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2024-10-10 11:39

【介護318】「転倒予防)より「意欲や役割づくり」の福祉用具活用を!

#介護 #ケアマネ
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どうも、ボブです。今日は介護の話をしたいんですけれども、事業所の中で事例検討会をしたんですね。
その中で、今、ケアマネージャーみんな学んでいる適切なケアマネジメント手法ということで、
みんなが取りこぼしがないように、こういうことを確認していきましょうっていうチェック項目が出来上がったんですね。
それに沿って、いろいろ今の新規で関わり始めた方の検討をさせてもらいました。
その中で、いろんな意見が出たので、そうだなと思ったことをちょっと共有したいなと思うんですけど、
タイトル、どんなタイトルつけようかなと思ってるんですが、危ない危ないとかね、そのリスクを取り除くような、
そういう支援も大事なんだけども、それよりも危ないだけを除くんじゃなくて、
やりたい、こういう危ないから部屋にずっと居ときなさい、ではなくて、
いやいや、ちょっと今までよりも冷蔵庫に行って、冷蔵庫で好きなものを自分で摂って食べるっていう動作が、
日常生活で出来るようにするための環境設定、手すりをつけるとかね、
今までね、うちで何もすることがなかったんだけど、観葉植物とか植物とかの水やりをしようということで、
水やりをするための安全な環境を作るとかね、
今までベッドから起きてソファに座ってじーっとしてるだけの生活だった。
でもそれをやめて、ちょっともう一歩ね、運動できるように、
テレビのYouTubeとか、NHKの体操の番組とかでもいいでしょうし、
それを安全にできるための立ち上がった時に、フラッとした時に捕まるものがあるとかね、
そういうための環境設定、そういうふうな同じ手すりをつけるにしても危ないだけの理由でつけるんじゃなくて、
何かプラスアルファできるように、生活がただね、じっと座ってるだけの生活とか、
そういうのから、もっと動きをつけるための生活にするための福祉用具の取り付けとかね、
そういう視点で考えるようにしたらどうかっていうね、そういう意見が出ました。
当たり前のことかもしれないんだけども、改めて今までここが転倒する、つまづくかもしれない、段差があるから手すりをここにつけましょう。
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そういうふうな話ばっかりが出てきたかもしれない。でもそうじゃなくて、それももちろん大事。
それもした上でなんだけど、やっぱりね、今日新規で依頼があった方のご自宅を見に行ったんです。
そうすると手すりはいろいろあって、でも普段どんな生活をしてますかってなったら、ずっとソファーに座ってテレビを見ている。
で、これって何かこう普段ね、他に移動する、動く部屋とかあるんですかと。
いや、もうこのトイレとお部屋、自分のお部屋の往復だけです。
台所とか冷蔵庫にね、なんか飲み物取り入ったりとかしないんですかって言ったら、
いやもうね危ないから、本人のベッドの部屋に水筒も置いてるし、食べるものも置いてあげてます。
だからもう転倒をしないようにとにかく気をつけてほしい。
もういろいろね、動いたりしないでほしいって家族は言ってるんですけども、
それだと本人、部屋のお家の中でずっとソファーに座って一日過ごす。
家族がお仕事で日中いないんですよね。
そのいない間は、ただじっとお部屋にいるだけ。
トイレ行きたい時トイレ行く、それだけの生活。
皆さんどうですか。
まだ年もそんなにね、90歳100歳じゃないんです。
そうじゃない方で、例えば70代ぐらいで、そういう生活って耐えられますか皆さん。
本人も家族に迷惑かけないように言われたことをちゃんと守って、部屋とトイレの往復しかしてないんです。
家族の気持ちがわかるからこそ。
でも、それをずっとやってたら足腰。
どんなにデイサービスとか行ったりリハビリをちょっとね、週何回かしたとしても、
普段の生活がずっとそれだと、どうやっても叶わないですよね。
筋力とか動く意欲も含めて落ちていく一方になるんじゃないか。
でも、それで今介護の状態になってしまっているんですよね。
以前からそういう生活をしていたから。
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そうなってくると、じゃあせっかく介護保険の制度を使って、
またさらにね、病院に入院中なもので、退院してからの生活を考えるんですけども、
また同じように転倒のリスクを危ないことをカバーしてやっていく。
それで一旦は安心かもしれないけれども、
これからどんどんどんどん落ちていく一方、
本人の意欲も落ちていく一方になるかもしれないですよ。
本人にこういう時に何かやりたいことありますかって言っても、
何も出てこないんですよね。
だって今まで家族のために動かなかったんだから。
もう十分ね、特にもうやりたいこともできることももうないって思ってあるんですよね。
昔は釣りが好きだったけど、釣りにもう行ける体じゃないとか、
昔は園芸とかね、庭の剪定だったり、
いろんなことやってたけど、もうそれもできないじゃないと。
だからもうね、仕方なくもう年だし、
今こうやってソファーに座ってひたすらテレビを見てる。
それだけなんだよって言います。
そういうふうな表情をしてたんですね、本人が。
だから今後ね、
じゃあデイサービスでこういうことしましょうとか、
訪問リハビリを使って外に出かけるようなリハビリも兼ねてお散歩しましょうとか、
一足飛びにいろいろ言っても、
なんかね本人、いやもうそこまでしなくていい。
そんな感じなんですよね。
でもそれもう無理もないよなと思います。
じゃあせめてちょっとした目標でもいいと思うんですよね。
小さな小さな。
今まで生活範囲が、行動範囲が部屋からトイレまでだったんだったら、
部屋から普通に台所に移動して、
何か癒し食いじゃないけどちょっとで食べたりとか、
水をわざわざ台所に取りに行く。
台所でお茶をついで飲むとか、
それができるようにする。
なんていうことも、これも大事なことかもしれないなと思うんですよね。
一足飛びに庭の剪定とかは今できないにしても、
お部屋に水やりをする植物をあえて、
本人の安全な場所、安全だけどもわざわざ立ち上がって、
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お水も組んで自分で入れるっていうね、
そういうわざわざ動いてやることを作っていく。
家族と一緒にね、それを考えて作っていくっていうことも、
これ大事なことだなって思うんですよね。
自分の生活範囲がちょっと広がったとか、
自分の役割がちょっとできたとか、
そういうことがあるだけで、ちょっと歯車が動いてくるんですよね。
今まで何にもすることがなかった、やりたいこともなかった、
そういう方が一つやることが出てくると、できることが増えてくると、
次のやりたいこととかが自然と出てくる。
そういうもんだと思うんですよね。
少なくとも何にもせずにいるとそういうことは出てこない。
何かアクションしていくと何か出てくる。
これ僕たちもそうですけどね。
でもそういうのをあえて環境として作っていくっていうのは、
とっても大事なことだなと思いました。
今日そういった意見がいろいろ出てよかったなと思うんですけど、
今後危ない危ないリスクをカバーするだけの支援じゃなくて、
本人の意欲とか役割とかそういったものを作っていく支援をやっていくことが、
とっても大事だなと思いました。
ということで、今回はケアマネージャーのアセスメントのお話をさせていただきました。
適切なケアマネジメント手法っていうのが、
今いろいろケアマネージャーみんなこれから身につけていくことだと思うんですけれども、
僕としては別にそれ割と普通のことだよねって思ったりもするんですけどね。
偉そうに言っちゃいけないけれども。
項目が多すぎて、これからAIを使ってこういうものを分析バーッとしていく、
スピード上げてやっていくっていう、そういうふうに出来上がっていくと思うんですけど、
視点としてある程度こちら側も知っておいた上で、
上手に活用していく方法をまた考えていかないとなと思っています。
ではご視聴ありがとうございます。
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