国民的アニメ「サザエさん」に登場した架空の商品「全自動タマゴ割機」についてお話しました!
・波平のお土産として…
・マスオの過剰なリップサービス
・物語に波乱を呼ぶジョーカー、ノリスケ
・実写でも登場していた全自動タマゴ割機
サザエさん 全自動タマゴ割機登場回(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=yMuXVpUIXmU
【お便り&お知らせ&グッズ】
セミラジオお便りフォーム
せみやまのX(ツイッター)
セミラジオのグッズ(ステッカー・Tシャツ)
https://suzuri.jp/semiyama
【音声素材】
下記サイトの音声素材を使用させていただきました。
Howling-indicator
00:01
みなさん、こんにちは。 自然を愛するウェブエンジニア、セミヤマです。
今日は、国民的アニメサザエさんに登場した 全自動タマゴ割機についてご紹介したいと思います。
これまでも、いろんなアニメ作品についてお話ししてきたセミラジオなんですが、
今回は国民的アニメーション作品 サザエさんと全自動タマゴ割機についてお話ししたいと思っております。
この全自動タマゴ割機は、2007年5月27日に放送された
父さん発明の母というエピソードに登場したものでして、放送時からもうすぐ17年が経とうとしているエピソードなんですね。
このエピソード、ある日ナミ兵が全自動タマゴ割機という機械を買ってきて、それによっていろんなドタバタ劇や
ハプニングが展開していくという話なんですが、数あるサザエさんのエピソードの中でも非常にシュールで味わい深い
エピソードなんですよね。 冒頭ではいつもより早く帰ったナミ兵が、いいものを買ってきた
あっと驚く主婦の味方だよと言って、自信満々に全自動タマゴ割機を見せびらかすところから始まります。
で、集まってきたイソノ家のみんなで、へーとかどうやって使うのとか言い合ったりするんですが、すごいなと思ったのが
開始40秒くらいでカツオが手で割った方が早いんじゃないかなと、本質をつく一言を口にするんですよ。
空気を読んだサザエさんが、シーッと言ってカツオを黙らせるんですけど、
で、とにかく実際に使ってみようということで、全自動タマゴ割機の電源をオンにして、冷蔵庫にあった卵をセットしてレバーを引くと、
全自動タマゴ割機のアームが動いて、パカリと綺麗に卵が割れるんですよ。
割れた卵の中身は受け皿の中に落ちるようになっていて、この全自動タマゴ割機のウィーンパカ、ウィーンパカという卵を割る動作が、
03:08
なんか見てて癖になるというか、謎の存在感や説得力があって、とてもシュールでいいんですよね。
で、これは面白いという感じで、たらちゃんもわかめもカツオも大喜びで、僕にも私もやらせてという感じで、次々と卵を割っていくんですね。
料理のためというより、ただ割りたくて卵を割りまくって、そうやって割った大量の卵は、出汁巻き卵として夕飯のおかずになるんですね。
で、ここでマスオが言うセリフもなかなかすごいんですけど、
ひゃーうまい!やっぱり機械で割った卵はひと味違いますよ!
みたいなことを言うんですよね。
世帯主であるナミヘイに気を使ってるんだと思うんですけど、あまりにも露骨すぎますし、
やっぱりという言葉の使い方も間違ってるんですよね。
で、その夕飯の出汁巻き卵はサザエさんとフネさんが作ったんですけど、
翌朝はナミヘイが自分で腕を振るって目玉焼きを作るんですよ。
全自動卵割り機で割った卵を使って作るんですけど、
ほとんど料理もしたことがないナミヘイは、うまく目玉焼きが作れなくて、
カツオに個性的な目玉焼きだね、という評価を下されるんですけど、
そこにもマスオはすかさず、
たとえ形が悪くてもお父さんの真心がこもってますからね、と言ってナミヘイを持ち上げていくわけです。
このマスオのナミヘイに対する前のめりな持ち上げっぷりというのは、
このエピソードの中で全自動卵割り機そのものと並んで非常に印象的なんですよね。
なんですけど、ここでそこまでの予定調和的な展開を崩すジョーカーとして、
のりすけが登場するんですね。
このエピソードにおける2日目の夜の夕飯のメニューは、卵を活用できるすき焼きなんですが、
その匂いを嗅ぎつけて、のりすけがイソノケにやってくるんですよ。
で、のりすけはこんなことを言い出すんですよ。
06:04
卵といえば、こないだ道端で妙なものを売ってましてね。
その名も全自動卵割り機。
手で割れば済むものを、わざわざ機械を使うなんてね。
ああいうものを買う人の気持ちがわかりませんよ。
どうせ買うのは卵なんか割ったことのない乾白定種ですよ。
と言って、楽しげに一人で笑ってるんですが、
もうその時点でナミヘイは怒りの行走で、眉毛がピクピクしてて、
のりすけは、え、なんかまずいこと言っちゃったかなぁと察して、
フォローに回ろうとするんですけど、
そこにサザエさんが、全自動卵割り機を持ってくるんですよね。
で、それを見たのりすけは、ぎょえええっとなって、
そ、その機械、買ったんですかぁ。
と、声を絞り出すように言って、激行したナミヘイは、
のりすけ、お前は当分、出入り禁止だ!と言い放つんですよね。
余計なことを言ってしまったのりすけは、そうやってイソノケを出禁になるんですけど、
で、その後、旦那に代わって謝りに来た太鼓さんと、
イクラちゃんがイソノケに遊びに来て、
イクラちゃんは、全自動卵割り機をすごく気に入って、
家に持って帰っちゃうんですね。
で、自宅にやってきた全自動卵割り機を、
のりすけは、改めてマジマジと見て、
あれだけバカにはしていたんですが、
徐々にそのメカニズムに引き込まれていくんですよ。
で、数日後、趣味の盆栽と向き合っているナミヘイのところに、
のりすけがやってきて、恐る恐る声をかけるんですよ。
ナミヘイは、今取り込み中だ!と言って、ツンツンしてるんですけど、
のりすけは、実はおじさんに見てもらいたいものがあるんですよ。
と言って、何かの設計図を見せるんです。
で、ナミヘイとのりすけ、マスオの男3人で、
その設計図を見るんですね。
それは、手動でハンドルを回して鉛筆を削る、
鉛筆削りに着想を得た、のりすけ発案の発明品の設計図で、
鉛筆のように細くしたカツオ節を、その機械の中に入れることで、
ハンドルをぐるぐる回して、カツオ節を削ることができる優れもの、
09:02
名付けて、ぐるぐるだし通る、ということなんですけど、
これを使うためには、鉛筆状の細いカツオ節が必要になるわけです。
その細いカツオ節はどうするんだ?と、ナミヘイが、
至極当然の疑問を口にするんですけど、
それを受けて、のりすけは、
普通サイズのカツオ節を、こうやってナイフで削って、
鉛筆状にすればいいんですよ、と言い出すんですよ。
その説明を受けて、ナミヘイは、
なるほど、と納得し、マスオは、
これ商品化したら売れるんじゃないか、みたいなことを言い出すんですよ。
ナイフでカツオ節を削って、鉛筆状にするなら、
もう、最後までナイフで削ればいいわけなんですけど、
誰もそこには触れないんですよね。
そうやって、やいのやいのと発明談義で盛り上がっている男たちを、
サザエさんは、バカバカしくて聞いてられないわ、と、
一刀両断して、そんな感じで、このエピソードは終わっていくわけです。
この、全自動卵割り機が登場する、
父さん発明の母。
エピソード単体では、7分弱ということで、
短いながらも、非常に味わい深い内容になっています。
ネット上でも、過去にニコニコ動画を中心に、
話題を集めたエピソードなんですよね。
2010年に放送されたサザエさんの実写版ドラマでは、
なんと、全自動卵割り機とほぼほぼ同じ外観の機械が、
こちらはナミ兵が自作したマシンという設定で登場したそうです。
残念ながら、こちらは卵をきちんと割ることができない、
本家全自動卵割り機には及ばないものだったようです。
ということで、アニメサザエさんのナミ兵発明の母、
概要欄に見られるリンクを貼っておきましたので、
よかったらチェックしてみてくださいね。
セミラジオではお便りを募集しています。
Xのハッシュタグセミラジオや概要欄のフォームからお送りいただけると嬉しいです。
今回は国民的アニメサザエさんに登場した、
12:01
全自動卵割り機についてお話しさせていただきました。
ご視聴ありがとうございました。
12:10
コメント
スクロール