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2022-08-13 43:29

プルトニウムムーミンというゲームが完成しました!

中学生のせみやまがスーファミのゲーム制作ツール「デザエモン」で作ったゲーム
「プルトニウムムーミン」が、20年以上ぶりに復活しました!

特設ページから無料で遊べますので、ぜひプレイしてみてください!!

【無料ブラウザゲーム・プルトニウムムーミン 特設ページ】
https://semiyama.com/plutonium-moomin-game/


・プルトニウムムーミン  操作説明・プレイ時の注意点など
・プルトニウムムーミンのあらすじ
・なぜこのゲームを作ったのか?
・中学生の頃、友人との会話から生まれた初代プルトニウムムーミン
・長い空白期間
・ピクセルアートとプルトニウムムーミン
・ゲーム制作エンジン「Phaser3」との出会い
・プルトニウムムーミンはせみやまにとっての〇〇


ピクセル百景 現代ピクセルアートの世界
https://amzn.to/3bPwwUs

イラストレーター すすむさんのネットショップ
https://megaghost.stores.jp/

かもさんのブログ・セミラジオをご紹介いただいた記事↓
https://kamosan.ti-da.net/e12298751.html

教育をざっくばらんに語るラジオ ~いくざく~
https://open.spotify.com/show/4sKy7oabnccD7ZtKYZK3lc?si=UbN2_k4LSpqfhkIvoMIkBw&nd=1

00:02
みなさん、こんにちは。自然を愛するゲームクリエイター、セミヤマです。
今日は、完成したばかりの無料ブラウザゲーム、プルトニウムムーミンについてお話ししたいと思います。
本題の前に、前回の配信でお話しした、藤甲F藤尾先生の特集についてメッセージをいただいていますので、ご紹介したいと思います。
まず、この番組でよくお名前を出させていただいている、イラストレーターのすすむさんからメッセージをいただいたので、ご紹介させていただきます。
おはようございます。今イラストの仕事をしながらですが、セミラジオ記念すべき第50回、聞かせていただきました。
いやぁ、50回。おめでとうございます。それにしても50回ってすごい。私なんてまだまだひよっこですね。笑い。
ツクツク帽子のジングルも奥様が作られたと聞いて驚いております。多彩ですね。
本編の方も今回はかなりのボリュームでとても楽しめました。でも聞き損じがありそうなので、あと2回は聞こうと思ってます。
本編で紹介していた物語、蝉山さんの語りだけでも全部面白くて、実際に読んでみたい気持ちになりました。
とりあえず少年政府短編集1はすぐにポチりましたよ。笑い。21面も見てみようと思います。
ちなみに私が小学生の時に初めて購入したCDは忍者のCDでしたよ。全然知らずに親父に買われたんですけどね。笑い。
そんなことも懐かしく思い出しました。そしてセミラジオ50回までの奇跡というか、冒頭で話されていたこと、私もとても共感しています。
本当にセミラジオが50回を迎えたこと、自分のことのように嬉しいです。
しかもこうして蝉山さんのような新たな友達もでき、本当にポッドキャストを始めて良かったと思ってます。
これからもお互い頑張っていきましょうね。そして番組内で私のことを紹介していただき本当にありがとうございます。
という本当に嬉しいメッセージをSUSUMUさんからいただきました。ありがとうございます。
50回記念にこんなに温かいメッセージをいただけて本当に嬉しいですね。
そして番組でお勧めした短編集もご購入いただいたというのもすごく嬉しいですね。
藤子F先生原作の21エモンというアニメを前回ご紹介したんですが、その主題歌を歌っていたのがジャニーズの忍者というグループだったんですが、
なんとSUSUMUさんが小学生の頃に初めてご購入されたCDは忍者のCDだったということでお父様が買ってくれたそうなんですが、このCDも内容が気になりますね。
SUSUMUさん温かいメッセージ本当にありがとうございます。
03:04
SUSUMUさんからはさらに藤子F先生特集をきっかけにご購入されたSF短編集についてもメッセージをいただいてまして、こちらもご紹介させていただきます。
おはようございます。少年SF短編1とても面白かったです。 狭山さんの紹介されていた俺、ゆう子など実際読んだら本当に面白かったです。
山寺グラフィティもすごく良い話でした。どれも興味深い作品ばかりでしたが、そんな中でも私としては流血鬼がとても考えさせられる作品で面白かったです。
いやーすっかり藤子F、藤男短編の魅力にやられてます。素晴らしい作品に出会わせていただきありがとうございました。
ということで藤子F先生の少年SF短編集1、とても楽しんでいただけたみたいで、お勧めした甲斐があるというか、こちらもめちゃくちゃ嬉しいですね。
すすむさん、いつも温かいメッセージありがとうございます。 ツイッターの方ではいつも聞いていただいている
こうしゅうさんから、ハッシュタグセミラジオでご感想いただきました。 こちらも引用させていただきます。
セミラジオ50回おめでとうございます。藤子F藤男先生、藤子藤男A先生、どちらの作品にも魅力がありますよね。
小学生の頃母に初めて映画館に連れて行ってもらって、妹と3人で見たのがパラレル左右キーでした。
見終わった後の自分と妹はどんな顔をしていたのだろう、というメッセージをいただきました。
こうしゅうさん、50回記念を祝っていただきありがとうございます。 こうしゅうさんはお母様に初めて連れて行ってもらった映画館で見た作品がドラえもんのパラレル左右キーだったそうで、
これすごくわかるというか、僕も確か初めて父に連れて行ってもらって弟と見た映画って、ドラえもんの日本誕生だったと思うんですよね。
僕が小学校低学年の頃ってまだポケモンやコナンやクレヨンしんちゃんの映画ってなかったので、 アニメ映画といえばドラえもんみたいなところがあったんですよね。
こうしゅうさんがご覧になったパラレル左右キーはツイッターのリプライでも書かせていただいたんですけど、
F先生の漫画の原作のない異色の作品なんですよね。 映画版ドラえもんってF先生がご存命だった頃は、
F先生の原作漫画があって、映画があってという形で展開してたんですけど、 パラレル左右キーだけ漫画の原作がないんですよ。
06:00
ドラえもん映画の原作漫画は大長編ドラえもんというシリーズで刊行されていて、 僕はこの大長編ドラえもんが大好きだったんですけど、
その大長編シリーズにパラレル左右キーの単行本はないんですよね。 ただ、パラレル左右キーの映画のシーンを漫画風に小回りしたフィルムブックは持っていて、
子供の頃それを読んでいた記憶はありますね。 ちょっと脱線しましたが、こうしゅうさん、改めて温かいご感想ありがとうございました。
そして前回もフリートークでお名前を出させていただいた 宮古島のカモさん。
カモさんはなんとブログの方で待ちに待ったセミラジオの最新回が更新されました という記事を書いてくださいました。
引用させていただきます。 待ちに待ったセミラジオの最新回が更新されました。
待ちに待った最新回は50回の記念回。 テーマは藤子F不条特集。藤子不条のドラえもんの方の先生です。
ワクワクして聞き始めたら、あらびっくり。 以前このブログで少しセミラジオについて触れたことを取り上げてくださり、
宮古島のカモさんと自分のフルネームも連呼しているではないですか。 これはすごいサプライズ。とっても嬉しかったです。
さて本編をランニングしながら聞いたのですが、ニヤッとしてしまったり ブッと吹き出してしまったりと、これは畑目に見たらかなりヤバかったです。
セミラジオを運営されているセミヤマさん、楽しい時間をありがとうございました。 50回放送おめでとうございます。
これからも楽しみにしています。 今回の番組内で紹介されていた藤子F不条氏の短編作品
ミノタウロスのサラと俺ゆう子。 むちゃくちゃ読みたくなりました。
という内容のブログを書いていただきました。 ありがとうございます。
ニヤッとしたり、吹き出したり、すごく楽しんでいただけたということで、 ブログでも詳しく取り上げてくださってめちゃくちゃ嬉しいですね。
カモさん、ブログで詳しくセミラジオを取り上げていただいてありがとうございました。 これからも聞いていただけると嬉しいです。
いやー本当に皆さんにありがたいメッセージやご感想をいただけてモチベーションが上がるというか、 ポッドキャストやっていてよかったなぁと思いました。
そしてそしてですね、 何回か前の収録でセミラジオのカバーアートに書かれている
トリキャートプスやマンモスなど、 古生物のTシャツやライン着せ替えを販売中ですというお話をさせていただいたんですが、
それについてのメッセージをいただいてまして、 こちらセミラジオでよく話題に挙げさせていただいているポッドキャスト番組
09:06
生物をざっくり紹介するラジオブツザクのパーソナリティ シロさんからメッセージをいただきました。
シロさんは僕がスズリというサイトで販売している恐竜TシャツとマンモスTシャツ、 さらにホノボの恐竜というライン着せ替えをご購入いただいて使っていただいているということで、
いやー本当にありがたいです。 シロさんTシャツやライン着せ替え使っていただいて本当にありがとうございます。
そう前もちらっと言ったんですが、スズリというサイトでマンモスと恐竜のTシャツが売れましたというメールが来てたんですが、
誰が購入したかはわからないようになってるんですね。 なんとシロさんが買ってくれてたんですね。
いやー本当に嬉しいです。 シロさんからススムさんのTシャツとともに普段使いさせていただこうと思いますというメッセージもいただいてまして、
先ほどもお話しあげさせていただいたイラストレーターのススムさんなんですけども、 ご自身のイラストをプリントしたTシャツやグッズをメガゴーストというネットショップで販売されてまして、
そのススムさんのTシャツと一緒に僕のTシャツも普段使いしていただけるということで、ありがたいですね。
そうスタイリッシュにかっこよくコーディネートしたいときはススムさんのTシャツを着ていただいて、
今日の気分はほのぼのコミカルでいきたいという時は僕のマンモスや恐竜のTシャツを着ていただけたらいいかなと思います。
シロさんといえば仏賊の兄弟ポッドキャスト番組 教育をザックバランに語るラジオ
イクザクのパーソナリティーでもある方なんですが、 イクザク、仏賊ともに全エピソードを楽しく聞かせていただいています。
イクザクは塾の先生をされているシロさんと、高校の先生をされているトヨさんのお二人で ザックバランに教育について語るという
トーク番組なんですけども、僕自身は学校教育というものから割とドロップアウトしてたと言いますか、
学校は通ってたんですが、勉強や宿題はあんまり好きじゃなくて、ほぼやってなかったんですね。
トヨさんもある時期までほとんど勉強してなかったと番組で言われてましたけど、ものすごく共感しましたね。
イクザクを聞いていて、シロさんやトヨさんみたいな先生が学校にいたら、 もっと楽しく勉強できてたかもしれないなぁなんて思ったりもしてましたね。
12:00
そういうわけで、自分自身は学校教育というものからはみ出てたんですけど、教育の最前線で今のお子さんたちの教育に携わっているお二人のお話を聞くのは
すごく楽しく興味深くて、今の塾って学校ってそういうことやってるんだとか、 そういうことを考えながら教えてるんだみたいに毎回新鮮な気持ちで聞かせていただいています。
ポッドキャスト番組教育をザックバランに語るラジオイクザク、概要欄に貼っておきますのでぜひチェックしてみてくださいね。
ということで、いろいろな嬉しいお便りやメッセージをご紹介させていただきました。
マイペースなポッドキャストですが、これからも聴いていただけたら嬉しいです。 それでは本編の方に行きたいと思います。
ついにと言いますか、水面下でコツコツと制作を進めていた無料ブラウザゲーム プルトニウムムーミンが完成しまして、
今回はそのことについてお話しできればと思います。 ブラウザゲームというのはサファリとかグーグルクロームとか
firefox とかエッジとかインターネットエクスプローラーとかオペラとか、 普段皆さんがスマホやパソコンでインターネットのサイトを見るのに使っているソフト
つまりブラウザを使って遊ぶことができるゲームのことになります。 今回完成したブラウザゲームプルトニウムムーミンは特設ページを僕のやっているブログ
セミブログの中にご用意してまして、その特設ページから無料で遊ぶことができます。 特設ページはゲーム本編が遊べるほか
プルトニウムムーミンの成り立ちや歴史など プルトニウムムーミンのすべてが詰まった内容になっていますので、概要欄にプルトニウムムーミン特設ページのリンクを貼っておきますので、ぜひゲームで遊んだり
プルトニウムムーミン年表に目を通したりしてもらえたら嬉しいです。 このブラウザゲームプルトニウムムーミンなんですが
物語のあらすじとしては、ある日ムーミンが目覚めると体内にプルトニウムが仕込まれていて ムーミンはものすごいエネルギーを持った生物兵器に改造されていたんですね
そして時を同じくしてムーミン大の仲間たちが凶暴化して次々とムーミンに襲いかかってきます 自分が生き残るためにやむなく応戦するムーミンと凶暴化したムーミン大の仲間たちとの間で繰り広げられる
15:07
死闘を描いた縦スクロールディストピア無料ブラウザゲームになっています 今回作ったブラウザゲーム版プルトニウムムーミンなんですがパソコンでもスマホでも遊べるようになっています
ゲームのジャンルとしては2Dの縦スクロールシューティングゲームですね パソコンでプレイする場合はキーボードの十字キーでムーミンが画面上の好きな
ところに移動したり敵が撃ってきた弾を避けたりできるのと スペースキーを使って攻撃ができます
あとはゲーム開始時やコンティニューの時にマウスで文字を選択するくらいのごくシンプルな ゲームになっています
パソコンでプレイする場合画面の端っこにも操作説明が出ているのでわかりやすくなっている かなぁと思います
スマホの場合シンプルな操作にしたかったので移動については 左右の移動だけで上下移動はできない形になっています
攻撃は攻撃ボタンがあるのでそれをタップしてもらうとムーミンがエネルギー弾を放つようになっています
基本的には画面上の左移動ボタン右移動ボタン 攻撃ボタンこの3つで操作が完結するようになっています
ゲームのプレイ環境についてなんですけども あまりハイスペックでないスマホで4Gで接続というような状況だと
少し読み込み時間がかかる可能性がありまして 一番安定するのはパソコンで有線接続やWi-Fiにつないだ時で
スペックにもよりますが安定して遊べるんじゃないかなと思います スマホの場合も可能であればWi-Fiに繋いでプレイしていただくと動作が安定するかなと思います
4GよりもWi-Fiの方が安定しますね 今回自分のiPhone11とやや古いAndroidの端末でテストしたんですが
古いAndroid端末の方はWi-Fiでも結構読み込み時間がかかってしまいまして 1ステージごとに20秒から30秒くらいのロード時間が発生してました
読み込んでる間画面真っ暗になるのでバグったかと思われるかもしれないんですが実は読み込んだりしています
そういう現象が発生するのはおそらくごく一部の機種で 最近のほとんどの機種では普通にプレイできると思います
読み込み時間がかかる場合も少し待っていただければゲームを続行することは可能だと思うので
18:00
ゆったりとした気持ちでプレイしていただけるとありがたいです もしいくら待っても自分のスマホでデータを読み込まない
プレイできないという場合は大変お手数なんですが ご家族にパソコンを借りていただいてプレイしてもらったりですとか
またはどうしてもプレイできない場合の最終手段ではあるんですが このプルトニウムーミンの実況動画を自分で撮って
youtubeにアップしようかなぁと思ってまして つまり自分で作ったゲームを自分で実況しながらプレイして動画にしようということを考えてるんですが
そちらを見ていただくとプレイできなくてもゲームの内容は見ていただけるかなぁと思っております
また実況動画が完成したらセミラジオで告知させていただきますね
それとゲームを遊んでいただく時に効果音や音楽を結構いろいろと入れ込んでいますので ぜひマナーモードや小音モードを解除していただいてゆっくりとプレイしていただけると嬉しいです
ここまでは今回完成したブラウザゲーム プルトニウムーミンの仕様ですとか遊んでいただく際の注意点についてお話しさせていただいたんですが
そもそもなんでこのゲームを作ったのかということや プルトニウムーミンって何ぞやというあたりについてお話ができればと思います
実はこのプルトニウムーミンの原型と言いますか 僕が最初に作ったバージョンは遡ること26年前
1996年に当時中学生の僕が作った作品なんですね 今回実に26年ぶりに遊ぶことができるゲームとして
この世界にプルトニウムーミンが戻ってきたということで 本当に感慨深いです
すべては当時中学生の僕 蝉山と友人の下校時の会話から始まりました
ある日僕と友人がいつものように好きなゲームや漫画の話をしながら 下校していた時のことです
そこに至るまでの会話の流れは覚えていないんですが 今でも忘れられないのが急に友人がプルトニウムーミン
奴の腹からプルトニウムが と言い出したんですね
どうしてそういう話になったのか全く思い出せないんですけど まるで天啓のようにプルトニウムーミンというコンセプトが降ってきたんですね
で友人からそれを聞いて僕は大層衝撃を受けまして 何その世界観って思ったんですね
21:06
90年代は楽しいムーミン一家というムーミンのアニメが放送してまして 以前セミラジオでもムーミンがカバと間違われて動物園に収容される回のお話をしたんですけども
ムーミンはムーミンで大好きだったんですが そのムーミンとプルトニウムを組み合わせるという発想が当然ながら全くなくて衝撃が走ったんですね
でその概念は強烈に自分の中に刺さっていて いつしかこのプルトニウムーミンというコンセプトをビジュアル化したいと思うようになったんですね
で当時メインのゲーム機といえばスーパーファミコンという時代だったんですが そのスーパーファミコンにデザイモンというソフトがあったんですよ
これは何かというと以前もこのセミラジオでご紹介したんですが 自分オリジナルの縦スクロールシューティングゲームを作ることができるソフトだったんです
ただ購入したはいいものの元々入っているサンプルゲームの主人公のグラフィックをちょっと書き換えたりするくらいで
正直何を作っていいかわからなくて持て余してたんですね このデザイモンというソフトなんですが作れるのは縦スクロールシューティングのみで全6ステージ固定なんですよ
つまりステージ3までの内容しか思いつかないから ステージ3をクリアしたらエンディングを表示させるとかそういう柔軟な運用ができなかったんですね
つまりどうにかして6ステージ分の内容を作り込まないと自分の作品にならないんですよ これ結構ハードル高いと思うんですよね
自分オリジナルのシューティングゲームが作れるなんて面白そうと思って買ってみたらいいけど 最後まで完成させることができなかったという人は少なくなかったと思うんですよ
正直そういう方の方が多数派だったんじゃないかなと思うんですけども
ただデザイモンを購入された方の中でも 構成力や画力や表現したいものが明確にあって
同じツールで作ったとは思えないような 完成度のゲームをデザイモンで作ってくる人がいて
そういう人はデザイモンのメーカーが開催した作品コンテストの上位に入賞したりして 当時のデザイモンユーザーの度肝を抜いたりしてましたね
ただそういった方はデザイモンユーザーの一握りで 僕もデザイモンを買ったはいいもののその時点でしばらく放置してたんですね
24:10
ただプルトニウムムーミンの一見があってから しばらく経って
ふと思ったんですね このデザイモンでプルトニウムムーミンをゲームにしたら面白いんじゃないかと
全6ステージを埋めなければいけないというノルマも 幸いムーミンにはたくさんキャラがいますから
一面がムーミンパパとママ、二面がスニフみたいな感じで 少なくとも要素に困ることはないなと
ということで詳細は後回しにして とりあえずデザイモンでムーミンパパやママ、スニフのドット絵を描き始めたんですね
デザイモンは内部にウィンドウズのペイントみたいなドット絵を描けるツールが内蔵されていまして
スーファミのコントローラーでドット絵をチビチビ打っていったわけです 果てしない作業だったんですけども
でキャラクターの絵ができてくると セリフも入れたいなという欲が出てきたんですね
僕はムーミン体が熱い っていうセリフというかモノローグを思いついて自分でも気に入りまして
これをぜひゲーム内に表示させたいなと思ったんですが 一つ問題があってデザイモンにはセリフを表示させる機能がなかったんですね
それで何か方法はないかなぁと考えた末に ある方法を発見しまして
デザイモンで画面に配置できるのは基本的には3つしかないんですけども 主人公機と敵キャラと背景
この3つしか画面には置くことができなくて このうち主人公は当然ムーミンですし背景は背景なので
対応がなかったんですが 雑魚キャラを使ってセリフが表示できることに気がついたんですね
どういうことかというと 32x32ドットの雑魚キャラをステージの好きな場所に配置できるんですが
その32ドットの雑魚キャラの一つ一つのビジュアルを文字にすれば セリフが表示できることに気がついたんですね
つまり僕はムーミン体が熱いというセリフだと カギ括弧を含めて13文字なんですが
これを一文字一文字スーファミのコントローラーでドット絵として保存して 横に並べて文章として配置したんですよ
こうすることでステージ上の好きなタイミングで セリフを表示させることが可能になったわけです
27:05
ただ見た目を文字にしてもその文字にムーミンがぶつかると システム上は敵キャラにムーミンがぶつかったという扱いになって
ムーミンは爆発しちゃうんですね そこで文字に関しては当たり判定をなくす設定にすることで解決しました
ただ一文字一文字をスーファミのコントローラーで書いていくのが本当にしんどかったですね
それとこのプルトニウムムーミン 言うまでもなくムーミンの二次創作なんですが
実はもう一つ原作と呼べる作品がありまして それは当時社会現象と言われるレベルで世の中を窃見していた
新世紀エヴァンゲリオンなんです エヴァンゲリオンの主人公の碇シンジ君は中学生という設定だったんですが
僕自身が当時ちょうど中学生で多感な時期でして シンジ君と自分を同一化して
シンジ君は俺だと思うほどエヴァという作品にのめり込んでいたんですよ なのでこのプルトニウムムーミンも戦闘中にクラシック音楽を使ったり
一面のボスのムーミンパパとムーミンママの体の中心部に エヴァンゲリオンの使徒が持つコアのような部分があったり
エヴァに出てきた技をそのまんま引用したり かなり色濃く影響を受けているところがありますね
そうしてなんとか完成させた初代プルトニウムムーミンなんですが 僕の弟でありポッドキャスト
そこのけんやさく歴史を語るゆうすけのラジオのパーソナリティである ゆうすけに遊んでもらったり
プルトニウムムーミンという概念の提唱者である友人や他の友人に遊んでもらって 変なもの作ったなぁ
おもろいなぁという感じで楽しんでもらいました ただ残念ながら現在そのオリジナル版のプルトニウムムーミンのデータは残ってないんですね
ということで1996年に一瞬だけこの世界に存在した プルトニウムムーミンというゲームは実体としてはなくなって
当時遊んでくれた僕の身内数人の記憶に残るのみとなったわけです なんですが長い空白期間の後の2020年
プルトニウムムーミンの歴史は再び動き出しました 動き出すきっかけになったのはある一冊の本でした
今手元にピクセル百景という本があるんですが 何の本かというとピクセルアート
つまりアートとしてのドット絵についてまとめた本なんです 元々はゲーム機の性能の制約によって生まれたドット絵という技術なんですが
30:07
今ではその描くついたドット絵の様式そのものに価値を見出して アートとしてドット絵を制作したり評価していこうという動きがあるんですよ
そのムーブメントや作家さんや作品について網羅したのがピクセル百景という本なんです
この本で紹介されているドット絵やピクセルアート作品はどれも本当にオリジナリティがあって魅力的で
この本に出会えたことで自分もドット絵描いてみたいなというスイッチが入ったんですね
でとりあえず形から入ろうということでエースプライトという有料のドット絵制作ツールも買いまして
さて何を描こうってなったんですがその時自然と心が向いたのがプルトニウムムーミンだったんですね
自分にとってドット絵といえばやはりプルトニウムーミンだなということで
このドット絵ツールでプルトニウムーミンのビジュアルをピクセルアートとして再現していこうと思い立ったんですね
この時制作したのはボスキャラのビジュアルとセリフについても昔を思い出しながら
ペンタブとドット絵ツールでポチポチとドットを打っていきました
中学生時代の自分とリンクする作業という感じでしたね
そうして完成したピクセルアート版プルトニウムーミンは2020年の11月に僕が運営しているセミブログというブログで公開しました
ちなみにこの時作ったボスキャラのビジュアルやセリフはブラウザゲーム版プルトニウムーミンのグラフィックとして利用しています
ドット絵でムーミンパパママやセリフを一文字ずつ打つのも相当大変だったので
この時点ではプルトニウムーミンについては一旦そこで区切りにするつもりだったんですよね
すでにデザインもも手元にないですしまた一からゲームを作るのはきついなと思っていたので
なんですけどこれまた数奇な運命と言いますか
あるゲーム制作ツールとの出会いがありブラウザゲーム版プルトニウムーミンの制作に乗り出すことになりました
2021年の10月頃だったんですがぼんやりとプルトニウムーミンのゲームどうにかして作れないかなぁと考えていまして
ただ具体的にどうやるか見えてなかったんですね
その時点ではプログラミングによるゲーム制作の経験もほぼなくて
Unityというツールでミニゲームを作ったことしかなかったんですね
33:00
このUnityというツールは最近だとMetaverseの制作をするのに使われていて重要度が高まっているツールだったりするんですけど
このUnityで一応ブラウザゲームを作ることはできるんですが
実は公式にはブラウザゲームに対応していなくて
ブラウザで動かすことはできるんですが頻繁にエラーが出て動かなかったりかなり動作が不安定だったんですね
せっかく苦労してゲーム作ってもこれじゃあ使い物にならないなと思いまして
やっぱりきついかなぁと行き詰まってたんですね
ただ自分の中にプルトニウムムーミンをゲームとして復活させたいという思いはずっとあったみたいで
諦めきれずにいろいろと情報は集めていたんですね
その中で出会ったのがPhaser3というツールだったんです
このツールはUnityと違ってブラウザゲームを作るのに特化したゲーム制作エンジンで
使ってみるとすごく安定していて謎のエラーで動作しないということもなくて
このPhaser3を使えばプルトニウムムーミンのゲームが作れるかもというふうに考えたんですね
このPhaser3と出会えたことが大きかったですね
このゲーム制作エンジンって何かというと
例えばシューティングゲームだと敵が撃った弾が主人公の方に向かってくるという状況があると思うんですけども
これをゼロから自分でプログラムを書こうと思うと実は結構大変なんですよね
例えばムーミンママがムーミンをエネルギー弾で攻撃しますという時
まずその時点のムーミンママとムーミンの位置関係を調べて
弾の進む方角や角度を三角関数で計算して
弾の進む速度も調整するプログラムを書いて
ということを全部自分で書くのって実は結構きついんですよ
フェイザー3を使うとそのムーミンママのエネルギー弾をムーミンがいる方向へ進むようにしてください
っていう命令を一行でかけるんですね
そういうゲームでよく使う便利なツールが詰め込まれた道具箱みたいなものがゲーム制作エンジンなんですね
ただこのフェイザー3なんですが開発しているのが英語圏の人で
webで公開されている仕様書とかも英語なんですよ
でゲーム制作という専門的なジャンルで使われているツールなので使っている人の絶対数も多くないんですね
なので日本語で機能を解説している記事があんまり多くはなくて
36:04
何か行き詰まった時は英語で情報を調べて解決法を探るということを繰り返していましたね
そういう技術的な調べ物に時間がかかったり文字をドットで打ったり背景を書いたり
ゲームの内容自体を作り込んだりしているうちに時は過ぎまして
中断を挟みながらも約10ヶ月間の開発の末にようやくブラウザ版プルトニウムムーミンの完成にこぎつけたということになります
このプルトニウムムーミンという作品の制作に自分を借り立てる原動力というのが正直自分でも謎だったんですが
さっきちょうどテレビ版エヴァンギリオンの第24話最後の死者を見てちょっとわかった気がしたんですね
渚かおるくんが出てくる回なんですけど結構この回からプルトニウムムーミンに引っ張ってきている要素が多くて
20年ぶりくらいに見てみたんですけども見てみて思ったのは
あー プルトニウムムーミンって自分の中のエヴァンギリオンだったんだなということでした
どういうことかというとエヴァンギリオンというものすごく刺激的で巨大な作品に最も多感な時期に出会って
僕はすごく心を揺さぶられたんですけど自分の中でそれをずっとうまく消化できてなかった気がするんですね
なのでプルトニウムムーミンって表面上はムーミンの二次創作なんですけど
根っこの部分にはエヴァンギリオンがあるんですよね
ムーミンの皮をかぶったエヴァンギリオンと言いますか
なのでちょうど去年シンエヴァンギリオン劇場版ということでエヴァンギリオンが完結しましたけど
自分の中のエヴァンギリオンはこのプルトニウムムーミンを完成させることでようやく完結したのかもしれないです
そんなふうにも思いますね
それとこのプルトニウムムーミンという作品なんですが
核兵器にも転用可能なプルトニウムという物質とムーミンを結びつけた
とっぴな発想に感じる作品ではあるんですが
実はムーミンと核兵器を結びつける発想って少なくないんですよ
一個はムーミンについての都市伝説があるんですけども
ムーミンは核戦争によって人間が滅んだ後の世界を描いた物語である
そしてスナフキンは唯一の人間の生き残りで大役軍人という裏設定があるみたいな話があるんですね
39:05
これはまことしやかに言われている都市伝説的な真偽不明のものなんですけども
もう一つは実は原作のムーミンでも1946年に
トーベ・ヤンソンさんがムーミンダニの彗星という作品を発表してるんですね
これは巨大な彗星がムーミンダニに衝突することが分かって
みんなが避難する中ムーミンたちは彗星の墜落を食い止める道を探るという話なんですけども
1946年というタイミングですよね
この彗星は前年の1945年に日本に投下されて世界に衝撃を与えた原子爆弾を象徴しているのではないかと言われています
もちろん中学時代の僕も友人もそういう話は知りませんでしたし
プルトニウム・ムーミンという発想はやはり降ってきたとしか言えないんですが
何か不思議とリンクしているような感じがして後から知って驚いた記憶があります
そんなわけでプルトニウム・ムーミンという作品の成り立ちやエピソードについて語ってきましたが
ブラウザーゲーム版プルトニウム・ムーミンぜひ遊んでいただけたら嬉しいです
概要欄にプルトニウム・ムーミン特設ページのURLを貼っていますのでぜひチェックしてみてくださいね
このプルトニウム・ムーミン完成の直前にツイッターで告知をしたんですが
いろんな方にリプライをいただきまして
それもすごく嬉しくて完成までのラストスパートをかけることができました
SUSUMUさんからは
仏作さんの番組内でも話題になっていたあの作品がついにとのメッセージをいただきました
SUSUMUさんありがとうございますお待たせしました
ついに完成させることができました
そうこのラジオの初期の配信でムーミンについてお話ししたんですが
その時にプルトニウム・ムーミンというゲームを作ってますというお話をしてまして
仏作さんでも話題に挙げていただいてたんですよね
その仏作のトヨさんからは
ついにこれを見た時の衝撃は今でも覚えてます
リリースされたら早速プレイしたいと思いますというメッセージをいただきました
トヨさんメッセージありがとうございます
ようやく完成させることができました
そしてみやこじまのカモさんからも
めっちゃ楽しみですラジオで聞いてすごーく気になってました
確かラスボスはスナフキンでしたよね
楽しみですというメッセージをいただきました
カモさんありがとうございます
そうなんですラスボスはスナフキンです
42:03
皆さんからのメッセージが嬉しくて
ラスボス戦はいろんな要素を詰め込んでしまいました
そしてツイッターで相互フォローさせていただいている
ポッドキャスト番組ネハンラジオのパーソナリティーのモグさんも
ツイッターでメッセージをいただいてやり取りさせていただきました
気になります楽しみにしておりますというお言葉をいただいております
モグさんありがとうございます
エヴァンゲリオンに心を狂わされた中学生男子の
妄想から生まれたディストピアブラウザゲームですが
遊んでいただけたら嬉しいです
弟のゆうすけからもツイッターで
デザイン本で作った時よりクオリティ高くなってる
というメッセージをもらいました
ゆうすけはオリジナル版のプルトニウムムーミンと
今回のブラウザゲーム版の比較ができる数少ない人物なんですけども
今回弟とプレイにも付き合ってくれました
ゆうすけありがとう
皆さん改めて温かいメッセージありがとうございました
今日は無料ブラウザゲームプルトニウムムーミンと
そのルーツ歴史についてお話しさせていただきました
ご視聴ありがとうございました
43:29

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