1. サイエンマニア | サイエンスっぽいマニアなハナシ
  2. 地学で旅行の見え方が変わる?..
2025-10-27 1:05:20

地学で旅行の見え方が変わる?地球を丸ごと科学する地学の魅力【地学の世界】 #165

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地学は何が面白い?その魅力を現役大学院生に聞きました!


★ゲスト:さばしろさん、ミルキーさん

raGeonight

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ゲスト紹介

地学の専門用語「巡検」について

ノルウェーでの生活と物価の高さ

ポッドキャストを始めたきっかけ

地学を選んだ理由(地質系サークル、自然科学の楽しさ)

地学の魅力:感覚的、芸術的な側面

フィールドワークの醍醐味

触れて感じられる世界を科学する

経験と知識が磨く岩石や化石を見つける能力

科学的な分析による地球の内部と過去の解明

地球イベントからのアプローチ

大量絶滅と地質時代

海洋無酸素イベントの原因とメカニズム

地球内部の地質構造を推定する難しさ

日本の地質の年代と特徴

ノルウェーと日本の地形

行ってみたい世界の地形(カッパドキア、パムッカレ)

パムッカレの青い水 行ってみたい日本の地形

地学の魅力を広めるポッドキャスト

イギリスの地学スポット(博物館、ドーバーの白い壁)

おすすめの地学関連書籍


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【サイエンマニアについて】

あらゆる分野のゲストを招き、サイエンスの話題を中心にディープでマニアな話を届けるポッドキャスト。

研究に夢中な大学院生や趣味を突き詰めている方まで、好きな事を好きなだけ語りたい人が集まる番組です。

第3回 Japan Podcast Awards 2021 推薦作品


【プロフィール】

研究者レン from サイエントーク

化学と生命科学が専門のおしゃべり好き研究者。サイエンスをエンタメっぽく発信するために様々な形で活動中。ポッドキャスト「サイエントーク」ではOLエマと共に番組を制作中。

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サマリー

地学に関するポッドキャストでは、サバシロさんとミルキーさんがそれぞれの研究や地学の魅力について話しています。ノルウェーでの留学経験や自らの研究に対する意欲についても詳しく掘り下げており、地学が風景や旅行の楽しみ方にどのように影響を与えるかが紹介されています。このエピソードでは、自然の中で地形や化石を探す楽しさが描かれています。特に、地球の過去や内部世界を学ぶ上で科学的な技術の重要性が強調されています。 また、地学を通じて地球の歴史やイベントを学ぶことの重要性も語られています。特に、海洋無酸素イベントや大量絶滅など、地球の進化に関わる重要なテーマについて詳しい解析が行われています。地学の視点から旅行を見直すことができる魅力も紹介されており、特に日本の地形や火山活動、その歴史的な地層が旅行先での地理的な知識とどのように結びつくかが説明されています。 さらに、地学の魅力が旅行の見え方を変える可能性について探求されており、ポッドキャストではイギリスの地質学や旅行先での地学的背景の重要性について話し合われ、おすすめの本も紹介されています。

ゲストの紹介と自己紹介
スピーカー 1
こんにちは、レンです。サイエンマニアは、あらゆる分野のゲストを招き、リープでマニアの話を届けるポッドキャストです。
今回のゲストは、地学系のポッドキャストを配信されている、サバシロさんとミルキーさんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
最初にちょっと声がどっちがどっちか分かるように、サバシロさんから自己紹介をお願いしてもいいですか?
スピーカー 2
はい、私はサバシロと申します。今は、東高大の博士課程で地球惑星科学系というところに所属してまして、
いろんな場所から岩石を取りに行っては分析したり、それを使ってですね、研究をして地球の内部を知ろうっていう研究をしています。
あとは、地学関係とかそういうのをいろんな人に知ってもらいたいということで、子ども関係だったり、あとはイラストを書いたりして、広めるっていう活動をしています。
スピーカー 1
お願いします。岩石ハンターですね。
スピーカー 2
岩石ハンター。化石ハンターもやってました。
スピーカー 1
化石ハンターもやってた、すごいな。
スピーカー 2
化石ハンターもやってた。
スピーカー 1
お願いします。ミルキーさんお願いします。
ノルウェーの留学経験
スピーカー 1
はい、ミルキーです。自分は今東京大学の大学院博士2年で地球惑星科学専攻に同じく所属しております。
学部は東高大でサバシロと同期でして、大学院に入ったタイミングでラジオナイトっていうポッドキャストを2人で配信を始めたという感じですかね。
研究は数値計算で過去の地球史を調べているという感じで、普段はもう本当に家に引きこもった生活をしております。
スピーカー 2
羨ましい。
スピーカー 1
そうか、ハンティングには出てないですね。
純献とは程遠い世界で。
純献っていう単語がまず僕使ったことないかもしれないです。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
めぐるに献丁の献ですか、純献。
これはもう資料採集して回ったりすることを指してるってやってます?
資質調査とほとんど同じですかね。
スピーカー 2
もうちょっと授業とかで使うときに純献って言いますね。
結構大学院の研究で岩石をサンプリングするときは調査っていうことが多くて。
例えば学部生向けに城ヶ島のとある路頭、岩石とか地層を見に行きますという授業がある。
フィールドワークとかあると純献って言います。路頭を見たりとか衣装をとったり。
スピーカー 1
なんかフィールドワークっていう言葉はめっちゃよく聞く気はしたんですけど。
純献って言うんだと思って。
スピーカー 2
なんでなんでしょうねあれ。フィールドワークでいいんですけど、純献っていう方がかっこよくねって誰かが思って。
スピーカー 1
そういうことか。
スピーカー 2
海外ではフィールドワークですね普通に。日本だけの文化。
スピーカー 1
面白いですね。僕全然地学界隈何も知らんくて多分。
本当に高校も地学選択してないですし、最後に地学っぽいことやったらなんだろうな。
中学校で本当に地球とか気象とかの基礎的な勉強をすると思うんですけど、そこが最後かもしれないですね。
ただ興味はめっちゃあって、僕地球大好きなんで、いろいろ自分で調べたりしてニュースとか見たりするんですけど、
今回お二人にちょっと参加してもらった経緯が、この番組サイエンマニアのリスナーさんで、
ぜひラジオナイトの方に出演してほしいという依頼がありまして、
あとサバシロさんがノルウェーに留学されてたんですか。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
たまたま僕この間ノルウェー行ったんですよ。
スピーカー 2
えー本当ですか。
スピーカー 1
でなんかノルウェー話とか盛り上がりそうだし、出てほしいみたいな、そういう要望が届いてまして、それでちょっとオファーさせてもらいました。
スピーカー 2
ありがとうございます。
スピーカー 1
ちなみにノルウェーのどこですか。
スピーカー 2
あのですね、どこだと思いますか。
スピーカー 1
いや多分僕本当に全然知らないですけど、僕はベルゲンに行って、
あーベルゲンか、はいはいはい。
ベルゲンから真ん中のグドヴァンゲンとかフロムとか、その辺に行ってたんですけど、でオスロとかは行ってないんですけど。
スピーカー 2
あ、じゃあベルゲン直接行ったんですね。
スピーカー 1
あ、そうです。
スピーカー 2
いいですね、いいとこですよね。
スピーカー 1
めっちゃ良かったですね。
スピーカー 2
私が行ってたのは、オスロから飛行機で1時間半とかぐらいかけて、ずっと上に登ってってですね。
スピーカー 1
あ、北の方なんだ。
スピーカー 2
北極圏のトロムソっていう町に行ってました。
スピーカー 1
あ、トロムソわかりますよ。
スピーカー 2
わかりますか。
わかりますわかります。
トロムソに行ってました。
スピーカー 1
トロムソもめっちゃ観光良いみたいなので出てきたんですけど、ちょっと遠すぎて。
スピーカー 2
遠すぎるんですよね。
スピーカー 1
そうなんですね。
それは修士ぐらいで留学してた感じですか?博士ですか?
スピーカー 2
いや、えっと去年ですね、博士1年になった時に、たまたまノルウェーのトロムソにあるノルウェー北極圏大学って大学があって、
そこにジオロジーのデパートメントがあるんですよ。
で、そこの子がうちの研究室に来て、ちょっと分析をしたいっていうことになって、
で、たまたま向こうの大学のジオロジーの学部で交換留学のプログラムがあって、それも2ヶ月ぐらいだと。
で、うちに来るんだったら逆にそのプログラムとしてっていうことにして、東京から誰か1人来ない?ってなって、はい、行きますみたいな感じ。
スピーカー 1
めっちゃいいですね。行きたいっすよね、ノルウェー。
スピーカー 2
めっちゃラッキーです。ノルウェーめっちゃ行きたいですよね。
いや、それはいい。
行きたくないわけないですよね。
スピーカー 1
ですよね。もう物価はちょっとやばいけど、めちゃめちゃいいところですね。
物価高いんですか?
スピーカー 2
激高いですよ。
スピーカー 1
やばかったっすね。
スピーカー 2
やばい。だってね、お寿司、お寿司のパック食べて4,000円みたいな。
いや、ほんと高級なじゅうより高いよ。
スピーカー 1
いや、ほんとそれぐらいする。信じられないぐらい高かったっすね。
スピーカー 2
そうね。信じられないぐらい高いっすね。
スピーカー 1
ポテチが6,700円ぐらいしたもんな。安いやつで。
そうかもしれない。
えーって思って。
スピーカー 2
クローネだから、あの子は。日本円に返還するのはちょっとめんどくさくて、値段見ずに買うっていう。
ピッて。
スピーカー 1
×15とかなんですよね、確か。
スピーカー 2
そうそうなんです。
スピーカー 1
分かりにくすぎだろっていう。
スピーカー 2
分かりにくい。計算できない。
スピーカー 1
すごいノルウェーはいいとこでしたね。ちょっとノルウェーの話出てくるか分かんないですけど、
地学の魅力とポッドキャスト活動
スピーカー 1
ちょっと今日は、なんで、要望があって出ていただいたんで、ちょっとお二人にいろいろ、地学の魅力をぜひ教えてほしいなと思いまして。
この、僕地学ドシロートなんで。で、お二人今まさに研究室に所属されてると思うんで、
ちょっとぜひね、その魅力を伝えてもらえればなと思います。
てかまず最初に、これポッドキャストやられてるってことだったんですけど、これなんで始めようと思ったんすか?
スピーカー 2
これまた経緯がね、長いよね。
スピーカー 1
長いよね、これは。
ややこしいですか?
スピーカー 2
長い経緯。
スピーカー 1
ローストーリーというか。
スピーカー 2
もともと学部生の、大学一年生に入ったときに、ミルキーに誘われて、放送研究会っていうサークルに入ったんですよね。
で、それがなんかポッドキャストをやってるサークルで。
スピーカー 1
サークルでやってるんだ。
そうなんです。ゆるふわーなサークルがあって。
なんか珍しいですね。
スピーカー 2
そうですよね。
そう、ポッドキャストを撮って、いろんな企画をしてっていうのをやってたんですけど、ずっと、地学の会やりたいと思って。
たまたまミルキーも同じ地学系で同期だったんで、ずっとやりたいって思ってて、ちょうど引退した後に、ミルキーと一緒にやらないって言って、声をかけて。
地学専門のポッドキャストを始めようっていう。
スピーカー 1
ミルキーさんはOKみたいな感じだったんですか?
そうですね。なんか面白そうだったんで。
そんなにストイックにラジオをやるっていう雰囲気でもなかったんで、ゆるゆるとできるかなっていうところで、ものは試してやってみようじゃないかと。
じゃあ、もともと地学のポッドキャストをこの二人だったらやるなっていうのは、ある意味決まってたというか、この話題だなっていうのはあったってことですね。
そうですね。
スピーカー 1
じゃあ、地学系の、大学入学した時にもお二人とも地球惑星科学系の学部に入ったって言ってましたっけ?
いや、それはまたちょっとややこしい。
それまた違うんでしたっけ?
スピーカー 2
またね、ロングストーリーで。
スピーカー 1
入学したタイミングは、僕らのときは第一類、今で言う理学院っていう学部だけ選択して、二年生に上がるときに東大留心不利みたいな学科選択があって、
なので一年生の間は色々悩んでくださいと。
二年生で学科決めて、地学に進んだっていう流れで。
そっかそっか。もともとそこ入る前からお二人知り合いだったってことですか?一年生からっていうことは。
そこもちょっとロングストーリーかもしれないですけど、高校は別々だったんですけど、東高大に入る入試形態というか入学形態で、
高大連携入試っていう入試があって、もともとは東高大附属がやってた企画に自分たちの高校も一緒に参加するみたいな感じで、
僕はもう裏口入学って呼んでるんですけど。
色んな高校が集まってきてるみたいなことですか?
自分とサバシロと東高大附属の三つだけなんですけど、その入試で合格した人同士の中にサバシロもいたっていう感じで、
第一類に揃って入学しという感じで。
そっか、でもその時は別に地学っていうわけではなかったんですよね?
自分はそうでしたね。何なら物理の方に進もうと思ってましたね。
何ですか?サバシロさんに洗脳されたんですか?
サバシロさんはもともと地学付けだったんですかね?わからないですけど。
スピーカー 2
私はもともと宇宙がやりたくて、高校の時は中性資生のマグネターっていうやつがいかに面白いかっていうの面接で熱弁して入試に通るみたいな。
スピーカー 1
なんかうかりそうだもん、それ話題が。
スピーカー 2
変な人通りやすいみたいな感じで。
なんですけどマグネターへの愛は薄れ。もともとそれで物理系に行こうと思ってたんですけど。
スピーカー 1
そこは一緒なんですね。
スピーカー 2
サークル活動で、そうなんです。それも一緒で。サークルって地質系のサークルに入ってまして。
スピーカー 1
地質系?
スピーカー 2
日本全国津々浦々の石を取りに行くっていうサークルがあって、
そのサークルに洗脳されて私は地学系に、本気で地学に行こうということで進みました。
スピーカー 1
そこがすごく面白かったみたいなことなの?
スピーカー 2
面白かったですね。超青春ですね。
スピーカー 1
確かにいろんなとこ行くのも楽しそうだしな。
スピーカー 2
そうなんです、そうなんです。
また化石を取りに行ったんですけど、取れるか取れないかみたいなギャンブル精神みたいな感じがちょっとあって、ちょっといいんですよね。
スピーカー 1
なんかリアル冒険感ある?
スピーカー 2
一日ずっと取れなくて掘ってたら、やっと取れたみたいになるみたいな。
スピーカー 1
楽しそう。
楽しそう。
楽しいです。
ミルキーさんはまた別の、全然違う理由ですか?
そうですね、自分はもともと物理系って言ったのは理論物理というか、ソリューシロンとかやりたいなと思ってたんですよ。
全然違いますね。
全く違う分野に行こうと思ってて、ただ高校3年生の時に地理取ってて、地形めっちゃ面白いなみたいな、地形学がすごい好きで。
地形学か。
地形学がすごい好きで、入学時点では物理学科9、地学1くらいの比率で入ってたんですけど、夏休みとか純研のお試し授業とかがあったりして、徐々に比率が地学に傾き、いつの間にか地学の。
いろいろ知ったら面白いみたいな。
そうですね、踏み込んじゃいましたね。
そこで沼にはまっていったのか。
入っちゃいました。
そこをめっちゃ知りたいですね。僕は結構化け学とか生物とかにはまった方で、地学、プレート、テクトニクスみたいな感じで、そんなにはまれなかったんですけど、その当時は。
何が刺さったんですかね。
何ですかね。僕が地形学が好きって言ったのは、僕なんか河川地形がすごい好きで。
河川。
あの河岸暖球とか。
スピーカー 2
川が作るね。
スピーカー 1
風景としてすごい好きで。
風景としてか。
地学の魅力を知る
スピーカー 1
で、なんか一時期ジオラマ作ろうかと思って、結局作ってないですけど。
スピーカー 2
あったなそれ、なぜか。
スピーカー 1
そのもうめっちゃ地形こだわって、もうなんかもう地形学ガチ勢みたいなジオラマ作るなとかこういろいろ考えてたら、ちょっと地学いいなと思って。
え、じゃあそっか。割とこう芸術的センスで惹かれたというか、見た目の美術的なところもあるんですかね。
そうです。もうなんか本当感覚的なところで惹かれ、今は全然地形学じゃないんですけど。
まあでも確かにな。なんか理論物理とかってそういう美術ってパッと見は感じにくいですよね。
そうですね。しかもなんかもう数式ゴリゴリで、これは果たして自分はついていけるだろうかっていう不安感とかもあったんで。
まあ身近ですもんね。河川とかの方が。
そうですよ。河川地形はやっぱりもっとみんな知ってもらいたい。
なんとなく川見てるだけなのは好きなんですけど、地形に注目してるかって言ったらあんましてないな。
ちょっと田舎の方とか行くとすごい綺麗に河岸暖球とかがもう形成されてて、これはもうなんと素晴らしい河川地形だってなる。
スピーカー 2
みんなに見えてない世界が見えてるね。
スピーカー 1
みんなに見えてない。
まだちょっと見えてないですね。
そうか。地形の美しさとかになるのか。それはちょっとわかりますね。
マインドとしてはすごいブラタモリ寄りというか、タモさんが好きそうなことは多分大体全部好きみたいな。
ぼーっと眺めてたらそのままだけど、実はこれってこういうふうにできてるんだよとかいう話が面白いみたいな。
まさしく。
裏側にあることが面白いみたいなことですかね。
専門家の話一生聞いてたいですよ。
確かにブラタモリ的なの面白いな。
さばしろさんはどうですか。
スピーカー 2
私は結局地枠に行った理由ってすごい感覚的な理由で、もともと自然がすごい好きだったんですよ。
で、星空見るのが好きで、宇宙に興味がいて、宇宙をやろうっていうふうに思って、理論的な行動とかも結構好きっちゃ好きなんですけど、
頭動かすよりも手足動かして自然の中に入って、それを科学するっていうのはすごい面白いなって思ったんですよね。
地球で一番影響を及ぼした地質系のサークルっていうのが、化石とか鉱物を取りに山とか川に行くんですけど、
取れるかどうかっていうのがあんまり全て科学的に決まってなくて、この地層からいっぱい化石が報告されてるからこの地層を叩くといいとか、
そういうのは分かってたり、論文や文献を調べたり、この地層が大体地形的にこっちに続いてて、今川が右に曲がるからこの地層はきっとここに出てきてとか、
そういう頭を使う面と、もっと感覚的な、ここら辺いい気がするみたいになって撮ってたりとか、たまたま歩いてたら、
自然との関わり
スピーカー 2
いい感じでちょうどアンモナイト落ちてたみたいになる感じがすっごい楽しくて。
スピーカー 1
その感覚って当たるんですか?
スピーカー 2
当たらないです全然。
スピーカー 1
当たらない?
スピーカー 2
当たらないです。自分で勝手に今日はいい日だなってなるっていうだけなんですけど。
スピーカー 1
運芸要素は確かにありそうですよね。
スピーカー 2
そうですね。運芸要素結構強いんですけど。
なんかそれ、そういうふうに自然の中に行って遊べる遊びってたくさんあるじゃないですか。
川登りとか登山とか、ただそういうのだけじゃなくてそこに知識も入ってくるっていうこうダブルパンチなところがすごい楽しくて。
スピーカー 1
でもそれも結構ブラタモリ的な感じですよね。
スピーカー 2
そうですね。ブラタモリ的な感じですね。
スピーカー 1
知識があって歩いたら面白いみたいな。
スピーカー 2
そうです。ここの地層むちゃくちゃ綺麗で、教科書で習ったあの地層がそのまま目の前にあるみたいな短さとか。
マントルの中から来てた石が今手に取れてるっていう、もっと触れられて感じられるっていうのが楽しいっていうので。
地に降りてきましたね興味が空から。
スピーカー 1
じゃあやっぱこう触れられるとか見れるみたいなところが地学好きな人に結構共通してることなんですかね。
スピーカー 2
そうかもしれないですね。
スピーカー 1
他のジャンルだとあんまりなかったりすると思うんですよ。数学なんて全然多分ないし。
化学もあるっちゃあるけどちょっと質が違う気がするんだよな。見えない、むしろ見えない世界面白いみたいな感覚だと思ってて。
僕は研究室は大学行った時有機化学の研究室にいたんですけど、全く見えないのに操れる感覚面白いみたいな感じだったんですよ。
理論的にこうやると実際何かと何か混ぜて次新しいもの作るっていう時に予想通りに反応したとかなったら何も見えてないんですけど面白いみたいな。
だから地学とその感覚対極だなって今聞いてて思いましたね。
確かに。
小学校の時とかはもっと触れてたはずなんですけどね。いろんなものに理科とかの授業で。
スピーカー 2
確かにね。団子虫とか観察して。
スピーカー 1
地学も本当中高からハマってる人はもう鉱物好きとかの人が多いですよね。
そうですか。
スピーカー 2
すじ金入りの鉱物を抱くみたいな。
スピーカー 1
確かにな。小学校からずっと岩見てますって言ったら岩見てる歴めっちゃすごいですもんね。
すごいですね。
スピーカー 2
あ、そうだ言い忘れてたんですけどその石を見る目ってすごいあるんですよね。そういうの結構あって。
やっぱ見てる歴長い人はこう探せるんですよ。
こうあまたある石の岩辺がいっぱい落ちてる中から目的の石を探すのって結構能力が必要で。
知識も必要なんですけど、同じ例えば種類のアンモナイトとかでもこう一部分しか見えてなかったりとか。
ほとんど石の中に隠れててちょっとだけ出てるとかだとものすごい今までどれだけ化石を探してたかって歴に応じてどれだけ見つけられるか探せるかっていうのが違くて。
そういうのを感覚的に自分の見た目とか今までの経験や知識を目でこうどんどん磨いていけるっていうのも面白いです。
スピーカー 1
例えばなんか魚釣ってこの魚何かみたいなのも多分魚見てる歴長い人ってすぐ種類分かったりするじゃないですか。
確かに。
そういうのの岩石版。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
これはこういうのだなみたいなのがやっぱりパッて分かる人が結構いるってことですかね。
スピーカー 2
そうですそうです。
スピーカー 1
いやー普通の人見たら岩は岩だよってなりますもんね普通。
スピーカー 2
だんだんマニアックになっていくと岩の中にある青いシミとか黄色いシミとかの一個一個の鉱物の名前を知ってて。
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
このシミはあの新鉱物の新しく記載されたなんとかじゃないかみたいな会話になっていくって。
スピーカー 1
岩のシミっていうワードがまずあんまり聞かないですけど。
混ざってるみたいなことですか一部。
スピーカー 2
そうですね混ざってるみたいな感じです。
いろんな鉱物がより集まって岩ができるのでその中にはすごいレアなものがあったりするってことですね。
スピーカー 1
リアルにゲームの世界みたいな感じしますよねちょっと。
なんかゲームとかでも鉄鉱石集めるとかあの金鉱石集めるとかそういうのあるじゃないですか。
モンハンなりマインクラフトかわかんないですけどそういうやつもなんか大体岩石集めてるなっていう。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
そういうのに近いのかな。
スピーカー 2
そうですねなんかこう自然の中から何かを拾ってきたり物を集めたりするのって結構原初的な人間の喜びなんじゃないかなって思ってて。
スピーカー 1
確かにな大昔からやってるか。
スピーカー 2
そういうところも人間多分大昔からやってる。
翡翠とか拾ってきたりしますもんね。
スピーカー 1
確かに綺麗な石集めてお墓に入れたりしてますもんね大昔の人。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
そういう感覚なのか。
スピーカー 2
歴史的にそこにもつながる気がするんですよね地学って。
スピーカー 1
言われてみると確かにずっと地学してますね人間。
スピーカー 2
そうですね人間ずっと地学してる。
そういうのと科学をうまく組み合わせてるっていうところが地球科学なんでしょうね。
さらにだんだん見えない話になっていくんですよ。
さらに分析していってどのぐらい元素が入っている科学素性を調べて最後は同位体とかも調べていくとほとんど概念的な話になって
この石とこの石は同じ種類だけど同位体的な特徴が違うからおそらく地球のマントルの内部での起源が違ってとか
同位体を調べると20億年前にできた石だからこういう経緯をたどって一回地下深くまで行って
プレートと一緒に沈み込んでからもう一回火山として吹き出してきたんだろうとか
そういう目に見えない自分の目では到達できない地球内部の世界とか
あと地球の過去の歴史を追えるようになるのは科学的な技術があるからですね。
スピーカー 1
そっか、そこまでいったらちょっともう理論に近くなってくるところですよね。
スピーカー 2
化学とか物理とか他の学問の知識を使います。
地球の内部を探る
スピーカー 1
自分の分野生物地球化学っていう分野で
生物地球化学、もうなんか全部入ってるんです。
全部入ってない。
すごいな、どういうことですかそれ。
なんですかね、まさにその通りで
生物が物質を取り込んで別の形態に変換して排出するみたいな
そういう物質とかエネルギーの流れがあったり
あるいは本当に単純に光化が可能とか
本当に化学的な反応で物質が出たり入ったりしたり
あるいはもう地球のプレートテクトニックス的な話で
新しく地殻ができてそれが自然に飛んでみたいなものの出入りがあったり
地球のいろんな領域にいろんな物質が出て入ってっていうのを繰り返して
最終的にその領域にはどういう状態ができますかみたいな
そういうのを考える分野で。
二酸化炭素がこう巡ってますとか
窒素がこう巡ってますとかいう図あるじゃないですか、よく。
ああいうのが入るんですかね。
そうですね、まさにあれが生物地球化学で結構よく扱われてるような
炭素循環とかっていうんですけど。
ありますね。
だからどっから炭素が入ってきてどういうふうな形で変換されて
どういうふうに出ていくかっていう物質の出入りを見るっていう。
確かにな、ちょっと名前はカオスかもしれないですけど
分けるの無理っすもんね、化学だけとか。
そうですね。
地学って全部入ってる気するな、そう考えると。
全部入りますね、基本的に。
スピーカー 2
ミルキーがやってることはね、もうちょっと化けとか生物寄りだけど
地物っていう分野もあって、地球物理っていう
例えば地震学とか、地震の振動がどんなふうに伝播してっていうのを
一個一個地震が解析するっていうこともあるし
逆にこう地震をCTスキャンと同じような感じで
地球の中身の構造を知るために地震波を使うっていう
研究の分野もあって
地震の波の波長の違いを複数の観測点で観測して
そうやって地球の中のプレートがどれくらいの厚さが
地殻がどれくらいの厚さがあるとか
地球の中のマントルと鉄とニッケルでできた殻の部分の境界が
どのくらいの深さにあるかとか
そういうのを研究してきたっていう経緯があります
スピーカー 1
面白いですね
地面の中どうなってるかっていうのは見えないけど
そこどう探るかみたいなやつは面白いですよね
実際見てない
なんか最近ニュースで地下に埋まってる光ファイバーケーブルで
地震を探知する技術みたいなやつを調べたことがあって
なんか光ファイバーケーブルがちょっと歪んだら
なんか変わるらしいんですよそこの数値というか通ってるもの
それで歪み検知するみたいなニュースを見て
おーなんか地学すげーなみたいな
それで思ったんですけど
そうかそういうのも入るのか
それは確かに物理っぽいですね
スピーカー 2
そうですね
あとは船の観測とか船に出て
そこから人工的な振動をわざわざ起こして
もっと浅い10メートルぐらいまでの大石層とかを探して
例えば石油を探したりする業界だとそういうのを使っていたりします
スピーカー 1
それで見つかるんですか石油
スピーカー 2
見つかりますね地層の中で
ここだけちょっと地震の反射が全然違うみたいになって
こういうとこに流体があるねってなって探したりとかしてます
地球の歴史と研究
スピーカー 1
めちゃくちゃお金になりますねそれ
スピーカー 2
めちゃくちゃお金になります
スピーカー 1
みんな欲しいんじゃないですか
スピーカー 2
そうですね
スピーカー 1
考えたら境目本当にないな
地学って全部入ってるみたいな
もう全部入ってますね
スピーカー 2
地球丸ごと
スピーカー 1
ある意味何研究するかって結構迷いそうですけどね
地球惑星の学系の科学の学部って
僕言ってたところもありましたけど
何やってるみたいな
地球なのか宇宙なのかみたいな
いっぱいあるじゃないですか
本当何でもやってますよね
何でもやってます
スピーカー 2
手当たり次第
スピーカー 1
そっからこれやろうみたいな
どう選んだんですか
今どういうことやられてるかっていうのを聞いてみたいですけど
海洋無酸素イベントの影響
スピーカー 1
僕はテーマが入り口ですかね
どういうイベントというか地球史イベントというか
どういうことが知りたくてっていうのが先行で
手法は別に何でもいいや側の人間で
今シミュレーションでやってるんですけど
学部の時は実験系の研究室に行って
その時は初期地球がどうやって誕生したかに関連するような研究をしていて
昔の地球の研究
もう本当46億年前の話をしていて
今はもうぐっと近づいて過去5億年くらいの
もう本当進化学生物が
5億年近いですね
スピーカー 2
5億年は近いですね
スピーカー 1
まあまあ最近
まあまあ最近
だいぶ前ですけどね
スピーカー 2
古いっていう人もいるかな
スピーカー 1
まあまあ最近
今やってるのは海洋無酸素イベントっていう地球史イベントがあって
海洋無酸素イベント
海洋
今って海洋中って酸素たくさん溶け込んでるんですけど
海洋中の酸素濃度が一時的にゼロに落ち込んで
でもかつ流化水素とか
還元的な物質が海水中に広がるみたいなイベントがあって
生物の大量絶滅とか引き起こしてきたイベントなんですけど
それの発生条件とか規模とかそういうものをシミュレーションで調べて
なんか酸素濃度めっちゃ上がるみたいなイベントは結構有名で
見たことありますけど
GOE第3回イベント
そうですそうです
その逆ってことですか
第3回イベントは
第3回目と大体24億年前とかの話なんですけど
海洋無酸素イベントでは少なくとも地質に残っているのは
過去5億年くらいの話で
大気酸素濃度はそんなに変化しないんですけど
海水中の濃度がガクッと下がるっていう
それは死にますよね生き物
死にますね
スピーカー 2
アンモナイトもそれで死んじゃったわけか
スピーカー 1
あ、そうなんですか
そこで化石になってる
アンモナイトってKPGじゃないの
スピーカー 2
ハクアキ松
でもあの時もあるよね
黒い地層無酸素になって
スピーカー 1
ハクアキは海洋無酸素イベントがたくさん発生した時代だけど
あの間多分隕石衝突で
スピーカー 2
そうだねだけど
スピーカー 1
直接だけ言います
スピーカー 2
無酸素事変も一緒に起きてるんじゃなかったっけ
それは違うのか
スピーカー 1
一旦じゃあ調べるタイム
スピーカー 2
調べるタイムきた
スピーカー 1
アンモナイトがいつ絶滅したのかみたいなのは知らないな
スピーカー 2
ちょうど隕石が落ちてきた時に
スピーカー 1
それは恐竜のとはまた違うやつですか
スピーカー 2
恐竜と一緒です
一緒ですか
スピーカー 1
ジャイアントインパクトじゃなくて
なんかそういう
名前ついてないか
ジャイアントインパクトは月できるやつか
そうですね
スピーカー 2
そうか名前
そんな有名な名前ついてないですかね
ついてないか
スピーカー 1
KPG教会で伝わる
KPGって何ですか
KPGってさっきも思ったんですけど
KPG
Kっていうのが白亜紀で
EGっていうのが後第三期っていう
地質時代の教会が隕石衝突で定義されていて
なのでKPG教会KPG教会って言いますね
時代の名前みたいな感じですか
初めて聞いたなKPG教会
なんか当たり前のように会話で出てきたけど
スピーカー 2
多分KPG教会そもそも起きてるんじゃそうだけど
起きてないか
ペルム紀の末か
スピーカー 1
ペルム紀末はカイドムスランスイベントが起きていて
スピーカー 2
現世代史上最大の大量絶滅イベントが起きたイベントですけど
何パー98パー死んだみたいな
スピーカー 1
種レベルで89割くらいの
スピーカー 2
89割くらい
スピーカー 1
89割か
すごいな
なんか昔それポッドキャストで調べたことあるな
5回くらい起きてるんでしたっけ大量絶滅って
そうですね
ビッグファイブっていう特に規模が大きいやつは5回
そうだビッグファイブ
小規模のやつは割と繰り返し起きてますけど
それも酸素が一気になくなって
KPG教会
PT教会ペルム紀三条紀教会っていう時に起きたやつは
カイドムスランスイベントが引き起こしてます
それなんで起きちゃうんですか酸素なくなっちゃうのは
基本的には火星活動火山活動ですね
火山
リップスって言ってめちゃめちゃ活発な火星活動が起きると
CO2がドカッと大気中に増えてめっちゃ極端に温暖化が
噴火とかしてですか
極端に温暖化するんですよ
そもそもとして海洋中の酸素をなくすためには
海洋中に溶け込む酸素の量を減らすか
海洋中での酸素の消費量を増やすかのどっちかじゃないですか
そうですね
温暖化するとプロセス2つなのであって
温暖化して海洋循環が停滞して
海洋循環は大気表層でたくさん酸素を取り込んだ水が
深層に輸送されるみたいなプロセスなので
それが滞ると深層水が無酸素になっていくっていうのが1個
もう1個の方は酸素消費量を増やすっていう方で
これがちょっとややこしいんですけど
有機物海洋表層で光合成生物がCO2を有機物に変換してるんですけど
逆に呼吸のプロセスもあって
有機物と酸素を使って呼吸するという
光合成と呼吸で逆のプロセスになってると思うんですけど
海洋表層で光合成が起きて有機物が生産されます
表層で全部が呼吸に使われるわけじゃなくて
有機物なので粒子なので沈んでいって
海洋の中心ソース1000mとかもっと深いところとかでも
有機物の消費っていうのが起きていて
なのでそういうプロセス
光合成が活発になるとめっちゃ有機物が降ってきて
酸素がめっちゃ食われるっていうプロセスが効いてくると
そうか光合成が起きすぎちゃうみたいなことなんですか
そうです
温暖化すると大陸風化って言って化学反応ですね
岩石とCO2と水が反応して溶けるというか風化して
河川として河川経由で海に流れ込んでくるんですけど
岩石の中にリンとか栄養塩がたくさん入ってて
温暖化すると化学反応なら温度が高いほど化学反応が促進されて
たくさん風化が進むのでめっちゃリンが流れ込んできて
海洋全体が青っこでしたっけ
海洋全体が風栄養化してめっちゃ光合成が
そうか酸素使われすぎちゃうのかくっついちゃうのかそれに
海水中の酸素が有機物にたくさん食われて酸素になる
栄養満点になるのはいいことかもしれないけど
酸素がなくなっちゃって逆に生き物死んじゃうみたいなことが起きてるんですかね
そうですね
生き残ったやつがまたそこから増えていくみたいな感じののを繰り返してるんですか
そうですまさしく
昔の海めっちゃ緑だったみたいなニュースを最近見て
緑だった説みたいな
ありましたね洋力体の異論みたいな話が
それこそ多分海の表面でそういうやつが大繁殖してみたいな話だった気がするんですけど
そうですね
その後には無酸素が待ってるのかって思ったら
たぶん確かあそこで話題になってたのはもともと海は無酸素になってた
そっかもともと無酸素なのか
確か現世代とかの話だったような気が
よくそんなんわかるよなと思って見てたんですけど
何億年前の地球みたいな本当かいみたいな話ですけどすごいですね
無酸素になったら生き物いっぱい死んじゃうから
それもまた地層にそれが残ってみたいなのでわかるんですかね
そうですね化石としてある時期よりも前に出てた化石がある時期を境に出なくなってたら
地層と化石の関係
スピーカー 1
そこで絶滅したんだなっていうのがわかるし
海洋無酸素イベントが発生したことの直接的な証拠はブラックシェールって言って
ブラックシェール
黒色血岩
岩ですか
スピーカー 2
デー岩がもっとみじっと細かく板状になったのが血岩って言うんですけど
海の深いとこで積もると泥の石ができてデー岩になって血岩になってっていうそういう石ですね
スピーカー 1
段階がある
海洋無酸素イベント中有機物がめっちゃ降ってくるんで
岩石中の有機物の量が増えるんですよ
有機物って結構黒いんで
炭みたいな
そうですまさに
地層の中に黒い層が入ってきててこれ海洋無酸素イベントだっていうのがわかる
それでわかるのかすげーな
スピーカー 2
むしろ別の地域でここに黒い地層がありました
また別の地域でここに黒い地層がありましたっていうと
スピーカー 1
その地層とその地層はくっつくはずだからってやって鍵みたいに使うこともあります
それがあればこっちはちょっと盛り上がってる場所にあるとか
スピーカー 2
ここで地層が盛り上がってるなーっていうのが
スピーカー 1
前期的に海が無酸素になっちゃうんで
目印みたいなもんっすよね
全然離れた場所なんだけど黒色血が同時にできるっていうので
時代の対比で活躍します
なるほどなー
それってもう結構な範囲でわかってるんですか?
地面の中がどういう風な感じになってるか地層って
どんぐらいわかってるもんなんですかね?わかんないですけど
スピーカー 2
内部を推定するっていうのは結構難しいと思います
細かく見るっていうのは結構新しい路頭が出るとまたちょっと地質図がちょっと変わったりとか
例えば崖崩れとかで新しい地層が出て
こここうなってるのかっていうのがまたちょっと書き変わったりとかもするので
基本的には地球の表面で得た路頭の情報を使って
それを地球内部って言っても10メートル20メートルとかの範囲で
どんどん地層がどう下に続いていくかっていうのを考えるんですけど
段層があるとまたずれちゃうし
ちょっと終局っていってうねーって曲がっちゃったりするとまた難しいので
あとあれですね屈作ですねボーリング調査
スピーカー 1
ボーリング調査やったな小学校のやつで出てきますよね
スピーカー 2
教科書で出てきますよね
そういうのである程度調べられるんですけど
例えば交渉があるところとかそういうとこは結構やっぱちゃんとすごい詳しく調べられるし
でもこう全部全ての地域をやるっていうことにはなってないと思います
スピーカー 1
やっぱ難しいのかなんかどんぐらいあの調査もされてんのかなっていうのはなんか気になってて
僕がいた高校でグランド作ってたらハニワ出てきたんですよ
これ言ったら高校わかっちゃうからわかんないですけど
なんか遺跡出てきてグランド作ろうと思った
したらなんかもうグランド作ってる場合じゃねーみたいな
みんなで化石採掘だみたいななんかそういうフェーズに入っちゃって
でマジで遺跡出てきたんですけど
だから意外と調査されてなかったんだってびっくりしたんですよねその時地面の中で
そういう意味では結構バイアスはかかってるというか
どうしても何億年前の地層とかだと
沈み込み帯でこう地球内部に沈み込んじゃったら情報残らないんで
得られる情報はもう塩尿域の海底か深海とかって言うんですけど
その沈み込む時に海洋近くの表面が剥ぎ取られた部分が
大陸側にくっついてきたみたいなやつを調べるかっていうのが
日本の地形と地層の歴史
スピーカー 1
そもそも条件が限られててなので地球上でも残っている場所が結構少ないんですよ
スピーカー 2
古くなればなるほどね
スピーカー 1
そっかじゃあ意外ともう僕らが立っているようなところは
もう割と新しいのしかないみたいな感じなんですかね
そうですね本当ここ数百万年とかの話だと思いますね
数百万年?
スピーカー 2
いやいやいやそうでもないよ
スピーカー 1
そうでもない
場所にいる
スピーカー 2
意外と秩父とかいったら本当に河川の近くとかだと
数百万年とか本当遺跡が出るくらいの地層になるけど
ちょっと土とかを掘ってさらに下の岩盤を見れば
日本だと基本的には
スピーカー 1
岩石ができてそれが流気して山になって
それが風化侵食で削られていって
土砂が別の場所に運ばれて堆積して地盤ができるみたいなプロセスなので
土壌というか地盤地層とかが形成されているところは割と新しい
東京関東平野とかは割と新しい目のところが多いと思うんですけど
逆に山まで行くともっと1億年前の山とかになる
スピーカー 2
古いですね普通にあります
スピーカー 1
それで1億年くらいなんですね
そうですね
やっぱ数億年になってくるとそういうもっと限られた場所しかない
スピーカー 2
例えばアンモナイトが生きてたのは1億年以上前くらいで
地学のフィールドワークの重要性
スピーカー 2
日本だと北海道とか結構いろいろあるんですよ
アンモナイトの時代くらいだと
それより昔の山羊虫とかそういう時代になると
それもまあまああって
ただ本当に最初のカンブリア紀の最初の
硬い骨格を持つ生き物が最初に出てきたっていう
時代になると本当に少なくて
日本だと日立にあります
スピーカー 1
そうなんだ
スピーカー 2
だんだん大陸の方が多くなってきますね
5億年とか10億年20億年っていう
30億年って古さだと
大陸の真ん中とかはプレートテクトニックスで
大陸が割れたりくっついたりするじゃないですか
今まで割れたりくっついたりして
新しくできた大陸が多いんですけど
大陸の真ん中の方に行くと
昔からずっと大陸でしたっていう地質があって
そういうとこ行くと30億年前
例えばカナダの上の方とかアフリカとかにありますね
スピーカー 1
面白いですね
でもそれめっちゃ大事な情報ですよね
どれぐらい前まで遡れるかっていうのを
ちゃんと知ってから行かないと
全部は調べられないじゃないですか
フィールドワークするにしても
スピーカー 2
そうですね
スピーカー 1
だからそういうのでどこに行くか決めるみたいなことですかね
フィールドワークする人は
スピーカー 2
はいほとんど未踏というか
完全にマッピングされてないっていうか
地質が全くわからないって場所ほとんどなくて今
やっぱ世界中研究者がいて研究されているので
なんか新しく氷河が溶けて現れましたっていう場所とか
あと海の底はやっぱりまだ細かい地層は分かってないとかもあるんですけど
結構いろんな国々調べると
例えばノルウェーだったら
ノルウェーのジオロジーマップとかやると
網羅されて出てきます
スピーカー 1
そうなんだ
スピーカー 2
それが書き換わったりすることはあるけど
あらかた推定されてます
スピーカー 1
確かにノルウェーとかも全然違う
国によって本当に全然違うだろうなっていうのは
実際旅行しても思いますもんね
なんか見たことないタイプの土あるぞみたいなのは結構あるし
スピーカー 2
赤いぞみたいな
ありますよね
ノルウェーだとやっぱ山がなだらかですよね
日本みたいに急涼な急旬な山がなくて
ノルウェー人があの山かっこいいだろうって
クールだろうって自慢してくるやつは
だいたいスティープなっていうか急な急旬の山が多いんですけど
日本から来た私からすると
もっと丸みがかったよく浸食された山の方が暑いんだけどなって
思ったりしてました
スピーカー 1
その会話も面白いですけどね
この山クールだろうみたいなそんな会話するんだって
丘みたいなとこ多いですもんね
スピーカー 2
そうですね丘みたいな
上がきらたくなっているような氷河で削られました
有地谷ですみたいなのが多いですね
スピーカー 1
そう考えると日本の地形は結構珍しいのかな
日本の地形珍しいと思いますね
結構なんか厚そうですよね日本の地形って
世界で比較しても日本は群を抜いて急旬な山々ですね
河川とか短くて急みたいな
なんかもうプレートめちゃくちゃそうね
どっか行きたいところとかあるんですかちなみに
1個はカッパドキア
去年行きましたよ奥
本当ですか
カッパドキア行きました
で2個目がパムッカレっていうところなんですけど
聞いたことあるどこですかパムッカレ
パムッカレ石灰化暖球っていうのが発達してて
石灰化の暖球が
これもトルコか
トルコです
青い湖のところですね
湖というかはなんか小っちゃい
なんか水溜まってる
水が溜まってる領域がたくさん段々になってて
これ行けなかったな
そこ青く見える
ちょっと皆さんぜひパムッカレで検索してほしいんですけど
確かにパムッカレ検索したらめっちゃ
白い段々畑みたいなところに青い綺麗な水が溜まってるのが出てくる
そうですよ石灰化って言って
炭酸カルシウムの層があって炭酸カルシウムが段々になってて
めっちゃ綺麗
で水が溜まってるんですけど
青く見えてるのが青空が映ってて
これ青空なんですか
地面白くてそこに水が溜まってて
鏡みたいになってて青く見えてるっていう
そういうことなんだ
なんか銅が溶けてるとかそういう話じゃないんだ
普通にしかも温泉で入れるんですよね
スピーカー 2
パムッカレ個人風呂ってこと
やば
スピーカー 1
公衆浴場じゃないけど
でもそこら辺にある天然温泉みたいな感じで入るってことですか
みたいな感じで
空が映って青く
なので夕方行くとオレンジに見えるんですよ
スピーカー 2
ほんとだ
スピーカー 1
それはすごいな
そこめっちゃ行ってみたいですよ
一応去年トルコ旅行行った時に出てきはしたんだけど
遠くて行けんなと思って行かなかったですけど
めっちゃいいですねこれ
インスタ映えは間違いなしですよ
もうちょいこの地形のこれ見たいみたいなのっていうか
綺麗だからってことですねこの辺は
まずは地形ですね
スピーカー 2
石灰花壇球ね
スピーカー 1
カッパドキアめっちゃ変な地形だったもんな
あそこはだから人がいろいろ掘ったりして作ってはいるところですね
なんかトゲトゲの岩だらけでしたね
みんなああいうトゲトゲの岩に憧れあると思ってて
僕ディズニーランドとかにもめっちゃあるじゃないですか
ああいう岩
なんていうんだろうな
綺麗な岩がいっぱい置いてあるみたいな地形
人間好きなのかなと思ってて
ビッグサンダーマウンテンの周りとか
そういうのあると思うんですけど
日本にあんまり多分ないから憧れちゃうのかなっていうのはありますよね
日本は雨が多いんで浸食されちゃうんで
あんまりトゲトゲにはなりにくいですよね
そうか雨が降るからっていう理由なのか
ちなみにサバシロさんはどっか行きたいみたいなのあります?
スピーカー 2
去年いろんな海外に行きすぎて
最近外国の地質見たい欲が収まってて
スピーカー 1
もう見たみたいな
スピーカー 2
もう見たけど全然見てないんですけど
今沖ノ島に行きたいですねもう一回
スピーカー 1
沖ノ島?
スピーカー 2
はい沖ノ島行きたいです
沖ノ島はユネスコのジオパークに登録されてるところで
もともとは火山でできた地形が結構いろいろあるんですけど
それに2年前くらいに行って
めちゃくちゃおもろいってなって
例えばですけどそこもマントルからできてできた石が取れるんですよ
スピーカー 1
そうかそれが結構珍しいってことですか?
スピーカー 2
そうですね日本でもちらほら出るところはあるんですけど秋田とか
あんまり数はなくて
火山が地下のマントルからずっと登ってくるときに
マグマがある程度マントルの石を引っ掛けてきて
マグマの中にキラキラのペリドットでいっぱいできた
緑色の石が入ってるみたいな感じになるんですけど
スピーカー 1
へーすご
スピーカー 2
そういうのをマントルゼノリスマントル捕獲岩とか言って
そういうのが出るので
うちの研究室で調べに行こうってことで
サンプリングをしに行ったんですけど
なんかその石が出るっていうところも面白いし
火山でできた噴出したときの構造が結構面白くて
スピーカー 1
構造?
スピーカー 2
はいいろいろ
ディズニーシーの火山あるじゃないですか
スピーカー 1
はいはいありますね
スピーカー 2
あの周りに行ってもいくつか見られるんですけど
例えば原武岩が噴出して一気に冷え固まると
鉛筆みたいな感じで六角柱ができるんですよ
でたくさんの六角柱がわーって集まったみたいに
そういう風になるんですけど
そういうのを柱状設立って言って
日本では結構いろんなところで見られて
伊豆大島とか
スピーカー 1
えっと福井にありますよね
スピーカー 2
あ東尋坊
スピーカー 1
東尋坊そうそう東尋坊柱状設立する
スピーカー 2
柱状設立といえばどこかっていうので
やっぱ北陸の人と関東の人で意見が分かれて
いや伊豆でしょみたいな
東尋坊だろうみたいな感じになるんですけど
たまたま東尋坊行ったことあるから出てきましたけど
スピーカー 1
そんな論争がある
スピーカー 2
そんな論争もあります
だけど沖に行くと柱状設立だけでできた島みたいのがあって
そこでマントルの石取りに行ったりとか
あとは柱状設立をさらに次の時に
マグマが通ったマグマのチューブが
スピーカー 1
柱状設立を切って入ってるっていう構造があって
スピーカー 2
鎧岩って言ってたかな
鎧岩鎧の岩って書いて
これもすごい面白くて
柱状設立で縦にシャーって柱がいっぱい入ってるみたいな構造を
突然真ん中に弓矢の的みたいな感じで
丸い溶岩が中に入り込んでるっていう構造が見れて
その丸の中も今度は放射状に柱がいっぱい柱状設立ができてて
すごくかっこいいんですよね地形が
スピーカー 1
かっこいい確かに不思議な感じですね
スピーカー 2
そうですね
いろいろ日本で見られる火山の地形の中でも
かなり保存が良くてさらにダイナミックな
あんまり他では見れないなってやつ結構多くて
沖の島奥が深いです
スピーカー 1
知らんかった沖の島
スピーカー 2
石の採集はジオパークに認定されてるので
基本的に許可がないとできないんですけど
見に行くだけでも超面白い島なので
地学を通じた旅行の楽しさ
スピーカー 1
なんか楽しそうですね
楽しい
サンプリングですっていっていろんなとこ行くの楽しそうだもん
スピーカー 2
楽しいですめちゃくちゃ楽しいです
スピーカー 1
なんかハワイとかもすごかったですね
あの火山の岩の感じが
スピーカー 2
そうですよね
スピーカー 1
ハワイ島とか行ったんですけど
スピーカー 2
うわーいいなー
スピーカー 1
なんか砂浜全部真っ黒みたいな
スピーカー 2
いいなー
スピーカー 1
ブラックビーチみたいな
スピーカー 2
オレンジサンドとか
スピーカー 1
そこにウミガメいますみたいなのはありましたけど
だからそういうとこ地学の人行ったら
なんかもっと大興奮するのかなみたいなのは思いましたけどね
スピーカー 2
もう天国でしょうね
スピーカー 1
天国
天国です
いやーおもろいですねそう考えると
意外と地学面白いって思ってたかもしれないな
そう考えるといろいろ旅行とか行った時に
スピーカー 2
そうかもしれない
なんか旅行が楽しくなります
いきなり城の壁とか見て
うわーこれ石灰岩じゃんみたいになって
化石探し始めるみたいな
スピーカー 1
今だったらAIとかで写真撮ったら
これ何って聞いたら分かるんかな
スピーカー 2
そうですねそういうアプリあるんですけど
地学のポッドキャストの動機
スピーカー 2
ある程度はあってると思います
ただやっぱこう割らないと
表面だけだと分からない
結構地質学者でも普通にあって
難しいっちゃ難しいです
スピーカー 1
そっかー割るとこまではやったことないですけど
スピーカー 2
割ったら怒られる場所もありますか
スピーカー 1
ですよね怒られちゃうかもしれない
でもなんかこれで地学のポッドキャストやろうって
思ったのも面白いなと思うんですけど
やっぱりもっとこういうの知ってほしいみたいな
モチベーションですか一番
スピーカー 2
なんですかどうしてやりたいと思ったのかな
スピーカー 1
自分たちが楽しいからっていうのはあるかもしれないですけど
スピーカー 2
そうですね
物理のポッドキャストはできないからですね
私が地学を学んでて
それを専攻してるからこそ
言えることがいっぱいあるっていう感じですかね
もっとジェネラルな内容のポッドキャストを
やってもいいけどなんかこう
すごい専門性があると逆にいいかなと思って
スピーカー 1
いいと思うよそっち
なんかもともとはさばしろの趣旨的には
高校生をターゲットにというか
スピーカー 2
うんそうだった忘れてたそうだったそうだった
スピーカー 1
忘れてた
なんなら地学全く関係ない回も
スピーカー 2
その設定どこいったの
スピーカー 1
それはそういうもんじゃないですか
雑談したいときもあるじゃないですか
スピーカー 2
あります
そうだね
雑談したいときの方が多いね最近
スピーカー 1
ほんとだから
さばしろと話すのもめちゃめちゃ久しぶりで
サボりすぎてて
スピーカー 2
いやわかる
サボりすぎだね
スピーカー 1
今が久しぶりってことですか
上げたてのときは
もう中1くらいのペースで上げてて
上げてて今振り返るとやべえなと思うんですけど
スピーカー 2
やばいね
スピーカー 1
いやでも学生というか大学院生活しながらって
結構大変ですよね
だから博士課程入った後
修論くらいからちょっとペースが乱れてきて
イギリスでの地質学
スピーカー 1
それはそうだっていう感じするぐらい
今年一発目のラジオ撮ったときに
今年の目標みたいなので
月1は更新するみたいな
宣言した記憶があるんですけど
そうだったそうだった
今2ヶ月くらい
2、3ヶ月くらいちょっと更新を止めてしまってるんですけど
まあいいんですよ
自分のペースで全然いい気がしますけどね
もしかしたらこれ配信したらまた新しく聞いてくる人がいるかもしれないんで
この話
正体というか
鯖城から来たときに
うちらに
うちらに招待する回も撮るかどうかみたいなのを軽く話したんですけど
僕ですか
編集を果たして我々がするかどうかがわからないから
今回は参加だけにしておこうっていうね
まあ忙しいっすね多分
忙しいだろうなと思って
ありがたいなと思って
今日は参加していただくだけで
いやいや話す分には
スピーカー 2
楽しかったです
楽しいですやっぱ楽しいじゃんってなりました
スピーカー 1
楽しかったっすね
いやなんかじんわり僕もなんか伝わったというか思い出してきたというか
そういえば地学ってこんな広い範囲あるし
確かに手に取れる面白さあるなっていうのはなんか改めて思いましたね
忘れてましたね
いやそもそも面白いんですよ地学は
スピーカー 2
いや良かったです
スピーカー 1
その意識をどっか脳の片隅に置いて旅行したら面白そうだなってめっちゃ思いましたね
そうですね
スピーカー 2
そうですね是非
スピーカー 1
旅行欲が上がる話な気がしますね
ちょうど僕今ヨーロッパに1年間いるんで
旅行しまくろう期間なんで
スピーカー 2
いやイギリスは本当にね
スピーカー 1
イギリスいいとこあります?
あります
スピーカー 2
イギリスはもう地質学一番歴史が深いというか
ちょうどスコットランドの方とかは
偏西岩の研究がそこでスタートしたみたいな場所なので
スピーカー 1
そうなんだ
スピーカー 2
しやっぱ博物館とかもすごいじゃないですか
自然史博物館とか
スピーカー 1
はいめっちゃおもろいです
無料なんで僕も何回も行ったんですけど
スピーカー 2
そうですよね
スピーカー 1
この間オックスフォードの自然史博物館行って
なんかちょうど地学の展示めっちゃやってたのかな
化石もいっぱいあったし
何もないと何個あるんだみたいな
ずらーって並んでました
スピーカー 2
いやそう羨ましいです
スピーカー 1
イギリスで言うとあれもイギリスじゃないですか
白亜紀の壁
なんすか白亜紀
スピーカー 2
白い壁ね
スピーカー 1
南の方のやつかな
スピーカー 2
そうですね
多分フランスとかそっちのヨーロッパの方に
大陸側のヨーロッパにつながってる方の壁です
スピーカー 1
それも今度行こうと思ってて
スピーカー 2
もう絶対化石探した方がいいと思います
スピーカー 1
化石見つかるやつか
なんだっけホワイトなんちゃらみたいな
ホワイトクリフスオブドーバー
スピーカー 2
ドーバーにあるんでね
スピーカー 1
そうだそうだ
そんなポロって化石見つかれるもんすか
もしかして
スピーカー 2
どうなんだろう
でも世界どうでしょうね
おすすめの本とその影響
スピーカー 2
結構密集してることが確かにあるので
あるちょっと検索して調べたりして
1ここに出るよみたいな情報を探した方がいいかもしれないんですけど
でも結構そういう石灰岩とかだと
まんべんなく入ってたりして
ポロっと見つかるかもしれないです
スピーカー 1
そうなんだ
今度釣りに行くんですよそこに
スピーカー 2
釣りできるんだすごい
スピーカー 1
釣り兼化石探しになるかもしれない
スピーカー 2
化石もぜひ釣ってきてください
スピーカー 1
化石も釣ってくるか面白そうですね
なんかまだこれ話しておきたいみたいなことあります
スピーカー 2
じゃあ最後にあの
おすすめの本ってことで
一冊紹介したいと思うんですけど
年代で見る日本の地質と地形っていう本があって
スピーカー 1
年代で見る地質と地形
スピーカー 2
成文堂振興社出版社から出ていて
高木秀夫先生かなの
地質の本なんですけど
すっごいカラフルで写真がいっぱい載ってて
日本のいろんな地質構造が紹介されてて
古い年代のものから順に紹介されてるんですけど
普通に景色を見るのも綺麗だし
そこの地質解説も詳しく載っていて
とても面白いので
なんかどっか旅行行こうってなった時に
先にその本読んで
日本もあるんだみたいになったら
行った時に見たものとか
地質学的な背景もわかって
面白いんじゃないかなと思って
スピーカー 1
おすすめしておきます
地球の歩き方ってこういうことなのかもしれないですよね
スピーカー 2
確かに
地球の歩き方ですねまさに
スピーカー 1
まさにそうですよね
ちなみにミルキーさんもあります?
おすすめの本
今女の子見てるんですけど
すいませんいきなり
最近買っちゃったのが
発達し地形学っていう
発達し地形学面白そう
海塚総編先生っていう
本当日本の地形学の
祖というか
が書かれた本で
もう地形については
何でも書いてあるみたいな本なので
ちょっと地形好きの人がいたら
ぜひ買ってほしくて
本当にもともと絶版だったんですけど
この間その
JPJUっていう学会があって
書籍ブースみたいな
ところに
本と発達し地形学を置いてあって
あれが復刻してると思って
ちょっと4000円出して買っちゃいました
いやありますよね
結構学会あるあるな気がするな
この本まだあったみたいなやつを
ブースで買うってやつですよね
やったことあるわ
発達しって地形の発達っていうことか
そうですね
この地形がどういうプロセスで
できてきたのかみたいな
面白そう
面白そうですね
地球規模で見ても
この大陸とこの大陸
昔ここ食ってたんかみたいなのも結構面白いじゃないですか
そうですね
含まれそうな
自分の言ってる地形学は
もうちょっとスケールは小さくなってきますけどね
ただプロセスの
一つとしては入ってくるような
大陸の動きとかは
面白そうだな
あと万人向けっていう意味では
高校の
地理の資料集とかは
かなり役立つんじゃないですかね
確かになんか
ビジュアル見てて面白かったな
っていう記憶はなんとなくありますけどね
基本写真とか
図ばっかなので
イメージ湧きやすいというか
わかる
スピーカー 2
ここ行きたいっていっぱいあったもん
全然授業聞いてなかった
それを見て
スピーカー 1
確かに旅行カタログ見てるみたいな感じになっちゃってる
意外と地理資料集
おすすめです
なんかいいですね
高校生とかもちょいちょい聞いてて
ポッドキャスト
こう言われるともしかしたら
観光ブックみたいな感じで
見てはまれるかもしれないですよね
資料集
ぜひチェックしてみて
スピーカー 2
大人になったら行こう
って思っておくといいと思います
スピーカー 1
いいですね
地学の魅力だいぶ語ってくれたんで
僕もいろんな地形を
知ってから旅行先に
行こうと思いました
うれしいです
ありがとうございます
最後にポッドキャストの
宣伝してもらって
終わりますか
僕らミルキーとサバシロで
ラジオナイトという
地学をテーマに
使ったポッドキャストがあるので
内容はゴリゴリ地学
専門専門というよりは
もうちょっと入り口から
広く扱っていくみたいな感じの
内容なのでぜひ
スピーカー 2
ぜひラジオナイトっていうのスペルが
あって
ラジオの
DIOじゃなくて
ジオロジーのGEOが
出てるのでそれをスペルで
打ってもらえれば検索に出てくるか
スピーカー 1
と思います
過去回全部聞けるので
最新回が
いつ上がるか分からないけど
スピーカー 2
過去回は全部聞きます
スピーカー 1
過去回は聞く放題ですか
正直これが出るのもちょっと
まだいつか僕も分からないですけど
その時に最新回が
上がってるか分からないですけど
もちろんリンクは
貼っておこうと思うので
ぜひちょっと近く
興味ありそうな方は聞きに行ってみてください
ということで今回のゲストは
サバシロさんとミルキーさんでした
ありがとうございました
スピーカー 2
ありがとうございました
スピーカー 1
ありがとうございました
ここまでお聞きいただきありがとうございます
番組に関する情報は
XなどSNSでも発信しています
感想はハッシュタグ
サイエンマニアやポッドキャストの説明欄にある
お便りフォームよりお願いします
またサイエンマニアでは
サイエンしていただけるゲストを募集しております
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それではまた次回ありがとうございました
01:05:20

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