サンフランシスコ・デザイントーク、この番組は、サンフランシスコと東京に拠点を置くデザイン会社のCEOが、日本で働くデザイナーやデザインをビジネスに取り入れたい方向けに、様々なトピックについて深く話します。
ということで、Brandonさん、本日もよろしくお願いします。
今日はですね、トレンディーなトピック、Apple Vision Proについて、Brandonさんの考えとともに、見解をしていきたいなと思います。
これって、今、去年の6月に発表されて、ちょうど数日前にアメリカで発売開始したばかりなんですけど、もう既に日本でも話題になっていて、
日本から買いに来る人もいれば、日本で転売してる人もいて、3500ドルなんですけど、日本のネットオークションとかで80万とか90万で売ってる、なんとかな、不届物がいるんですけど、
転売屋。
転売屋が結構いて、日本で買えないからまだ。
そうなんですね。
なので、こっちに来て買うか、転売か友達から買うかとか、それしかないので、ちょっとリザイヤーを稼ぐためにそういうことをやってる人がいて。
以前にも、Apple製品でアメリカ先行販売のiPhoneとかiPadとか出たときに、それやってる方々いらっしゃったんですけど、
その当時は日本人3個までとか、Appleストアでもう姉妹にはそういうリストレクションつけられてたんですよ。
転売屋。
転売屋があまりにも10個とか20個とか買い占めるもんだから、売り切れとかになっちゃって、
Appleが途中で、あれ、なんで日本人ばっかりなんだろうって気づいて、
あ、なるほど、この人たちは日本で転売してるんだなってなって、日本人3つまでって書いてあったぐらいの状態だったんですけど、
Vision Proが今それに近いようなプロダクトになっていますね。
僕の見解としてですね、
ゴーグル型のデバイスで、いわゆる今までVRとかARとかいわれてたグラスとか、
OculusみたいなもののApple版として、ついに大ボスが出たなっていう感じのものなんですね。
これまでメタがOculus、うちの会社にも置いてあるけどOculusっていうのを出して、
あれでいわゆるメタバース関係とかVRゲームとか、そういう体験ができるみたいなのはあったんですけど、
AppleのVision Proって実は似て非なるもので、あれもうスペーシャルコンピューティングみたいな、
現実のリアルとディスプレイされる、目で表示されるものがシームレスにつながって、
そこで手で操作できる、ジェスチャーだけで操作できるっていうので、
リアルライフと仮想空間の融合っていうのを目指しているので、
非常にポテンシャルが高いし、これまでにないような体験とか、
仕事においてもいわゆるマウス、キーボードがいらなくなったりとか、
あと複数の画面をバーチャル出力できるので効率が上がったりとか、
あとは4Kのテレビを4つぐらいかな、間違えてたらごめん、
4つか8個かぐらい目の前に表示しているぐらいの精度の高さなので、
3500ドルって高く感じるけど、実はスペック的にはあまりあるほどのクオリティを提供しているはずなんですね。
これが基本的なApple Vision Proはどんなものかっていう話なんですけど、
ちょっと僕も少し調べていて興味深いなと思ったのが、
これ僕のTwitterXに連日ポストしてたんですけど、
まず、ステイブ・ジョブズが生きてたときにVRゴーグルの話をしている動画があるんだよね。
これ1年ぐらい前に見つけたのかなってポストしたんですけど、
ヘッドフォンってすごい音良くて手軽に使えるけど、
それのビジュアル版っていうのがイケてるのがないよねって話をしていて、
トークしている相手が、いや、ゴーグルのやつあるじゃんって。
ジョブズがあれダサいねって。
あれ付けてたらモテないねって話で盛り上がるっていうのがあって、
結構これって真理じゃんじゃないかなと僕は思っていて、
流行るデバイスって特にウェアラブルっていうか、
人の目に触れるものっていうのは見た目がそれ装着しててかっこよかったりとか、
使っててイケてる感じがある。
特にAppleなんかそこに絵のこだわりがとてつもなく多くて、
ステイブ・ジョブズはそこへ執着が半端なかったんだと思うんですよ。
どのデバイス見てもすごい細かいミリ単位でかっこよくすることに
執着してた薄さとか、あと質とか。
例えば初代のiPhoneとiPodもそうかもなんだけど、
裏面が削り出しの金属なんですね。
それがステイブ・ジョブズの理想がすごいこだわりがあって、
最終的に日本の職人にたどり着いて、
そこでしか作れない金属の削り出しっていうのを、
どこだっけ、北陸の金沢あたりだったかな。
そこまで行って、そこに発注してたぐらいに、
スマホの裏側とか、ぶっちゃけどうでもいいんですけど、
でもそこにこだわりをすごい持ってたんですね。
iPodだったら。
それぐらい隠れたところもかっこよくしたいっていうのがApple。
見た目はザ・ミニマルがイコールAppleみたいな感じ。
私の中でありますけど。
そうだね。あれもそうじゃん。
AirPods Proみたいな、イヤフォンみたいなのもどんどん小さくしてって、
目立たなくちゃ。
それ考えると、そのVision Proをつけて街歩いてる動画とか最近出てるんだけど、
見ました。
どう?
電車に乗って、ニューヨークかどっかの電車に乗ってるやつ見たんですけど、
こうやって動かしてるやつ。
どう?
ダサい。
ダサいのと、2個思ったんです。
まず1個目がダサい。
2つ目が盗難とかに合わないかなってちょっと心配になったっていう。
ヒッタクリ的な。
若い女性が見てイケてるって思うのってすごく重要だと思うんですよ。
ヒット商品を生み出すから。
でもすでに、僕もちょっとダサいかなと思ったし、
特に手を動かしながら道歩いてる動画とかあって、
本人かっこいいと思ってるかわかんないけど、
肌から見たら超ダサいっていうか異様な感じがするじゃん。
コメントとかでは、これが次世代のスタンダードだから今に慣れて
みんなあれがかっこいいって思い始めるよっていう人もいた。
そうかもしれない。
僕は1つ本当にAppleが作ったのに許せないポイントっていうのがあって、
Apple Vision Proのインダストリアルデザイン的に言うと、
それが何かっていうと、あれって重いからバッテリーを外付けにしてるんですね。
それ自体はいいんですけど、それをつなぐのに白い線が出てんの。
歩いてたりとかするとブラブラそれが揺れてるわけ。
白い線が。尻尾みたいに。
あれがプロダクトデザイン的には僕は本当に許せないと思ってて、
すごいダサく見えちゃう。僕は見えてしまった。
白い線がね、頭からポケットのところにスーッと流れてるわけ。
これポケットに入れるんですね。
ポケットに入れてるんですよ。
そこがなんとかな、いやイケてないなって正直実は思っちゃってて、
ここからは僕の仮説なんですけど、
Vision Proって今年最近発売されましたけど、
ハードウェアプロダクトって作るまで時間かかるじゃないですか。
プランをしてからリリースするまで最低でも2,3年のラグっていうのがあるんですね。
それ考えると多分このデバイスって逆算するとコロナ禍で作ってたプロダクトなんですよ。
Appleで。
コロナ禍でみんなで家に一人でいて何かやったりとかリモート繋いで一緒に何かやる世界においては
完璧なプロダクトっていうか最高だと思うんですね。
なのでプロモーションビデオとか見てもわかるけど、
基本的には室内で使う前提でデザインされてると思うんですよ。
まさかこんなにリリース直後からそれ身につけて街に繰り出すやつらが出るって
Apple想定してなかったんじゃないかなと思ってて。
あれつけて運転するやつ出てきちゃうんですか。
なぜかサイバートラックなんだけど必ず。
セットになってるのかよくわかんないんだけど。
本人のイケてる感がやっぱりすごいの。
いわゆるオタク精神みたいな。
外から見たものと自分の自身違いますからね。
ガンダム操縦してるぞぐらいの
俺はイケてるぞでやってると思うんですけど、
あれがミームになってるぐらいに馬鹿にして
TikTokとかでもループで流れるぐらいに
ちょっといじられる動画になり始めてるの。
音楽とかバックグラウンドミュージックが付き始めちゃう。
それってかっこよくないってことじゃないですか。
なのでそこで今後ちょっとテクノロジーとかクオリティとか
スペックとかポテンシャルとかを無視した中で
そのピュアなかっこよさだけでいうと