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どうも、ボブです。僕はですね、ケアマネージャー、介護のケアマネージャーの事業所の管理者をしてるんですけれども、
昨日ですね、事業所の話し合いの中で、こんなことをしたんです。
介護保険を使わずに支援する事例検討会っていうのをやったんですね。
事例検討会っていうのは、ケアマネよくするんですけど、
どうやってこの利用者さんの生活を少しでも良くするために解決していくかっていうのをですね、
これは自分たちの勉強のためにやっているものなんですが、
今回はですね、介護保険、大体、介護保険にどう結びつけるかみたいな話が多かったりするんですね。
それよりも、介護保険使ってでも支援はできるかもしれないけれども、
使わずにお金かけずにやるにはどうしたらいいかみたいな、そういった話をやってみたんですね。
いろいろ意見は出たんですが、何よりもですね、どう支援するかとか手段的なことではなくて、
本人の気持ちがどう動くか、どう本人の気持ちが前に進むか、
あと家族の気持ちはどうなのか、
自分がどうしたいかっていう部分、あと家族がどうしたいか、
そこが結局大事になってくるねっていうところに行き着いたんですよ。
てっきりですね、この事例検討会したときは、介護保険、お金を使わなくても、
どういう支援ができるかなっていう方向に行くかなって思ってたんですけど、
そういう部分ではなくてですね、
意外とその本人の意思、家族の意思、これが明確にないとなかなか支援もしようがないよねっていうところに行き着いたんです。
そして、でもそれがないから今こんな状態になってんだよねっていう反面あるわけですよね。
であれば、どう気づいてもらえるかっていう部分、その支援がケアマネージャーにできることなんじゃないかな、
そういうふうに感じたんです。
今回ですね、仮で事例を挙げてみたらですね、
架空の人なんです。
85歳の男性でですね、人にいろいろ指示されたりしたくないと。
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家に来てもらって、だいたい家にも来てもらいたくない。
そしてあれこれ指示されたくない。
自分は何も困っていない。
だけど、周りの民生員さんとか、地域包括支援センターの方とか、地域の方がちょっとこの人一人でね、一人暮らしだしね、大丈夫?っていうことで周りが心配してケアマネージャーとかに依頼が来る。
こういうパターン多いんですよ。
こういう場合どうする?っていう話をしたわけですね。
ただ、だいたいいつもですね、良かれと思って訪問してですね、いろいろ提案しても結局利用にならなかったりとか、何回も何回も顔を出して話をしたりしてもですね、思うように本人はうんと立ったように首を振ってくれないんです。
であれば、まずできることって言ったら、訪問してゆっくり話を聞く。
で、次はですね、距離を置くっていうことなんですよね。
連絡先を伝えたりとかしたとしても、その後こちらからはあれこれ、つっつかない。
だけど、気づかせるという意味ではですね、今のまんまだったらこういう可能性がありますよ。
こうなったら嫌じゃないですかね。
今だったらこういうことできるかもしれないけどどうしますか?
そういった話をした上で、ちょっと距離を置いてみる。
たまにね、その頻回に訪問とかやっぱり無償ではできないわけですよ。
もう35人とか介護で受け持っているケアマネージャーたちはですね、なかなかそんな時間が今からは特に取れなくなってくる。
そうであれば、距離を置いて本人にも考えてもらいつつ、
電話をたまにしてどうですかっていうので、その確認とか安否確認も含めてですね、そういう形はできるかな。
でもそれだけでもですね、何回か続けていくと信頼関係というのはできてくるんですよね。
あれこれこっちから提案したり指示したりすると、これは上下関係、上からの縦の関係になってしまう。
そうじゃなくて、相手の生活や、相手、そのね、高齢者の方、その方に興味を持って本人の関心ごとに関心を寄せる。
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こういったね、やり方をして、今どういう生活してますか。今楽しみは何だろう。
どういうことを今心配になってますか。そういったことをね、聞いてみるわけです。
そうすると、信頼関係、横の関係というのが少しずつできてくる。
そうなった時にですね、こちらの話を受け入れてくれるようになってくるタイミングがどこかで出てくるんですね。
なので、時間がちょっとかかるんですね。
だけど周りの民選員さんとか地域包括支援センターの方とか家族とかは早くどうにかしてほしい、早くどうにかしてほしい言うんですけど、
なかなかね、そううまくはいかない。本人の気持ちがどう動くか、それは本人のタイミングによるからですね。
で、同時に本人の気持ちが動いたぐらいに家族にも話をしてみる。
家族にも来てもらってですね、何か支援を開始しようという時は家族にも来てもらって、家族の気持ちも聞いてみる。
大体聞くこと3つですね。お金に関すること、金銭面ですね、あと制度に関することですね。
家族も知らないわけです。いろんな細かい介護の制度ですね。こういう方法がある、こういう方法がある、そういった制度のことを知ってもらう。
そして今後の資産ですね。土地のこととか家のことですね。そういったこと、今後どう考えているかという、そういったこともちょっと考えてもらうきっかけを作る。
っていうのが家族と会った時に大事じゃないかなと思いますね。
こういったタイミングを見ながらですね、本人と家族に話をしていって、どんどんね、家族も気持ちが変わってくる前にね、こうしていこうとか、これじゃいけないからこうしようかなとかね。
この人の言うことはちょっと聞いてみようかな、みたいなね。そういう気持ちに変わってくるタイミング、ここを逃さないっていう風な関わりをしていく必要があるなぁというふうに思いましたね。
今後こういった介護を使わない事例検討会というのをですね、やっていく中でもっともっといろんな発見ができてくるんじゃないかなって思いましたね。
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具体的な例もちょこちょこは出てきました。ボランティアさんとか公民館での活動とかを紹介してみたらどう?介護保険全部使わなくても、いご将棋のクラブがあったり、ヨガのクラブ、体操クラブがあったり、お散歩のとかラジオ体操とかいろんなのをやってます。
そういうのをね、紹介することもできるよねとかですね。あと主治医の先生にもですね、ケアマネはつかなくても、主治医の先生に今こんな状況ですっていう形でね、連携図っておくとか、宅配弁当とかですね、安否確認の制度ですね、そういったのを使って役所がですね、毎日電話してくれるっていう制度もあったりするんですよね。
そういうのも使っていったらどうかとかですね。距離を置く間、ラミネートで連絡先を作ってですね、見えるところに貼っておく。なんかあったらここに電話していいですよっていう風な、そういったのもやっておくといいかもしれないなとかですね。
で、あとうちのケアマネが言ってたのは、来るな来るなとかね、来てほしくないっていうアピールする。そういうやり方でコミュニケーションを取ってる人もいるよねって言ってましたね。拒否をすることで相手とコミュニケーションを取る。そういうね、なんか真逆のようなやり方をする方ってやっぱり確かにいますね。
なのでこれも本人にとっては一種のコミュニケーションの手段なんだっていうことも理解してですね、支援していく、関わっていくのも大事だなと思いましたね。
で、何事においてもこちら側基準で、この人家が汚いから掃除してあげないとかわいそうとかですね、あと風呂に入ってない、あんまり入れてない、だからちゃんときれいにしておかないといけないみたいなね。
そういう、あくまで普通の生活をやってる私たちの価値基準で相手を押し付けないっていう風なね、そういった見方も大事かもしれないなと思いましたね。
今後いろいろとまた事業所内で話していく中でですね、自分たち自身の関わり方、あり方、どんな風にしていくべきかな、していったほうがいいかな、求められているのかな、そこらへんをですね、ちょっと考えていくきっかけを作っていきたいなと思いました。ということでご視聴ありがとうございます。