フリーランスの経験
サンフランシスコ・デザイントーク、この番組は、サンフランシスコと東京に拠点を置くデザイン会社、BTRAXのCEO、Brandonと、デザイナーの彩香が、日本で働くデザイナーや、デザインをビジネスに取り入れたい方向けに、様々なトピックについて深く話します。
サンフランシスコ・デザイントーク、本日も始めていきたいと思います。MC勤めます、りゅういちです。Brandonさん、よろしくお願いします。
本日は、リスナーからの質問にお答えする回というところで、早速取り上げていきたいと思います。
質問者は、今、広告代理店でデザイナーとして働いていらっしゃる方で、企業内で働くところから、より個人として活動していきたいなと思っていらっしゃる方で、
Brandonさんは、企業内で留まるところから、ここで活動していくところに対して、何か思うところはございますか?
僕の経歴でいうと、僕は逆に、組織の中でデザイナーをやったことはほぼなくて、
大学1年の後半からフリーランスデザイナーを始めちゃったんですよね。
そこの質問にもちょっと書いてたんですけど、フリーランスでどうすかっていうことで言うと、
彼これ僕はそれで、3、4年フリーランスをやらせてもらって、アメリカですけどね、ずっとフリーランスをやって、その後にこのビートラックスを立ち上げたわけですよ。
よく聞かれるのが、なんでフリーランスで続けなかったのっていう話。
フリーランスで続けるのってできたんですよね、普通に考えて。
それで生活が学生の頃からできてたし、学費も払えてたので、
良かったんですけど、フリーランスを続けない方がいいかなと思った理由が2、3あって、
まず一番大きいのが、デザインって何かを課題を解決したりとか、何かを作り出す仕事じゃないですか。
僕がフリーランスをずっとやってた中で思ったのが、1フリーランサーができる仕事のキャパシティとクオリティとインパクトが限界あるなと思ったんですよね。
テクノロジーは進化しているにせよ、1人しかいないので、自分がデザインで貢献できる範囲と深さが1人だと限界あるなと思って、
そこでチームを率いてやった方がより世の中に貢献できるなって思ったのが1つ。
もう1つが、やってた時にふと気づいたことがあって、フリーランスって基本1人でやるから、自分の生活のために働くじゃないですか。
そうなると自分が満足できる収入が得られればそれで構わないので、無理して仕事しなくてもいいんですね。
あとは嫌な客の仕事をしなくてもいいんですね。
なので、やりたい仕事を自分のペースでできるっていう、とても素晴らしい環境に身を置かせていただいてたんですよ。
ただ、それは逆に言うとですね、無理をしないんで、負荷もかからないわけだから成長もしないんですよ。
同じことの繰り返しだったりとか、あとはめんどくさいなと思った仕事はやらなくなるので回避できるんですね。
煩わしい仕事とかお客さんを。
それも人間的に成長しないんで、これずっと続けてるとクズみたいな人間になると思うんですよ。
もともと僕は本当に人間的なレベルの低い人間だったので、今もそうだけど、学生の頃は特に。
これで自分がフリーランサー、ずっと組織にも所属したことないわけだから、我慢することも協調性もないし、
嫌なことを避けてるような人生を何年も続けてたら、もうやばいなと思って、自分でもっと責任のある立場になる。
負荷をかける世界に身を置かないと人としてダメになるなと思ったのがもう一つ。
あと財布は普通に寂しいってことですね。
日常生活で、特に仕事において話し合う相手がいないっていうのは、僕の性格的にちょっとしんどいっていうのがあって、一人事しかないわけですよ。
デザインのことに対して、語り合う相手もいなければ、フィードバックとか、これどう思うとかっていうやりとりができる相手もいないでしょ。
寂しいっていう、そういう理由があって、僕は自分の会社を始めた。
フリーランスになる理由
でもこれは向き不向きがあると思ってて、相談されてるリスナーの方は、今広告代理店で働いてるって言うから、立派な社会人として恐らく協調性もあるし、
人間的にもだいぶ成長されてると思うので、そこからフリーランサーになるのは良いと思う。
ただ、よく言われるのが、企業に所属しててフリーランサーになった方でよく言うのが、仕事取るのがこんなに大変だと思わなかった。
組織に所属してる時は、仕事がどんどん入ってくる、入れられて、ほぼ全部自分がやるもんだから、こんなの一人でやった方が割が良いわ、みたいな。
会社に搾取されて、作業のほぼ100%自分がやらされてるだけじゃん、みたいな。
なので、それがきっかけで馬鹿らしいってなって、例えば1,000万のプロジェクトを会社が受けた場合に、自分がやった作業とか給与とか考えた時に、せいぜい2,300万しかもらってない。
これフリーランサーで受ければ1,000万まるまる入るじゃん。7割損してた、みたいな感じで独立したとするじゃん。
確かに単価とかはフリーランサーの方が多分上がるんだけど、それで仕事がんがん取れるのかってなってくると、思った以上に入ってこない。
最初はフリーランサーになったっていうきっかけで、それを聞いて発注してくれる人とか、前職の付き合いとかで仕事が取れたりするんだけど、
中期的に考えてくると、いわゆる営業力の部分とかブランド力で全然仕事が取れないじゃん、みたいになって困るっていう例を複数に見てるし、
1回フリーランサーやってやっぱきついなってなって組織に戻りたいっていう例も見ているので、結論から言うと、フリーランサーになる、副業とかでやる分にはまあいいんだけど、
フルコミットでフルタイムフリーランサーやるんだったら営業力めっちゃ重要ですね。
営業力めっちゃ重要だし、無理してでもいいから入ってきた仕事とかはあまり断らないようにしていかないと、長期的に仕事が続かない。
これってさ、デザイン会社経営してるのにちょっと近くなってくるんだよね。
気づいたら、俺デザイン仕事したいのに営業ばっかりやってんじゃんって思うことにもなるかもしれない。
個人ブランディングの重要性
逆に成功しているフリーランサーとか、それで有名になっている人とか、やっぱり売り込みが上手かったりネットワーキングが上手かったり、自分の見せ方が上手い人ですよね。
最悪なのはフリーランサーになったんだけど、やってる仕事が子作人みたいな。本当に下請けの下請けの細い仕事をずっとやるっていうのは、組織に所属してたのとあまり変わらない世界かな。
せっかくフリーランサーになるんだったら、名前が世の中に轟くぐらいの人間になるぐらいの野望を持ってやった方がいい気がしますけどね。
ちなみにビートラックスでは案件によってはフリーランス、オートダクターの方を活用して進めることあると思うんですけど、実際にこの方にやってほしいって決める基準とかってあったりするんですか?
決める基準は2つ3つそれもあって、専門性が高い場合は専門領域で得意な人。例えば極端な話するとインダストリアルデザインっていう、日本語で言うと工業デザインって言われるもののデザインなんかは社内にいないので、
それでそこがすごい上手なフリーランスデザイナーが何人か知ってるんで、そこにその人と一緒にやったりとか、3Dレンダリングが必要な映像作成、いわゆるモーショングラフィックスみたいなものもそういうことができる人を知ってたりとか。
専門性が一つですね。あともう一つはユーズが利くっていうスケジュール的なこととかやり取りとか制約とかに対して気難しくない人っていうことと、あとは近いですけど相性がいいっていうかやりやすいコミュニケーション取りやすいとか、その辺を総合して考えるかな。
ただ、こんな言い方したくないけど、結構たくさんいますんで、競争の激しい世界ですよっていうことではありますね。
ありがとうございます。リスナーからの質問の続きになりますが、これから会社以外でコで活躍したいってところで、実際に顔を出したりとか実名で情報発信をすることに対してブラウンドンさんが感じること、ブラウンドンさんも実名顔出しで発信されてると思うんですけど、何か発信し始めてから変化はありましたか?
変わりましたが、これは何だろうな、僕の場合は逆説的な状態でして、というのはずっとアメリカでやってきてるので、アメリカって基本実名、実写真とか実プロフィールで勝負する世界、ビジネスにおいては、子の世界っていうか個人主義じゃないですか。
なので、例えば大きな会社に所属してても、子が立ってる人ってたくさんいて、会社名よりその人の方が有名になってる人とかもいるぐらいなんですね。
キャリアとか仕事においては、自分の名前をどれだけ売り込むかってすごい重要、目立たせるかってすごい重要で、ソートリーダーシップっていう、日本で言うとオピニオンリーダーか、ソートリーダーシップって言うんですけど、
リンクトインとかメディアとかブログとかで、その業界においてはかなり有名な人になる。考え方とか知識とかビジョンとかが優れてるってことでフォロワーが集まるみたいになるっていうのはすごい重要で、それでその人の仕事の単価とか売り上げに影響が出るんですね。
匿名性と仕事の差別化
そういう世界で僕はスタートしちゃってたんで、逆にその後で日本の世界を見た、コミュニティを見たときに匿名だったんですよね。びっくりしたんですよ。
今はソーシャルメディアとかもほぼほぼ匿名じゃないですか。実名出したからなっていうか、何を襲われてるのかわかんないんだけど、その世界が知らなかったんで、匿名で仕事において、ビジネスとかにおいて匿名でやってどうやって差別化するのっていうのが疑問でした。
デザイナーっていう世界で言うと、本当に目立つっていうか、差別化してなんぼの世界で顔とか名前を占いでやってったら、それこそその他大勢の一人でしかないし、どんどん制作したもののクオリティだけで勝負できない時代に、
AIとかがあるから、なってくから差別化要因とすればその人自身になるから、結論から言うと匿名でやっていきたいんだったらフリーランサーやるの結構しんどいかもよって思ったりは実はしています。
僕は最初から実名実プロフィールでやってて、弊害はそんな感じたことないし、犯罪とかやったら弊害が来ると思うんですけど、今のところ大丈夫なので、逆に仕事をする時の説得力にはなりますよね。
説明されやすいとか、プレゼンテーションした時に理解、納得してもらいやすいので、何を皆さん怖がってるかわからないけど、匿名にするメリットを僕は感じていない派ですけどね。
なんか僕のイメージ、意外とSNS見てる人っていると思っていて、例えばその方の発言内容とか、ネガティブな意味で反響を得てしまったのとかが目について、なんかイメージがついて、先入観がついて、なんかこの人ヤバそうだなとか、そういうのを恐れてるんじゃないかなって顔を出したりすると。
それ、まさに昨日かな、友人のサー・アマドカのボイシーを聞いてたんですけど、彼もまさに実名実写真実プロフィールで、超子が立ってるフリーランサーじゃないですか、フリーランサーっていうか個人で活動してるじゃないですか。
彼が話してたトピックが、ネガティブなことを発言したり、毒を吐く場合のTPOみたいなのがありますみたいな話だったんですね。
僕、彼個人的によく知ってるんですけど、お互い2人で話したりするときは、結構毒吐き合ったりするわけよ。でもお互いビジネスマンだから、そういう毒のある内容をどこで誰にどう言うかっていうのはすごい気をつけてるのね。
その中で彼がボイシーの中で言ってて非常にうまい言い方するなと思ったのが、炎上をさせないために、彼はSNS上での発言はめちゃくちゃ気をつけてるって言うんですよ。
なぜかっていうと、どこの誰がどういう思いで見てるかわからないし、コンテキストも伝わりにくいので、勘違いされる可能性もあるので、多少なりともネガティブな内容を発言する場合は、炎上しないように燃料を何重のタンクに入れて、なるべく火から遠ざける場所に置くっていう表現をしてたのね。
なので、その却下しないように非常に気をつけてるって言ってて。そのエピソードを僕は昨日聞いたわけ。昨日聞いたときに、僕は彼と何回かトークイベントをしたことがあって、彼はやっぱり話すの超うまいし慣れてるからMCみたいなのやってくれるのね。
で、その時に、じゃあ僕から自己紹介しますね。サーマとかですって言ったときに、じゃあここの横にいるのが僕の友人でちょいちょい炎上してるブランドなんですって言って。紹介されてた時に聞くと、あ、やべえ、彼から見て、僕は燃料が火に近いところにタンクに入れずに置いてたと思って。
やらかしてたと思って。昨日それを聞いてすげえ反省して、これからはちゃんとタンクに何重にも入れて火に近づけないようにしようと思いました。
で、その中で彼が上手に言ったのは、悪絡みされたことはあると。自分が文字とかでポストしたものに対して、茶々入れたりとかイチャモンつけたりするような、わざと含めた悪絡みはされたことはあるけど、それに対して変に絡まない、無駄な対応をしないことで火がつかないように対処してますと。
いうふうにしてました。具体的に言うと、結構荒い言葉遣いで絡んでくる人に対して、同じようなレベルの荒い言葉で言わないとか、説明するなら丁寧にするかスルーするかなんでもいいですけど、そこから炎化しないように着火しないように、
炎化か、炎化しないように気をつけてるっていう話をしてたから。でもまあ、そこまで恐れるほどのことではないと思うし、僕の個人の経験上、デザインに関しての内容って全然炎上しないんですよ。
何とかな、ピースフルな世界なんですよね、デザインって。デザイナーとかって。世の中を良くしようと思って良いものを作り出そうと、課題解決しようと思ってる人たちが多い。炎上しやすいのはどうしても政治的発言なんですよ。
これは僕も全然知らずに、無邪気な感覚でアメリカ大統領選とかを中心に発言しちゃったらものすごい、どっちの発言をしても反対側からすげえ攻撃食らったりしてたんで、最近は政治的発言は控えるようにしてるけど、デザインに関してはね、恐れることは全然ないと思いますけどね。
個人のブランディング手法
ありがとうございます。リスナーからの質問なんですけど、個人のブランディング、パーソナルブランディングを実践する上で、例えばリンクトインだったりとかポートフォー利用サイトだったりとか、
あとビートラックスの例で言うと、ブランドンさんはフレッシュトラックスっていうブログを書いたりとかして、様々自身の会社だったりとか、自身の活動をアピールする工夫をしてきたと思うんですけど、何か効果的だったなって思う?
僕別にアピールしようと思って言ってたというほどの戦略はなくて、趣味の延長ぐらいだったんですけど、一つそうだな、ポートフォー利用サイトって言うと、世界的に言うとドリブルっていうのとビーハンスっていう二つ有名なのがあって、そこに載せたりするんですけど、あまりにも多すぎて目立ちにくいんですよ。
ポートフォー利用のレベルが爆上がりみんなしすぎちゃってて差別化しにくいんですね。あるに越したことはない。ないとダメだけど、それだけでは差別化にならないので、様々なことして目立つような活動をした方がいいなと思う。
僕がいろいろやってきた中で、効果が高いなと思ったのはこのポッドキャスト。ブログ今までずっと10年以上書いてきてるけど、それよりもポッドキャストの方が温度感が伝わりやすいと思うんですね。
それはすごいいいなと思ってるのと、あとはイベント登壇。たまにしますけど、以前はもっともっとしてたんですよ。日本、アメリカ以外の国とかでも、アジア、ヨーロッパでも。
イベント登壇は目立つし名前が知られるし、登壇するってことで自分のスキルが上がるので、説明するスキルとかプレゼンスキルとか。その辺が今のところ良かったかなーなんて思ってますね。
たまに映像メディアとかYouTubeとか出演したりとかもするんですけど、これよしよしなんですよね。なんだろうな。悪目立ちする可能性もあるので。僕もごく稀にテレビ番組とか出たりするんですけど、結構気をつけてる。
どう捉えられるかっていうと、映像になると今度情報量がとんでもなく多くなってくるので、目で見えるから。いわゆるアンチ的な人も生まれる可能性もあったりとか、ツッコミどころが出ちゃったりとか。
あと編集次第でどう捉えられるかっていうのもあるので、そこは気をつけるようにしてて。音声メディアのポッドキャストが一番ちょうどいいかな。あとは自分で収録して編集するとしても、映像10倍以上大変なので、ライティングとか映像なんで編集とかもちょっと厄介だし。
あとは編集した後にアウトプット、エクスポートするのに時間かかったりとかめんどくさいんで。音声が今のところ一番いいんじゃないかなって思ってますけどね。
ありがとうございます。実際の作品だったりとか成果物を見るのはポートフォリオサイトだと思うんですけど、取っ掛かりとしてはそういうポッドキャストとか音声メディアとかSNSで個人を知ってもらって、そこから深く登場する。
でも最初はゼロからスタートした場合って、何かやった時に空に向かって叫んでるようになっちゃうんですよ。誰もオーディエンスがいないみたいな。なので既存の何かに出演しするのはいいですよね。
取材を受けるとかゲスト出演するみたいな。イベントへのゲスト登壇、メディアからの取材。僕もたまに受けるんですけど、そこも良くて。そのメディアのジャンルにもよりますけど。
以前は日経新聞に寄稿したりもしてたんですよ。ビジネス的な内容が。デザイナーから見たビジネス的な視点で書いたりしてたこともあるし。僕が駆け出しの頃は自分の名前を日本史上に展開しようと思った時に一番最初にやったのはデザイン系雑誌メディアに対しての寄稿させてもらったことですね。
メディア露出の重要性
コラムですね。毎月コラムを書かせていただいて。それで少しずつ何でもいいから笑うもすがる思いで、自分の名前が表に出るようにした感じですか。なので既存のオーディエンスがいるところに何かしら露出することから始めて、徐々にオウンドメディアとか自社自社自分メディアを作るのがいいかななって思いますけど。
その発信数とかを記事の寄稿とかをする際は、すでに発信されている他の方が発信されている内容とは被らないようにするとか工夫された?
そうです。基本メディアっていうのはユニークなコンテンツをたくさん集めたいんですね。外部の人たちから寄稿してもらう理由は、その人独自の視点とか体験があるからであって。
僕は幸運なことにサンフランシスコにずっと住んでいるので、この辺のスタートアップのトレンドとかデザイントレンドに関して書いてましたね。やっぱり日本の人からわからないので。
あとはもっともっとベタな内容だったら英語に関してとか英語でのメールの書き方とか英語でのプレゼンのコツとかそんなことまで初期の頃はやってましたよ。
何でもいいから知名度を上げていかないと仕事にならないと思って何でもやってました。
ありがとうございます。これはリスナーさんにとってもアドバイスになりますね。広告代理店で働いている経験プラス何かユニークなものを発信してパーソナルブランディングをしていくということが、ブランドサカのアドバイスということですね。
では最後なんですけど、これはリスナーさんみたいに今後もっと会社の外に出て学んだりとか発信したいと思っているデザイナーに向けてメッセージだったりとかアドバイスがございます。
今の話、さっきの話の一応になると、ユニークさもものすごい重要なので、特にデザイナー的な役割をするのであればその人しか知らないような世界とか自分の個性とか視点とか体験みたいなものを
人との違いがめっちゃ重要になってくるので、そこをどんどん吸収していく。どんな方法でもいいんですけど、主に体験になると思うんですけど、デザイン以外のことでの造形の深さとか、他のデザイナーが持ってなさそうな体験、視点を持っている。
それがロケーション、国の話とか文化の話とか、歴史的な背景だったりとか、何でもいいんですけど、説得力を上げるためにパソコンの前にいるだけではわからないこととか体験をしている人の価値が非常に高いなと思うので、
どんどん家の外に出た方がいいかなって思ってますね。
ユニークな体験の価値
家というとリスナーにとってはもしかしたら企業かもしれないですね。
そうですね。自分が今所属している世界観だけじゃわからない。
ただ、日本の広告代理店さんと仕事を何度もさせてもらってますけど、日本の中でも広告代理店さんの人たちって非常にユニークな体験をしている人が多くて、非常に文化的なんですよね。
一般的な事業会社の方が知らないような場所とか体験とかをものすごいしてて、それすごいですねって話したら、これこそが我々の価値ですからって言ってたんですよ。
つまんない内容しか話せないと仕事にならないんですよっていう。
いわゆるちょっとした芸人みたいな、相手を喜ばせる芸を身につけてる必要があるんですよって言ってたから、
多分この質問された方もある程度そういうことは知ってんじゃないかなとは思いますけどね。
ありがとうございます。
リスナーからのお質問には答えられたかなと思うので、
引き続きサンフランシスコデザイントークではリスナーからの質問をお待ちしております。
定期的に取り上げる回をやろうとしておりますので、
引き続きご質問、ご視聴のほどよろしくお願いしますというところで、
ブランドさん本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
このエピソードを楽しんでいただけた方は、ぜひ高評価、チャンネルフォローよろしくお願いします。
また、サンフランシスコデザイントークは番組に対する質問や取り扱ってほしいテーマを募集しています。
番組概要欄にあるGoogleフォーム、
Spotifyでお聞きの方は各エピソードのQ&A欄からお送りいただけますので、お便りお待ちしております。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。