00:06
おはようございます。コーチングオフィスのしろうずあつしです。
この放送は、プロコーチ歴20年の僕が、コーチングや行動科学について、
さらに、プロコーチや講師として独立起用する人などに向けて発信する、あなたへの番組です。
今日もですね、行動科学について、そこから広がっていく話をね、していきたいなというふうに思います。
行動科学にですね、ルール、支配、行動というものがあって、
これ簡単に言うと、言葉で説明されたことを信じて行動するということなんですよ。
例えばね、僕が横綱ラーメンは美味しいよと言ったとしますね。
それを聞いて、あなたは、じゃあ行ったことはないんだけど、横綱ラーメンに行ってみようかなと思って行動したとします。
これはですね、言葉で伝えたことがきっかけで、あなたが行動を起こしたわけです。
つまり、素人が言うなら横綱ラーメンは美味いに違いない。よし、行ってみようという行動が生まれたわけですよ。
つまり、自分が経験してないんだけども、素人が言うならというルールが成立するときに行動が起こるんで、
ルール、支配、行動というふうに言うわけです。
これ、なんでもないように思うんですけど、人間特有のものなんですよ。
言葉で信じてしまうというのは、言葉が使える人間しかできないんですね。
だから、動物とかって自分が経験しないとわからないんですよ。
もしね、人間に言葉がなかったら、誰の言うことも信用しない人が偶然横綱ラーメンを食べて美味しかったと。
だから、次も横綱ラーメンに行くという行動が起きるわけです。
だから、僕が横綱ラーメンが美味しいよ、素人が横綱ラーメンが美味しいよというふうに言わなければ、
偶然横綱ラーメンに行くか、もしくは偶然行った後にその時美味しかったという経験をしたから横綱ラーメンに行くという、この2つの行動しかないわけです。
だから、実際にこういうことが起こるというのは、全く経験なしにそういう行動が起こる。
人の言葉を聞いただけでそういう行動が起こるというのは人間特有なんですよ。
だから不思議な感じはしますけど、人の言うことを聞いて、そして行動が起こるというのは、めちゃくちゃ人間っぽい行動というふうに言えるわけです。
もちろん素人が横綱ラーメンが美味しいよと言って美味しかったら、次に素人が大関ラーメンも美味しいよというふうに聞いたら、
03:06
この間素人の言うことを聞いて横綱ラーメンに行ったら美味しかったから、素人が大関ラーメンも美味しいと言うと、
なら、それを信用して大関ラーメンも次食べてみようかなというふうに思うわけです。
で、実際に次も食べてみようというふうになるわけです。
でも、素人の言うことを信じて横綱ラーメンに行ったんだけれども、あまり美味しくなかったと。
そこで僕は大関ラーメンも美味しいよと言っても、いやいや、素人が推薦したやつとか美味しくなかったの。
今回は信用できないなということで行動が起きないわけです。
だけどね、もう一回ぐらい信用してみようかなというふうに思うわけですよ。
もう一回ぐらい一応大関ラーメンを食べてみようかなと思うわけですね。
これってね、めちゃくちゃ人間的な行動なんですよ。
つまりね、動物ってね、失敗したこと、うまくいかなかったらね、次はね、ほぼ信用しないんですよ。
一回、例えば何らかのきっかけでね、何かに何か行動を起こしてそれが失敗する、うまくいかなかったとすると、
次からは行動しないんです。
動物はね。
でも人間ってね、変わってて、人ってね、もう一回ぐらいね、ちょっと信用してみようかなとかね、
そういう謎のルールをね、自分で自分に作り上げてそれを実行するわけですよ。
こんなことね、動物がね、頻繁にやってたら、動物の行動とかで全然わからないんですよ。
だってね、悪いことが起こるっていうことをわかってるのに、あえてそれをやるっていうのは、そんなことはできるよね。
言葉とかね、目に見えないものを信じることができる、人間だけに起こることなんです。
これね、だとすると、自分が経験したことしか信じないとか、自分がやりたいと思うことはやるとか、
あるいはね、自分が機嫌が良くなることしかやらないっていうことは、これかなり原始的な行動なんですよ。
動物だったらね、これしかやらない。
でも人間は、わざわざ他人なり、自分なりを、待てよ、もう一回ぐらい、
実際は嫌なことあったんだけど、もう一回ぐらいは我慢してやってみるかっていう、
謎のね、ルールを自分で作って、勝手に自分を説得して、それで嫌なことをやれるわけですよ。
つまりね、嫌なことをやれるっていうのは、めちゃくちゃ人間らしい行動なわけです。
06:00
そこから考えるとね、やりたいことしかやりませんとか、気持ちいいことだけを追求しましょうとか、
機嫌良くなることだけをやりましょうっていうのって、すごくね、原始的なんです。
だからね、それを追求している限り、成果には繋がらないっていうことが、行動科学やってみるとわかってくるんですよ。
まずはね、人間は誰かから、あのね、これね、嫌なことかもしれないけど、やってみると、実はね、いいことに繋がるよ、俺もそうだったから。
実際ね、どうかなって疑ってたんだけど、やってみたらね、これはね、うまくいったんだよっていうことを言葉で教えてもらって、きっかけ、行動のきっかけになることってある。
そして実際にやってみたらうまくいくってことがあるわけですよ。
だけど、これね、嫌なことなんだけど、やってみて、騙されたと思ってやってみて、やってみたらね、これがうまくいくんだよねっていうふうなことで言うのを、
いやいや、俺はね、そんなものは信じないんだよって言ってるのは原始的な動物的反応なので、
なかなかね、その人の生活に繋がりにくいっていうことがわかるわけですよ。
あの、言葉で教えてもらってね、行動のきっかけにできるっていうのは、これは人間特有、つまりそれが原因でね、人っていうのがね、発展とかで発達したわけです。
こういうね、自分のナチュラルな反応とかね、経験に反して、なんだか嫌だし違和感があって気持ち悪いんだけど、
でも、あの人の言葉を信じてやってみようっていうことで現状が打破されてね、大きな成果が出るっていうことなんですよ。
だからね、気持ちいいことばっかりやってちゃダメなんですよ。
で、納得できないことっていうのを納得できるまで待つっていうのは、これもいかにもね、よく考えてる。
深く判断をね、考えてるみたいに思うんですけど、要するにこれ、めちゃくちゃ原始的な反応なんですよ。
だからね、よく自分のコンフォートゾーンから出ないと成果出ないみたいな話があるわけです。
自分のね、気持ちいいところから出て、少し負荷をかけないとね、なかなかうまくいかないよっていう話がよくあるんですけど、
これね、まあまあ正しいっていうのはね、なぜか行動科学からわかるわけですよ。
つまりね、成果が出てないことに関しては、自分の気持ちとか経験とかはね、信用ならないってことなんですよ。
09:02
自分がね、気持ちがいいってことは、すなわち成果が出ない行動の可能性があるってことなんですよ。
なかなかね、身も蓋もない話なんですよね。
僕自身ね、これが行動科学としてわかって、すごく積極的にもなれたし、
あんまり気が済まないんだけど、とりあえずやってみようっていう気になれるようになりました。
だからね、成果を出したければ、成果が出ていない自分の感覚をあんまり信用しないほうがいいんじゃないかなというふうに思います。
その感覚っていうのはね、成果が出ていないことにチューニングされている可能性があるんだよね。
成果を出せなかったらむしろね、自分の違和感を信じる。
だからね、違和感が出ると、もしかしてこれ今までと違うからうまくいくかもっていうふうにね、だんだん思えるようになってきます。
まあもちろん失敗もありますけどね。
はい、今日はですね、成果を上げるための方法とはという話でした。
いかがだったでしょうか。
さて、僕は週3日月水研配信のメルマガを書いています。
こちらではもっと深くて濃いけどわかりやすい話をしています。
登録はもちろん無料ですので、ぜひプロフィール欄からご登録ください。
はい、本日は以上です。
では、いってらっしゃい。