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2020-11-04 09:26

【介護⑥】住み慣れた家が良いお爺ちゃん、施設に入ってほしい家族

ぼぶです。
「ケアマネジャーは楽しい!」
というシリーズで介護の事やケアマネの仕事で感じた事などをお伝えしたいと思います。

今日は本人と家族の意向が違う場合の話!
大変だあ〜…

①本人の想いを語りやすい場をつくりましょう。
②自分で想いを語れない方の代弁役を果たしてますか?
③第3案を提案し、選択肢を与えてますか?

倫理的な課題を考えず、
「この人やっぱ施設だよね〜」ではなくて、
やれる事やってその判断ですか?
さ、僕自身しっかり頭に入れて今日もがんばろう!



今後は他に心理学や色の不思議についてなどなど資格を活かした内容もお伝えしたいなと思います。

【所有資格】
介護のケアマネジャー、メンタル心理カウンセラー、福祉住環境コーディネーター2級、色彩検定2級、手話検定2級
などなど


#はじめまして
#介護
#ケアマネジャー
#心理学
#心理カウンセラー
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ご視聴ありがとうございます。ボブです。
今日は、介護の話。住み慣れた家が良いお爺ちゃん、施設に入ってほしい家族、というタイトルでお届けします。
本人と家族の意向が違う場合、よくあることだと思います。
こういう場合、だいたい家族の意向を中心に進めてしまいがちなんですね。
だって、家族も苦渋の決断なんだ。いざという時、ケアマネさん、何かしてくれるの?
家族からこういう声が飛んできそうですもんね。
ただ、倫理的課題をケアマネージャーは感じているだろうか?
こういった部分をまず確認する必要があるんですね。
まず、振り返ってみてください。ポイントが3つあります。
まず1つ。お爺ちゃん本人が自分の思いを語りやすい場を作ったのか?ということですね。
話し合いの場でも、本人が家族に気を使って何も話さないでいる、こういうこともあると思います。
別に時間を作って、本人と2人っきりの時に、ちゃんと話すような機会を作ったのか?ということですね。
そこをまず考える必要があります。
そして2つ目。自分で伝えられない場合もあります。
妊娠症だったり、病気だったり、そういったのがなくても、自分で伝えられない場合。
本人の気持ちの代弁役、弁護役を果たしましたか?ということです。
権利擁護ですね。ここがケアマネージャーのもしかしたら真骨頂かもしれないです。
なぜか、本人が伝えられなかったとしても、ケアマネージャーは組み取る力、引き出す力が必要なんですね。
じゃあどうするのか?
その人が普段どんな気持ちで何が喜びなのか?何の仕事をしてどんな人間関係があるのか?
家族へのどんな思いを持っているのか?どんな環境で幼い時育てられたのか?
普段のモニタリングやアセスメントの中で、こういった本人の気持ちをずっと引き出していって、
溜めておく必要があるんですね。
ああ、できていなかった、僕は思っています。
ただ、こういった部分が普段大事なんだと気づかされます。
ソーシャルワークの技法を使って、本人の価値観、考え方、これらが見えて初めて本人の代弁者になることができますよ、ということなんですね。
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これらを踏まえた上で、家族の意見を聞きましょう。
その時に家族についても、この家族がどういう人であるかということも知りましょう。
本人へやったのと同じようにですね、引き出していくんです。
ここでも、それぞれ本人も家族も、前回の私の話の時にですね、自己肯定感の話をしましたが、
そういったものが邪魔をしてしまって、なかなか自分の思いを伝えられなかったりすることもあると思います。
やっぱりこういった部分、時間がかかることなんですね。
今日話してポンと自分の思いや価値観をペラペラ話してくれるというわけでは決してない。
時間がかかるんだということを覚えておきましょう。
そしてポイントの3つ目。
第3案の提案をしたのか、説中案ですね。
をした上で選択肢を作りましたかということです。
本人の意思決定を促すために、とっても大事なことなんですね。
究極の二択ってやっぱり辛いじゃないですか。
家ですか?施設ですか?
はい、このどっちかしかありません。どうしますか?
なかなか辛いと思います。
家にいながらでもショートステイ、お泊まりを使ったらどうですか?
このくらいだったら使えますよ。
小規模多機能施設というのがあります。
お泊まりできたり通ったりできます。
これだったらご家族どうですか?
いろいろ提案をしていくんですね。
提案をして選択肢が増える、これだけでもいいことなんです。
本人の頭の中に、家族の頭の中に、他の選択肢もポンと入った上で考える。
これだけでも違う部分なんですね。
本人が選択できる余地を与えるということです。
その上でやっぱり施設ということであれば、それはそれでいいんだと思います。
そしていろいろ提案をした中でも、家族の決心は固くて、
やっぱり施設がいい、本人は家だと言うけど施設でお願いします。
こういう時もあります。
じゃあその時には本人に、まるまるさん、おじいちゃん、本人のですね、
思いを家族にいろいろ話してみましたよ。
だけどご家族は施設がこうこうこういう理由でいいと言ってます。
なのでまるまるさんの思いをそのまま決めることはできませんでしたけれども、
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他にできることがあれば私も考えます。
ただこういった判断を家族してますが、どう思いますか?
ということを正直に本人に話してみることですね。
またこれはご家族がいない時でもいいかもしれないです。
こういった話をやっぱりいろいろ見ていくと時間がかかりますね。
ただ一番良くないのは何も感じず、
まあ仕方ないよねっていうのが良くないということなんですね。
今回はケアマネージャーに対してですね、
こういった家族の意向を中心に進めてしまった場合に、
倫理的課題をケアマネージャーはその時捉えることができているのかということを考えましょうということでした。
仕事をしていてもよく話が聞こえてきます。
もうこの方施設だよね。
実際そうかもしれませんが、いやいやちょっと待ってと。
その前に家族の方、本人の気持ち引き出してましたか?
その上でその決定をしましたか?
そういうことをまず考えないといけませんねっていう話です。
今日の3つのポイントですね、もう一度お伝えします。
本人が、まず一つ目、本人が自分の思いを語りやすい場を作ったのかということ。
二つ目、自分が伝えられない場合、弁護役、代弁役をあなたは果たしましたかということ。
三つ目、第三案、接中案を提案しましたか?
その上で選択肢を作りましたか?
この3つを普段ですね、こういった家族と本人の意向が合わない場合、
そうじゃなくても普段から取り組むべきことということですね。
アセスメント、モニタリング、ケアマネージャーはそういった仕事で毎月ですね訪問をしています。
この時にこういった部分を少しずつ少しずつ引き出していきます。
そういったことが大事だと思っています。
いざこういった意思決定をする時に、この普段の聞き出しがすごく大事になってくる。
そういうことですね。
さ、えらそうにいろいろ話しましたが、私これ全然できていなかったですね。
件数が多くなればなるほど、もうバタバタ書類に覆われて、しっかりこういった話をしたかったんですけれど、
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なかなかできていない現状があります。
改めて自分にこれを言い聞かせています。
さあ今日からこういった意識を持って仕事を取り組んでいきます。
今日もご視聴ありがとうございました。
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