多くが、それどうやって金儲けんのっていう真似対策。
ビジネスはやっぱり考えなきゃなっていう。
人のことだからついつい自分がどんだけ上手くできてるのか別にして、そこは客観的に見ちゃいますよね。
でも本当にスタートアップって響きかっこいいし、ビジョンがどうとか、VCからいくら何億投資受けたとかって、
そういうキラキラした面しか見えないけど、結局やってみるとかなり泥臭い部分ってありますよね。
もう泥しかないです。
泥しかない。
キラキラは見えるように頑張ってるんで、だからなんですかね、美しい白鳥でしたっけ?
湖面を。
水より上は優雅だけど、下はバタバタ。
超バターし、それしかないし、特に何ですかね、これもだから会社のステージが、
僕らも結構時間は経ってるものの、まだ比較的シリーズAなので若いうちは、
リソースが常に満税、リソース不足なので、結局なんだかんだとファウンダーがやらなきゃいけない、
投げれない仕事を雑用とかってほぼやっぱりやらざるを得ない部分があるし、
だからそれはしょうがないですよね、それも含めて楽しめないと。
なんだっけ、アメリカのスタートアップジョークで、CEOってチーフエブリティングオフィサーだって。
企業向けの健康とサステナビリティ
全部やる人ってあるぐらい。
そうですね、トラック借りてマシーン何百台をロスからサンフランシスコにオーバーナイトで運んだこともあるし、
本当に何でもやってますよね、みたいな。
今だって、先ほどチラッと話したら、いろんなLAだ、ニューヨークだとか言って、
少しでも興味あるお客さんがいらっしゃったら、ご自身で出向いて、営業でデモンストレーションして、
先生所かな、ニューヨークのメタのオフィス。
そうですね。
UXのシリコンバレーのメタ社のニューヨークオフィスに導入する話で行かれてた。
そうですね、あんまり名前言っちゃいけないんですけど、でも大丈夫です。
結構今そこの会社とは取り組みが広がってきてて、
今企業としてもオフィスに人を戻したいってなってるじゃないですか、テックにしても。
オフィスに来るインセンティブもちゃんと作ろうとか、
来たからには人同士がちゃんと意図せざる交流をしてくれて、
そこでいろいろ偶発的なセレンディビティですか、そういったことができるように、
マイクロキッチン休憩室の設計とか、そこに何を入れるかとか、
結構そこらへんを今やり直してたりとか。
あと本当、僕もいろいろ企業の休憩室を見ていく中で、ペットボトルの商品が一本もなくなってて、
全部缶、紙、やっぱりサステナビリティはものすごく出してるんで、
そこに僕らの商品っていうのはほとんどゴミも出さないですし、
本当に毎回オーガニックの引き立ての美味しいものが、
しかも皆さん自分で簡単に、最初にちょっとだけトレーニングはいるんですけど、
でもそんなに難しくない動作のマシンなので、
それを覚えちゃえば後は本当に自分で美味しい抹茶ラテ作れちゃうし、
メタとかは本当にエスプレッソマシンとかスチーマーとかも普通にあって、
そこで結構みんな自分でスチームミルク作って、
それで偶然抹茶と合わせて、本当カフェで出してるのより全然ハイクオリティな
抹茶ラテとかをみんな自分で作って飲んでるんで、なかなか羨ましいなっていう。
だからそんな感じで今、それ以外の会社にもやっぱあれですね、
オフィスのそういうマイクロキッチン、休憩室のところで、
そういった社員の健康等とか、あとサステナビリティに配慮した、
そんな飲み物を入れてきませんかって、コーヒーだけじゃないでしょっていう話の中で、
結構そこに共感してくださる会社さんも増えてきてるんで、
そこはすごい今楽しいし、でももともとやりたかったところがそこだったんですよね。
今でこそ業務用マシンっていうちょっと大掛かりなマシンを作ったんですけども、
最初に直屋さんと1号機作った小型のマシンでも本当は、
オフィスとかに入れてきたかったんですけど、ちょうど準備中にコロナが起こり、
本当に5年ぐらいオフィスはかなり止まっちゃった部分があるので、
そこが今もう1回リオープンの流れの中に、
しっかり当初からやりたかったオフィスに入れてって、
皆さんにおいしい抹茶を飲んでいただくってことを今進めていってる感じですね。
抹茶マシンの仕組み
なんかスタートアップのオフィスにお茶って言ったら、
一時期は伊藤園さんの大いいお茶が、
どこでもものすごくありました。
シリコンバレーの一大ブームとなって、
テック企業のカフェの冷蔵庫に緑色のペットボトルの瓶がずらっと並ぶっていうのが、
一時期のコロナ前まではかなりの大名刺のような感じだったんですけど、
塚田さんの今の話だと、ペットボトル廃止の動きっていうのが、
ここの辺も都心部ではサスセナビリティの意識で進んでいるから、
こういうマシンから直接作るっていうニーズが上がってるっていう感じなんですよ。
そうですね。お茶以外も全部ペットボトルなくなっちゃったんで、
でも缶なんですよね。
だから、明らかに昔よりは選択肢の幅が減ってるんで、
その代わり、僕らは抹茶の仕組みだし、
あとフレーバーの炭酸ベビーとか結構見るようになりましたよね。
あとコーヒーも相変わらずいろいろなマシンも入ってきてるので、
そこら辺のパラリティ感はかなり半端ない。
やっぱりどこも皆さん、ハードウェアとそこに使われる豆なりリーフなり、
専用の何かなりを提供した、
そういうマシンプラスサブスクのビジネスを
皆さんいろいろ考えてやられてるなっていう印象はありますね。
確かにサンフランシスコのスタートアップオフィスに行っても、
炭酸水のソーダマシンみたいなボタンを押して、
フレーバーとか選んで入れるのありますけど、
めちゃくちゃ使いにくいんですよね。
どこを押したらどこから何が出てくるかって全然わからなくて、
想像してないところから液体が流れてきたりするから。
そんな中の一つとして偶然のデバイス、
ハードウェアも置いておくっていう感じ。
キッチンに置く感じですよね。
体験を通じた日本文化とかブランド体験みたいなものを
届けたいっていう思いもあるんですか?
お茶を飲むっていう。
いいものを飲んでほしいなっていうのはありますし、
またみなさんシンプルに仕事してるときに職場で
抹茶を飲みたいニーズが強いので、
ニューヨークとかだったら、
外まで抹茶ラテ買いに行きますかってなっちゃうので、
あればみなさん職場に留まってマイクロキッチンで作れたら、
その間に他の同僚と会話もできるし、
そういったことは僕から見てても、
企業さんにとってもメリットになってるなっていう印象はありますね。
ありがとうございます。
先日のワークショップの際に実際にマシーンを持ってきていただいて、
参加者および我々のスタッフにもお茶を振る舞っていただきましたけど、
あれそのまま飲むとおそらくアメリカの人たちからすると、
すごい苦い、そして濃いっていうふうに思っちゃうのかなと思うんですけど、
アメリカの人たちがあれ飲むときストレートにするんですか?
それともなんか割るんですか?
8割ラテですかね。
ラテにするんですか?
あれはだから抹茶版のエスプレッソマシーンで濃い緑色の液体を作って、
それを自分でミルクと合わせて飲む。
じゃあ、あそこから出てきたものをそのまま飲むというよりは、
合わせます。
合わせるんですね。
スティーブドミルクとか横にあるものと最後に抹茶を入れる。
そういうマイクロキッチンには必ず冷たいミルクがあるし、
だいたいシチーマーもあるんで、
みなさん器用にシチーブミルク作って本当においしい抹茶ラテ作ってますね。
あれってちょっと詳しい話すると、
カートリッジみたいな筒のところになってて、
あそこにお茶の葉っぱを入れていく形?
そうですね。ひくまいの専用の抹茶のリーフ。
日本語では天茶って言ってるんですけど、
それを入れます。
そこもやっぱり僕らのミルに対して、
聞かれやすいようにいろいろ細かいディテールを最適化はしてるんですよね。
だからどの茶葉でもいいっていうわけではなくて、
狙いとする味わいとか生成量、濃さとかを出すには、
うちのリーフを使っていただく必要がありますし、
そこらへんは企業さんにもちゃんと説明をして、
そういうリーフのサブスク契約が作れたら、
当然リーフも安くなるし、みたいなお話をしてやってます。
で、あれが筒の中に入って、
筒の中でやるんですよね?ごめんなさい。
そうですね。筒の中にミルがあります。
ミルが入ってる、はい。
で、コーヒーと同じようにステンレスのミルが入ってて、
それで茶葉を粉砕しながら徐々にすりつぶしていって、
細かい粉にしていきますと。
で、その粉は、これ実は結構動かすのは大変なんですけど、
最終的には重力の力も借りて、下にポトって落ちて、
そこにあらかじめ水が入ったコップがあるので、
そこは磁石の力を使って、
コップの中の攪拌浴がくるくるくるくる回ってる状態。
もともと水に流れを作ってるところに徐々に粉を落としていくので、
上の半分でミルで引きながら、下の半分で同時に立てて、
結局ボタンを押すだけで茶葉から、
最終的なアウトプットとしては抹茶の液体になります。
挽きたて抹茶の概念
そういうマシンって今まであったんですか?
ないですね。
なかったんですか?
ないから作ったんですけど。
いや、それ実はすごいことじゃないですか。
だって、いわゆる抹茶の葉っぱからパウダー、
パウダーから液体にするっていう工程を
すべてワンプロセスで行うマシンを
発明したに近い世界観ですよね。
それって試作品作ったりとか試行錯誤とか
めちゃくちゃ大変だったんじゃないですか?
そうですね。
もともとこの企業をしたきっかけでもあるし、
粉のままだったら結構未来がないな、
抹茶庭って思ったんですよね。
どうですか?
っていうのも、やっぱり細かい粉になると
ものすごい勢いで酸化するんですよね。
フレッシュな香りとかすぐ消えちゃうし、
袋開けたてはまだ香りもするしいいんですけど、
でもすぐ使い切れなくて、
2、3日もしたら香り全部なくなって
色も変わり始めて、何だったらダマまででき始めて、
それをもう1回ちゃんと茶こしで溶いてやるのも
かなり大変。
で、結局この空前抹茶作ったのも
前のさっき言ったストンミル抹茶やってる頃の
常連さんの一言がひとつはきっかけになってて、
その人は本当毎日うちのカフェに
抹茶を飲みに来て、毎日20ドルぐらい
落としていってくれるんですよね、
いい抹茶を飲んでくれて。
僕的にはすごいありがたいお客さんだったんだけど、
ついやっぱ聞きたくなって、
僕ら粉の抹茶も売ってるし、
それを使って家で飲めばもっと安いんだけど、
なんでそうしないのって聞いたら、
いや自分じゃ作れないんだよねって。
美味しい抹茶飲みたいけど、
粉から自分で綺麗に立てて、
エグゼキューションも含めて
やっぱなかなかうまくできないから、
だから飲みに来てるんだって言われて、
なるほどなと。
粉を売ってる限り、
もちろん今はだいぶ自分でシャカシャカ立てる人が
だいぶ増えてきてますけども、
でもやっぱ忙しい朝とか忙しい職場で
じゃあそこをやる、
本当に時間的余裕ある人もやっぱ少ないし、
やっぱその、
かつ別に粉にすることでメリットはなくて、
やっぱ全て酸化してマイナス方向にしか行かないので、
であればコーヒーも結局、
ベストはやっぱ引き立てを
スペース層じゃないですか、
であればじゃあなんで抹茶もそうしないのかなと。
何だったら昔は千利休の時代とか
絶対に天茶、茶葉をイシュースでひいて、
それをお茶の席で使ってたんですよね。
だから昔は引き立てが当たり前だったのに、
今はそこのやっぱイシュースでひく工程があまりにも大変すぎて、
お茶屋さんがやるようになったんだけど、
でもやっぱ昔がやっぱ引き立てで、
当時は引き立ての香りとかも楽しめてたんだろうなって、
今はやっぱそれがないので、
じゃあだったらバックトゥーダーベイキシックスというか、
原点に戻って進化させようみたいなとこも含めて、
一個抹茶じゃなくて天茶に戻りながら、
機械で発明を起こして、
操作としては本当に大変なイシュースをひくとかじゃなくて、
ボタンを押すだけで、引きながら同時に立てちゃう。
みんなやっぱ美味しい液体を飲みたいわけだから、
それをできる限り粉を通過させずに、
茶葉からボタンを押して液体にするっていう、
その構想で動き出したので、
今の最終形に至り着くまでに、
茶葉のこだわり
いくつかのパターンは試してるんですよね。
インプットが茶葉と水で、
アウトプットが抹茶の液体になるって、
他にもやり方はあったんですけども、
いろいろこう美味しさとか、
あと粉の細かさとかいろいろ考えたときに、
今のやり方に行き着きましたね。
その利用されてるお茶の葉っぱは、
どこのもとなのでしょうか?
メインはですね、鹿児島になってますね。
僕らは結局、これもやるときに同時にもう一個決めたのは、
やっぱ茶葉はオーガニックの、
かつ自分たちで自信を持って調達したものを売ろうと決めましたね。
やっぱ茶葉を人任せにしちゃうと、
みんなそこら辺にあるとんでもない茶葉使って、
その結果としては美味しくないっていうのが目に見えてるので、
であれば、僕らがやっぱこれを使って飲んだら美味しいよねって自信を持って、
要は勧められるものを自分たちでちゃんと調達して、
それを販売するっていう。
だからマシンの開発始めると同時に、
いろいろ知り合いに紹介とかしてもらいながら巡っていって、
でもやっぱなかなかオーガニックで美味しい抹茶ってないよっていろんなところで言われながら、
グローバル展開の挑戦
でも最終的に鹿児島にはあったっていう話ですかね。
お茶葉のパッケージ、この前見せていただいたら、
何かいくつか分かると思うんですけど、
お茶葉のパッケージ、この前見せていただいたら、
何かいくつかバリエーションありましたよね。
そうですね。
あれはどういうバリエーションだったんですか。
コーヒーみたいな感じで、一個ブレンドって概念があって、
要はその飲み方に合わせて、
ストレートで飲まれる方のプレミアムブレンド、
それ一番茶のみを使って苦味の少なく旨味の豊かな味わい。
あとは日々いろんな飲み方したいっていう人にシグネチャーブレンドって言って、
これ一番茶と二番茶を合わせて、
旨味と苦渋味のバランスうまく整えてるので、
ストレートで飲んでもすごいお茶らしい味がするし、
ラテにしても抹茶が負けない感じですね。
あとは本当ラテしか飲まない人にはラテブレンドっていう、
これも二番茶主体のブレンドもあるんですけども、
そういうブレンドしていくことで狙いとする味わいを作りますよっていうシリーズと、
あとコーヒーも今シングルオリジン、
ウイスキーだったらそれがシングルモルトっていう言葉でありますけども、
やっぱ単一農園、単一品種みたいなところで、
やっぱ味の違いを楽しんでいく、
それぞれの個性をちゃんと見ていくみたいなものも今、
僕ら今10種類ぐらいかな、準備してきてて、
そのプロセスはいろいろ違ったシングルオリジンを飲んでみて、
自分の好きなものを見つけて、
それを飲み続けたいっていう、
これちょっと大騙しいんですけども、
なんとなくそのシングルオリジンのプロセスっていうのは、
今まではブレンドやってるっていうのは、
メーカー側にその主権があって、
僕らがおいしいようにブレンドしておきましたよっていう感じ。
それがウイスキーにしてもコーヒーにしても、
お茶の世界でも結局、
茶師が大組みをするっていうのは、
すごい当たり前な世界になったんですけども、
シングルオリジンっていうのは、
それぞれを分解して1個ずつの味わいになってるわけだから、
お客さんがそれを自分で飲んで、
探し当てていく工程で、
もちろん結果的にあんまり、
あれ、これ好きじゃねえなとか、
おいしくねえなってものもあると思います。
それはブレンドしてる方がそういうことがないように、
ちゃんとこちら側がやってるんですけども、
シングルオリジンは結局いろいろな味がある中でも、
ひょっとしたらその中に自分の好きなものがあるかもしれないし、
その要は思考を自分で探し当てていくこと自体も、
プロセスも含めてやっぱり価値になってるし、
それが思考の民主化的な部分はあるのかなと思ってます。
なるほど。
このクゼ抹茶は、
僕が知ってる限り、
こういう言い方は変なんですけど、
数少ない、本当に世界を狙ってるスタートアップだな、
日本文化を背景にしたスタートアップだなと思ってまして、
意外とシリコンバレー住んでると、
日本から起業家の方とか来るんですけど、
結構ガチでアメリカそして世界狙うとか、
その活動をする人、すごい少ないじゃないですか。
まあそうですね。
まあ難しいしね。
でも、やっぱり塚田さんは、
北米そして世界全体にこれを広げるっていう、
そういうミッションでやられてると思うんですが、
なんかその日本のスタートアップとか起業家の人に対して、
なんか伝えたいこととかメッセージとかってその辺であります?
いやー、そうですね。
まあ一個は、僕自身ものすごくニッチなところを戦ってるし、
そこが自分自身のユニークネスを追求していった強み?
強みのユニークネスを追求していったらこういうふうになったんで、
みんながみんなやっぱりそれできないし、
こっちで日本人で起業してる仲間とかも、
本当にガチ領域ってこっちも世界のガチのすごい人たちが集まってる部分だから。
確かに、そうかね。
やばいじゃないですか。
だから僕は全然違うことやってるし、
本当に僕だけ違った戦いをしてるなっていう感じで。
それすごいピッチとかでよく聞かれるアンフェアアドバンテージっていう、
他の人が真似しにくいようなずるいアドバンテージみたいのがないと、
例えば頭がいいっていうだけで戦おうと思うと、
シリコンバレーって天才が集まってる場所だから、
相当しんどいじゃないですか。
相当難しいですね。
難しいですよね。
なのでニッチを狙って、
自分のユニークなバックグラウンドを最大活用できるような戦い方をしないと、
めちゃくちゃ疲れちゃいますよね。
そういった意味で、
Cuzen Matchaのブランド戦略
抹茶とか日本文化とかを背負ってオーセンティック、
デザイン性体験とかを通じた文化とクオリティを提供するってすごい、
僕はすごいリスペクトさせていただいてる状態でありますね。
もちろん、だから創業するときから世界いずれ、
どのスピードかわからないけどいずれ全世界だし、
その前提で商品設計とかはしてるんですよね。
だから世界に広げやすいようにいろいろマシンにも工夫はしてあるし、
リーフのほうも結局農薬使ってると国ごとに基準が違うんでっていう、
かなりややこしい問題になるんで、
だったらオーガニックにしとけば、
最終的にはパッケージングレベルとかは国ごとに変えなきゃいけないと思うんですけど、
中に入るプロダクト自体は同じでできるので、
やっぱりその思想で、かつ最初のお客さん作りからアメリカでやってって、
多くの人になんで日本からやらないのみたいなことは言われてたんですけど、
でも結局シンプルに抹茶が木出してるのはアメリカだし、
アメリカでうまくいったらその先世界が狙えるのも分かってたんで、
それは夢としては志と思ってやりながらも、
それは果てしなく長い道だし、
これを聞いてるリスナーの人で、
偶然抹茶で一緒にやりたいなって、
これは素直に、
日本で世界で勝負できるコンテンツ、
超天才がやるんだったらまた別なんでしょうけど、
そんなにないんじゃないかなって思ってて、
しかもビジネス向きで、
僕らの強み、やっぱ茶葉って何がいいかというと、
水分を徹底的に排除した軽いものでかつ付加価値が高いものなんで、
僕がフルスでやってたペットボトル入りのお茶というのはほぼ水なんてとか、
いろいろ物流費とかエネルギーコストとか考えてた時に、
なかなかこの商売はそういう観点からもいいなっていうのは、
それももちろん分かっててやってるんですけども、
他に何かありますかって、
日本酒もブーム来てますけども、
でもやっぱアルコール度数考えたら結構きついじゃないですかとか、
そういうのを考えてた時に、
やっぱこの抹茶で世界っていうのは、
ビジネスとしても成立する部分なので、
まだまだ弱小で、
少しずつやりながらもアメリカとか、
オフィス向けは東南アジアとかもだいぶ目処も見えてきてるし、
うちの体制が整えば来年ヨーロッパもやりたいしとか、
そんなことは思いながらなんで、
常に仲間は募集してるみたいな感じですかね。
エンディングと感謝
分かりました。ありがとうございます。
じゃあ偶然抹茶と一緒に世界を狙いたい人は是非、
ブランドさんまで。
僕はエージントではないので、直接で。
リンクは掲載させていただきますので。
ということで以上、本日は
偶然抹茶の塚田さんに出演いただきました。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
番組を気に入っていただけた方は、
ぜひ高評価とフォローをお願いします。
リトラックスとのお仕事にご興味のある方は、
概要欄のリンクよりお気軽にお問い合わせください。
ご意見やご感想も大歓迎です。
コメント欄または概要欄の質問フォームからお寄せください。
この番組は毎週更新しています。
次回のエピソードもどうぞお楽しみに。
36:23

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