1. サイエンマニア
  2. 楽器調整とフェルマーの最終定..
2022-11-21 56:14

楽器調整とフェルマーの最終定理の共通点?「木」に関わる仕事から職人になった話。【弦楽器職人 後編】#97

弦楽器職人をお招きして、職人になった背景や「製作」ではなく「調整」する人の特徴、ヴァイオリンあるある等について語っていただきました。

【ゲスト】

アサヒ トムさん(Twitter:https://twitter.com/asahisoundnote)

ポッドキャスト:アサヒの音ノート Apple, Spotify, その他→Anchor

【トピック】

・ストラディバリウスは本物といえるのか?

・ヴァイオリン職人のコンクール

・ヴァイオリン職人になる方法

・フェラーリが買えるレベルのヴァイオリン調整

・なぜヴァイオリン職人に?

・カナダの「木」に関わる仕事

・製作よりも調整したい

・耳をすませばでヴァイオリン職人はざわつく

・ヴァイオリンの調整は謎を解く感覚?

・ポッドキャスト界のオーケストラは作れるか?

【オススメ書籍】

この世界が消えた後の科学文明の作り方, ルイス・ダートネル 著 東郷 えりか 訳

ヴァイオリン職人シリーズ

横浜ヴァイオリン工房のホームズ, 上津レイ 著

【お知らせ】

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【サイエンマニアについて】

あらゆる分野のゲストを招き、サイエンスの話題を中心にディープでマニアな話を届けるポッドキャスト。

研究に夢中な大学院生や趣味を突き詰めている方まで、好きな事を好きなだけ語りたい人が集まる番組です。

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【プロフィール】

研究者レン from サイエントーク

化学と生命科学が専門のおしゃべり好き研究者。サイエンスをエンタメっぽく発信するために様々な形で活動中。ポッドキャスト「サイエントーク」ではOLエマと共に番組を制作中。

Twitter: https://twitter.com/REN_SciEnTALK

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【サイエントーク】

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【BGM】

DOVA-SYNDROME

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サイエンマニア
ちょっと気になるのが、これって昔だからストラディバリウスみたいなの残りましたけど、今の時代にそういう楽器って生まれると思います?
みんな頑張って作ってると思いますよ。 いやですよね、なんか第二のそういうやっぱ歴史に名を残す楽器みたいな
みんな作りたいじゃないですか、多分。 それって現代残るとしたらどんな形で残るのかなというか、そもそも生まれるのかなって結構思うんですけど。
ここもなんかまたいつも、いつもというかずっと前編に渡って私言っちゃってるんですけど、
ストラディバリウスとかガルネリの楽器って当時のままの状態で今演奏されてないんですよね。
どういうことかというと、ボディとネック、ネック差し込んでるんですけど、あれってボディからネックを一回外して、ネックの長さをちょっと長くして。
長くする? 詳しく話しちゃってもいいですか? あー全然。長くするってどういうことですか?
当時はそのバロックって言われる時代なんですけど、その時代のヴァイオリンのことをバロックヴァイオリンって言ったりするんですけど、
当時のバロックヴァイオリンって今のその、今はモダンヴァイオリンとかっていう風に言うんですけど、
よりもやっぱり音量とかいろいろ要因があってあるんですけど、
一回、なのでネックをストラディバリウスのネックも外して、ネックの部分をちょん切るんですよまず。
長くしたいので。でもそうするとあの渦巻きあるじゃないですか、先っぽのところに。 はいはいありますね。
あれって結構造形なので、そのそれぞれの製作家さんの個性がすごい出るところなので、あそこは残して。
で、ちょん切ったネックを、ちょっと長いネックをその渦巻きのところにガチョってつけて。
付け替える? はい、すげ替えるとか。 まあすげ替えるってことですね。
で、またボディにちょっと、もともとの角度よりもちょっと角度をつけて入れるんですよね。
で、そんな感じで今使われているんですよ。 あ、じゃあそもそもがオリジナルじゃないんだ。そうなんです。そういう意味では。
だから作られた当時のストラディバリウスの音って誰も知らないんですよ。出そうと思っても今のストラディバリウスの楽器では出ないんですよ。
そっかそっか。 でもそれがいいって言われてるっていうわけじゃないですか。はいはい。
なんか変だなと僕は思うんですけど。 確かにな。
でも今はその音がいいっていう風になってるので、まあみなさんそこを目指すわけですよね。
で、今それで今作っている人たちはそういうめんどくさいことしなくていいので、じゃあ定められたネックの長さで楽器を作って、定められたネックの角度でガチョって作るじゃないですか。
03:05
で、もうまた200年300年後には今作られた楽器もなんか手を加えられてで使われて、今の楽器がもしかしたら第二のストラディバリウスって言われるような楽器になってる可能性っていうのがあるので。
ああなるほどな。だからそれがどれがベースになるかは全然やっぱ分からないっていう感じですよねきっと。
で、楽器ストラディバリとかガルネリももう1700年代とかなんで、もう300年ぐらい経ってるんですよね。
はいはいはい。すごい。
で、そろそろ寿命になるんじゃないのっていう。
あって言われてるんですか。
そろそろ。まあ全然まだあと200年いけるよっていう人もいたりとかするので。
でも劣化はしますもんね。
そうなんですよね。酷使されてますし。
うーん。
あとは残念な話ではあるんですけど、演奏家さんが飛行機で海外のツアーで行くときに飛行機事故で墜落をして演奏家さんも楽器も壊れ、楽器は壊れちゃったとかいうことで壊れていくっていう可能性もあるし。
って考えたときにストラディバリがじゃあ現役を引退して、それこそ本当に演奏されるわけじゃなくて、美術館とか博物館に飾られるだけの存在になったときに、今後あと何年。
いつかはなりますよね。
なりますよね。
はい。
そのときにじゃあもうストラディバリないから、ヴァイオリン辞めるとはならないと思うんですよね。
うーん。
で、そのときに今の時代とか戦後すぐのなのかもしれないし、わからないですけど、その辺の楽器の中で優秀と思われる楽器っていうのがたぶん選ばれたりとか出てきたりとか。
うーん、それ選ばれるみたいな機会もあるんですか?科学で言うところのノーベル賞みたいな。
あ、一応コンクールはあるんですよ。
ああ、職人のコンクール。
そうですね。
はいはいはい。
去年かな?そう、3年に1回、一応一番有名なところで言うと、イタリアのクレモナで行われるトリエンナーで3年に1回あるコンペティションというかコンクールが、制作のコンクールがあって、はい、いかに綺麗に、そして精度良く、音も良く作れるかっていうような勝負をする。
なるほどなー、確かに。で、そういうとこからやっぱ残る、物は残るっていきそうですね。
確かに。
で、それでメダルを取ったような人たちの楽器っていうのは高く取引されるし、で、そういう人が例えば弟子を抱えてとか、そういう人がいろいろその楽器をいっぱい作ったよとかいうことであれば、で、その楽器が評価されていけば、第2のストラディバリとかになる可能性っていうのはあるし。
ああ、いや面白いな。
今のところこの人の作品が現代の名工だよねって言われてるような人っていうのはやっぱりいますし。
うんうんうん。
06:00
はい、戦前だとこの人とかこの人だよねとか、戦後すぐの時代だとこの人とかこの人とか、この流派だよねみたいな、そういうのがあるので。
日本で言うとこの人間国宝みたいな感じですよね。
そうですね、はい。
へー。
っていう人たちがやっぱりいるので。
これそもそもそういう職人とか、あとは調整とか修理とかもそうですけど、やろうって思ったら、その弟子入りみたいな感じなんですか?
どうなんでしょうね。日本は最低賃金が決まってしまってるので、聴講とかできないと思うんですよね。
ああ、ちゃんと雇わないといけないって。
そうなんですよね。って考えるとちょっとなかなかな部分はあるかもしれないですけど。
でもやっぱり一番単純に行こうとすればやっぱり制作学校みたいのあるので。
ああ、なるほどなるほど。そこでちゃんと学んで。
それ日本にもありますし、イタリアにもドイツにも、多分フランスとかにもあると思います。あとアメリカとかにもあると思います。
うーん、え、アサヒさんはちなみにどんな感じだったんですか?そのショックになる時って。
僕はそうですね、一応東京にあった専門学校に行って卒業して、で、学期転に勤め始めて。
で、叩き上げ、そこで叩き上げみたいな感じで今に至るっていうところではあるんですけど。
へー、ああそう。
なんか国家資格みたいなものではないので。
ああ、もう経験が物を言うっていう感じですか。
あとは逆に言えば辞書ができてしまうので。
まあ確かに。
ずっとバイオリンだったんですか、そのやってる楽器。
いや、僕はまだ全然歴10年も行ってないんですよ、この業界に入って。
はい。
僕もう40、今年2になるのかな。
はい。
なんですけど、だから30半ばぐらいでこの業界に入ったので。
うーん。
まだまだ新山ものなんですよね。
その今働いてるところ的にはいろんな楽器を扱ってるみたいな感じですか。
そうですね。
もう本当に初心者が使うような楽器から、それこそストラディバリーが来たこともありますし。
へー、すげー。
あとはフェラーリとか買えちゃうようなぐらいの楽器を調整したり。
うわー、めっちゃ緊張しませんそれ。
超緊張しますよ。
ですよね、絶対壊せないみたいな。
絶対壊せない。
はい。
いや僕触りたくないっすもん、そんな高いやつ。
お店に置いておきたくなんもないですよね、なんかね。
盗まれたらやべーとかなりそうですよね。
そうです、ほんとそうですよね。
ですよね。
フェラーリ買えちゃうのやばいな。
持ってけちゃうしな、ちっちゃいから。
そうなんですよね。
ですよね。
怖いっすよね。
怖いっすよ。
ケース、ワイリンってあの大きさであれ一軒家が建つわけですからね、都内に。
はいはい。
ですよね。
いや恐ろしいな。
でもそれを直すっていうのはすごいな。
でももともとちっちゃい頃からはなんか音楽っていうかワイリンとかピアノとかはやってたんで。
09:03
はいはいはい。
で、もともと木工は大好きで。
そこでつながったみたいな感じなんですね。
そうですね、だから10代っていうかまだ成人する前は音楽を一応プロになろうっていう意識ではなくて楽しくてやっていて。
でもやっぱり男の子だし、やっぱ就職した方がいいよなとか。
で、大学終わって就職、一般企業に就職をして。
でもなんか、なんかなーみたいな感じでもう仕事やめるって言って。
カナダ、カナダにワークキングホリデーに、とりあえず1年ちょっと遊ぶかと思って行ったら。
すげー。
カナダの生活が楽しくなって。
カナダで就労ビザいっぱい出してもらって、5年くらいかな。
あ、5年もいたんですね。
はい。
で、やっぱりでもね、永住権とかっていうところでちょっと難しいなーみたいなところがあって。
やっぱりスキルドワーカーじゃないといけないじゃないですか。
まあまあ確かにお金稼げないと。
はい。
でなって、どうしようかなーと思って。
で、そのカナダにいたときも一応木に携わるような仕事はしてたんですよ。
えー、木に携わるって。
携わるとか。
それこそ林業的なことですか。
いや、なんかカナダね、有名なドーナツ屋さんがあるんですけど。
はい、ドーナツ屋さん。
はい。エマさんカナダにいらっしゃってましたよね、確かね。
あ、そうですね。
たぶん知ってるんじゃないかなと思うんですけど、ティムホートンっていうドーナツ屋さんがあるんですよ。
ティムホートン。
はい。
えー、聞いてみよう。ちょっと僕アメリカのダンキンドーナツしか知らないんで。
ダンキンドーナツ懐かしい。
はい。
そうなんですよ。
そのティムホートンがやっているティムホートン財団みたいのがあって、そこの職員になっていて。
えー、すごいな。
キャンプ、なんだろうな、林間学校というか、そういうキャンプ場があるんですけど、子供たちが来るようなところ。
夏とか。
で、いろいろアクティビティをして、勉強だけじゃない生きる力的なところ。
僕ロッキー山脈の近くのそのキャンプ場だったんで、それこそラフティングとか。
あー、じゃあ本当にキャンプ場の人だ。
そうですね。
えー。
クライミング、ロッククライミングとかハイキングとか、あとは乗馬とか。
なんかそういうのをやるキャンプ場があって、そこの養務員さんでしたっけ、雑務やる人いるじゃないですか。
あー、学校の養務員さんはいますね。
はい、そうですそうです。
いわ、ガラス割りました?って言ったら片付けたりとか。
はい。
ベッド壊しました?って言ったらベッド直したりとか。
うんうんうん。
夏は夏で、なんかもうサッカー場2枚分ぐらいの運動場みたいなところの芝刈りをトラクターに乗ってやってみたりとか。
すごいな。なんでもやる。
そうです、なんでもやるんですよ。で、冬は冬で、なんか向こうのピックアップトラックの前にブレード、刃をつけて除雪してみたりとか、カナダなので雪がすごいんで。
12:01
うわ、めっちゃ大変そうですね、カナダの除雪。
超大変ですね。でも、なんかそういうのをやりながらも、やっぱり、小屋を建てたりとか。
えー、すごい。そういう木の使い方なんですか?
そうですね。あとは、乗馬をするときの山の中っていうか、の道がやっぱり木が倒れてるからって、道具の整備したり、チェーンソーを担いで登って、チェーンソーで木切って道を整備したりとか。
えー、すごい。
うん。とか、あとは家のリフォームっていうか、そこのキャンプ場の、今まで子供たちが宿泊するところだったところをオフィスにするよって言って、もう壁とか全部ぶち抜いて、床から全部ヒペがして、床張ります、壁建てます、石膏ボード張ります、移動つけますとか、電気の配電しますとか、なんかそういうリフォームですよね。
いや、なんか全然思ったよりでっかい木扱ってます。
そうですね。結構でっかい木ですよね。
バイオリンより全然でかい木使ってる。
すごい。
なんかそういうのをやってて、やっぱ僕、なんかこう物作るっていうかなんか、調整するのが好きだったんですよね。なんか作るっていうよりは先ほど言ったようにリフォームしたりとか。
あー、なるほど。あるやつをもっとよくするって感じ。
子供が壁に穴開けました、直すとか。
なんかそういうほうが好きなんですよね。
シャワールームのタイルを蹴っ飛ばして割ったので、タイルを直しましょうとか言って行くじゃないですか、子供なんかに。
タイル外してみると、もう中かびてて、いやー、これは一回全部剥がして、壁から作り直さないとなとか。
すごいね。
いやでもなんか、そこでやる物作りとバイオリンのその繊細なやつ全然違う気がしますけど、割とそれは同じラインにあったんですね、それが。
結構同じですね、これ。
あ、そうなんですね。
そうなんですよ。その子供たちが宿泊するためにあった家っていうか建物をオフィスにしますって言ったときも、一回要はさっき言ったように壁とか床とか全部ひっぺかすわけですよね。
はいはいはい。
で、そのときに本当だったらここになんだ、トイレを置きたいってなったのに、いやここ今コンクリーの基礎があってこれ水道の配線っていうか水道のパイプ持ってこれないけどどうするみたいなとこで考えないといけないわけですよね。
はいはい。
で、その子供そのタイルだけ貼って剥がせ、壊れたの剥がして貼ればいいかってタイルちょっと周りの何枚か剥がしてみたら中かびてるからこれはどうにかして根本から直さないといけないなとかっていっていろいろ考えるわけですよね。
うーん。
これって楽器修理するときと同じで、もう同じで。
ほうほうほう。
音が悪いのでって言って直してくださいって言われて、じゃあ楽器見てみます、チェックします、点検しますって言ったら、あ、原因はここですねって言って。
15:09
これをやるためには一回表板を剥がして箱を開けて直さないといけないんでって言って、じゃあやっておきますって開けるじゃないですか。
はいはい。
開けようとしたら、なんか知らないけど最近の接着剤が使われてて、開けたいのに開かないとか、じゃあどうするとか。
あー、そういうのがあるんだ。
開けてみて、で、原因はそこだと思ってたけどそこも開けるので中が荒場になるわけですよね、内部が。
うーん。
で、ここだけ交換すればいいかなと思ったら、え、ここもダメじゃんみたいなとか。
とか、あ、ここも原因として考えられるからここもやっぱやらないとなとか。
なんかいろいろ考えるっていうのは同じで。
うーん。
なんかそうですね、そういう方が僕は好きなんですよね。
とか、1からものを作るクリエイティブな部分というよりは、なんかそういう障害に当たった時とか、なんか想定したものじゃないものが来た時にどうやってそれをアイディアで乗り越えていくかっていう楽しみ方がすごく好きで。
あー、めちゃくちゃ面白いし、めちゃくちゃ研究者ですね。
そっちの方がなんか。
うーん。
うん。
僕はやってて楽しいんですよね。
いや、僕も結構そのブラッシュアップが楽しいみたいなのはわかるなって思って。
はい。
今の家の話と楽器の話と通じそうな化け学の話で言うと。
はい。
あの、例えば何か複雑なものを作りたいですってなった時に。
はい。
それを、やっぱ合成って何工程もかけるわけですよね。
はい。
その原料の何でもいいですけど、例えば油みたいなやつがあったら、その油を酸化して。
はい。
で、こういう、例えばアミノ酸とくっつけてとかみたいなのを何工程もやって、20工程ぐらいでできましたみたいな論文があるとするじゃないですか。
はい。
で、それを見た時に、例えば僕とか他の研究者がその発表されたやつを見て、
いや、ここの間の経路もっと短くできるよなとか。
あー。
もっとこういう経路でやったら修律欲最後までたどり着けるんじゃねみたいなのをやっぱ考えるんですよね。
はい。
で、それを修正して実際にやったら、それはそれでまた新しい方法だつって論文になってみたいので。
はい。
で、それが繰り返されていくと、最終的にめちゃくちゃ綺麗な短くて、しかも修律が良くてみたいな。
シンプルで美しいやつですよね。
シンプルで美しいやつにたどり着いて、例えばそれが工業化されますとか。
はい。
みたいなのってめちゃくちゃ僕面白いなと思ってて。
はい。
まさにそのプロセスだなって思いましたね。
そうなんですよ。
楽器の修理みたいな。
レンさんはどうか分かんないですけど、僕本当に何か生み出すの下手くそなんですよ。
そうなんですか。
そう、そこ本当才能ないなと思っていて、曲を作るとかそういうのできないんですよ。
18:03
作曲とかできないんですけど、編曲するのはすごく好きなんですよ。
あーなるほど。そう面白いな。
他なんか作文とかも、何かこう読書感想文とか何か作文もそうなんですけど、あと俳句とかも。
書くのは、生み出すのすっごい苦手なんですよね。
でも替え歌するの好きだし。
あー替え歌好きなんですね。
替え歌する。あれももともとあるものを何かこうブラシアップとかマッシュアップとか何か勝手に解釈していろいろ手加えてとかじゃないですか。
そういうのの才能っていうか、何か本当にゼロから1を作る才能がないので、
だったらもうあるものを良くするっていう方が、それも楽しく感じてたって、そっちで生きていくかみたいな。
うーん、なんか編集者とかそんな感じの、何かいろんないいやつを見つけて最後が組み合わせるのが得意とか。
はい。
そういう感じってことですよね。
へー。
でもこのヴァイオリンのその修理調整の方の世界に入って、いやーやっぱ製作の方が良かったなと思いますよ。
あ、そうですか。それは何かどういう理由で。
やっぱり製作はその全部自分の好きなようにできるっていうか、何でしたね。
自分がこう思うっていうニスの調合をして、自分がこう思うっていう作り方で作っていけばいいじゃないですか。
うーん、まあよりクリエイティブな感じ。
そうですよね。
はい。
で、まああとは自分、妥協するとこって自分の技術しかないんですよ。
うーん。
製作は。そこは妥協しなきゃいいだけの話で、自分の技術がないんだったら磨けばいいだけじゃないですか。
うーん、それが職人って感じですよね。
そうですよね。
はい。
でも修理とか調整、もうほんと調整じゃなくて修理の方になると。
うーん。
例えばAという楽器が来ました。
はい。
このAという楽器は何年ぐらいの、年代はどれぐらいで、当時のこの年代の楽器っていうのはこういう音楽が流行ってた頃に作られたもので。
あー、はいはいはい。
だから当時はこういう意図を持って作られているはずだとか。
そこまで考えるんだ、はい。
で、当時の、当時はまだ無水エタノールっていうか純度の高いエタノールがなかった時代のものだから、ニスはこういうことで作られているからアルコールニスではない。
まあちょっとオイルニスとアルコールニスっていうのとか。
はい。
あとはこの楽器の生産された場所っていうか作られた場所は、例えばイタリアのどこだ。
で、この風景っていうかこの流派はこの人の師匠は誰だ。
この人の師匠がこういう影響を受けてるとかって考えると、その辺まで考えないといけないわけですよ。
すごいっすね、そこまで考えなきゃいけないんだ。面白いな。でもそれってクリエイティブっていうよりかはもう答え探しに行ってますもんね。
21:07
そうなんですよね。
あー。
でも。
面白っ。
そうなんですよ。
だからその辺を考えながらしっかりとやらないといけないってなると、
何だろう、制作と修理って考えた時に、修理って得ておかないとっていうか蓄積しておかないといけない知識の量とかがえげつない量なんですよね。
そうなんだ。確かに自由度は少ないですしね。わかる人が見たらわかっちゃうし、これ違うだろうみたいな。
そうなんですよね。とはいえそういう楽器を、うちのお店をたくさん扱うことはないので、いいにはいいっていうかあれなんですけど、
やっぱりでもそういった視点は持って修理には臨まないといけないので。
あーそうなんだ。だから全然思ってるのと違いましたよね。
結構現状復帰するもんなのかなと思ったけど。
やっぱり昔のものになるとその美術的な価値っていうのがやっぱり出てきてしまうんで。
あーそっか。
何度も例えで出てきますけど、仏像があったとして、古い仏像がありました。
それ室町時代に作られたのか江戸時代の前期中期後期なのか明治に入って作られたのか。
で、やっぱり製作される感じっていうのは変わってくるじゃないですか。
はいはいはい。
で、現状復帰するんだったらその日にある木ぺたって付ければいいってもんじゃなくて、
やっぱり江戸時代に作られているものであれば、それくらい古い木で同じところ、同じ産地で採れた、
例えばヒノキを使って復旧させてあげるのが筋だよねみたいな。
すごい。それその年代の材料とかもちゃんと手に入るってことですよね。
うちの店はそういった楽器はほとんど入ってこないので、
そこまで考えるとかストックはしてるわけではないんですけど、
やっぱりやる人はやりますし、ちゃんとストックするんですよ。
すごいな。
日本ででもそこまでやるところっても、もしかしたらないかもしれないですし、
あっても片手で足りちゃうぐらいなんじゃないのかな、やっぱり。
そうなんだ。
やっぱりイタリアとかイギリス、ニューヨーク、アメリカこの辺とかがやっぱり相当ガチでやってると思いますよ。
あとはドイツとかヨーロッパですよね。
文化として根付いてるので、クラシックっていうものが。
知識でそういう時代背景とかわかるのは、頑張って勉強するしかないと思うんですけど、
それをもとに修理できちゃうのが本当にすごいなっていう。
そうですね。
やれるな、確実にこの楽器はこういう不敬の楽器で、
今現状これがどこがダメで、
この直す方法はこういう順序でこういうふうに直して、
24:00
こういうふうに復旧すればいいっていうのがわかって、
じゃあそれをやる私は技術があるのか、ある。
道具はあるか、材料はあるか、ある。
じゃあGOってなるわけですよ。
でもどれか一個とかでも欠けてるとか、
例えば道具がないとか、材料がないとか。
一番多いのは私の技術がないっていうのが多いと思うんですけど、
ってなった場合は僕はお断りしてます、やっぱり。
もっと違うところでみたいな。
ちゃんと紹介、ここに行ったほうがいいと思いますとか、
ここでうちではちょっと受けできないので、
理由がかくかく近々で、なのでっていうことで。
いやそれぐらいやっぱ難しいってことですよね。
やろうと、ちゃんと正直にやろうとすると、
やっぱそこまでやらないといけないかなとは思いますね。
すごいな、本当に職人だな。
職人なんですけど。
でもビジネスでね。
ビジネスって考えれば、何でも持ってきてください、やりますよって、
やってるところもあると思いますよ、やっぱり。
でもそれってバイオリンを楽器としては見てるけど、
作品としては見てなさそうですよね。
そうなんですよね。
で、そういうものってやっぱり淘汰されてしまうというか、
ああこの修理誰やったんだろうねとか、
後の時代の人は言うと思うんですよね。
ああ、そう分かっちゃうもんな。
そう言われないようにやりたいなっていうのもあるし、
そう言われてしまう可能性があるんだったら、
僕じゃないもっと上手な人、僕より上手な人なんて5万人いると思ってるので。
いやーでもそれめちゃめちゃかっこいいな。
いい意味で逃げてね、
悪い意味で逃げてるっていう風に捉えることもできますけど、
責任逃れじゃないけど。
まあでもちゃんと責任持ってやるのがプロな気しますけどね、そこは。
ちゃんとそうやって説明というかね、
させてもらえばお客さん、クライアントさんも納得しますし、
そうか、逆に言ってくれてありがとう、
あの人のところ持ってってみるとか、
いう風に言ってくれますし。
信頼感はありそうですよね、やっぱりそっちの方が。
何だろう、修理とか調整とかいう
もう一個上の概念的な話から聞けた感じがありますけど、
そもそもの。
そっか、でももしかしたらこういう修理する人とかも同じで、
さっきのタイルを剥がしたら紙につかりましたみたいなのを直したくないみたいな、
そういう人がやってるかもしれないですよね、たくさん。
そうだと思います。
似たような。
それはなんとなくありそう。
ちょっと魔女的な感じはあるかもしれないですよね。
僕職人って結構こんなこと言ったらあるかもしれないけど、
だいたいMじゃないと無理ですよね。
勤まらないと思いますよ。
勤まらないですよね。
これやるんですか、みたいな。
27:00
でもそれが快感というかね、
そこがモチベーションに転換できるというか、
そう、なんかどうこした好きはもうMだと思うんですよね。
なんかそれのためだったら何でもできるみたいな。
本人たちMっていうかこう、辛いと思ってやってないんですよね。
楽しんでやってるので。
でもそう、ドMだろってなるんですけど。
そうだと思いますね。
いやー、めちゃめちゃ面白い話聞けましたね、これ。
大丈夫ですかね。
いや、もう最高ですよ。
これ、一応最後に好きな本聴いてるんですよ、最近。
ありますか、好きな本。
どうしようかなって思っていて。
何でもいいですよ。
僕がそのポッドキャストを自分の番組をやってるっていうのは、
僕のやってることっていうのも知ってほしいっていうのもあるし、
特に自分が好きな音とか楽器ってどういう構造をしてて、
どういう風にそのメンテナンス、自分で保管をしていったらいいのかっていうのを知らないっていうか、
そういうのを啓蒙する下地っていうのが今日本ではないので。
あー、そうですか。
とりあえず売ればいいみたいな。
あー。
とかっていう、まあ言葉悪いけどそういう風なところもあったりして。
うーん、最初に言ってた結構ビジネス色が強い感じ。
そうですね。
なので、そういう初心者というか趣味で演奏されてる人に届けたいっていう部分があれば、
ほんとレンさんみたいに、ヴァイオリンって分かんないよっていう人たちに少しでもヴァイオリンのことについて興味を持ってもらいたい。
なんかこう、そういう、まあそんなところで番組をやってて、まだ全然方向性が定まってないんですけど。
なので、それぞれの人たちにこう、届いたらいいのかもしれないなっていうところでのお話を、
紹介、ん?本の紹介してみてもいいのかなとか思ってるんですね。
はいはい。
なので、えーと。
まあ、そうですね。もう本当に好き、本当に好きな本でいいですよ。
好きな本で言うと、ほんと、今最近、今ちょうどほんと読んでる本があって。
はい。
えー、著者がエル・ダートネルさんの。
エル・ダートネルさん。
そう、ルイス・ダートネルさんか。
で、えーと、この世界が消えた後の科学文明の作り方。
おお、なんかすごい、すごい理系チックな、きましたね。
はい。これ一番後ろの背拍子のとこに書いてあるのをちょっと読んじゃいますね。
はい。
文明が滅びた後、あなたはどのように生き残るのか。
穀物の栽培や宝石、製鉄、発電、印刷、電気通信など、
人類が蓄積してきた甚大な知識をどのように再構築し、文明を再建するのか。
30:06
日々の生活を取り巻く様々な科学技術とその発達の歴史について知り、
科学とは何かを考える、世界15カ国で観光の大ベストセラーっていう。
めっちゃ面白そうだな、これ。
これ、今読んでいて。
はい。
それこそさっき言ったように、スマホに今全盛、デジタル全盛な時に、
これ全部バコッて壊れたら、未来っていうか、今僕らって生きていけないじゃないですか。
そう、そうですね。
それこそほんと、ロシアとウクライナのことで、全然違うところのアフリカの人たちが、
小麦がとか中東の人たちが小麦がとか、
ロシアのエネルギーがあってことで、欧州の人たちが困ってたりとか、
なんか1個ダメになったらどんどんダメになるなっていうのが、
最近ちょっと思うところがあって、なんか面白い本だったので今読んでるんですけど、
ちょっと面白いです。
えー。
まあとりあえずこれ。
こんな、なんかドクターストーンみたいな本あるっすね。
ドクターストーンわかります?
いや、それもちょっと僕メモっとこう。
これ漫画なんですけど。
あ、そうなんですか。
ほんと一緒で、人類が一瞬で全員石になっちゃって、
そっから数千年たって、人間が作ってた文明全部滅んだ後に、
ある人がその石化から復活して、人間の科学取り戻していくっていう漫画なんですよ。
おー。
みたいな。
そうそう。
似たようなものを感じたなっていう。
結構ほんとにこれ思うところがあって、
なんか楽器とかもそうなんですけど演奏とか運転もそうだし、
なんかほんと人間今考えなくてもできるようになっちゃってるじゃないですか。
想像しなくてもいいっていうか。
うーん確かに考えること、減ってるとまでは言わないですけど、
はい。
根本が崩れたら結構なんもできないみたいになっちゃいますよね。
そうなんですよね。
計算とか。
そうなんですよ。
どうやって水って、水道の水じゃなくて、川の水あなた普通に飲めます?って。
いや、煮沸すればいいじゃんって。
いや、そこライターないんですよとか。
うーん。
マッチもないんですけど、あなた火起こせますか?とか。
はいはい。
なんかそういうのはずっとちっちゃい頃から考えてて。
おー。
で、なんかちょうどうまいことハマったので今この本を読んでおります。
え、面白いなこれ。
で、なんか他で言うと、レンさんとか本当、ヴァイオリンとか楽器とか全然わかんないよっていう方とかでは、
ヴァイオリンが題材となっている小説があるので、2つばかりちょっと紹介をさせてもらおうかなと。
小説、はい。
はい。
えーと、ポール・アダムさんっていう人が書いてるんですけど、
はい。
ヴァイオリン職人シリーズって言って3作出てるんですけど。
33:00
まんまですね。ヴァイオリン職人のお話ですか。
そうです。ヴァイオリン職人の探求と推理っていうのがシリーズ第1作目で。
はい。
これ、ヴァイオリン職人がある殺人事件に巻き込まれるっていうわけではないんですけど、
殺人事件に遭遇して、職人の知識とか洞察とか考察っていったところを駆使しながら、
友達の警察官と一緒に犯人を追い詰めていくというか、捕まえていくみたいな。
へー、ミステリー小説ですね。
そうですね。
で、ヴァイオリンが殺人の動機みたいな感じ。
へー。
で、こういうふうなことだから職人の目からするとこうだと思うとか、
なんかいろいろあるんですけど、1作目。
これって出てくるやつあるあるみたいな感じなんですか?ヴァイオリン職人からしたら。
あるあるっちゃありますね。
へー。
やっぱり脚色はされてるので、いやいやいやみたいなところはあったりはするんですけど。
あー、なんか医学ドラマみたいな。
あ、そうですね。
でも、ヴァイオリン職人ってそういうところ見てるのかとか、
あと単純にそのヴァイオリンの歴史っていうか、作者の名前とかも出てくるし、
その人、その作者の特徴とか、彼らが生きてた時代のこととか。
あ、イエス。
そんなのも絡んでくるんですか?
そうですね。ちょろちょろっとこう出てきたりとかするので。
へー。
あとはちょっとこう、ストラリバリーの有名な作品があって、
あのー、実はいろいろ秘密があったりとか、
その秘密を作者の人が新たな視点で解釈して書いてるみたいな。
なんか原田マハさんの本もそういう感じ。
あれは絵画とかそっち方面なんですけど、
そんな感じの、なんか推理小説ではあるんですけど、
ちょっと面白いので、この辺読んでみると面白いかもしれないです。
面白そうだなこれ。
たまにありますよね、そういう芸術系絡みのミステリー小説。
はい、ありますね。
あとすいません、もうこれもカットしていただいても全然いいんですけど、
えーと、
いや、聞きます。
はい。
カミツさんでいいのかな?カミツレイさんでいいのかな?
上下の上に三重県津市の津、
ジョーツレイ、カミツレイさんの方かな?
の、書いた、えーと、横浜バイオリン工房のホーム図。
おー。
これまたちょっと。
これもなんかちょっとミステリーな感じですね。
これもなんかちょっとミステリー系の。
そうですね、ちょっと芸術ミステリー的な。
絶対音感探偵。
探偵。
これの方がまたまたみたいな感じなやつは、
こっちの方がすごい匂いがすごいプンプンするんですけど。
これもこれで、そのストラディバリーのこととか、なんかこういろいろ。
36:02
あーでも面白そうこれ。
これもさらっと、あのビブリア古書道のなんちゃらとかって。
あーありましたね、はいはい。
あれはなんか本についてものすごく知ってる古本屋の女のスタッフさんが、
いろいろこう何事件を解決していくとかって感じじゃないですか。
そうですね。
それのバイオリン版ですね。
ウエズレイさんですね、失礼しました。
ウエズレイさんか。
はい。
あーでもなんか表紙もちょっとビブリア古書道感感じる。
感じますよね。
イラストになってるな。
しかもこれもこの表紙の、この表板が取れたバイオリンが、
すでにこのバイオリン、バイオリンじゃないっていうね。
え?
これネタバレになります?
ネタバレにはならないです、大丈夫です。
ネタバレにはならない。
あの、バイオリン置いてあるじゃないですか、机の上に。
で、左下の方がこうなんかえぐれてますよね、ホゾ穴が。
あーえぐれてますね。
これちょっと音だけだったら伝わんないかもしれないですけど。
ちょっと皆さんも検索してみていてもらえて、表紙の絵とか出てくると思うんで、画像が。
横浜バイオリンで検索したら出てきますね、多分。
はい。
で、この女の人が右手にバイオリンのネックを持ってると思うんですけど。
うん。
で、そのネックの、がこのホゾ穴にはまるんですけど、
本当だったら、この裏板のところっていうか、その今机に接してる面ですよね。
はいはい。
この机に接してる面にもこういうふうにえぐれてちゃまずいんですよ。
あ、抜けてっちゃうってことですか。
そうなんですよ。
あー。
だからちょっとおかしいよねっていう。
マジで気づかないっすねこれ。
あ、そっか、本物はちゃんと裏が、なんていうんだろう、引っかかりみたいになるから。
はい。
この首のところがカチって。
ネックは裏側に抜けていかないっていう。
あーそうなんだ。え、これシンプルミスですか。
これ多分だからね、見てないんじゃないですかね。
あーそうなんだ。これはイラスト監修ミスかもしんないせいじゃん。
そうですね。まあその辺で言うと、ちょっと話長くなっちゃって申し訳ないんですけど、
あのー、えっと、ジブリの耳を澄ませばもう、これと全く同じことが起きてるんですよね。
あ、そうなんですか。
作品の中で、はい。
絶対気づかないな。
そう、だからヴァイオリンの職人とかの界隈では、耳を澄ませばが、
例えばこう、金曜ロードショーとかであるときは、
あ、今回もあれだよねっていう。
えー、ちょっと見てみよう。
場面としては、あの番組でも、僕の番組でも話してはしてるので、
もし良ければ聞いてみてもらえればっていうとこなんですけど、
はい。
あのー、えーと、天沢誠司くんが、しずくちゃんのところに、
しずくちゃんが来るじゃないですか。
はい。
で、僕下でヴァイオリン作ってるから、好きなだけ見てないよみたいな感じで。
いや、そこは覚えてますね。
39:01
で、しずくちゃん降りてきて、え、ヴァイオリン作ってるの?みたいな感じで、
ボディとネックが外、歯がまだ途中なんで作ってる。
はい。
くっついてないんですけど。
はい。
で、誠司くんが、これがこうなるんだよって言って、
そのボディとネックをくっつけてくれるところがあるんですけど、
はい。
やっぱり同じように、この下の裏板のポコっていうストッパーがないんですよね。
あ、そうなんだ。
そうなんです。
これちょっともう一回見てみよう、これ。
見てみてください。
画像検索だと分からないな。出てこないな。
そうですね。ちゃんと見ないと出てこないかもしれないですね。
ジブリだけどそういうのあるのかと思って。
確かにジブリとか結構その辺ちゃんと取材して作ってそうですけどね。
そうなんですよね。
意外と、そっかこれヴァイオリン業界あるあるなのかこの話は。
あるあるですね。
全然知らなかった。
耳を澄ませばが再放送が決まるとざわつくっていうね。
いやーざわつくのツイッターでラピュタだけじゃないですね。
ラピュタだけではないですね。
あー面白いな。
いやーちょっとこれ。
いやーありがとうございます。
いえいえ。
面白いな。
全然好きな本とかじゃないですけど。
はい。
あんまないんですよね、好きな本って。
でもなんかこう謎に迫っていくとかいう本は大概好きですね。
ミステリーっていう意味ではなくて。
例えばフェルマーの最終定理とか。
そこ繋がるんすか。
とか暗号解読とか。
そんなタイトルの本があったような気がするんですけど。
数学者の話は面白いですよね。
面白いです。
そうフェルマーの最終定理自体というかそこに至る歴史の話とかめっちゃ面白いし。
そうなんですよ。
そう。
だし僕は解いた人の本当に最初から意味わかんないプレゼントが見たんすけど。
はい。
もうわからなすぎて笑っちゃいますもんね。
なんでこの記号で証明されたのかわからんみたいな。
でもすげーなーっていうのはありますよね。
僕も全く数学とかわかんないんで理解はできないんですけど。
人間模様がいいですね。
人間模様がいいですよね。
ここで誰々の定理が使えるのはふと思いついたんですみたいなやつも。
あーわかります。
どういうことみたいな。
あれなんだっけ日本人の名前ついてますよね。
何予想だっけ。
2人ですよね。
そう2人。
何予想だっけ。
ペレリマーは最終だから。
えーっと。
あー名前忘れた。
なんとか予想ですよね。
そうそうそう2人。
谷山志村予想か。
あ、それです。
これだ。
そうこれがなんか最初、これ数学の話になっちゃってますけど。
いいですいいです。
そう全然使え、まさかここにつながるとはみたいな。
はい。
42:00
めっちゃ面白いですよねこれ。
ポアンカレ予想とかもそうじゃないですかペレリマーとかも。
あーでもペレリマーってもうあの人結構天才すぎるみたいな人ですよね。
だと思います。
今もうクモ隠れしちゃってるんですかね。
クモ隠れしちゃった人ですよね。
賞金も受け取らず。
そうそう。
かっこよすぎだろうと思う。
なんかそういう系好きですねやっぱなんか。
あーいいですね。
私も仕事がそういう仕事なのでなんか勇気をもらうっていうか。
確かにバイオリンの調整とか修理とか謎解きっちゃ謎解きなのか。
これ原因特定できた時とか、おおみたいな感じにやっぱなるんですか。
なりますね。
あーなるんだ。
なんかノイズが出るんですって言って。
はい。
なんか全部試したけど全部ダメで。
最終的にそうするとこれだと思うんですけどお金すごいかかりますよって言って。
やりなさいって言ってやったら取れたっていう。
あーそれ気持ちいいな。
でも最初からそこに行けなかったんですけど。
行ければよかったんですけど。
まあ最初からそこに行くっていう脳みそにはならないんですけど。
でもそういう風になんか喜んでもらえるとやっぱ嬉しいですよね。
ほんと。
うんうんうん。確かに。
クライアントさんに。
弾きやすくなっただけでもいいし音が良くなったじゃなくて弾きやすくなったとか。
それこそあっちこっちは行っちゃって申し訳ないですけどあのヨシアスさんがあの。
今スペースにいますねヨシアスさん。
科学的な視点でっていう風に言っていらっしゃってとかで解像度を上げたいっていう。
なんかやっぱ知識というかそういう風な視点を広げると物事その事象に対しての解像度が広がるっていう。
うんうんうん。
僕もそれをそのバイオリンをやってる人たちに提供できたらすごく嬉しくて。
あー確かに同じバイオリン見ても多分その人の知識量によって全然見え方違いますよね。
そうなんですよね。
で実際弦を変えるとか調整すると音ってこんな変わるんですよとか弾きやすさとか弾いた時の感じとかってこんな変わるんですよって言ったら
えっじゃあもしかして私の楽器がもう少しなんかもっと良くなるかもしれないって思ってもらえたら
それはその人のその楽器に対する解像度も広がることにもなるしじゃあ私こういう風にもできるかもしれないとか。
でより何でしょうね調整をしたことによって音は良くなるけどちゃんとした演奏方法をしないと楽器が応えなくなったりする場合もあるわけですよね。
うんうんうん。
そうすると今までの練習によってもっと身を入れて練習しようとか音程しっかり出るように頑張ろうとか弓の持ち方もう少し真剣に練習しようっていう風になってくれたら本当にそれは素晴らしいことで。
うんまあ確かにいろんなバイオリンへの向き合い方ありますし。
はい。
確かにまさにこのアサヒさんやってるポッドキャストとかって多分いろんな角度から話されてますよねバイオリンのこと。
45:01
そうですねだといいんですけどでもなんか独りよがりな番組になってるなという。
いやまあなんか僕が聞いたのそんな全部ではないですけどなんかなんか知らない多分木材の名前なのかなとかそのパーツの名前とかを知っただけで多分もうちょっと理解できるのかなって思うとこも結構あって聞いてて。
はい。
だから今回聞いて最初の方にバイオリンのここのコマとか。
はい。
なんかいろんな名前を教えてもらいましたけど。
はい。
またちょっと聞き方変わるかもしれないですね。
そうなってくれたらもう嬉しいですね。
だからこれぜひ聞いてみてほしいですしリンクはおそらく貼ってると思うんで。
ありがとうございます。
はい。
なかなかバイオリン職人の人の話聞けないと思うんで。
そうですね。
ぜひ聞いてみてほしいですね。
はい。もう少しこうどの層に向けて発信というか配信していくかっていうのは考えないといけないなと思ってるんですけど。
うーん。
そこまで肩肘…今全然ちょっとね子供が、ゼロ歳の子供がいて全然配信もできてないですし。
ああすごいお忙しいですよねきっと。
はい。ほんと子供ってすごいですよ。
今までの時間は全部吸い取られてきますからね。
いやそうですね。今日もなんか結構今も遅い時間になっちゃいましたけど時間合わせていただいて。
いえいえいえ。
ほんと直人さんもねまたいろいろ飛びますね。
ああいやそうですね。バイオリン狩り量の。今バイオリンって言いそうになった。
直人さんもいろいろ忙しくなっちゃって。
多分お仕事が忙しいと本人はおっしゃってましたけど。
子供がねやっぱり生まれてるのにやれてるのすげえなと思いますし。
吉田さんも聞いてるので元宮さんが子供さんが生まれて当時のそんな理科の時間を辞めますとなった時の。
あの辺のことが今自分に降りかかってきていて。
ああ。
ああなるほどなるほどって。
いやそっか。僕もどうなるのかわかんないですけど。
いや大丈夫。連さんは大丈夫だと思いますよ。
えなんでですか。
いやエマさんとエマさんもなんかこうもう番組を配信してる側でもあるし。
はい。
だからちょっとこれはやらせてくれって言ったらもういいんじゃないっていう風に多分。
ああ確かに理解はされますね多分。
と思います。逆になんかね子供の泣き声が入っても全然いいと思うんですよね。
もし連さんがご予定があってとかいうことであればですけど。
まあ全然わかんないですけどまあ想像できないですよね。
いや多分僕とかが思ってる忙しさより全然忙しいと思うんで。
会社の先輩の話とか聞いててもやっぱ自分の時間なかなか取れないとかいう話聞くんで。
そうかと思って。
48:00
いやだから今のうちにめっちゃ勉強して発信する系は今のうちにやりたいなみたいな気持ちはありますけど。
いやでもうまいこと本当に子供ができたらできたとかあとはまあ結婚もして一緒に一緒に住むようになってとか
なってもその時にできる最善のことしかやっぱりできないと思うんで。
僕も今できることしか僕もやらないっていうか
高望みするとなんかねなんかできない自分に腹が立ってきちゃうから
いやまあやれることしかしないっていうか。
まあでもある意味ポッドキャスト自由ですし。
そうなんですよね。
別に何をやってる人っていうわけでもなくても日常の話とか共感されたりすることもありますしね。
それは結構良さな気はしますけど。
いろんな話最後になっちゃいましたけど。
いやいやもうこの辺はバッサリバッサリ。
編集はいろいろしますけど。
すみませんねいろいろあっちゃこっちゃ言っちゃって。
いや全然まあほぼ使うと思いますけど。
そうですね僕も多分このスペース効いてる方で僕のフォロワーさんって多分いたらごめんなさいねあれですけど
僕ももう仕事の向き合い方変えるので今年一杯で。
ああそうなんですか。
まだ誰にも言ってないんですけど。
いいんですかコーディって。
そうですね多分お客さんで来てる方とか知らないはずなんですよ。
なので今年一杯で辞めて独立してしまおうと思ってるので。
えー独立されるんですね。
一応会社には言ってあるので。
許可は許可というか辞めますということを伝えてあって。
それも自分でそういうお店持つ的な。
そうですね。
お店か。
はい工房お店。
工房かお持つっていう。
えーすごいですねそれ。
またそれは忙しくなりそうですね。
そうなんですよね。
なんかいろいろ揃えなきゃいけなそうだし。
はい。
道具とか。
今円安ですごい道具が高いんですよね海外の買うと。
あー高そう。
海外でしか手に入らないやついっぱいありそうですよね。
そうなんですよ。
やっぱりそうな。
でも日本とかだって作ればもっと精度が良くてもっと使いやすい道具とかパッとできると思うんですけどね。
メーカーがあんまないってことですか。
うん。
やっぱ文房が少ないっていうのはあって。
あー。
うん。
でもそこを本当に突き詰めれば絶対いい商売になると思うんですよね。
どれぐらい潜在顧客みたいにいるかあんま僕わかんないですけど。
でも物が良ければ市場は世界なのでそれこそ本当にヨーロッパもそうだし。
あーまあそっか。
僕らもそこにしかヨーロッパにしかないからそこから買ってるだけであって道具に関しては。
日本でそれを道具作って物形にしてちゃんと精度が出て物も良ければ使い勝手が良ければ。
51:07
やっぱり使ってていやここがこうもう少しネジのこの向きとかネジの大きさとかネジ山のピッチがもう少し狭くてとか。
そういうの日本だったら日本にメーカーあったら調整してくれそうですね言ったら。
そうなんですよね。
だからそこはビジネスにはなると思うんですけど。
せっかく楽器直すとか調整する方でやってきてるからそっちやりたいなみたいな。
そっかこんなところでも円安の影響が。
そうなんです。
タイミングがちょっとあれですけど。
だから海外の楽器とか逆に高いですもんね。
いやー今なかなかもう高いやつ特に買えないですよね人。
200万で買えた例えば楽器が当時あったとしたら100円の時に1ユーロ100円だった時とか1ドル100円だった時に200万円だったのが
今はもう260、270、80万ぐらいになっちゃってるわけじゃないですか。
100万円ぐらい増えてるんで。
そうですね。
とんでもないことですよね。
とんでもないですよ。でまた消費税も乗って。
そうなんですね。
そうだなヴァイオリンナー。
やりましょうれんさんも。
ヴァイオリンですか僕ピアノはやるんですけどね。
おっやりましょうよ。
ピアノはやっててその一人暮らし始めた時に初人級で買ったの電子ピアノですね。
おーすごい。
新たな一面を見た。
最近あんまり触れてないな。
でもずっとずっとやってましたねピアノ幼稚園ぐらいから。
おっすごい。
じゃあ私ヴァイオリン弾くので何か曲やりますか。
やりますか何かユニット。
いいですね。
なんかポッドキャストやってる人でユニットめっちゃ作れる気しますけど。
楽器やってる人他にもいっぱいいるだろし。
絶対いると思うんですよね。
できる気するな。
オーケストラ作ってもいいですよね本当に。
オーケストラできたらすごいですよね。
各楽器やってる人探したいなこれ。
たぶん弦とかだとやっぱギターとかベースとかそっちはいるの方が多いと思うんですよね。
バンドは組めますね。
バンドはいけると思うんですよねドラムとか。
あと吹奏楽の方は中高とやってた方とか結構いると思うんですよね。
確かに。でもそういう人楽器持ってないですよね。
そうか。
楽器持ってる人はめちゃくちゃレアかもしれない。
それぞれレコーディングしてそれぞれの番組のイントロの音楽とか録音したら面白そうですよね。
それめっちゃいいな。
僕なんかポッドキャストの曲みたいな作ろうかなって思ってはいるんですよずっと。
思っててただ買った電子ピアノがミディキーボードじゃなくてつないでも入らないですよねパソコンに。
54:08
だからちょっとミディキーボード欲しいなって思って。
だから引っ越した時とかに買おうかなとか思ってますけど。
エマさんはやられないんですか?
エマさんは楽器とかやってないっすね。
でもピアノは昔やってたって言ってたかな?
もしくは歌歌わせるかですよね。
確かに。ボーカル。
ボーカル。
ボーカルいいなそれ。
いいっすね。
結構楽器やられてる方多いと思うんで。
そちらの方でも何かできたらいいですね。
そうですね。これはいいことを聞いたな。
ちょっとバイオリンパートが欲しかったらちょっと声かけますでしょ。
私の僕より弾ける僕の友人とか紹介しますんで。
ほぼプロのバイオリン。バイオリンだけプロみたいな感じになるかもしれないけど。
そうですね。
それはそれで面白いな。
それこそ。もうテレビに出てるような人もいるので。
すごい。
その時はよろしくお願いします。
はい。じゃあそろそろ締めますね。
そうですね。すみません長くなりました。
いえいえ。たっぷりとバイオリンの話。
結構やっぱり科学だなっていうのは感じるところが多くて。
すごい楽しかったです。ありがとうございます。
ありがとうございます。
今回のゲストはアサヒさんでした。ありがとうございました。
ありがとうございました。
ここまでお聞きいただきありがとうございます。
サイエンマニアはあらゆる分野のゲストを招き、
サイエンスの話題を中心にディープでマニアな話を届けるポッドキャストです。
番組に関する情報はツイッターを中心に発信しています。
感想はハッシュタグサイエンマニアで。
またポッドキャストのレビューもよろしくお願いします。
次回もまたお楽しみに。
56:14

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