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2023-10-31 30:47

#052 Ask Me Anything「個人のブランド力を上げる方法は?」

これまでよりも幅広い分野のリスナーからの質問に答える新コーナー「Ask Me Anything」がスタートしました。ベラルーシ出身で、いまはハワイでデジタル戦略のアドバイザーをしているLiya Safinaさんからの「個人のブランド力を上げる方法は?」という質問について、レイ・イナモトが自分自身の経験を踏まえ、具体的にアドバイス。クリエイティブ思考を武器に21世紀を生き抜くヒントを紹介します。


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サマリー

ベラルーシ出身のUXUIデザイナーであるリアさんは、自身のブランディングを強化するためのアドバイスを求めています。アスクミエニシングの中では、SNSの活用やAI技術の進歩、主要メディアの変化などが取り上げられ、自己PRの重要性が語られています。また、移民としての仕事の難しさや、大学や企業の評価、インフルエンサーのアプローチ方法についても話し合われています。さらに、個人のブランド力を上げる方法についても話し合われました。ただ他人のブランドに相乗りするだけでなく、本質的な自分のブランドを知り、目に見える形で伝えることが大切であることが強調されました。

アスクミエニシングとブランディングの重要性
This is Reina Moro's Podcast 世界のクリエイティブ思考
Hi everyone, this is Reina Moro.
みなさん、こんにちは。ニューヨークと東京を拠点にするグローバルイノベーションファン、I&CO、共同創業パートナーのReina Moroです。
この番組では、世界で活躍するトップランナーのクリエイティブ思考に迫り、21世紀を生き抜くヒントを探ります。
今回は、新コーナー、Ask Me Anythingを、この番組のプロデューサー、竹村裕樹さんと一緒にお届けします。
はい、レイさん、よろしくお願いします。
これまでもですね、オープンメンタリングというコーナーで、リスナーからのご質問にレイさんが直接答えていたんですが、このAsk Me Anything、何が違うんですか?
はい、オープンメンタリングを始めたときは、リスナーの方のキャリア相談に乗ることができたら良いなと思っていたんですが、
やってみたら、意外とキャリア以外の相談も多くて、もうちょっと幅広くキャリアだけではなくて、例えばデザインのことだったりとか、仕事の今後の方向だったりとか、業界の動き方など、そういうふうにちょっと幅を広くしようと思いました。
はい、そうですね。もちろんキャリアの相談というのも皆さんしていただくんですけれども、結構時間術とかデザイン業界、今後どうなっていくんでしょう?みたいな大きな質問とか、これまでも来ていますよね。
そうですね、あとイベントをこの間やってみて、そういうところでも、もちろんキャリアの質問とか、今後仕事をどうしたらいいかっていうこともあるんですけども、やっぱり皆さんいろんなことに興味があるんだなっていうのと、あとやっぱりクリエイティビティだったりとかテクノロジーっていうことは、仕事だけではないところでもいろんな影響があると思うので、
アスクミエニシングという形で皆さんとの交流をもっともっと深まりたいなと思ったのが名前の変化の背景です。
では早速今回のアスクミエニシング行きたいと思います。どんな質問来てますか?
今回質問してくれたのはベラルーシ出身で、今はハワイでUXUIデザインなどデジタル戦略のアドバイザーをしているリア・サフィーナさんです。
リアさんは大学卒業後、ヨーロッパからアメリカに飛べをして、ニューヨークでプロダクトデザインの仕事をされてきました。
実は契約社員として数ヶ月だけで短い時間ではあったんですが、僕の会社で働いてくれたことがあって、それは2018年とか19年ぐらいだったんですけども、その後ニューヨークを離れて世界放浪の旅に出たそうなんですが、
ハワイに行って、ハワイに行ったらパンデミックになってしまって、結局そこからずっともう3年ぐらいハワイをベースにして働いているという、そんなデザイナーの方です。
そして今回はもっと活躍するにはどう自分をブランディングすればいいかという、さらにキャリアをステップアップするためのご相談です。
では早速聞いていただきましょう。
今回ご相談されたいのはどんなことですか。
私は日々新しいテクノロジーが生み出されている最先端の分野で、UX UI デザインなどデジタル戦略のアドバイザーとしてこれまで70社以上とお仕事をしてきました。
ただ最近もっとデザイナーとして知名度を上げ、新たな仕事を獲得していくためには、ブランディングを見直して雑誌など主要メディアに取り上げてもらう必要があると感じています。
私はベラルー市からの移民なので、アメリカの有名大学を出たわけではありません。
また、ここ7年間はフリーランスとして仕事をしてきたので、GoogleやNikeといった誰もが知るような大企業に長い間勤務したわけでもありません。
そうした経歴の違いのせいか、同じような実力の人と比べ、評価されていないように感じます。
ガラスの天井がある気がするんです。どうすればいいでしょうか。
パーソナルブランディングということでいえば、3つのポイントを意識して考えるのが良いと思います。
1つ目は、SNSによって10年前とは大きく状況が変わっていること。
2つ目は、これから先の10年も、AIなど当たり前の仕事をしなければならないこと。
3つ目は、雑誌など主要メディアに取り上げられることが、昔ほど重要ではなくなっているということ。
時代の変化と自己PR
1つ目の時代の変化の例は、YouTuberです。
人気YouTuberの動画の方が、テレビ番組よりも見られるようになるなんて、10年前はとても考えられませんでしたよね。
昔はできなかったようなブランディングが、今はできるようになっているんです。
そして、2つ目。この先10年については、生成系AIの進歩を考えると、デザイナーの競争が今後、一段と激しさを増すことは明らかです。
こうした時代の変化から、3つ目に挙げたように、雑誌など主要メディアに取り上げられるようになっています。
こうした時代の変化から、3つ目に挙げたように、雑誌など主要メディアで紹介されることの重要性は、どんどん下がっていくと思います。
SNSに関しても、Facebook、Instagram、TikTokと、次々に新しいものが出てくる中で、みんなあれこれうまく使いこなそうとしていますが、僕はそれは違うんじゃないかって感じていて、
自分にあったプラットフォームで数は多くなくても、ついてきてくれる人がいれば、十分に仕事として成り立っていく時代だって思うんです。
大事なのはフォロワーの数や、主要メディアに頼った知名度のアップではないのではないでしょうか。
人に何かを教えるとか、クライアントが個人の場合は、SNSはとても相性が良いプラットフォームだと思います。
ただ、私のように大企業と仕事をしたいと考えている場合、今でも雑誌のような主要メディアが影響力を持っているのではないかと思うんです。
最近、特に自分の知名度が低いことによって、とても嫌な経験をしました。
先日、ある講演を頼まれたんですが、私は旅費も含めお金を一切もらえなかったのに、別の出演者は旅費だけでなく何十万円もの講演料を受け取っていたんです。
ひどい話です。私とその出演者に違いがあるとすれば、肩書きに大企業の名前が入っているかどうかだけでした。
この経験からも知名度を上げる必要性を痛感しています。
これは正しい場所ではありません。
あなたは知名度を上げる必要があります。
あなたがデザイナーであるとしても、あなたが何をしているのか、何を書いているのかを知る必要があります。
濃くなことを言うようですが、世の中平等ではありませんから仕方ありません。
さらに耳の痛い話をするようですが、もし知名度を上げたいと思うなら、有名大学や大企業の名前に頼るのではなく、あなたがどんな仕事をしてきたかをもっとアピールするべきです。
ここまであなたは有名な会社のプロジェクトに携わったという話をしてきましたが、具体的にあなたが作ってきた作品がどんなものなのかさっぱりわかりません。
私の仕事は最先端のテクノロジーに関わることなので、秘密保持契約を結んでいる場合が多いのです。
デザイナーは物を作るのが仕事なので、それを人に見せられないというのはとても不利ですね。
ここから2年間、何か人に見せられる作品の制作に時間を使ってみてはどうでしょうか。
大企業のプロジェクトで働くとたくさんいるチームの一員なので、胸を張ってこれが私の作品ですと言えるような仕事はできないかもしれません。
だから2年くらい使ってこれが私の作品ですと自分の能力を証明できるようなものを作るべきです。
私たちの世代は非常に耐えられないことが多いのですが、耐えられないことはとても難しいのです。
知名度の上げ方と評価の向上
私たちの世代は非常に若い人たちで、自分たちを思い出させる必要があるのです。
確かに昔のように一つのキャリアを20年、30年とかけて積み上げてきた世代に比べ、私たちは焦りすぎているのかもしれません。
SNSで若くして大成功しているような人を見ると、自分も手っ取り早く満足したいと思うようになりますし、根気強く何年も努力を続けること自体が昔よりも難しくなってしまったのかもしれません。
そうですね。昔よりも他人と自分を比較しやすくなってしまいました。
SNSでフォロワーの数が少ないだけで、時代に乗り遅れていると感じてしまうような状況です。
ただ、他人と自分を比較することはあまり意味がありません。
比べるなら、昨日の自分と今日の自分を比較すべきです。
だから、あなたに今必要なのは、焦らずに2年間しっかり腰を据えて、一つでも良いから、自分でこれが私の作品だと言えるものを作ることです。
ここまでお送りしてきました、レイナモトの世界のクリエイティブ思考。今回はリスナーの質問に広く答える新コーナー、Ask Me Anything をお送りしました。
私自身ですね、リアさんのお話を聞いて、ベラルー市から移民としてアメリカに来て、デザイン業界で女性が働く上でこういうことを感じるのかなんて、
ハッとさせられる部分というのも結構あって、やっぱりそうだよな、未来への不安とか焦りってあるよなっていうふうに、すごくリアルに感じたんですよね。
レイさんもですね、日本からアメリカに行ったという意味では移民ですけど、移民としてアメリカのデザイン業界で長年お仕事をされてきて、どんなふうに感じましたか。
そうですね、特に大学を卒業して社会人になった時、20代のことなんですけども、まず現実問題として、ビザがないとアメリカにいれないっていう、すごく切実な、すごく現実的な問題があるんですね。
ありますよね。
ビザっていうのは、大学の場合は学生としてのビザがあるんですけど、社会人になると会社にスポンサーをしていただかなきゃいけないんですね。
別にそれはお金を出してもらうっていうことではないんで、お金を出してもらう場合もあるんですけども、会社が承認をして、この人をこういう理由でアメリカ人は雇えないから、この人じゃなきゃいけないから雇うんですよっていう結構めんどくさい作業を会社側にお願いしなきゃいけないんですよ。
それをやってくれるっていうところが、実は意外と多くなくて、特に例えばテック企業とかだと、まず巨大ですしお金もありますし、あとアジアとかからの移民の方でやっぱり技術の高い方を求めるっていう場合で、そういう理由で雇う場合が多いんですけど、デザインとかクリエイティブの業界になると、この技術がなきゃいけないっていうことがちょっと曖昧になるんですよね。
確かに。
移民としての仕事
だから、ビザをスポンサーしてくれる会社を探さなきゃいけない、そこに雇ってもらわなきゃいけない、それも時間制限っていうのがあって、最長6年までしか持てないんですね、その就労ビザっていうのは。
なるほど。
だから、20代のときは仕事が見つかっても、これが切れたときにどうしようとか、これまでに仕事がないといれないとか、実際に僕の周りでもそういう方もたくさん見ていて、結局母国に帰らなきゃいけなかった人っていうのも少なくないので、結構シビアな環境の中で移民として仕事をしていかなきゃいけないっていうのは楽ではないですね、精神的に。
そうですよね。リアさんもベラルーシからの移民ということで、そのビザのことも含めてかなり自分の実績をアピールしていかなきゃいけないっていうプレッシャーは感じてたんじゃないかななんて思います。
私もアメリカにいたことがあるので、ビザの大変さっていうのは個人の経験としても体験してるんですけど、私はジャーナリストビザをフリーランスで取ったんですが、その取るためにはですね、これができる、あれができるっていうのは本当に事細かにアピールしなきゃいけないっていうのと、
あとそのアピールしたことに対してこれまでの上司とかそういう人のお墨付きももらわなきゃいけないっていうので、結構やっぱり面倒だったなっていうところがあるんですよね。日本にいたときは自分の実力をアピールしなきゃアピールしなきゃっていうプレッシャーってあんまりなくて、
日本って結構謙遜を美徳とするカルチャーもあるし、そこまで声を大にして私これができますみたいなことを言わなくてもですね、なんとなくこれまで働いた会社の名前とかで実力を予想してくれるというかそうした感覚があったんですけど、アメリカではそんな謙遜の美徳とか言ってる場合じゃないですし、
暗黙の了解とかも通用しないので、やっぱりこう自分の力を認めてもらわなきゃいけないプレッシャーとかすごい感じましたね。
そうですね。いいところでもあり、さっき美徳っていう言葉を使われておっしゃっていましたけど、日本とかでは美徳って美しいという謙遜するっていうことが美しいっていう風に受け入れられるカルチャーでもあるじゃないですか。
そうですね。アメリカだけではなくてヨーロッパでもそうかなと思うんですけど、特に僕もヨーロッパに住んでたこともありますし、ヨーロッパ人の人たちともたくさん仕事をしたことがありますけども、やっぱりアメリカって他の国に比べてまたさらにそれ以上自己アピールっていうのをしなきゃいけないところなんだなっていうのはつくづく思いますね。
その背景っていうのは、移民でできた国でいろんな人種の人が、もう他人の状況じゃないですか。だから自分の中でアピールをしていかないと生き残れない。同じところから来た人じゃないから、感覚も違いますし常識も違うから、すぐ埋もれちゃうっていうのはもう叩き込まれてる文化なのかなとは思います。
そうですよね。やっぱり察するっていうことが、ベースがみんな違うと全くできないので、言葉でわかりやすく表現するっていうことがより重要になってくるカルチャーっていうのはありますよね。
今回のリアさんは、ベラルーシからアメリカに来て10年以上フリーランスでデザイン業界で働いているということで、ビザの問題とかいろいろな難しさがある中で生き残ってきた部分っていうのがあるんですが、ここから次のステップに行きたいっていうところで、次のステップに行くためにはどうしたらいいんだろうっていうことに悩まれてまして、
おそらくですね、人を判断する基準として有名な大学を出ているとか、有名な会社で社員として何年も働いているっていうのは一つわかりやすい実績だと思うんですよね。
大学や企業の評価
ただ、リアさんの場合はベラルーシで大学も出られてますし、アメリカに来てからもフリーランスということで、一つの会社に長く所属するっていうような働き方をされてきていないと。
なので、ちょっと自信が持てなかったりとか、それが理由で、同じ年で同じようなキャリアを持っていても、有名大学を出て長年有名な会社に勤めている人に比べたらあまり評価されていないというようなことを感じてらっしゃるということだったんですが、
なんか私それすごい移民っていうところを考えなくても、なんかそういうのって、たとえ日本国内だけでも、やっぱりわかりやすいところで判断されちゃうっていうのはあるんじゃないかななんてちょっと共感したんですけど、レイさんどう思いますか?
そうですね、日本は学歴社会っていうぐらいなんで、大学というラベルがどっかについてることで、それがある程度その人の今後のその線路のあり方とかを決めちゃう部分は良くも悪くもあるのは、それはなかなか避けて通れない道なのかなとは思うんですね。
これは彼女の話の中にも出てきましたけども、彼女にとっては正直聞きやすい言葉ではなかったかも。会話の中でも言いましたけども、なかったのかもしれないんですが、ちょっとその表面的なところにすごくとらわれすぎちゃってるなっていうのは感じましたね。
で、ソーシャルメディアとかオンラインになる時代になる前から、そういう大学とか就職先のどういう企業が働いてるかっていう履歴書にいろいろ名前が書いてあって、それがどういう影響を及ぼすかっていうのは仕方がないところで、その社会の仕組みとして、しきたりとしてなかなか変えられないところではあると思うんですよね。
じゃあどういう仕事をやってるんですかっていうことをいろいろ掘り詰めて聞くと、トヨタの仕事をやってるとか、Googleの仕事をやってるとか、Nikeの仕事をやってるとかっていうのはおっしゃっていたんですが、企業の秘密情報の契約としてNDAというのがあるんですけども、それは秘密を外に出さないっていう契約をほとんどの場合かわすんですね。
ほとんど100%企業だったりとか、契約社員としてもそういう契約に従わなきゃいけないところがあるので、外に出せないことばっかりなんで、証拠が見せられないっていうふうに言ってたじゃないですか。
それはそれでわかるんですけど、でもやっぱり目に見えるものとかわかりやすいものがどっかにないと、いくらトヨタと働きましたって言っても、やっぱり例えばトヨタの社長とかレベルじゃないと、名前だけではなかなか企業の名前だけではどっかに呼んでもらって、はい、じゃあスピーチしてくださいって言われるわけでもないっていうのが現実なので、
そこにちょっとちゃんと目を向けて、頑張って1年半とか2年間ぐらいちゃんと外に出せるものを地道に作ったほうがいいっていうふうにはアドバイスしたので、結構そこがちょっと近道しようとしすぎちゃってるのかなっていうのは正直思いましたね。
いやー、でも例えば本人もおっしゃってましたけど、やってきたことがもう10年とか20年とか30年とかあるわけだから、実力はあるというふうに自分で思っている部分なんで、あとは評価されないのはやっぱりブランディングとか外への見せ方、アピールが下手なんじゃないかって思っちゃうのもすごい理解できるなっていう部分と、
レイさんはやっぱり何を作ってきたのかっていうところをデザイナーとして見せる必要があるから、そのお金とか名声とか知名度みたいなことにこだわりすぎないほうがいいっていうお話されてましたけど、一方で私たちやっぱり資本主義の世の中に生きているので、どうしても気になっちゃうっていう部分もあると思うんですよね。
インフルエンサーのアプローチ方法
そうですね、ちょうど今僕が考えているトピックの一つでもあって、ここ特に5年ぐらい、いわゆるインフルエンサーという言葉で括ってしまうのが正しいかちょっとわからないんですが、アメリカですとリンクトインというプロフェッショナル向けのソーシャルメディアがあるんですが、そこで何万人とか10万人、20万人とかフォロワーを持っている人たちがいて、
こういうふうにすると人が集まってきて自分のオーディエンスを持てるよみたいなことをアドバイスしてる人がすっごく多いんですね。
時代ですね。
そうですね、それは全然間違ったことではないんですけど、すごく日本語英語にかかわらず、英語でも方法論に偏っちゃってるんですね。
なるほど、なんか小手先の技術みたいな。
そう、だから例えば毎日インスタとかリンクトインに投稿する。
で、月曜日は投稿、火曜日はリール、水曜日はストーリーを上げてみたいな。
大変だな。
そう、ある意味すごくわかりやすくて、ある意味質より量の世界になっちゃっていて、
毎日1、2回投稿して、こういう内容で投稿して、これがテンプレートだからこれ使って、リールだったらトレンディングしてる音楽を使って、5秒から10秒以内にっていう、
そういう方程式がある程度もできてしまっていて、
アルゴリズムがだいぶ成熟してきたというか、
TikTokもようやく今5年くらいになりましたけども、その辺のアルゴリズムが見えてきて、こういうふうにするとバズるみたいな。
それが近道な方法じゃないですか。
そしてどうやって短期間でたくさんフォロワーフロワーみたいなところばっかり目がいっちゃっていて、
本質的に自分の得意なことは何なのかとか、自分の強みなのは何なのかっていうことをあまり深掘りせずに、
どうやったらこういうメディアに取り上げてもらえるのか、どうやったらこういうところでスピーチできるのか、どうやったらソーシャルメディアのプレゼンスが上がるのかみたいな方法論ばっかり目がいっちゃっていて、
本質的にパーソナルバリエーションだったら本当に自分の強みは何なのか、自分の得意な分野は何なのか、そして何によって人に知られたいのかっていうところを見てない方たちが多いんじゃないかなっていうのは多くて、
それって30代40代になるとさらに結構シビアというか大切な問題で、
リアさんみたいに、多分30代と思うんですけども、30代とか40代になるとある程度キャリアを積んできて、またその下積みをしたくないみたいな自信だったりとかあるじゃないですか。
でも今我々その30代とか40代の人たちが今のこの世界って我々がその21歳22歳の時の世界と全然違って、同じ方程式は通用しないし、あと今まで積み上げてきたこともほとんどゼロベースに考えた方がいいんじゃないかなっていうのは、
自分への教訓も含めて、あまりその過去の名声とかに頼ってもほとんど意味がないっていうのは結構強く感じますね。
いやーもしそうだったとしたら年齢を重ねれば重ねた人ほど結構しんどいなぁみたいな、また同じことやるのか一からみたいな気持ちになるんでしょうね。
個人ブランドの重要性
いや正直それはあると思いますよ。正直残念ながらっていうと言葉が間違ってるかもしれないんですが、それがリアリティで45歳で今までこんだけキャリアがあってこういうとこで働いてこういう人だったとしたとしても、25歳で毎日コツコツなんかをやってプラスそれが得意なことになってそれの専門家になったら、その人たちにはなかなかもう勝てないとは思うんで。
いや本当そうですよね。でもその現実を受け入れたくないからPRの人にお願いして、月曜日はリール、火曜日はなんとかってやった方が楽って思っちゃう気持ちもちょっと。
ある意味わかりやすいですよねその方が。
でも楽だしわかりやすいんだけどそれをやってるとものすごい平均的な人になっちゃいますよね。だって他の同じ方程式使ってる人他にもいっぱいいるってことですもんね。
そうそうでもう方法だけになっちゃってもうその競争になっちゃうんで本質的なところでじゃあ本当に何で強いのかっていうところを自分で認識しておかないと。
でまた例えばそれが3年とかになったらその方程式がまた変わってまたそっちに行かなきゃいけないことになるわけなんで。
確かになんだろう学校名とか例えばじゃあグーグルで働きましたっていうグーグルの名前とかってもうそれぞれがすでにブランドじゃないですか。
なのでそういうものがあるとないとっていうかでなんかこう相手のブランドに相乗りしてるっていうかそう他人のブランド力を借りてるっていうやり方って今までって結構通用して
なんかそういう学歴だったり会社名だったりっていう色々なブランド名を借りてやってきた人が例えば30代40代になって雑誌に取り上げられますテレビに取り上げられますってなるとそこからまたそれがさらにすごい人だみたいな拍がつくみたいなことになって今度じゃあ公演に呼ばれますとかっていうのでもう退職というかもう人生一生結構実際にもう何やってた人なのかよくわからなくてもある程度おしゃべりがうまかったりすると
なんか信頼できる人としてフィーチャーされて一生安泰みたいな方法論ってあったと思うんですよね。
はいはいはいありましたね。
でもやっぱりこれって今ちょっと崩れかけていると思うしこれから先そこの他人のブランドに相乗りしていこうっていう戦略ってちょっともう本当通用していかなくなるかもしれませんね。
やっぱりその方法論だけに頼っているとその本質的なところで自分の知名が何なのかとか自分のブランドは何なのかっていうところがブレちゃって
最終的にはその他に頼っているだけだとその他がなくなった時とか他が別のところに行っちゃった時に頼れるものがなくなっちゃいますし
もちろん毎日投稿してそれができればいいと思うんですけども多分その個人レベルでやってるとそれもそれで疲れ果てちゃって
自分のブランドがないその方法だけに頼って自分がどういう人間なのかどういうところが強いのかっていうところが分からないだけで知名度が上がっても
なるほどやっぱり方程式じゃない小手先のことでブランディングをやっても結局見破られてしまうっていう結論なのかもしれませんね
そうですねだからリアさんに対してのアドバイスもここで働いてたからとかここの仕事をしたからっていう表面的なレベルだけではなくて
本質的に本当にその自分の趣味が何なのかそして自分の持っているものがちゃんと目に見える形で皆さんが分かってくれる形でちゃんと思っているかっていうところがすごく大事なんだなと思います
いやー今回のレイさんのブランディングの話は結構ハッとした方も多いかもしれません
はいだといいんですけども
今ここまで聞いてですねもっとブランディングについて知りたくなったという方もいるかもしれませんがそういう方にはぜひAsk Me Anything 遊びに来てほしいですね
はいぜひぜひ
質問への回答
番組の詳細欄にあるリンクまたXQ Twitter からも質問を受け付けています
コーナー名も変わりまして今回のようにブランディングやキャリアに関する質問以外でもですね何でもレイさんがお答えしますのでぜひぜひたくさん質問をお寄せください
そうですねご質問をお待ちしています
次回もこのAsk Me Anythingでリアさんからの質問の続きに答えます
次回は少し幅が広がってWeb3だったりとか今後世界がどの方向に行くのかそんな感じで話していきたいと思います
どうぞお楽しみに
世界のクリエイティブ思考お相手はレイナモトと
竹村由紀子でした
デジタルガレージは危険な海に最初に飛び込むファーストペンギンスピリットを創業以来大事にし続けています
これからくるWeb3オープンソース時代を見据えたテクノロジーで新たなビジネスを生み出す仲間を募集しています
番組詳細欄にあるリンクよりぜひご覧ください
NEW CONTEXT DESIGNER
DIGITAL GARAGE
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