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おはようございます。コーチングオフィスのしろうず、あつしです。この放送は、プロコーチ歴20年の僕が、コーチングや行動科学について、さらにプロコーチや講師として、独立起業する人々に向けて発信する、あなたへの番組です。
ここのところで、準備というか、レディネスという話をしているんですけど、レディネスってすごく重要な考え、重要な概念だと僕は思っているんですね。
レディネスの説明でわかりやすいのは、外国人が漢字の勉強をいきなりするっていうのは難しいと思うんですよね。
何でしたっけ?厚切りジェイソン。それを面白おかしく言ってましたけど、漢字を勉強する前に、ひらがなとカタカナを勉強しないと、漢字ってわからないじゃないですか。
ひらがなとカタカナにあたるのが、これがレディネスなんですよ。つまり漢字の勉強をする前に、ひらがなとカタカナを準備しておかないといけない。
これね、日本人には漢字の勉強をする前にひらがなとカタカナを知っておかないといけないと言われたらわかるんですけど、これよくわからないんですよ。漢字を外国人の人がマスターしたいので教えてくださいと言うと、私たちが漢字を教えようとするじゃないですか。
だけど、教えていくうちにだんだんわかっていくわけですよ。ああ、この人はひらがなとカタカナがあんまりよくわかってないんだ。よくわかんないまま漢字をやろうとしてるからうまくいかないんだっていうのがわかるので、それを外国人に言うとね、漢字をマスターする前に、漢字の勉強をする前にまずはひらがなとカタカナをきっちりできるようにならないとダメですよっていうふうに途中で日本人は説明するわけですよ。
だけど、外国人は言うわけです。いや違うんだよ。自分は漢字を知りたいんだ。ひらがなとカタカナを知りたいわけじゃないよと。そういうのってね、実はね、ちょっとわかりにくいんですよ。
つまり、漢字をマスターするのにひらがなとカタカナに問題があるからなかなかできないっていうことに気づくにはレディネスっていうものがあるよ。それをやる前に知っておくべきことがあるよっていうことを知っておかないとなかなかね、わかりにくいんですよ。
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これね、僕の師匠から教えてもらったんですけど、一般的に行動って熟達、つまり上手くなればね、熟達すればするほど見えなくなる。引っ込むっていう言い方を師匠が言ってたんですけど、見えなくなるんですよ。
引っ込むってね、どういうことかっていうと、例えば本を読むとき、ちっちゃい子とかにね、読み方を教える、読書の仕方を教えるみたいなときは、はじめはね、音読からやるんじゃないですか。大きな声でね、声に出して音読の練習からやるわけです。
音読がちゃんとできるようになったら、次は今度はね、唇だけでブツブツ言うようなね、ちっちゃな声でブツブツ言うような、心読っていうらしいんですけど、唇に読むって書いてね、心読っていう風なね、そういう段階に来るわけです。
心読の後に、その後目読、頭の中で読むような目読ができるようになってくるわけです。つまりだんだんね、読むっていう行動が熟達してくると、それがね、引っ込んでいく。見えなくなっていくんですよ。
音読はね、聞こえるし見える。目読はね、ちょっと注意すればね、なんかブツブツ言ってるな、読んでるなっていうのがわかる。今度目読はね、音は全然聞こえないんだけど、見てると、あーなんか読んでるなというのがわかるわけです。
で、音読から目読に移っていく中で、だんだんね、わかりにくくなってくるわけですよ。だから、外から見て、あ、目読がうまいなぁと思ってて、あんな風になりたいなと思って、その人に全然聞かなくて、目読をあんな風にやろうとやってもなかなかうまくいかないんですよ。見てるだけでは。
これがね、熟達するのになかなかうまくいかない理由なんです。見てるだけで。真似するだけでうまくいかない。何でかというと、目読は目読だけで成立してるわけじゃないんです。その前にレディネスがあるんですよ。
そのレディネスは何かというと、音読とか心読とか、その前の段階を、このレディネスを得ないと目読に繋がらないわけです。このね、一見全然違うね、音読からやらないと目読に行き着かないっていうね、ここが大きな落とし穴というかね、ポイントなんですよ。
だからね、例えばね、いわゆる成功者の話とか、うまくいった人の話みたいなのを聞くじゃないですか。で、それを聞くと、なるほど、あんな風になりたいなという風に思うわけですよ。
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だから、そういう場合に、目読のやり方を教えてくださいとか、それから漢字の使い方を教えてください。最初は外国人みたいに言うと、成功した人、うまくいった人、できる人っていうのは、いいですよって目読っていうのはこんなにやるんです、漢字っていうのはこんなにやるんですって教えてくれるんですけど、
でも、教える方は頭の中でこんな風に考えてるわけですよ。でもなぁ、いきなり漢字っていうのはなかなかわかんないんだよなぁ、まずはね、ひらがなとかね、カタカナの練習からやらないといけないんだよなぁとか、あるいは目読でもね、まずはね、何がともあれ音読だよねぇっていう風に思ってるんだけど、
それ言っちゃうとね、最初の外国人みたいに、いやいや違うと、自分は音読とかひらがなとかを勉強したいんじゃないんだと、ちゃんとすぐできる方法を教えてくれみたいな話をするわけですよ。
でね、そういう場合にね、そういう人とかね、そういうケースに、自分でひらがなを教えてくださいとか、音読からやりますみたいなことを言うとね、みんなめちゃくちゃ喜んでくれるんですよ。よくそそこに気が付きました、全部教えますよみたいな話をね、よくみんなやってくれます。すごく親民になって教えてくれます。
僕はね、ちなみにこれでね、いつもめちゃくちゃ特効してるんです。これはレディネスっていうことをね、分かってる。レディネスっていうものがあるよっていうのがね、分かってるっていうのがすごく重要なポイントになってるんじゃないかなと思うんです。
本当にね、苦労して試行錯誤してできるようになった、うまくいったっていう人は必ずこのレディネスっていうのを通過しているというわけですよね。ただね、本人が言語化できていないっていうこともよくあるんですよ。
だから、今の状態を真似するんじゃなくてね、その前の状態をうまく聞き出して、それを真似するとね、熟達の早道になってくるというふうに思います。
レディネスっていうね、この前の段階があるっていうのを知るのね、とても大事です。これは教える側っていうのも、それから教わる側っていうのも知っておくと、ものすごくできるようになるので、すごく大きな重要なポイントになりますので、
本当にうまくいくための秘訣、それはレディネスを知るということになると思います。ぜひね、知っておいてください。
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今日はですね、本当にうまくいくための秘訣という話でした。いかがだったでしょうか。
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はい、本日は以上です。では、いってらっしゃい。