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2024-05-11 23:55

海底ケーブルと僕らの有線インターネット

国際通信の影の主役・海底ケーブルと、僕らの有線インターネットについてお話しました!


・インターネットの本質は有線

・wifi、4G、5Gは実質有線

・海を越えてデータを運ぶ海底ケーブル



知られざる海底ケーブルの世界

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230620/k10014104331000.html


インターネットはどのように世界とつながっているのか

https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/vol_163/detail_02.html


太平洋横断ケーブル(1964年の映像/YouTube)

https://www.youtube.com/watch?v=Qi1cRLvJhyQ


ぶつざくのダルマザメ回

https://open.spotify.com/episode/516bF1YTGL2NlPFQ36VNo8


ときメモ30周年予想配信(シュンリフ)

https://open.spotify.com/episode/4wUkqqrLtbqYeqv3UpmLHh


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【音声素材】

下記サイトの音声素材を使用させていただきました。


Howling-indicator

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://howlingindicator.net⁠⁠⁠

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みなさん、こんにちは。自然を愛するウェブエンジニア、セミヤマです。
今日は、海底ケーブルと僕らの有線インターネットについてお話ししたいと思います。
本編の前に一つ告知がありまして、セミラジオでもたびたびお話ししてきた
トキメキメモリアル、通称トキメモというゲームについてなんですが、いよいよ今年2024年5月27日で30周年を迎えるということで
今月18、19日には30周年を記念したアニバーサリーライブも開催されます。
で、今回そのトキメモ30周年で何が起こるか、ライブだけでは終わらないんじゃないのかという予想を
とあるポッドキャスト番組で収録したんですが、その収録に僕も参加させていただきました。
それはセミラジオでもおなじみバンドマン・ポッドキャスターの旬チャールズさんの番組
旬チャールズのリフレクションリフレクション、通称旬リフで旬さんをはじめトキメモが好きなポッドキャスターが集まって収録を行ったんですね。
収録に参加したのは旬さん、レトロゲームのポッドキャストブライトビットブラザーズ、通称BBブロスの1P川崎さんと2P長谷川さん、工業高校農業部の牛若さん、平成女オタクのインドア同盟あかねさん
そしてセミラジオセミヤマが参加してみんなでわちゃわちゃとトキメモ30周年の予想を行いました。
皆さんセミラジオでもおなじみのポッドキャスターさんたちですし、トキメモに詳しくなくてもその楽しい雰囲気や
なんかトキメモすごいことになってんなという空気感は感じていただけるんじゃないかなと思います。
トキメモは特に90年代中盤から後半にかけては存在感を放っていたタイトルで、現在では長らくナンバリングタイトルが出ていないという状況ではあるんですが
30周年を機に色々と動きが出てきていて、今後どういう展開をしていくのか、一ファンとしても楽しみですし
一歩引いた目線で見ても、なかなか興味深いコンテンツ展開をしているなぁと感じています。
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来たる30周年、いろんな角度から楽しみに待ちたいなと思っております。
というところで旬リフデー配信中で僕も参加させていただいたトキメモ30周年予想会、概要欄から是非チェックしてみてくださいね。
それではそろそろ本編に行きたいと思います。
今回は世界中に通信網が張り巡らされたインターネットと、それを実現するためのインフラとして欠かせない海底ケーブル、そしてすべてのインターネットは有線であるというお話をしたいと思います。
すべてのインターネットが有線と聞いて、セミ山は何を言っているんだ。
スマホで使える4Gや5G、Wi-Fiは無線じゃないかと思われるかもしれないんですが、
スマホでLINEを送ったり、Webサイトを見たり、ポッドキャストのアプリでセミラジオを聞いたりするとき、どれもインターネットを経由しているわけなんですが、
たとえ4GやWi-Fiなどで接続していたとしても、その経路の大部分は実は有線なんですね。
インターネットの経路で有線を経由していないケースというのは存在しないと言っていいんじゃないかと思います。
なのでスマホも実質有線なんですよね。
もちろんスマホは物理的にケーブルでつながれてはいないんですが、
皆さんがスマホを使って行っているあらゆるアクションは部分的には4G、5G、Wi-Fiなどの無線を介してはいるんですが、
それはごく一部で、その先には必ず有線のインターネットが存在してるんですよね。
今日はそのあたりのことや国際通信に使われる海底ケーブルについてお話ししていきたいと思います。
そもそもこのお話、なんでしようと思ったかなんですが、
うちの奥さんのバクコとの会話がきっかけだったんですよ。
僕の仕事がウェブエンジニアということで、サーバーというものを意識することが多いんですが、
そのサーバーの話から発展して海底ケーブルやインターネットの話になったんですね。
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で、ある時そのサーバーって何なのという説明をバクコにしてたんですよ。
サーバーというのは、ざっくり言うとウェブサイトのデータを置いておける箱みたいなもので、
箱の中身は実際には精密機械で、その中にウェブサイトのデータが保存してあるんですね。
で、そのサーバーは有線でいろんなところにつながっていて、外部からアクセスできるようになってるんですよ。
例えば僕が運営しているセミブログというウェブサイト、ブログがあるんですが、
このセミブログはスターサーバーというレンタルサーバーを借りて、そのスターサーバーにデータを置いてるんですね。
なので正確な位置はわからないんですが、この世のどこかにセミブログのデータが保存されたサーバーというものが物理的に存在してるんですよ。
スターサーバーを運営しているのが日本の会社なので、おそらく日本国内にあると思うんですけど。
で、スマホやパソコンからセミブログにアクセスした場合、そのサーバーとの通信を行うことで、スマホやPCの画面にセミブログが表示されるんです。
GoogleやBookmarkとかからセミブログにアクセスしようとした時に、どういう流れでセミブログが表示されるかというと、
まず4G、5G、Wi-Fi等の電波に乗ってセミブログが見たいというリクエストが送信されるんですが、
4G、5Gだったらそのリクエストが最寄りの基地局まで飛ぶんですね。
そこからはセミブログが見たいというリクエストが基地局からつながった光ファイバーで送信されることになります。
なので基地局からは優先なんですね。
で、クモの巣のように複雑につながった優先のインターネットを経由して、最終的にそのセミブログが見たいというリクエストがセミブログが置いてあるサーバーに届くんです。
そうするとサーバーが応答してセミブログの最新のデータを送り返してくれるんですね。
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で、そのデータがまた優先のインターネットを経由して最寄りの基地局に届くんです。
その基地局から4Gや5Gの電波としてセミブログのデータが皆さんのスマホに送信されて、スマホの画面に最新のセミブログが表示されるわけです。
今言ったようなことが数秒からコンマ数秒の間に起きているわけですね。
このスピード感を出せるのもインターネットの大部分が優先で構成されているからできることなんですよね。
優先の光ファイバは文字通りデータを光に変換して光の速度で送信しているから高速なんですよ。
もしこれを全部無線でやろうとしたら今のインターネットのような速度は出せないと思います。
Wi-Fiの場合は基地局ではなくてご自宅のWi-Fi親機との間で無線通信をやって、そこから先は優先の光ファイバで優先インターネットにつながるわけです。
なのでWi-Fiというのは実質優先なんですよね。
4G、5Gの基地局も遠くにあるだけで根本的には自宅のWi-Fiと一緒なわけです。
なので4G、5Gも実質優先なんですね。
で、これって例えばすぐ近くにいる人にLINEでメッセージを送る場合も一緒なんですよ。
例えば僕がバクコにLINEでおすすめの本のAmazonリンクを送るみたいな時どういうことになるかというと
すぐ近くにいる人にLINEのメッセージを送る場合でもやっぱり優先のインターネットを経由してるんですよね。
まず僕のスマホでLINEを開いてバクコとのチャットにURLをぺたりと貼り付けます。
そうするとそのメッセージのデータがまずは4Gの電波として
自宅にいる時だったらWi-Fiの電波としてスマホから送信されるんです。
ここでは4Gの場合でお話ししますけど
その後さっきのセミブログの時と同じように
最寄りの基地局までそのLINEのメッセージが届いて
その後は優先のインターネットを経由してLINEのサーバーまで届きます。
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で、LINEのサーバーからまた優先のインターネットを介して
最寄りの基地局までメッセージが送信されて
基地局からは4Gの電波になってようやくバクコのスマホに届くわけです。
今言ったようなことがやはり1秒前後で発生しているわけです。
すぐ近くにいる人にデータを送る場合でも
インターネットを使う場合は必ず優先を経由してるんですよ。
もちろんそういうことを全く意識しなくても
LINEでメッセージを送ったり、Xのタイムラインを眺めたり
ポッドキャストを聞いたりできるんですが
実は見えないところで優先ケーブルを介してデータが飛び交ってるわけです。
ただiPhoneのAirDropとかBluetoothとかそのあたりの無線通信は
インターネットを経由しない通信方式なので完全なる無線なんですよ。
テレビやラジオの放送も一方通行ではありますけど
電波塔から受信機までの間は完全な無線ですね。
これがケーブルテレビであれば優先になりますし
ラジコなどのアプリでラジオを聞く場合は
インターネットを経由しているのでやっぱり優先を経由することになるんですけども
インターネットで通信をする場合は必ずどこかで優先を経由することになるわけです。
セミラジオをスマホで再生するときも
皆さんのスマホから最寄りの基地局やWi-Fi親戚までは無線なんですが
その先は優先インターネットにつながっていて
この世のどこかにあるポッドキャストのサーバーと通信を行うことで音声を聞くことができるわけです。
そういう話をバクコにしたんですが
バクコからはすごく意外だったというレスポンスがありまして
まずサーバーというものを意識したことがなかったというふうに言っていて
これは多くの方がそうなんじゃないかと思います。
そして大きなデータをやり取りするときはパソコンなんかの優先インターネットを使って
スマホでは基本的には無線で通信をしている。
海外と通信する場合は衛星を経由してデータをやり取りしている。
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そんな風なイメージを持っていたそうなんです。
皆さんどうでしょう。
僕が今までお話ししてきたインターネットは基本的には優先なんですというお話と
バクコの思っていたイメージとどちらが皆さんのイメージに近かったでしょうか。
ここからはインターネットの国際通信を支える影の主役
海底ケーブルについてお話ししたいと思います。
日本と海外でインターネットのデータをやり取りするのに
今主力になっているのは海底ケーブルという非常に長い優先のケーブルなんですよ。
国際通信のデータ量の99%がこの海底ケーブルによって送受信されていて
通信衛星などによる無線通信はごくわずかしか使われてないんですね。
なのでアメリカのサーバーにおいてある海外サイトを日本でスマホで見るとき
その海底ケーブルを経由した通信が発生しているわけです。
世界中の海底にこの海底ケーブルというのは引かれています。
そして島国である日本はあらゆる国際通信にこの海底ケーブルが絡んでいるんですね。
全世界に引かれている海底ケーブルは約400本、このうち約30本が日本とつながっています。
日本とアメリカの西海岸をつなぐ海底ケーブルは総延長が1万キロにもなるそうです。
新しく海底ケーブルを引くときは不接線と呼ばれる特殊な船を使います。
不接予定の海域の海流や地形の調査など事前調査を綿密に行った上で実際の不接に取り掛かる非常に大掛かりなプロジェクトなんですね。
海底ケーブルは簡単に壊れることがないよう浅い海域では海底を少し掘って埋めたり
漁業の影響を受けない深さに引いたり色々工夫はしてるんですが
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それでも海底ケーブルの切断事故というのは割と頻繁に発生はしているようでその度に時間をかけて修理しているそうです。
ただ一本の海底ケーブルが切断されても予備となる複数のケーブルがあるおかげで国際通信が完全に遮断されるということはないんですね。
仮に日本からつながる海底ケーブルをすべて同時に切断した場合は海外のサーバーに置いてあるサイトは全部見られなくなるとは思うんですけども
海底ケーブルを修理するとき海の底というのは見えないので筐体の中が見えない状態でプレイする巨大なUFOキャッチャーみたいなことになるようです。
海図を見ながら当時不設した場所を緯度・経度の情報を元に特定して潮の流れによってどれくらいケーブルが流されているかを予測して海底にフックを這わせてケーブルが引っかかったら引き上げる。
そうやってケーブルを引き上げて修理を行うそうで1本のケーブルの修理に1ヶ月から2ヶ月もかかるそうです。
ちなみに現在この海底ケーブルを作っているメーカーで圧倒的なシェアを占めている会社が3つありまして採用手はアメリカのサブコムでシェア4割。
フランスのアルカテルサブマリンネットワークスが2割。
そして日本のNECが3割のシェアを持っているそうです。
日本企業であるNECがこの分野で存在感を見せているんですね。
NECというと個人的にはPC98というパソコンを作っていたメーカーという印象が強いんですが海底ケーブルも作ってたんですね。
あと海底ケーブルについての余談なんですがこの番組でもおなじみのポッドキャスト番組生物をざっくり紹介するラジオ仏作第1期の第28話でダルマザメという生き物が紹介されてるんですが
このダルマザメ、過去にはその鋭い歯で海底ケーブルをかじって破損させたりしていたようです。
今現在は海底ケーブルのコーティング技術も発展して強度も上がったのでサメにかじられてケーブルが破損するということはないんですけども
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この仏作のダルマザメのエピソードとても面白いので概要欄からチェックしてみてください。
実は海底ケーブルの歴史は古くインターネットが登場するはるか昔からあって既に19世紀には実用化されてました。
1850年にイギリスのドーバー海峡に引かれたケーブルは世界初の実用的な海底ケーブルと言われていて、イギリスとフランスの間で電報・電信をやり取りするのに使われました。
日本で最初の海底ケーブルは1871年、元号で言うと明治3年に付設されたもので、このケーブルは長崎と上海、そして長崎とウラジオストクをつないでいました。
1964年には神奈川、グアム、ハワイをつなぐ海底ケーブルが付設され、国際電話回線として利用されることになりました。
そういうふうに時代によって電報から電話、インターネットへと通信方式も変わり、ケーブル自体も導線から光ファイバーに変わってきたんですが、今も昔も海を越える通信手段として海底ケーブルは使われているんですね。
なので皆さんも今度海外のサイトを閲覧するときは、
今、僕が私がこのサイトにアクセスしたことによって海底ケーブルの中を一筋の光が走り、海を越えてデータが送受信されて、結果このウェブサイトが表示されたんだなぁと考えにふけてみてくださいね。
セミラジオではお便りを募集しています。
Xのハッシュタグセミラジオや概要欄のフォームからお送りいただけると嬉しいです。
今回は海底ケーブルと僕らの有線インターネットについてお話しさせていただきました。
ご視聴ありがとうございました。
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