私、家の実家のほうは、サイエンス系は実は私だけで、
母方に行くと、ちょっとおじいちゃんとかがまたちょっとエキセントリックっていうか、
自分でマシン作ったりとかする、ちょっとそういう感じなんですけど。
すごいな。ガレージとか持ってる系みたいな。
持ちつきマシンとかもなんか作ったりしてたらしいんですけど。
すげー。
そういうおじいちゃん、そっち系は結構、サイエンスとかエンジニアリング方面の人が5つ、
他の人は割と、なんていうか、いわゆる非サイエンス系って言ったらわかりやすいですかね。
まあ、普通の会社員とか。
そうですね。英語とか、音楽とか、あと教育関係とか、そういう人がいっぱいいてですね。
そういう人たちにとってみたら、私が大学でやってる総合理系とかで学んでる理科系の話とか、
あと、なんていうか、日常の一コマみたいな、最近はまってるコーヒーとか、
なんかそういうどうでもいいこととか書いてたので、そういうのもおもしろく読んでくれていたんですけど、
でも、企画でなんか作れるってやったら、外の人にできるじゃないですか、今度。
そうですね。その身内に送り続けてた連載がついに世の中に放たれるっていう。
あ、よし、ラッキーと思って。
で、なんか、それで応募したら、ちょっとじゃあお話だけ、ちょっとお金は、お金出す企画だったのかな、ちょっと忘れちゃったんですけど、
ちょっとお話してみましょうかっていうことで、オースティン君先生に面談いただけることになったんですね。
で、そこで、いや私は、私のようにというか、科学に対してちょっともやっとした思いを抱いている人とか、
なんていうか、正直私は反発を感じながら勉強してきたんですけど、みたいな。
そういう人たちに向けて、自分が見てきた面白かったこととか、科学ってこういう一面があったんだみたいなことを言う本を作りたいんですって言ってたのが、大学1年の冬ですね。
あ、そこで本作ってみたいっていうのが、本当に形になったというか。
そうですね、もう長らく6年を経て本になったって感じです。
それ実際にその話した後に、やってみましょうっていうので。
それがですね、実はさらっとそのまま進んでいったわけではなくて、そのコーステップの先生に話を聞いてもらったので、コーステップのイベントとか、こういう講座があるんだよっていうのを紹介してもらって、
で、2年生だとちょっと早いんですけど、専門持ってる人とかは中心対象だったんですけど、ちょっとダメ元で、私実家にこういうの送ってるんですみたいなのを言ったんですね。
で、章でそれを受けて、で、まずいのが転なんですよね、
転じちゃうと話わかんなくなるからっていう、いろんなやり方があるんですけど、
もちろんストーリー展開をしっかりして書くやり方とか、本当に新聞記事のようにとかジャーナリスティックにとかいろんな書き方あると思うんですけど、
今回の企画としては、にちもやが最初出るときの企画としては、
一般の方向けとか高校生以上を対象として、科学のいろんなことについて一緒に考える本を作るっていう、
もやもやを一緒に考えて、一緒にじゃあ、もやもやと科学と一緒に生きていくっていう本にしたいっていうのを私は言ったので、
そういう本になってしまうと、もう点が入ると、話転じたってなる。
確かに、なんかもやもや解消されてきたなと思ったら、またもやもや追加されるみたいなことする。
そうです、そうです。
転じちゃうと。
はい、それで決されると、え?ってなって終わるじゃないですか。
いや、ほんとそうです。なんか希少転結が正義みたいな、あんまりこういう科学伝えようみたいな、ないですよね。
てか、難しいですよね、転じさせ方が。
そうなんです。うまいことまとめれば、たぶんすごい面白い話になるんですけど、
なんていうか、私はそのライター、なんていうか、ちゃんとサイエンスライティングっていうのをするビギナー、
本として書くのはもちろんビギナーっていうのもありますし、
読者さんと一緒に目指す地点のことを考えても、希少転結はちょっと、今回はちょっとまずい。
なるほどな。
サイエンスライティングとしては、今回はちょっとまずいっていうのがご指摘がありまして、
そっか、って。
いや、確かにな。点いらんってなるな。
そうなんですよ。
本だと限られますもんね。やっぱりこのページにこれぐらいでまとめるみたいなの、たぶんあるじゃないですか。
あ、ありますね。
点じてる暇ないみたいな感じになりそうですよね。
そうなんです。はい。なんか一冊で、たとえばDNAの話一冊とか、
集計表の話で一冊とかだったら点が入って、
むしろ、ここで新たな集計表がとか、
ここで新たな構造がわかったみたいな、そういうターニングポイントみたいなのあったほうが、
わーって熱くなると思うんですけど、
そうですね。
そうじゃなくて、いろんな話題を扱いたいっていうのもあったので、
それとサイエンスライティングの基本的な考え方、書き方をしましょうっていうのを合わせて考えると、やっぱり、
そうじゃなくて、むしろ論文みたいな、
語論・本論・結論の構成方法のほうがわかりやすいし、伝わりやすいであろうっていうことだったんですね。
なるほど。確かにそれがあるから、論文って理にかなってますよね、やっぱり形として。
そうなんですよね。そうなんです。本当に理にかなってると思います。
これに関しては、高校のときの教育実習も同じ形をしてたなって思って、
中高の小学校の話では、私たちはこういうことをやりました、これがまあ序論ですよね。
で、本論で、じゃあ私たちは今日からこういうことを勉強しましょう。
新たな疑問としてこういうのが発生しますよね、じゃあこれを勉強してみましょうっていうのが本論。
で、結論で、じゃあ我々はこういう知識を得ました。これをこういうふうにこれからは考えていきましょうねって言って、
まあ力試しに入るみたいなのが授業であるある展開だと思うんですけど。
綺麗な授業。
それまさにそういう流れ、それってわかりやすいからそういう流れを踏襲しているんだと思うんですね、授業も。
確かに確かに。まあ基本的なことだけど、意識しないとちょっとずれちゃったりしますもんね、そういうこと。
あ、そうですそうです。なんで、まずそれをちゃんとやりましょうってどこから始まりました?
なんで結構道のりは長いっていう感じでした。
でもそこからその形にしっかり合わせて仕上げていったのがすごいなって思います。
僕本書いたことないんで、相当大変だろうなって思いながら。
え、でも論文書いたことある方にとっては多分。
いや、ちょっと違う。論文はすごい分野によるところもあるかなと思ってて。
僕の場合だと有機化学の論文、特に合成とかって結構型決まってたりするんですよね。
そうなんですね。
例えば一直線で何か原料から目的のものを作っていきますっていう文章って、別に誰書いてもそんなに変わらないというか。
これとこれ混ぜてこれになったっていうのの結構繰り返しで、途中でちょっと考察入ってみたいな。
割とパターン決まってるような気がしてて。
え、そうなんですね。
でも論文だとそれがいいんですよね。だから素ってやっぱり理解もされるし。
確かに。お互いに暗黙の了解というか、これ来たら次この話来るよなっていうのはありますね。
逆にそういう変な物語性とか入っちゃうと論文にとってはすごくノイズになっちゃうなって思うんですよね。
確かに。なんかここでみたいな、えー待って待ってみたいになりますよね。
そうそう。意外な結果が出た時にそれが書いてあるのはおおってなって、それ面白いんですけど。
基本的に論文がやるのって同業者とかにもこういう事実をちゃんと歪みなく伝えるみたいな。
だからその本を書くっていうのも同じような目的ではありますもんね。
確かに。
特にこういうトピックを一個一個説明していくみたいな本だと。
そうですね。本当は知識だけにしたくなくて、そこもかなりにちもやこだわっていて、