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みなさん、おはようございます。野菜大好き野菜農家です。
私は、岡山県の県北、標高500メートルの山の中で、野菜を作る農家をしています。
今日は、どうなる日本の美しい田園風景ということで、お届けしたいと思います。
これはどういうことかというと、
今ね、日本の田舎の風景っていうと、とても美しい田園風景が広がっていて、
空気が美味しいような景色を思い浮かべられる方が多いと思うんですが、
今ね、そこで農業されている方っていうのは、比較的高齢者の方が多いわけですよ。
60代とか70代の方がいて、その方たちがね、無効10年20年したら、もうこの世を去るということが起きると思うんですけれども、
そうしたらこのね、その風景は一体どうなってしまうのかなということが言いたいんですよ。
今日なぜこういう放送を撮ろうかなって思ったかというとですね、
私の家の中でですね、義理の同居の母と地域の話が出て、
この地域はどんどん人がいなくなって廃れていっているっていうような話をね、
2人で昼に話をしていたので、
昨日の昼にお話をしていたのでね、そのことを思って、
今日この話をしようと思いました。
それで、日本の田舎の風景っていうのはですね、
日本の国土の約7割から8割を占めているわけなんですよ。
冒頭にも言ったように、この田園風景を守ってくれているのが今のお年寄りの人たち。
若い農業者の方もいるんですけれども、やっぱり高齢者の方が多いんですよ。
で、その方たちが向こう10年20年で亡くなられた時に、
次の世代の継ぐ人がいればいいんですけど、
農業はなかなかね、その次の後継者という人が育たない、いないっていうことが多いんですよ。
それはなぜかっていうと、やっぱりやっても儲からないとか、
いろいろ思っていたより大変とかいうことで、なかなか後継者が育たないという現状があります。
となるとですね、日本のその美しい風景っていうのはね、
10年、10年後、15年後とかに、もしかしたらどんどん工作放棄地が増えて荒れたような景色になってしまうかもしれないってことなんですよね。
これはね、全然興味のない方はそんなの関係ないって思われる方もいらっしゃるかもしれないんですけど、
やっぱり地域に暮らして、そういう田舎に暮らしていてでもですし、
あと都会に暮らしていて、ちょっと息抜きに田舎の方に遊びに行きたいとか、リフレッシュしに行きたいって、
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そういうふうに思ったときに、やっぱりあの工作放棄地だらけでね、水田に水が張られていない状態だとか、
もうあの草が茂っていて、道とかにもはみ出してきているとかね、
そういう風景って、やっぱりあんまり見て心地いい人って少ないと思うんですよ。
それで私は実はね、あの高校生ぐらいの時に新聞か農業新聞か何かで読んだことがあるんですけれども、
日本の中山間地域の元気がなくなってきているから、それの活性化に国が力を入れていかないといけないよっていうその問題提起みたいなのがあって、
そこで興味を持っていたんですけれども、
その時にですね、その数年後かな、中山間地域直接支払い制度っていうね、
中山間地域、田舎の農地に対して補助金を出すっていう制度が始まっているんですよ。
私たち、私が今住んでいる地域でもそれを有効に活用していまして、
補助金が出るので、農業にかかる、その例えばトラクターの爪とか草刈り機の刃とかね、
あと農薬とかそういうものって結構お金がかかるんですよ。
でその補助金が出ることによってやっぱりね助かっています。
でその、農業を本格的に専業でされている方は土地を有効に活用して作物を作って、
それを商品を売ってという形で収入があるわけですけれども、
私のようなね、先祖代々の土地を守るために草を生やさないために土地を守っているという状況で農業をしている。
普通に昼間は働いて土日で農業をしているってなると、
採算がやっぱり補助金なしでは合わないんですよ。
維持するのにそれなりの労働力もかかるので、
その補助金、中山間地域直接支払制度というね、
国からの補助金というのはとてもありがたいものなんですよね。
私は高校生の時に中山間地域の活性化について、
国が問題を取り上げているということを知っていたので、
今は中山間地域直接支払制度という補助金のおかげで、
地域が少しは工作放棄地などが減っているからいいのかなって最初思ったんですけれども、
実際やっぱりお金が絡むということですね。
意外と地域にそういうお金が入ってくると、
いろいろな争い事のもとになりかねないなっていうのが実感としてあります。
だからお金のことって結構シビアなんで、
自分の家が取り分が少ないとかそういうことがあったら、
やっぱりちょっと揉めたりするわけですよ。
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だから中山間地域を活性化させるっていうことはね、
とりあえず国がお金を配ればいいかっていうと、確かにありがたいんですけれども、
単純にそれですべてきれいさっぱり解決するようなものではないなと思ったんですよ。
やっぱりお金のかかることっていうのは、人の欲とかいろいろなものが絡み合ってですね、
ちゃんとする人と、そうでなくてちょっとずる賢いことをする人とかね、いろいろな問題があったりして、
一筋縄ではいかないものなんだなっていうのはね、すごい実際そのことを目の当たりにしたりしました。
ですけれども、やっぱりこういうふうに何か問題意識を持って国が取り組んでくれていること自体はすごくいいことだなと思いますし、
中山間、自分が住んでいる地域を活性化させたいという思いの方々はね、いろんな方、たくさんの方がいらっしゃると思うんですよ。
このスタイル配信をされている方でも、私が聞いているシシトレ農民のK君という方がいらっしゃって、
後でURLを概要欄に貼り付けておくんですけれども、その方も多分ね私と同じぐらいの世代だと思うんですけれども、
中山間地域にお住まいで農業されています。それで地域の活性化についても考えられているという発信を聞いてですね、
私以外にもね、同世代ぐらいでそういうことを考えている人がいるんだなと思ってすごく嬉しかったんですよ。
その方はね、実際にちゃんと考えられていて、私はね実際に行動するということはまだしていなくて、
自分の頭の中で活性化したいな、したいなって思っているけれども、なかなか動きに出せていないという状態なんですよ。
だけれども何かをしなければこのまま農村の、この美しい日本の農村の風景を守っていけない、
あと地域にも若い人が長く住んでくれないと、そういう問題意識はやっぱり強くあるので、
自分で何かしら行動をこうしていきたいなと思っているんですよ。
少しでもこの日本の今の農村の風景がずっと未来永劫続くものだということは限らないということをね、
知っていただける人が増えたらいいなと思って今日この発信をしているわけですけれども、
私はじゃあ具体的にやっぱり自分が行動をね、まずね思っているならした方がいいよなと思って、
あの行政と関わって何かできないかなと思っているんですよ。
私の住んでいる地域では市長とたまに交流できる場が設けられていたりするので、
そういう行政と関わって積極的に何かその、
例えば倒廃後された小学校の跡地を廃坑になってしまった跡地をね、何か地域の福祉に使えないかなとか、
何かそういうことに取り組んでいけたらなって思っていますので、
頑張っていこうと思っています。
これから何かねそういうことで自分が動いた、実際動いて成果を上げたということがありましたら、
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またこちらの配信の方で言っていきたいと思います。
今日も長い配信でしたが、ここまでお聞きくださりありがとうございました。
じゃあねー。