習慣化の難しさ
おはようございます。ライフバランス×タスク管理コーチのしろうずあつしです。この放送は、コーチ歴20年の僕が、行動科学やコーチング、そしてライフバランスやタスク管理について、仕事も生活も大切にしたい、あなたに向けてお届けする番組です。
はい、えーとですね、今週はですね、ちょっとね、習慣化についてね、お話をしていきたいなと思うんですけど、
あの、習慣化ってね、難しいと思いますか?っていうふうに人に聞くと、大体の人はね、難しいんじゃないですかね?みたいに答える人が多いわけですよ。
で、そう答えた人に、じゃあ、過去にね、あなたが習慣化に成功したことってありますか?って聞くと、
まぁ、少し考えて、あぁ、ありますよっていうふうにまた言うわけです。で、どういうものですか?っていうふうに聞くと、ダイエットの時にね、甘いもの控えて10キロ痩せたことがありますよとか言われます。
おぉ、そうですね、と。じゃあ、もう今は甘いもの食べてないんですよね?って聞くと、いやまぁ、今はまぁ、ちょっと普通に食べてて、ちょっとリバウンドしてるんですけど、みたいな話が返ってくるんですよ。
一時的にできても、でもやっぱり習慣化が今でも続いてるっていうことって、意外と少ないんですよ。思っているよりかなり難しいんですよ。
実際に習慣化がどれくらいかかるかっていうと、いろんな説があるんですけど、どうもね、研究とか論文とかで言うと、だいたい100日ぐらいはやっぱり必要じゃないかというのがどうも定説のようです。
3ヶ月ぐらいかかるってことですね。
で、すごいうまくいくケースでもですよ。
で、よく21日間続ければ習慣になるっていう話とか聞いたことある人もいると思うんですけど、これほとんど都市伝説みたいなもんで、そんな短期間ではかなり難しいと思いますね。
もちろん人とか習慣化するものによっては違うと思うんですけど、
それぐらい、つまり21日ぐらい、1月いかないぐらいで習慣ができるんだっていうふうに思って始めて、挫折して、
やっぱり自分には向いてないんだとか、このやり方がまずいんだとか考えるんじゃなくて、それぐらいで挫折するのは別に普通で、最初から100日以上はもうかかると。
何やったら1年ぐらいかかるっていうふうに思っておいたほうがいいんじゃないかなっていうふうに思います。
それぐらい大変なわけですよ。
どうしたら習慣化がうまくいくのかっていうことなんですけど、とにかく一番の鍵は自分のことを客観的に見れるかどうかっていうのがとにかく重要です。
自分の記憶とか感覚に頼って、今日はできるとか、ちゃんと頑張ればなんとかなるとか思ってても、それほとんど思い込みとかいうことが多いんですよ。
ちゃんと記録を取って自分を客観的に観察できるようにする。
メタ認知って言うんですけど、これが習慣化の再現性を高める、もう本当に強い方法だと思います。
今のところ僕はそれ以外の方法っていうのは、ちょっと僕自身は見つけきれてないですね。
記録を取って自分を客観的に観察する。
記録を取って自分を客観的に観察する。
それ以外の方法っていうのは少なくとも僕は見つけきれてないです。
なんでここまで客観的に見るっていうのが重要だっていうふうに主張するかっていうと、とにかく人ってバイアスに支配されやすいんですよ。
自分ではごく自然にこれが正しいっていうふうに思ってても、実際には環境の影響とか自分の思い込みとかに相当流されてるっていうことがある。
その中でも本当に特に気をつけたいのは、いわゆる直感的な判断って言われるやつです。
何かを決める時とか、あるいは習慣化をするとかしないとかいうふうな時とか、そういうのに直感的に判断するっていうのってめちゃくちゃ気をつけた方がいいです。
っていうのも直感っていうのは要するに思考のショートカットなわけですよ。
例えばベテラン刑事がなんかあの人不審だなとか思って調べてみたら、職務質問したらね、実は指名手配犯だったとか万引犯だったみたいなね。
そういうことっていうのは何で起きるかっていうと、そのベテランでかがベテランだからですよ。
つまり長年の経験で無意識に犯人の行動のパターンを見抜いてるから成立するわけです。
つまり直感が直感として成立する条件っていうのは少なくともその分野のエキスパートであることが条件なんですよ。
だから直感がうまくいくっていうときにはちゃんとその条件があるんですけど、でも普通の人は何でもかんでも直感で判断するとね、それ外れるわけですよ。
もっと厄介なのがね、直感に見えて実はバイアスに支配されているってパターンなんです。
これはむちゃくちゃ多いんですね。
人って行動を変えるよりも思考を変える方がめちゃくちゃ簡単なんですよ。
例えば今日はランニングするのをね、いつもやってるランニングをサボってビール飲んじゃえみたいな感じになったとするじゃないですか。
思考とバイアス
本当はこれダメなんだみたいなことが普通だったら頭に浮かぶわけですよ。
でもそうすると、ダメなんだっていうふうに思いながらビール飲むのっておいしくないじゃないですか。
だからね、この不快感を減らすためにね、行動を変えるよりもビールを飲まないっていうことにするよりも、ビールを飲んでも大丈夫なような理由をでっち上げるんですよ。
今日はまあいいかと。こういう日もあっていいんだと。いつも頑張ってるから今日はご褒美だみたいなね、都合のいい理由を作ってしまうんですね。
これは認知的不協和を解消するというふうな言い方をするんですけど、
そういうふうに自分の行動よりも思考を変えた方がすごく楽なんで、そちら側に引っ張られてしまう。そういうバイアスの方に引っ張られてしまうんですよ。
さらにね、現在思考バイアスっていうふうなのがあって、すぐ得られる良さ、メリットとか快感っていうもので、それいいものだっていうふうに思い込みたいんですよ、人って。
すぐに得られる方がこっちの方がいいものなんだ。つまり今日はランニングするよりも、今日はビールを飲んだ方がいいことなんだっていうふうなことを思いたくなる、そういうバイアスっていうのがあるんです。
さらにね、自分で考えて自分で判断すればね、すごく気持ちいい気分になるっていうこともね、そういうエビデンスもあるんですよ。
だからこれね、厄介でしょ。サボった理由をうまく出ち上げると、人ってとっても気持ちいい気分になるんですよ。
だから直感的な判断をすると、なんか充実した毎日が遅れるみたいに誤解するんですよ。
これね、そもそも直感的判断じゃないですからね。単純にバイアスに引っ張られてるだけなんで。
だから冷静に考えると、そういうね、単純にランニングをサボってビール飲んだらね、理由を勝手に出ち上げたら気持ちよかったっていう、ただそれだけっていうね、非常に残念なことになってるだけなんですけど。
だけどなんかね、これがいいんだみたいに、間違って思ってしまうってことなんです。
普通にね、ランニングサボってビール飲めば将来月は曲がってきますからね。
だから直感的判断してるって思っても、実は単純に自分の行動を正当化してね、バイアスで気持ちよくしてるだけっていうふうなことで、これはね、バイアスに支配されてるってことなんですよ。
だからここはちょっと気をつけないといけないってことですよね。
じゃあね、どうしたらいいかっていうふうなことっていうのはですね、またちょっと次回お話したいんですけど、最初にちょっとお話したように、鍵はやっぱり自分のことで客観視すること。
記憶とか、さっき言ったね、頭の中で考えた理由みたいなのに引っ張られないで、実際に自分がどういう行動してるのかっていうのをですね、記憶にとって。
それをですね、冷静に見直すっていうことがね、すごく重要になってくるんですけどね。
またそれはね、ちょっと次回お話したいと思います。
今日はですね、習慣変えるのっていうのはね、思ったより結構難しいよということと、あと直感でうまくいってるように見えても、実はそれは直感ではなくてね、バイアスに支配されて気持ちよくなってる可能性がありますよっていうね、そういうお話でした。
はい。今日はですね、習慣化は思っているより難しいって話でした。いかがだったでしょうか。
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はい、本日は以上です。最後まで聞いてくださってありがとうございます。
お相手はシローズ厚次でした。では、いってらっしゃい。