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#32『ヤン坊マー坊』リニューアルプロジェクトの裏側

Yahoo news「月曜から夜ふかし」などでも取り上げられたYanmarの『ヤン坊マー坊』リニューアルプロジェクト。実は、btraxもそのプロジェクトに参画しています!

今回は、そのプロジェクトの概要を裏側を含めてご紹介します。

▽トーク概要

・Yanmar『ヤン坊マー坊』とは?

・今回の新しいデザインに至ったプロセス

・ユーザーを巻き込む重要性(インクルーシブ&インタラクティブ)

・グローバルプロジェクトへの意気込み

⭐️今回のおすすめ記事!

①Yanmar: グローバルでのブランドアクティベーションを目的としたイベント出展

②Yanmar: クリエイティブ制作を通じて、グローバル市場におけるプレゼンス向上にコミット

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【出演者】

Brandon Hill / Suzy Ito

BrandonのX 

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『ヤン坊マー坊』リニューアルプロジェクトを番組で取り上げたメディア👇

・Yahoo news: <ヤンマー>ヤン坊マー坊の9代目新デザイン発表 アニメプロジェクト「未ル」に登場予定

・月曜日から夜更かし:「ヤン坊マー坊」デザインリニューアルの仕掛人や「リカちゃん」ファミリーに新たに加わった人物 気になるポイントを徹底調査!

【btrax】

btraxは「We design the future by bridging the gaps」をビジョンに、2004年に創業したサンフランシスコ発のデザイン会社です。これまで日本、アメリカなど諸外国を含め300社を超える企業様に向けてUXデザインを軸に最適なユーザー体験を生み出し新たな価値の創出に貢献してきました。

btrax HP

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サンフランシスコ・デザイントーク、この番組は、サンフランシスコと東京に拠点を置くデザイン会社のCEOが、日本で働くデザイナーや、デザインをビジネスに取り入れたい方向けに、様々なトピックについて、深く話します。
ということで、本日もBrandonさん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日は、ちょっと最近、日本のニュースでも話題になっていると思う、【第32回】ヤン坊マー坊リニューアルプロジェクトの裏側について、話していきたいと思います。
うちの会社の仕事の紹介の一つでありますね。
ヤン坊マー坊という企業のキャラクターがいまして、それを最近リニューアルを、リドラックス主導でさせていただいたっていう案件、プロジェクトなんですけど、
まず、基本的な話からすると、知っている方もいるし、知らない方もいるんですが、ヤン坊マー坊って聞いて、ああ、あれねって言える方は、おそらく年齢層は結構高めの方なんじゃないかなと思っています。
ヤン坊マー坊って何かというと、ヤンマーという農機具とかを作っている日本の企業さんがいますね。
農機具とか建機って言われる、建造に使う、建造物とかを作る機械を作っている大阪に本社があるヤンマーという会社がありまして、
それのマスコットキャラクターとして、ヤン坊マー坊でヤンマーというものなんですけど、
現代においてはゆるキャラって山ほど世の中にあるじゃないですか。
それの一つじゃないんですよ。
というのは、歴史が古くて、1959年に初代ヤン坊マー坊というのを作ったみたいなんですね。
そこから、ヤンマーのマスコットキャラとしてヤン坊マー坊を作って、
知っている方の多くはテレビで天気予報の番組の中で、ヤン坊マー坊天気予報というのがあって、
それでテーマソングが有名になっているんですよね。
僕の名前はヤン坊っていうキャラなんですけど。
それで一気に日本国内で知名度が上がったキャラクターがヤン坊マー坊という、
天気予報を通じてヤン坊マー坊というキャラクターがいますと。
それを知っている方もいれば知らない方も、現代においては若い世代は知らなかったりするんですが、
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知らなかった。
このヤン坊マー坊というキャラクター自体はずっと存在していて、なおかつ定期的にリニューアルされているキャラクターなんですね。
1959年からスタートして、64年、68年、88年、95年、99年、2009年と、
合計で8回モデルチェンジをしている、アップデートされているキャラクターなんですよ。
双子なんですけど、双子のキャラクターなんですね。
映像とかもたくさんあるんですが、それを今回、前回が2019年で今2024年だから、
約5年ぶりにリニューアルをしまして、それを我々ビートラックスによって、
日本のクリエイターとかとも一緒に作らせていただいたという、そういうプロジェクトになります。
概要はそんな感じです。
なぜリニューアルに至ったかとか、そういう経緯をお聞きしたいか。
そもそも、ビートラックスとして、ヤンマーさんのお仕事をもう1年以上、
本日はさせていただいていて、このヤンボー、マーボーのリニューアル以外にも、
企業全体のブランディング、ヤンマーのブランディング、
主に海外向けのグローバルブランディングを手掛けさせていただいております。
包括的にさせていただいている中で、以前にもアニメエキスポのくだりとかでちらっと話した、
ヤンマーのアニメを作るというプロジェクトがあって、
それだけじゃなくて、ヤンボー、マーボーのリニューアルもしましょうよという話になりました。
これは、より現代にフィットしたキャラクターで、
よりヤンマーのブランドに近い、ヤンマーのブランドを体現できるようなキャラクターに変えたい。
なおかつ、グローバルに通用しそうなタイプのルックスにしてほしいという感じで、
テクノロジー企業としてのヤンマー、ヤンマーってテクノロジーすごい会社で、
世界でもトップレベルに自動運転のテクノロジーを持っていたりとか、
エネルギーバネジメントのテクノロジーを持っていたりとか、
実は皆様の知らないところで、かなりの最新テクノロジーを使ったプロダクトを世界展開しているんですね。
そのテクノロジーを使って、よりサステナブルな世界を作り出そうというビジョンをヤンマーは持っているんですけれども、
それを体現するようなキャラクターに変革しようということで、今回リニューアルさせていただきました。
かなり大きな違いというか、今までって同じベースはあって、そこをちょっと細かく変えるような感じだったと思うんですけど、
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今回のアップデートはだいぶ大幅に変わりました。
クライアントさんからのリクエストで、全く違う感じのぶっ飛んだヤンボーマボー。
ヤンボーマボーと気づかないぐらいに、かなり違う感じにしてくれっていうのが最初来てて、
これでもまだヤンボーマボーに寄せたぐらいの勢いなんですね。
最初はAIエージェントにして姿すらない。
いや、そうでしたね。
シリみたいな、アレクサみたいな。
物量、何でしたっけ?
素粒子。
素粒子の中を行き来できるみたいなキャラクター。
なんかつぶつぶの粉みたいな感じで、人間の形すらしてないみたいな感じで、そういうコンセプトからスタートしたんですけど、
さすがにそれ、ちょっと振り切りすぎだろうということで、少しロールバックさせて、人間に戻して、
ただ、ヤンボーマボーって設定上は男の子の双子なんですが、
今回はグローバル向けとかサステナビリティっていうのを意識して、
ジェンダーニュートラルなルックスにしたいっていう。
男の子にも見えるかもしれないし、女の子にも見えるかもしれないよねっていうぐらいに、
ニュートラルな感じにしたいっていうのがあって、
今回のデザインっていうのは、見た目、分かんないんですよ、性別が。
どっちにも撮れるみたいな。
それも一つのテーマだったりしました。
結構デジタルの時代に合ったようなデザインになってるし、
赤と青っていうテーマカラーを使って、服のところに実は柄が入ってるんですけど、
YとMをモチーフにしてたりとかして、結構かわいいものなんですけど、
実はこれ最終的に世の中に出した三つのうちの一つでして、
実は他に二つバージョンがあったんですよね。
ビートラックス初の出席、発想から実践までデザインの手工法図鑑の販売を
全国の書店またAmazonにて開始しました。
ビートラックスが日米のクライアント様と約20年にわたりお仕事をしてきたナレッジを凝縮した一冊となっており、
ビジネスに生かせるデザインの考え方やメソッドをカバーしています。
これからの企業の成長に欠かせないデザイン的マインドセットを学ぶ第一歩として、
すべてのビジネスパーソンにとっての新たなバイブルとなること間違いなしです。
詳細はポッドキャストエピソードの概要欄のリンクをチェックしてください。
それを、これもクライアントさんのアイディアで、一般投票してみたらどうだっていう感じでなったんですよ。
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いわゆる、これも現代に合ってるなと思うのが、ユーザーを取り込む。
ユーザーと一緒にブランドを作っていこうという、インクルーシブブランディングって山田さん掲げられているテーマなんですけど、
企業から発信するだけじゃなくて、お客さんとかファンの人たちも巻き込みながらブランドを構築するっていうやり方を今回試してみたんですね。
それを実践した一つが、このキャラクターのデザインを3つ作って、それを世の中に公開してしまって、
ランディングページを通じて投票してもらうと、A案、B案、C案で投票してもらうことを2ヶ月くらい去年の末に走らせた結果、
現在採用されるのはB案なんですけれども、こちらが一番投票が多かったので、そのまま採用したという形になります。
Xでトレンドに上がっているなと思っていました。
そうなんです。実はこれリリースしてから想像以上の反響がありまして、ネット上、ソーシャルメディア上、あとはヤフーニュースに取り上げられて、
コメント2000件以上付いていたりとか、賛否両論なんですね。いいじゃんというのもあれば、変える必要があったのかとか、
オリジナルが一番いいとか、前に戻せとか、そういう批判的な声もあったんですけど、クライアントさんからしてみると、どっちでもウェルカム。
褒めてくれているともちろん嬉しいけど、批判的なのも全然いいですよと。それを含めてインクルーシブなので、いろんな声が出ていい。
一番良くない結果としては誰も話題にしないという。それだけは避けなければと言われていたので、振り切ったデザインにすることで、
批判的な声もありながらも、かなり攻めたねと言ってもらえるのが一番ありがたい。どこが変わっているかよくわからないと言われるのが一番失敗だと思ったので、
クリエイティブに関しては、静止画だけじゃなくてショートムービーも作りましたし、今後どんどん動かしていく予定もあるので、
そういうフィードバックをもらいながら育てていくというのは、今後ヤンボー、マーボーを育てながらヤンマーのブランドも育てるという予定になっていますね。
批判をウェルカムなクライアントってちょっとレアかなというか、少数派なのかなと思った。
珍しい。珍しい。これはヤンマーという企業は本当に素晴らしくて、これは忖度でも何でもなく、仕事をしてみてわかるんですが、
非常に覚悟ができているというか、これを決めたら何言われてもやり抜くという姿勢があって、
社長を筆頭に、これはブランド部と一緒にさせていただきましたが、ブランド部のトップの永谷さんとか、本当にそこに対してもちゃんと覚悟をして、
ブランドって本当に確保しないと作れないので、批判って必ずあるから、それにいちいち反応して方針変えていったらぐらつくので、
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世界でトップブランドと言われる企業、例えばナイキとかアップルみたいな会社とかって、本当にブレないブランドの方針があって、
賛否両論もちろん常にあるんですけれども、それを受け止めて、なおかつ弾き返すぐらいのビジョンを持っている会社がトップブランドになるんですね。
山尾もそれを目指していて、我々も魅力ながらお手伝いさせていただいて、おかげさまで、最近クライアントさんからちらっと聞いたんですが、
ブランドランキングも上がっているらしいです。リサーチで。知名度も上がったし、直近だとあれですね、松子デラックスさんの番組。
なんでしたっけ、かんじゃにの人が出てる。
そうですね、かんじゃにの方出てる。
名前が出てこない。
知らないですね。
お姉ちゃんから送られてきました。
月曜日から夜更かし。月曜日から夜更かしっていう番組で、ご覧になった方いるかもしれないんですが、最近いろいろリニューアルしてて、やばめのリニューアルがあるらしいみたいなテーマで。
最初はリカちゃんファミリーを投げて、その次がネオヤンボーマーボーで、このキャラを見て松子さんがすごいけげんそうな顔して。
誰って言ってましたね。
全然違うじゃん。その後にブランドオブトップチーフデザインオフィサーの永谷さんが出てきて説明をするんですけど、いつの間にか話のテーマが永谷さんになってて、この人は一体誰なんだみたいな、キャラが強すぎるぞっていう。
ネオヤンボーマーボーよりキャラ強いの出てきちゃったみたいな。
それで、松子さんこっちの方が気になるわねって感じになってたんで、それはそれで成功だなと思って。
永谷さんもネオヤンボーマーボーのブランディングに一役勝ってるなっていう感じで、僕は非常に嬉しかった。
普段から仕事以外でも仲良くさせていただいてる方なので、趣味が同じ音楽趣味だったりとか、一緒に飲みに行ってデザインとかブランディングの話を夜遅くまでさせていただいたこと何度もあるので、本当に嬉しかったですね。
これ、ちょっとブランノーさんがどこまでご存知かわからないんですけど、どういうプロセスでリニューアル自体が進んだのかなっていうか、例えばワークショップとかやったと思うんですけど。
ワークショップもやりました。
テーマ決めをしてコンセプト決めをして、少しビジュアライズさせながらキーワードを出していくんですね。
サステナブルであるとか、ジェンダーニュートラルであるとか、テクノロジーであるとか、自然に優しいであるとか、グローバルに通用するとか、そういうキーワードを出していってビジュアライズさせながら、なおかつヤンマーのブランド部の方々も参加しながら意見を出していただいて、
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バックアンドフォースをピンポンしながらリアルタイムで結構やっていって、アイデアスケッチみたいなのを出していって、最終的に3つに落とし込んで、実はビートラックス側からも出したアイデアがあれば、ヤンマーの社内デザイナーが出したアイデアもあったんですよ。
なので本当にインタラクティブに、自中発注関係というか、同じチームとしてやって、なおかつヤンマーさんが聞いた話からすると、取引先とか取引銀行とか、その辺の周りの方々も少しずつ、あれヤンボーマブ面白いことやってるらしいじゃないって言われたらしいんですね。
それがすごい嬉しかったって言ってて、多くの人を巻き込みながらキャラクターを作り上げたっていうやり方ですね。
インクルーシブですね。
本当にインクルーシブなやり方で、本当に楽しかったし、やりがいがあったし、最終的に結果として反応があったので、本当にやってよかったなと思ってますし、
これを今度、ヤンマーって東京駅の八重洲口に、ヤンマー東京のビルが、花坂っていうビルがあるんですけど、そこで展示会をやりますからね。
ヤンボーマブの。
ヤンボーマブの展示会、お披露目会ですね。
なんだっけ、この等身大のスタチューがあって、そこで写真撮れるっていう。
撮りたい。
それなんか、モックアップ見せてもらったんですけど、ヤンボーマブは人間より背高いですね。
大きく出力して、かなり巨大なヤンボーマブがいて、そこで一緒に写真撮れるっていうのをやるので、ぜひ参加していただけると、ヤンボーマブに会えるよ。
ぜひ会ってみてください。
時間に余裕のある方はぜひ行ってください。
明日からだから、今で言うと2月10日、2月10日か、2月10日から2月12日ですね。
終わってるかも。
切ない、このくだりは全部使えない。
そうですね。
今週末だけでした、すみません。
すみませんでした。
もっと長いと思った。
また機会があれば。
そうですね。
でもこういうグローバルブランディングのプロジェクトはやっていきたい。
そうですね、これまさにビートラックスの特異なタイプのプロジェクトの一つで、世界的に通用するブランドを作り上げる。
日本の企業、ブランドを世界向けに広げていくっていうのをミッションにしていまして、今回はキャラクターとアニメーションですけれども、それ以外にも各種ブランディング施策を日本企業に提供し、
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北米及び世界の人たちに知ってもらい、イメージを上げて業績につなげるということをやっております。
最後にビジネストークを打ち込みましたが、これで締めたいと思います。
よろしくお願いします。
サンフランシスコデザイントークは番組に対する質問や取り扱ってほしいテーマを募集しています。
番組概要欄にあるGoogleフォームからお送りいただけますので、お便りお待ちしております。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。
18:52

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