行動のブレーキを外す
おはようございます。ライフバランス×タスク管理コーチのしろうず厚志です。
この放送は、コーチ歴21年の僕が、行動科学やコーチング、そしてライフバランスやタスク管理について、
仕事も生活も大切にしたい、あなたに向けてお届けする番組です。
はい、ここのところですね、相手の行動のブレーキを外すっていう風なね、そういうテーマでお話をしています。
このブレーキを外すっていうね、感覚っていうのはね、僕はすごく重要だと思ってるんですよね。
こっちに引っ張ってくるとかね、相手が頭の中では、あなたが言ってることは正しいっていうのは分かるんだけど、
もう一つ踏み込めないんだよなとか、そういう時のブレーキを外すっていう風なことってすごく重要なんじゃないかなと思うんですね。
前回はですね、正しさよりも大切なのは関係性だっていう話をしたんですけど、
今日ね、また別の話をしたいんですけども、
多くの人はね、新しい提案された時に、それが良い提案とかだったら、それが良さそうだなってことは頭では分かるわけですよ。
動けないのはね、性格の問題とかね、意思が弱いとかそういう風なことではもちろんなくて、
一つは不確実だからっていう風なこともあるわけです。
不確実だから。もうだから、正しいと思ってるけど不確実だからっていう、たったそれだけの理由でブレーキがかかるっていうケースがあるってことなんですね。
これはね、デフォルトで人って不確実なものっていうのを避ける性質があるっていう風に言われてるんですよ。
だから、良さそうに見えても、よく知らないとか使ったことがないとかね、なんかよくわかんないみたいなことは、それだけでね、その価値っていうのを低く見積もってしまうっていう性質があるらしいんですよね。
だから世の中には試しとかね、返品OKとかね、無料体験とかね、そういう風なのがあるわけですよ。
一回体験してもらえば不確実性が一気に下がる。
スーパーとかでもね、よくありますよね。よかったらどうぞ試食してくださいみたいなね。
それはすごく強力な説得になるわけですよね。
でもね、そうやって体験してもらうっていうことよりもですね、もっと強力なものがあります。
体験させる側になることの効果
それはですね、体験する側ではなくて、体験させる側になってもらうということですね。
これはね、僕はもう本当に絶対覚えておいて、常に考えておくべきだと思うんですね。
実際ね、こういう例があったんですけども、これはあるキッチンメーカーで実際にあった話なんですけど、
ショールームでね、スタッフが料理の上手なデモンストレーションをしてたわけですよ。
お宅のキッチンでこういう演出でね、ホームパーティーをやりましょうっていう風なね、そういう風なデモンストレーションなわけですね。
こんな風にホームパーティーを演出すると、みんなわぁいいねっていう風に喜ぶよと。
お客様はね、それを見て、まずはホームパーティーのデモンストレーションのやり方を知るわけです。こんな風に見せてくださいねと。
この時点ではあれですよ、キッチン買ってるわけじゃないんですよ。今あるキッチンなんだけど、もちろんショールームでね、こんな風に見せるといいですよと。
言ってみたら、そのデモンストレーションのやり方をそのメーカーの社員の人がね、コーチとして教えたりサポートしたわけですよ。
で、実際にお友達とか知り合いとかを呼んだら当然大好評になるわけです。
そしたら当たり前のようなんですけど、そのキッチンを買われるお客様が激増したというわけですね。
これね、何が見込み客に伝わったのかというと、社員さんとかスタッフさんが、うちの商品はここがいいんだという風に信じている、
うちのメーカーの良さというのが、強いアピールをする。見込み客に強く説得するわけではなくても、何となく伝わったわけです。
つまりデモンストレーションの練習をお客様と一緒にやることによって、
うちの商品だったらここの部分は使いやすいんですけどねとか、
ここはね、うちの商品、うちのものよりもこちらのメーカーはやっぱりいいですよね、みたいなことを言うわけですよ。
そうすると、デモンストレーションをするお客様はそういう情報を受け取るわけです。
何より、デモンストレーションをする側に立つと、お客様がいろんな情報を自分から取りに行こうとするわけですよ。
これすごく大きいんですよ。
体験というのももちろん、実際に体験するわけだからいろんな情報を受け取るわけですけども、
でもそもそも与えられる側なんで、やっぱり入ってくる情報というのは少ないわけですよ。
だからね、やっぱり体験しても不確実だったりとかね、そういうふうなことだとやっぱり不安になったりするわけです。
でもね、逆に伝える側だと、今度は自分からどんどん情報を取りに行くわけですよ。
伝えないといけないからね、何かわからないことがあったりとか不安なところがあったりとか、
だから自分から解消しようとするわけです。
だからね、どんどんどんどん不確実感は減っていきますよね。
当然ね、購入する人も増えるわけです。
でももちろんね、お友達とか知り合いまでそのキッチンのファンになって購入されるというふうな人も増えたというふうなことはもちろん言うまでもない話です。
これね、頭で理解してもらうよりも体験してもらった方が当然不確実性は消えやすい。
でももっと分かってもらうにはね、伝える側、教える側になってもらうことっていうのがすごく重要なんです。
それは何でかっていうと、伝えようとしたらその人が自分から情報を取りに行くっていう体制になるから。
だからよりですね、確実な情報っていうのを手に入れようとするので、余計不安が減っていくと。
そういうふうな形になるってことですね。
だからもしあなたがね、誰か新しい行動を避けてるなっていうふうに思ったら、その人を単純によかったら一緒に体験しようよということではなくて、
よかったら伝える側になりませんかっていうふうな提案もね、ちょっとね、頭の中に入れておくとね、とっても強力な武器になると思います。
体験させるだけではなくて、伝える側になりませんかっていうふうなオプションをね、用意しておいてください。
これね、本当にね、強力な武器になるので、ぜひ覚えておいてください。
はい、今日はですね、体験するより強力なことって話でした。いかがだったでしょうか。
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はい、本日は以上です。最後まで聞いてくださってありがとうございます。
お相手は白渦厚次でした。では、いってらっしゃい。