DAC-NOTEの紹介
サンフランシスコ・デザイントーク。この番組は、サンフランシスコと東京に拠点を置くデザイン会社、BTRAXのCEO、Brandonと、デザイナーの彩香が、日本で働くデザイナーや、デザインをビジネスに取り入れたい方向けに、様々なトピックについて深く話します。
サンフランシスコ・デザイントーク、本日も始めていきます。BTRAX CEOのBrandonです。
本日は、ゲストが日本から来ておりまして、自己紹介からお願いします。
はい、ではみなさん、こんにちは。私、日本からやってきております、DAC-NOTE株式会社のCEOをしております、岡辺スバルと言います。はい、よろしくお願いいたします。
完全に不自然な喋り方してるけど、何、気合い入りすぎてるよね。
いや、ちょっとまあ、逆に緊張してるってことですね。
緊張する必要ないんだけどね。
はい、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まあ、これ音声メディアなんで画像見えないんですけど、上から下まで派手なオレンジ色のつなぎを着てる人ですね。
そうですね。
完全に不審者のような格好してるんだけど。
うちの会社に来て、ビートラックスのサンフランシスコオフィスのものすごい高い天井の天窓の自動ロールカーテンの電池を買いに来てくれてますよね。
そうですね。
日本から。
はい。
うちのオフィスって、サンフランシスコのオフィス来たことある方わかるかもしれないですけど、めちゃくちゃ天井高くて、3階分くらい、普通の建物の3階分くらいあって、
そこで上に窓がついていて、2年くらい前かな、そこに電動ロールカーテン、リモコン式のやつをつけたいって相談したら、一緒に機会に行って買いに行って。
そうですね。
探知してくれてから、年に1回くらい電池交換に来てくれてると。
はい。
そんな人がなんでこれに出演してんだって思っちゃったけど。
よろしくお願いします。
一応あれなんだよね、肩書きは企業家なんですよね。
現場作業のデジタル化
はい。
で、ドボクとかの現場作業員向けのサービスを提供してるスタートアップ。
はい。
いわゆる現場作業のDXサービスみたいなものをやってる、ダックノートっていうサービスやってると思うんですけど。
はい。
そもそも何者だったんですか、もともとは。
はい。もともと起業する前は橋とかダムとか石油プラントのタンクですとか、そういったものの点検を現場で毎日やっていました。
高いところ登ったりとか。
そうですね。そういう時にロープを使って、普通の人が行けないところに行ってやるっていうのが特徴の会社でしたんで。
そういったところの仕事を毎日やってたっていう感じですね。
なるほど。
はい。
結構危険を伴ってたから、日本だと資格とか必要なんですか?
そうですね。社内というか業界団体の資格っていうのを作ってまして、それも年に1回資格の継続更新をしながら現場に出てるっていう。
はい。そんな感じで、危険なエリアでの仕事なんですけど、それをいかに安全にやるかっていうのが産業用での仕事の大事なところなので。
なるほどね。
そういったことを毎日やってました。
で、そこから今スタートアップを始めてると思うんですけど、きっかけは?
きっかけはですね、僕自身がすごい前の仕事をしてる時に、すごく困ってたところがあったんです。
それは現場でいろいろ点検をする時に、紙にいろいろ悪いところをメモするんですね。
コンクリートがひび割れてるとか、鉄材が腐食してるとか。
それをですね、報告書にする時に、もともとの橋とかダムの設計図面がCADでできてますんで、
その紙のメモを元にCADに書き写しの作業をしていたんです。
それは日本中どこでもやられて普通にやられてるんですけど。
それが、つまり二重作業になるんですね。現場でやったことをもう1回書くっていう。
これが本当に辛くてですね。
なんとかしたいと思っていろいろ考えてるうちに、
iPadにCADのそのまま図面を写して、
そこにまるで紙に書くような感覚でできるものがあればすごく便利になるなと思って、
いろいろ試行錯誤する中で起業して今に至っている。
そういうことね。
はい。
もともと紙に書いてたのを、二度手間でデジタル化してたのを、
最初からデジタルに記入しておけば、
効率化するだろうっていう。
そういうサービス作りを考えて、
そういうサービスを提供する会社を始めた。
それがDuck Noteって言うんですか?
そうですね。
Duck Noteって名前、何ですか?
デジタルとアナログの接続
Duck Noteっていうのはですね、アルファベットでDACと書くんですけど、
これはデジタルとアナログをコネクトする。
要するにデジタルとアナログをつないだものが、
現場で求められていると思ったので、
その願いを会社名に込めて、会社名もアプリの名前もですね、
最初から一緒で、ずっと突き進んでいるという、そういった感じですね。
Digital Analog Connectでしょ?
そうですね。
なるほど。
そうですね。
僕もiPadのUIとか見せてもらったんですけど、
すごい簡素化されている上に、
今流行りのオシャレなUIとかじゃなかったので、
それは無骨だったんだけど、
現場の人って下手にこじゃれたUIするよりも、
少し古臭い感じの方が使いやすいと思う人が多いってことでしょ?
そうですね。新しいか古いかっていうのは、
それほど自分の中では意識していなかったです。
それよりも紙でやっているその直感的な感覚を活かせる。
はいはいはい。
そこが一貫したテーマになったんですね。
だからアナログっぽいデザインをあえてすることで、
違和感を減らすってことですか?
おっしゃる通りです。
デザインするときって、
ほら、デザイナーってかっこいいデザインをしようと、
主観的にしがちなんだけど、
結局デザインの主役って、
いつまでたってもユーザーであるべきだから、
そのユーザーが目的とか課題解決をする際の、
最も心地よく使えるユーザー体験とか、
ユーザーインタフェースが重要なんですよね。
そうですね。
ダックノートの場合は、
使う人が作業をしている現場の人たちだから、
それまでは紙をメインに使った人たちが、
デジタルデバイス、iPadとかで使い始めたときに、
なるだけ違和感を減らすために、
そこのハードルの低いユーザーインタフェースのほうがいいってことですよね。
そうですね。
逆にですね、どちらかというと、
紙のUI、UXっていうんですけどね、
紙なので、デザインも何もなくて紙に書くだけなんですけど、
その体験ってですね、よくよく考えたら、
結構すごいなと思うんですよね。
もう多分人類の歴史上だいぶ古くから、
何かを見て書く、
それを元に設計して建物を建てるとか、
直すとか、
もう本当に人間の本能じゃないかっていうぐらいに、
何かを見て紙に書くっていうのは自然な体験?
うん、そうだね。
なので、僕の場合はそのダックノートっていうデジタルのiPadを使ってますけど、
その感覚、使うときの感覚を、
使うときの感覚を、
なるだけ紙に近づけたいっていう、
紙を目標にしたデジタルみたいな、
そんなイメージを中で持ってるっていう。
めちゃくちゃかっこいいこと言ってるよね。
いや、そうですか。
いやいや、すごい本質的なこと言うなと思って。
意外とすごいですね。
いやいや、現場でやってると。
さすが。
やっぱ現場でやってただけあって、説得力が。
人間はもともと紀元前の太古の昔から、
ほら、壁画っていうかさ、
そうですよね。
洞窟のところに動物の絵を描いたりとかさ、
そこからパピルスみたいな紙ができて。
歴史的に言うと、紙ができたことで、
メモるじゃないですか。
そうですね。
ダックノートもそうだとか。
あれって、それまでは人間の脳で記憶していたものをメモれるようになって、
記憶力を外に出せるっていうか、外注できる形になったので、
記憶力に頼る必要がなくなったっていうことで、
脳の記憶装置を外側に出した紙になった。
それがデジタルになったっていう話だとすれば、
そうだよね。
その延長線上でユーザーインターフェスタをデザインした方がいい。
そうですよね。
そうですね。
意外と考えてるんですね。
いや、あの。
本当に考えてた?
これはずっと考えてます。
紙を目指したデジタルっていう。
僕からの受け売りじゃないよね。
いやいやいや。
だから、どっちかっていうとDXとかデジタル化って世の中のトレンドなんだけど、
大体そのデジタルをやるっていう人がマウントポジションを取ることが多いと思うんですよ。
確かに。
デジタルが偉いみたいな。
そうなんですよ。まだアナログですかみたいな。
ただし、僕の感覚からすると、紙ほど使いやすいデジタルがないもんで、
確かに。
なので現場は紙が今いい。
紙のままになってる。
でもそれは紙が劣ってるわけじゃなくて、紙が最高なんですよね。
体験としてはね。
思ったことそのかける。
そうですね。
デジタルだとボタンを押して、例えば数字のボタン、電卓のボタンを押して、
位置を指定するってもうそれだけで3、4動作あるんですよ。
ありますね。
ただし、紙だともう書けば終わり。
書けば終わりだよね。
1、2、3とか。
これができるデジタルって意外とないんですよ。
はい。
ラックノートはそこをやろうとしてます。
それ、たぶん気づいてないかもしれないけど、
ステイブ・ジョブスとかも似たようなこと言ってたんだよね。
そうなんですか。
3ステップ以内に全部必ず3ステップにしろみたいな言ってて、
それはそれまでアナログデバイスを使ってた人からすると、
起動ボタンを押してダブルクリックしてとかめんどくさいと。
その後にユーザーアカウント作ったりとかログインしたりとか。
そうですね。
それがアナログのデバイスから考えると、
実はデジタルのユーザー体験ってめんどくさいこと多いんで、
あれだけ削れっていう話だったんですよね。
アメリカのユーザーとの接点
それを気づかずにDXだっていうだけで、
デジタルはこうだからしょうがないとかこういうもんなんですよっていうのは、
UXデザインの側面からするともったいないっていうか。
劣っちゃいますからね体験がね。
使う人が主役と考えれば、そこを中心に考えた方がいいということですね。
おっしゃるとおりですね。
特にアメリカのユーザーの人たちっていうのは、
非常に日本のユーザーと比べても、
使いにくいものに対してのアレルギー反応が激しいんで、
ちょっとでもデザイン性っていうか、
使いにくいものだと使い方が分からないとか、
使えないとか壊れてるとか、
そういう文句が出がちなので、
アメリカのサービスのデザインにおける、
UIとUXの効率が高くなりがちだっていう話なんで。
そこ重要だよね。
そうですね、やっぱり現場ファーストで。
いちいち言葉がかっこいいんですよ。
常に考えてるの。
自然に出てくるっていう。
とってつけたようにかっこいいんですけど。
まあいいや、そういうことで。
日本で初めて、なんでそもそも今アメリカに来てるの?
何しに来てるの今?
今ですか?
一言で言うと、アメリカのユーザーさんを探しに来てます。
アメリカのユーザーさんを探してる。
自分のサービスを使ってくれる人を探すために、
とりあえず来て、街歩いて、使ってくれって。
最高ですね。
スタートアップはそうあるべきなんですよ。
そうですね。
それこそデジタルの時代になって、たくさん投資を集めて、
SNSとかデジタルマーケットを使ってユーザー獲得しますみたいな
かっこいいことをゴートゥーマーケットストラテジーとか
いろいろ言うんですけど、
基本はMVPって最小限のものを作って、
現場の人とかにアタックして、
それでフィードバックもらう。
これが一番重要じゃないですか。
このPodcastに以前出てもらった高橋君っていう人も
日本から来てこっちでプロダクトの展開をしてるんですけども、
彼も言ってたのは、オンラインでニューヨークの投資家とミーティングして、
彼はヘアケアプロダクトなんですけど、
画面越しに見せたらすごい興味ある、面白そうだねって言ってくれたけど、
試せないじゃないですか。
そうですね。
デジタルじゃないね。
で、使ってみたいから送ってって言って、分かりましたって言って、
ミーティング終わった瞬間からその日のニューヨーク行きの飛行機を取って、
翌日ビルの下まで行って電話して、今下にいるんだけど。
最高のグッドワークですね。
素晴らしいですね。
で、意気込みも伝わるし、プロダクトも試してもらえるので、
やっぱりとりあえず来るとか、とりあえず行くっていう行為ってめちゃくちゃ重要だと思う。
デジタルの時代だからこそ、逆にそういうアナログ活動をしてる人って目立つし、
評価されやすいんで、とりあえず来てみるっていうのは僕は大賛成なんですよね。
起業とビジネスプログラム
もちろん、起業して実はもう3年になってまして、
この3年結構いろいろ大変な、簡単にお客様に買っていただけるわけでもないし、
自分が考えていた通りのこととは違うニーズが実は本質だったりとか、
いろいろ苦労してやってきたんですけど、
その中でやっぱりなんとかサーバイブしてここまでやってきて、
本当にこう、原点に戻るじゃないですけど、
本当に現場に自分が行っていた時みたいな感覚で、
本当にこのアメリカの現場の人たちにいろいろヒアリングですとかやりたいなっていうのはすごいありますね。
今さ、僕が経営しているビートラックスって会社のオフィスに来てるんだけど、
なんでそもそもううちと接点があるかっていう話じゃないですか。
そうですね。
なんで?
きっかけは、ちょうどラッキーだったんですけど、
起業した年に応募したグローバルチャレンジチーム福岡というアクセラプログラムが。
福岡市のアクセラプログラムですね。
それの運営をビートラックスさんでやっていただいて、
運よくファイナルに選んでいただけて、
サンフランシスコでのピッチイベントにも出させていただいたりして、
非常にいい経験をさせてもらって、そこがきっかけでした。
そうだよね。
あれのプログラムは、日本でスタートアップ、基本的には福岡市のスタートアップを集めて、
そこで勝ち抜いたトップ何チーム?5チームぐらいがサンフランシスコに来て、
うちのローカルイベントでピッチするっていうチャンスがもらえるっていうので、
選ばれたんだっけ?
そうですね。
ラッキー。
あれ俺選んだっかな?
選んでいただきました。
選んだんでしょうね。
そうですね。
ちょっと気の迷いだったかもしれない。
確かに本番はボロボロだったんですけどね。
チャレンジャーワークでしたね。
そうですね。
英語でピッチしなきゃいけないからね。
会場を盛り上げるために出てきましたぐらいの勢いで行ってきました。
いいと思います。やったもん勝ちなんで。
あのプログラムってすごい良くて。
あれだもんね、福岡に住んでないのに参加資格もらえるんだもんね。
将来福岡でもビジネスを展開したいと。
意気込みがあれば。
そういえばですね、ついこの前福岡県のお客様が。
できました。
そういった意味でグローバルチャレンジ福岡のお約束もちょっと外せたのかなと。
確かにね、結果としてね。
その後あれだもんね。
投資家との関係
僕が出演するイベントとか、
ビートラックスのうちの会社のイベントパーティーにめちゃくちゃ来るよね。
ストーカーのように。
常に僕もデザインを意識して経営したいなと思っておりまして。
それで学びたいって。
そういうことですね。
だってこの前のデザインシップにも来てたからね。
デザインのイベントで。
そうですね。
よかったです。勉強になりました。
聞いてくれてました?
もちろんです、もちろんです。
すごい、だってうちのブログとか全部読んでるもんね。
読んでますね。
Podcastも何回も聞いてます。
すごいよね。
僕が忘れたことまで覚えてるから、すごいなと思って。
ファンシェリー怖いなと思って。
ほぼストーカー的な。
すごい真摯だなって。
あれなんだっけ、スタートアップって言うとすぐ講師、投資とか言って言うけど、
講師は少なからず受けてるんだよね。
そうですね。
本当にありがたいことにこの3年間のうちですね。
起業する前ぐらいに、
行ってたビジネススクールがあったりするんですけど、
そこの先輩のエグジットした起業家の方ですとか。
あとは、実はサンフランシスコに住んでいるVCのパートナーの方にも出資していただいてました。
それも個人のエンジェル投資という形で受けてます。
残念ながら日本のVCさんは相当当たったんですよね。
全滅。
全滅してるという。
僕は個人的には最初はエンジェル投資受けるんだったら、受けない方がいいけど、
受けるんだったらエンジェル投資家がいいかなと思って。
この前話してたんだったらあれだもんね。
山本俊幸さんから受けてるんだよね。
そうですね。
チャットワーク創業者の。
直近では山本さんが主催されているPower Angelsという個人投資家の方々の集まりのところから
まとまった金額を募集していただきまして、本当にありがたいと思いました。
山本さんはうちでインターンしてたことあるからね。
よく存じ上げてます。
社長なのに。
それもご縁かなと思ってですね。
超いい人ですよ、本当に。
僕もお世話になりっぱなしで、いつか恩返ししたいなと思っている方なんですけど。
なるほどね。
今も本当にミーティングとか、
ちょいちょいいろいろアドバイスですごく感謝してます。
さすがです。
お金もそうだけど、サポートしてくれる人とか仕組みとかがすごい重要で、
よく日本とシリコンバレーの違いみたいな話聞かれるけど、
一番はサポートしてくれる人に対して、
応援しようとしてくれるよね。
バカにせずにチャレンジする人に対して。
僕もずっと上から下までオレンジの服を着て、
一応、ハストなのに、
でも、やっぱり、
オレンジの服を着て、
僕はオレンジの服で、
一番は、
僕はオレンジの服を着て、
一番はオレンジの服を着て、
一番はオレンジの服を着て、
僕もずっと上から下までオレンジの服を着て、
一応、ハッソルしてやってるつもりなんですけど、
だいたい日本だと惹かれるんですよね。
投資お願いしますって言うときにこの格好で行くんで、
ちょっとドア半分閉めかけられる。
めちゃくちゃ面白い。
それでも一生懸命ピッチをやるんですけど、
最初からグローバル狙ってやってますって言った時には、
完全にシャットダウン。
以前のエピソードでも話したんだけど、
日本ってスタートアップが
グローバルにやろうと思ってるんですって言うと、
投資家がドン引きするっていう、
複数名から同じ話は聞いたことがあって、
日本国内で堅実に上場するって言わないと、
嫌がられるんでしょうね。
もちろんそれも僕もいろんな方から聞いてますので、
うまく取り繕ってやろうかなって思った時もあったんですけど、
性格的にこれは無理だなと。
なので最初から、
割とマイルドに伝えてるつもりなんですけど、
最初からグローバルでってはっきり言うんです。
マイルドじゃないんですけど。
そしたらその途端にショーが低いんですね。
最初の時点でもうドア半分ぐらい閉まりかかってますんで、
もうそこで完全にアウトなんです。
すごい残念だよね、
そういう状況になってしまっている。
構造的な問題なのかちょっとよく分からないですけど。
ロジカルに言うと、
投資家の目標っていうのは、
スタートアップの投資課題
なるだけ短い期間でリターンを出すことだから、
日本のスタートアップの場合は、
とりあえず日本の国内で上場じゃないですか、
クローズ市場の上場。
そうなると売上と利益を見て、
上場できるかどうか判断していくと思うんですけど、
海外展開することを最初から考えちゃうと、
まず時間かかるんだよね、成長するまでに。
あとはコストもそれなりにかかるので、
Unknown factorsっていう、
日本語で言うと、
不確実性。
不確実性が高まるじゃん。
揃い上がるんですよね、
投資する側としてみれば。
それよりも前例があって、
そのレールに乗ったやり方すれば、
3年5年とかで確実に上場が見えるところにしか
投資したがらないっていう、
ごく金融的な考え方のVCがほとんどだと思うんです。
僕が知ってる限り、
9割方はそっち側の方々なんですよ。
わずかながら10%くらいかな、
夢とか野望とかそういうものも、
ちゃんと理解評価してくれて、
そこにベッドしたいっていう人もいるんですけど、
VCっていう仕事柄、
なかなかそのポジションを取りにくいっていうのがあって、
日本のスタートアップが海外で、
大きく成功しづらい要因の一つにはなってんだよね。
インフラ改善のビジョン
国内重視のVCから投資を受けたことが、
手笠足間支査になって、
逆に小さくまとまって終わってしまう例っていうのは、
宗教に挑まないんですよ、実は。
知り合いも後輩も、
企業家仲間とかも含めて話してみると、
その話ばっかで、
日本のちょっと残念なところかなと思うんで、
こうやってアメリカに来て、
ガチでユーザー見つけたいっていう姿勢は、
とても素晴らしいと思うし、
投資を受ける前にまずユーザーを見つけようっていう姿勢も、
最高だと思うんですね。
でもそうしないことには、
本当に投資っていうのは、
ラウンド重ねるっていう発想になるんですけど、
本当に世界情勢も、
何がいつどうなるかわからないみたいな時に、
次の出資はもうないものと思って、
やっぱり今のジネス回さないと、
やっぱり持続可能性的ではなくなるんで。
確かに。
売上があればね、
別に投資を追いかけ続ける必要ないですからね。
そこで黒字になれば。
そういう意味では本当に、
とあるエンジェルの方の一人からすごくいいアドバイスもらったんですけど、
一番いい資金調達の方法は、
売上げ上げることだよ。
間違いないですね。
本当シンプルな言葉なんですけど、
本当に記憶に毎日残ってて思い出すっていうか。
ちなみにビートラックスも投資を受けてないですからね。
それが理由で。
それが理由でっていうか、
売上げ上げればいいじゃんと思っちゃったんで。
投資家を探す暇と時間があるんだったら、
客探した方がいいじゃん。
僕も個人的な考え方ですけど、
人によって違って全然構わないと思います。
色んなやり方はもちろんあると思うんです。
なるほどね。
じゃあ最後に、
今後の目標とか野望とかっていうのはあるんですかね。
ダックノートをどうしたいかとか。
もちろんありますね。
なんですか。
なんで僕がこれを切り欲したかっていうところにも関わるんですけど、
つまり前の会社でも一生懸命目の前の点検はやってましたけれども、
やっぱりこれから本当に現場の人たちも少なくなるし、
若い人がやっぱり現場の泥臭い仕事っていうのをしなくなってる。
若い人が入ってきてもやっぱりなかなか続かなかったりとか。
しんどいですもんね。
そういう意味で言うと、
やっぱり今まで通りの現場の方々の作業のクオリティっていうのは
非常に高くて僕もリスペクトしてるんですけど、
それをもっと効率よく少しでもすることが
日本全体のインフラをより良くするとか、
インフラって当然世界にもあるんで、
そういったところで突然橋が落ちて誰か死ぬとか
いうことをなくなるために
一歩一歩できることをどんどんやっていきたいっていう。
僕はその中でもっと当然多くの仲間と
こういうでかいインパクトを
世の中社会に貢献できるようにっていうことを
毎日考えてます。
なんか一言で言えるキャッチコピーあったよね。
あれすごい俺いいなと思ったんですけど。
キャッチコピー、いくつかあるんですけど。
ビジョンとして。
あのビジョンもずっと、
起業したときからそれはいいかもしれない。
これ何かっていうと、
えーっとですね。
あれ自社ビジョンをそろっと言えない
CEO大丈夫なんですか?
ちょっと今深呼吸してる。
それは世界中からインフラ事故で
不幸になる人をゼロにする。
素晴らしいね。
そういうビジョンすごい重要だよね。
シルコンパレーのスタートアップって必ず
いわゆるエレベータピッチで言える
短時間で説明できる事業っていうのがあって
世界から何々なくすとか
世界のこういう人を増やすとか
そういうのって結構重要なので
いいビジョンだなと思って見てましたんで。
本当にそれは自分の本心から出てるっていうところで
嘘に伝われないところなんで。
それを共感してくれる仲間が
やっぱり今少しずつ集まってきてくれてまして
そういう仲間と一緒にいいプロダクト
いい価値を届けるんじゃないかという風には思います。
ありがとうございます。
本日は以上になります。
それではスバルくんありがとうございました。
ありがとうございました。
このエピソードを楽しんでいただけた方は
ぜひ高評価、チャンネルフォローよろしくお願いします。
またサンフランシスコデザイントークは
番組に対する質問や
取り扱ってほしいテーマを募集しています。
番組概要欄にあるGoogleフォーム
Spotifyでお聞きの方は
各エピソードのQ&A欄からお送りいただけますので
お便りお待ちしております。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。