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  2. ニワトリ研究の1日と「なぜ?..

ニワトリの細胞の研究について、どんなスケジュールで実験しているのか?栓球細胞の研究から見えてくる応用、社会と科学のつながり、止まらない好奇心について熱く語っていただきました。

【ゲスト】

當銘 香也乃さん (https://twitter.com/marronalien)

・博士課程と特任助手

・ニワトリの寿命

・実験のスケジュール

・栓球細胞の応用とドラッグデリバリ―

・社会への科学の浸透

・研究と好奇心

・ペットのカエルちゃん


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BGM

only a little

00:01
あれは何でしたっけ? 特任になっているんですよね?
そうです。今いる大学の自然科学研究科という理系の大学院の特任助手という肩書があって、
学生でもあるのと教員でもあるという、中途半端な属性で今過ごしています。
いや、めちゃくちゃすごいなと思いました。聞いて。
ご縁があったというくらいですかね、たまたま。
所属している研究室の関係とか?
研究室ではなくて、話が研究科全体に流れて通知が来て、いろいろ応募したり面接したりとかで通ったというか。
そういうタイミングがあって、うまく入り込めたなというのがあります。
いやー、でもすごい、なんか結構イメージ、助手とかって昔はめっちゃあったと思うんですよね。
はいはい、うちの先生も言ってました。
でも最近ってやっぱりポストが減っているとかもあったり、助教というポジションにはなるのかなと思うんですけど、最近メジャーなのだと。珍しいですね。
そう、やっぱりアカデミアのポストみたいのも科学とは別の問題として大学にはあって、かつ女性の割合みたいな、特に理系だと女性は少なかったりするので、
それの救済措置ではないですけど、大学でどういう取り組みができるかっていううちの一つに、今私が勤めているその特殊人助手の採用があって、
そういう問題、アカデミアの問題も解決しようみたいな動きが結構今始まっているので、そのちょうどそこが来ている波に乗れたのが一番大きいかなと思いますね。
いや、それはでもいい仕組みですね。そういう支援してもらえるっていうのは、やっぱり金銭的な問題とかもありますもんね、博士課程とか。
学生に一斉にアンキュートとか取ってみても、もちろん学位を取れるか不安とか、緊急か自分に向いてないかもしれないとか、そういう不安もあるんですけど、
2番目くらいに大きいのが学費とか生活費とか、お金の経済の話になってくるので、そういう部分を今支援してくれようとしている感じがあって、もうこれからどんどん出てくるといいなと思います。
いや、そうですよね。どんどん出て、そういう心配する時間を、なんかもっと研究に打ち込めるような感じになったりするね。
はい、私も前まではギリギリまで実験して走ってバイトに行ってたので、ストレートがなくなるだけでも、かなり。
研究とバイトの両立はめっちゃ大変ですよね、やっぱり。
03:03
そうでしたね、結構、たとえば生物系だとかなり拘束時間が長いというか、生き物に合わせてこちらも実験をするので、家にずっと。
そっかそっか、そうだよな。
家に行っちゃ何もできなかったりするんですよ。
研究室にいなきゃいけないけど、5時からバイトとかだともう絶対に無理で、夜とかにほとんどの人は入れるんですけど、それでもギリギリになって、7時からだけど6時半くらいにも終わりませんとか言ったりして。
いや、ありますよね、実験終わらないのはもう、しゃあないですもんね。
そうでした。そういう苦労も、自分もそう、アルバイトも楽しくやってたので、それもよかったんですけど、やっぱり研究して結果を出すみたいなところだと、やっぱり大変だったなとは今では思います。
これめちゃくちゃ偏見なんですけど、にわとりの研究って朝早いですか?
あー、にわとり。
イメージ。
にわとりを飼ってると早いかもしれないですね。
あ、そっかそっか。
養鶏とかなんですけど、私はお世話は実はしてないので、中身だけもらってるので、
あ、そっか。
内臓だけくださいって言ってるので、そういう朝の早さとかはないです。
ただ、やっぱりそのにわとりを飼っているところは、朝9時とかににわとりを解剖し始めるので来てくださいとか、
そういうのはあったりするので、そういうのに合わせると私も早く行くとかはありますかね。
なるほど。というか解剖しちゃうから、どうなんですかね。関係ないんじゃないのかな。生活リズム。
そうですね。でも解剖するにわとりが何歳かとかも結構重要で、ピヨピヨのひよこちゃんなのか、
大きくなりきった400日とかのにわとりってかなり大きめに入るんですけど、
それにわとりさんを使うのかも結構違って、何日の鳥を使いたいってなると、鳥さんがいつ生まれるかって決められないので、
40日後がもちろん土日だったり、その時間が朝すごく早かったり、逆に夜11時に解剖を始めますとかだったり、
その始めるタイミングみたいなのは、完全に鳥さん次第なので、その部分はちょっとこちらがゆずを聞かせるというか、柔軟にする部分はあるかなと思います。
なるほど。ちなみに鳥さんって寿命どれぐらいなんですか?
私それ知らなくて、鳥をくれる研究室の人に聞いたら、やっぱり食べちゃうからわかんないって言ってました。
06:05
一般的に農家さんとかは出荷しちゃうので、死ぬまで飼うとどれくらいか、検索すれば出るかもしれないんですけど、
何百日とかで出荷しちゃうので、寿命っていう話ではわからない。やっぱり私たちも緊急用でさばいてしまうので、死ぬってどれくらいなんですかね。
でもその3百何十日とか4百日とかは、全然実験でも使うので、1年とかそれ以上は生きると思いますよ。
意外というか、言われてみたら、寿命を全うするニワトリはめちゃくちゃレアなのか。
言われてみるとそうですね。
円日のひよこの卵から育てたおうちの方とかは、もしかして言ってるかもしれないですけど、
食肉になるような動物だと、消費するほうが寿命より早いっていうのがあるので、わかりづらいというか、使っている身もわからなかったりはします。
そうか、なるほどな、言ってて確かそういえばそうだなって思いました。
私も同じ質問を他の人にして、こう言われて、確かにと思いました。
ですよね、ちょっと言われて気づいたな。
なるほどな。
割と1日の実験的には日によるか、スケジュールというか。
結構日によりますね。
例えばニワトリから繊球細胞を取ってくるので、私がやっている方法だと3、4日かかるんですよ、実は。
なるほど、結構かかりますね。
この鳥さんを解剖して、内臓を取ってきて、スタートってやると、その日は結構かかっちゃいますね、細胞。
もちろん内臓って細胞の集まりなんですけど、1つの塊になっているので、それを上手に1個ずつの細胞にバラバラにして、いらないものを分けてっていうのをやると、まあまあ1日は長くなります。
っていうのが連続して3日か4日か、で、やっと取れたっていうのが、それでやっと材料が切り入ったっていう、実験のスタートが実はまだそこだったっていうのもあります。
確かに。そこからいろいろやらないといけないですもんね。
それをどうやって、どう使って結果を出すかというか、何を調べるかっていうのは、そこから始まりなので、そこはちょっと苦労もあるかもしれないです。
でも、なんとなく前半で話してた、培養できるようにするとか、細胞株にするのは結構そういう手間も省けるから、重要ですね。
09:07
それがあると、バイオ細胞ももちろんお世話しないと、勝手に増えて勝手に死んでしまうので、毎日観察するとか、3日おきくらいにバイオ域を変えるとか、そういう操作はいるんですけど、
欲しいときに使えるとか、スタートラインが全然違ったりするので、細胞株があるといいなってどうしても思いますね。
やっぱりそうですよね。なんか、あれなんですか?凍結みたいのはできるんですか?
できます。
凍らせて保存みたいのは普通にできる?
はい。凍らせて液体窒素とかに入れておいて、マイナス273度になるので、ある意味腐らないような状態にして、また使うときは解凍して、というふうなことはもちろんできます。
なるほど。すみません、めっちゃバイオの一般の実験の話みたいな。
いいよ、いくらでも。
この辺は割と一般的な細胞を使う研究室だったらやるような流れですよね、きっと。
この辺りは共通ですよね。細胞生物学っていう分野になるんですけど。
あとなんかあるかな。
割と真面目な話をバーってしちゃいましたけど。
全然。
めちゃくちゃ説明うまいですね。
難しいですね、でも話すのが。
私は1年くらいわかりやすく話すことを目標にしてやってて、やっとなんとなく専門用語を避けられるようにはなってきたんですけど。
ほぼ編集いらないですよ、今日。
本当ですか。
たぶん。
なら嬉しいですけど、難しいな。
いや、だいぶわかりやすいですね。
あと、細胞をそれで観察とか、細胞を取ってきて、そこからいろいろやるみたいな。
で、またさらにちっちゃい手法みたいなやつを取ってくるっていうので。
そこからの発展みたいなのって、なんかあったりします?
そうですね、やっぱり細胞が、センキュー細胞に限らず、細胞が粒子を出してお手紙を渡しているっていう仕組みは、もちろんいろいろあるんですけど、
それを調べて何になるかっていうと、好きなお手紙を書けるようになるといいんですよね。
いいたとえですね、それ。
で、今、私たちの体の中は勝手にいろんな信号が飛び交って、いろんなお手紙が出されて、うまくバランスを保っているんですけど、
12:02
それこそ怪我をしたときとかって、いつもより怪我を治さなきゃいけない活動が、怪我をした部分では大きくなったりするんですけど、
それをもっと早められるような、もうちょっと頑張ってくださいっていうようなお手紙を遺伝子として渡せると、
それが結構治療につながるというか、薬的にもなるっていうのが、私の研究だけじゃなくて広く言われているんですね。
今、私が見ているのは、センキュー細胞なんですけど、センキュー細胞が出すお手紙の中身をきちんと調べて、
これとこれがあると、ちゃんと意味が伝わりやすいねとか、そういうのがわかってくると、
そうやってもっと早く怪我を治すとか、あと細胞が増えすぎても、がんとかにつながってしまうので、ちょっとストップとか、
そういう内容をお手紙を書けるようにするために、言葉を知るみたいな感じで遺伝子を調べているというのが、かなり壮大なストーリーなんですけど。
すごい、でも夢はありますね、すごい。
だから、ニワトリだけを見ているんじゃなくて、そうやって細胞を使った治療だったり、他の細胞への働きだったり、
そういう細胞の関係全般を見ている気持ちで、そっちを目標に据えて今、研究をしています。
すごい、すごい。
でっかいことだけ言って、あれなんですけど。
いや、でもその手紙を送るシステムというか、細胞から細胞に行くってことは、あれですよね、膜にくっついて、そこから中に侵入するみたいなのも込み込みでってことですよね。
そうです、そうです。
それはすごいな、それができたら確かにすごいですね。
そうですよね、結構さっきから言っているように研究はかなりいろんなところでされていて、ちょっとずつ分かってきている部分もあるんですけど、課題的には無差別に広がってしまうというのが一つあって。
選択性がないみたいな、そういう感じ。
そう、そこがまだ難しいんですよね。
だから、センキュー細胞だとして血液の中で消法を出しても、一瞬で体が回ってしまうので、怪我していないところにももちろん行き渡ってしまうというのがあって、それをまた解決しようという別の研究も世界ではされていて、ちょっとずつ解決もされてきてはいますね。
どうやるんですか、それ。
私が見た論文とかだと目標ががんを治すっていうところにあって、やっぱりがん細胞って他の細胞と違うので目印みたいなものがあるんですよ。
15:08
がん細胞だけが持つ手みたいなのが生えていて、その手を認識するものをパズルのピースみたいにもう片方を粒子に持たせると、パズルのピースがかみ合うところにだけくっつくので、そうやってがん細胞だけにくっついてそこから中に入り込むみたいな感じ。
で、他のがんじゃない細胞にはくっつかない、パズルがかみ合わないので中に入らないみたいな感じで、もうこういうふうにも解決しようとしている研究はありましたね。
それパズルみたいのを人工的にくっつけるみたいな。
そうですね。がんの方にはもうパズルのへこんでいる方みたいなのがあるので、そこに出っ張った方を粒子に人工的にくっつけて、ほら行ってこいって感じで。
それめっちゃすごいな。交代みたいなことですか?
そんな感じですね。受容体と抗原みたいな感じがイメージ的な一緒です。
なるほどな。すいません、たぶんこの言葉を避けるように説明してたかもしれないですけど。
いやいや、交代は言ってもよかったんだなと知りました。
僕が個人的に気になるのはめちゃくちゃ、これたぶんトランスフィクションがどうだみたいな話だろうなみたいな感じは思いましたけど。
面白いな。
それももう10年くらい前とかに出てて、こんなに進んでたんだっていうのはすごい驚きでしたね。
だからあれですよね、いわゆる薬を届けるドラッグデリバリーシステムみたいな、そういう話ですかね。
大きく医薬の方でいうとそっちにつながるものの基礎みたいな感じで、ちょっとだけ分野が似ているところにいますね。
それすごいな。
医薬界とか医療のとこでもすごい話題のあるというか、これができたらいいよねっていうホットな感じで言われている中で、一緒に混ざり込んでやろうとしてるのが私です。
それって、今で言ったらたぶんワクチンとかにも使えますとか、そういう系ですよね。
そうですそうです。やっぱり遺伝子だけを打ち込むとかはかなり難しくて、すぐ分解されてしまうので、やっぱりカプセルみたいな膜がいるっていうのが決まりってあって、
なので、細胞が出す粒子っていうのがかなりぴったりなんですよね。
そういう使い方ももちろん可能性としては大いにある。
めちゃめちゃ期待、私自身も期待してやってる感じです。
18:01
それめちゃくちゃ期待大ですね。
ですよね。
僕もポッドキャストで別なところで、メッセンジャーRNAワクチンの仕組みみたいな話をしたことがあって、あれは油の膜みたいなので包むじゃないですか。
脂質の膜で。
その脂質の代わりに、例えばウイルスの殻を使いますとか、その選択肢の一つに細胞が入ってくるっていうイメージですよね。
そうです。細胞由来なので、生体膜、脂質の二重膜になるので、これも使えますし、もう少しさらに先の話をしてしまうと、
例えば、iPS細胞とかってあるじゃないですか、幹細胞化できるものを、自分の細胞から作れると、そこから粒子を取ってこれるので、免疫的にもかなり安全というか、
やっぱりワクチンとかで副作用が出ちゃうとか、お薬との相性が悪い方っていると思うんですけど、そういう部分がかなり解決できる。自分のもので作っているから。
そうか。
そういうようなのも結構あって、そこまでいけると、かなり万能感あるなって思いますね。
ですよね。その細胞の、細胞膜状によったら自分の目印みたいなのがいっぱい載っているから、だからその包むやつを自分の持っている細胞の膜状のやつと同じやつを作ってあげて、入れるっていう。
だから全然異物ではないので、自分の中でも反撃が起きないので、良い薬になるっていうのが、先の先の先くらいの。
でも、わりと現実味あるような気はしますよね。
でも、やっぱりそのコロナの関係でワクチンとかこういう話が、かなり皆さんに浸透してきたので、こういうのを聞くと、そういう方法があるんだなっていうことは十分知ってもらえるんじゃないかなって思ってます。
いや、今たぶんめちゃくちゃ知ってる人多いじゃないですか。あれで、アストラゼネカはなるほど、ウイルスの殻みたいなやつなんだ、みたいなとか、こっちは油なんだとか、ニュースでそれを話してるのを見て、びっくりして。
そうですよね。メッセンジャーRNAがテレビから聞こえてくるとはと思って。
そうなんですよね。メッセンジャーRNAとか、PCRでも結構僕はまだ面白いなって思うんですけど。
本当ですよね。
面白いですよね。
でも、たぶん皆さんPCRがコロナの検査方法だと思ってらっしゃるだろうなって思いますからね。
21:00
いや、それは間違いない。
普通に毎日してますよと。
いや、そうっすよね。あのRがリアクションだってことを意識してる人がどれぐらいいるんだろうって。
ついつい言いたくなってしまうんですけど、キモい理系オタクになっちゃうので、そうだねって言って聞いてます。
いや、わかりますね。でもみんな使ってるから面白いなと思って。いいことだと思いますけどね、浸透してるのは。
そう、やっぱ化学が浸透してるって意味ではすごい嬉しいというか、話がちょっとずつ通じるようになってきたなっていうのはかなり感じます。
たぶんさっきの薬の遺伝子とかを包んでみたいな話も割とイメージ、そういうのがあるからイメージしやすくはなってるような気はしますよね。
そうだと思いますよ。私、結構緊急な話を中高生にしたりとかもたまにするんですよ。
そんな活動もされてるんですか。
したことがあって、やっぱりもちろんわかりやすく説明はするんですけど、結構さっきみたいなお手紙を運ぶんだよって、それが遺伝子なんだよって言うと、
かなりわかってくれるというか、私が高校生のとき、こんなにすんなり受け入れられなかったなとか思うんですけど。
たしかにな、どういうことみたいな。からって言われてもわからんみたいな感じになっちゃいますよね。
ウイルスのイメージとかがない、細胞のイメージとかがちゃんとしっかりしてないとないですよね。
そういう影響だけじゃなくて、効果ももしかしたらあるのかなっていうのがニュースからも得られてるんじゃないかなって思いますね。
本当にニュースでPCRのガチの仕組みまでちゃんとやってほしいですね。
本当ですよね。はがれて、2本差がはがれて。
クライマーがくっついて、慎重してとかを。
やばい子供たちの世代は生まれそうですけどね。
かしこい君が。
このフォワードプライマーは何使ってるの?
嫌ですね。そこまでは嫌かも。自分の子が言ったらどういうことかと思う。
このコースはミスがどれくらい少ないの?みたいな。
あるじゃないですか。
フィデリティが高いかとか言われたら困っちゃう。
うちのお母さんが近くでPCR検査やってて、30分で終わるんだって言ってて、それは絶対に違うって言って。
それは絶対に違う。抗体じゃないの。抗原検査じゃないの。PCRって言ってたよ、30分で。絶対に違うって言って。
たしかに30分で出るって、まだ増やし中じゃないですか。
24:02
そんなわけない。増え切ってもないんですよ。
そのあと電気営業するんだからとか思ったんですけど、それはお母さんに言ったって仕方がないから、違うと思うよってだけ言って。
たしかに。
流しました。もうちょっと惜しいかもしれないです。
でも、たぶんいろんなとこで同じような会話はされてますね、きっと。
ね、絶対そうですよね。
されてますね。
うちの先生も、うちでPCR検査やって儲けたいなとか言って。
そうなんですかね。
プライマーないですよとか言って。
たしかにな。主薬はありますもんね。主薬と。
そうですよね。
サーマルサイクラーみたいな、温度変えるやつだったらできちゃいますよね。
あるので、PCRとか全然普段かける。私はもう鶏の遺伝子とかはかけるので。
だから、患者さんのサンプルとプライマーセットがあればできるのにねっていつも言ってます。
そこが大事なんでしょうけどね、開発したものが。
逆に鶏のPCRやってるって言ったらどういうことって言われそうですよね。
どう思うんでしょうね。
鶏の検査してるってことみたいな。
違う違う。
そこの説明がやっぱり思ってるものとみなさん多分違うと思うので。
私が鶏のPCRしてるって言ったらかなり戸惑うと思いますよ。
ですよね。
そっか、だいぶ話ちょっと脱線しちゃいましたけど。
全然、続きでもあると思うので。
でもそういう実際に中高生とかにも説明してるみたいなのって。
それもあれですかね、大学の教員の立場としてのとか。
たぶん、今は私が前回、今やってるのは学生として出ていて。
今の助手の教員としての立場も科学を広めるというか。
そういう取り組みも必要なので。
大きく言うと入ると思うんですけど。
ただ、助手の、じゃあどこまでが仕事かっていう枠がまだしっかりしていなくて。
そうなんですか。
あなたはじゃあこれを教えてきてくださいって言われるわけじゃなくて。
なんかできないかなと思ったら、大学の別の部署がそういう取り組みをやってたので。
じゃあちょっと、やったこともないし、きちんと話す練習したいなとも思って、
じゃあ学生として出ますっていう感じで、そういう参加はしてましたね。
それは実際に、そういう自分がやってる研究を紙くだりで説明するみたいな感じ?
そうですそうです。1時間くらい持ち時間があって。
27:02
結構ありますね。がっつりだな。
本当に授業なんですよ、子どもたちにとっては。
それを実際大学生のお兄さんお姉さんが、自分のやってる、いわば最新の研究を教えてあげる。
教科書とは違うようなことを教えてあげるっていうのが目的になって。
やっぱり私が話す細胞とか遺伝子とかの話って、かなり前提知識が必要だったりするんですよね。
確かに。はいはい。
いきなり細胞とはって言っても、ん?ってなっちゃう子たちは、中学生とかだとまだ知ってるので、
じゃあみんなの体は何でできていると思う?とか、そういうところから始めて、
簡単な生物の基礎みたいなところをやってから、
で、実際はじゃあお姉さんはセンキュー細胞という細胞を調べてますみたいな感じで。
はいはい、センキュー細胞のお姉さんみたいな感じで。
そうそうそう。か鶏のお姉さんかどっちかだと思うんですけど。
鶏のお姉さんの方が伝わりそうだな。
覚えやすいかなと思うんですけど。
やってるとやっぱ質問時間除くと50分とかは喋って、
じゃあ聞きたいことありますか?って感じで1時間くらいお話しするのが、
そういうサイエンスセミナーと呼んでるんですけど、
そうやって話をする機会が今あります。
めちゃめちゃいいですね、それは。
やっぱりそういうのをやると、この説明って難しいなとか、
あと自分自身でも、じゃあなんでお姉さんは理学部に行ったの?とか、
なんで生物やってるの?って質問は絶対出ますし、
自分自身を変えりみることにもすごくなったので、
かなり必要、研究力っていうふうに言ってしまうと、
研究を続けるための力として必要なスキルは、
自分自身でもかえってついてきてるなとは思いました。
確かに、というか言ったら今日もそうですよね。
今日もそんな感じ。
そんな感じです。
なるほどな、なんかめちゃくちゃうまいなと思ったらやっぱりそういうことですね。
僕も多分中学生くらいの質問をいい感じにしてるかもしれないなって自分で思いましたけど。
すごくいいボールを投げてくださるから、よっしゃと思って打ち返して。
僕はただの好奇心でしか聞いてない。
ありがたい気持ちで球を打ち返してます。
なるほど。
じゃあ、もう1時間くらい経ってますね。
本当だ。
じゃあ、ちなみにあれですかね、今後は、
今後の話結構していただきましたけど、さっきの治療の話とか、
どんな感じのことをこれからやっていきたいとかありますか?
緊急の部分だと、やっぱり今はお手紙の中身の言葉を探してる、読んでいる途中なので、
30:01
結構これ地道なんですよね、1個1個ずっと見るって感じで。
それを地道にやって、きちんとわかる、
神経細胞が出す粒子の中の遺伝子をきちんと調べきるっていうのが直近の目標で、
あとさっきは、怪我を治すとか病気に使えるとか、そういうふうな話をしたんですけど、
やっぱり私自身は、生きている体の仕組みを知りたいっていうのが一番にあって、
薬になるとかならないとかより、なぜっていうところを知りたいんですね。
今、面白いかもなと思うのが、怪我をするだけじゃなくて、炎症とか免疫の反応とか、
そういうのにも、もちろん神経細胞って関わっているんじゃないかなっていうふうに、
最近ぼんやり考えてて、
それをどうやって調べようかっていう実験の戦略を今立てて、
まさに今こうやったらできるんじゃないかっていうのを考え始めたところで、
だから鶏の仕組みを知るみたいになっちゃうんですけど、
炎症との関わりとか、怪我とかガンとかそういうものに関わらず、
神経細胞が他に何かできることがあるんじゃないかっていう、
神経細胞にフォーカスした研究を走らせてみたいなと思っていて、
なぜを知る研究を続けたいなって思ってます。
最高ですね。
もう本当に医学部は基礎研究ばっかりしてて、
役に立つかどうかように。
それがやることですからね。
好奇心で。
それが一番あるべき研究の姿だと思いますけどね。
できるだけ明らかにして続けたい。
有名になりたいとかそんなより、自分が知りたいってだけで、
これからもやっていこうと思います。
しかもそれを突き詰めていったらまた今度、
別な興味あるものとか、そういう対象が出てきたりとかで、
そういうのでも多分広がっていきますよね、研究。
炎症とか免疫系の話はやっぱり面白いだろうし。
かなり複雑でもあるんですけど、
そういうところも含めてわかると、
より医療にももちろん応用が効く分野なので、
アンテナを高く張って、
狙いをいろいろつけてっていうふうにやっていきたいですね。
素晴らしい、面白い。面白いですね。
今後も楽しみですね。
楽しいですね、今後が。
本当、自分に期待してやっていきます。
あと何か大丈夫ですか?言い残すことありますか?
もう大満足で喋れました。
満足しました?
33:00
カエル飼ってるとか大丈夫ですか?
カエル飼ってる話とか大丈夫ですか?
もう全然ペットのカエルちゃん、
ちょっと今家にいないんですよ。
今、自宅にいるんですけど、
研究室にカエルちゃん置いてて、
研究室にカエル、家と研究室往復してるんですか?カエルちゃんは。
カエルちゃんはずっと研究室にいます。
びっくりした、なんか家にいるのかと思った。
やっぱり冬場寒いんですよ。
冬眠させるのって難しいんですよね。
全然知らない。
私もさせたことがなくて分かんないんですけど、
冬眠させてからきちんと起きてこれなかったりとかがあって、
カエルとか両生類飼ってる人は冬眠させない人が結構多いんですよ。
それでもいけるんですね。
そうです。
ちょっと体に負担はあるみたいで、
若干寿命が短くなったりとか、
調べると出てくるんですけど、
私はもちろん日中学校に行っているので、
この家が空っぽで寒くなっちゃうので、
研究室ずっと暖房ついてるので、
ずっとそこに置いて、
おやすみって言って、バイバイって置いてきました。
カエルの写真か何かを確かあげてたんで。
そうです。
研究室ってことですね。
でもちゃんとペットなので、
サンプルじゃなくてちゃんと。
今の話の勢いだと、
カエルの研究も始まっちゃいそうだなって思いましたけど。
でもカエルの繊綺細胞もうちの先生が研究してて、
そうなんだ。
私が鳥で先生カエルでっていうふうに、
一緒にもやったりするんですけど。
面白い。
私はカエルちゃん、あけみちゃんって言うんですけど。
あけみちゃん。
あけみちゃん。
たぶん女の子だから、あけみちゃん。
ちょっとわかんなくて、オスメスが。
そうなんだ。
ちょっと見分けつかなくて。
鳴かないので、たぶんメスかなと思ってて。
あけみちゃんと呼んで。
あけみちゃんは私のペットなんですけど、
もちろん解剖に使われる同じ種類のカエルもいるので。
気をつけないといけないですね、それは。
見ちゃダメって言って、こうやって隠して。
フルマリン漬けのカエルとか全然あるので。
それはちょっとショッキングですね。
見ちゃダメって言って、ちょっと話してます。
なるほど。
じゃあちょっとこれからも、あけみちゃんと一緒に実験頑張ってください。
可愛がって毎日一緒に楽しく頑張ります。
めちゃくちゃセンキュー細胞の話から、
どんな感じで研究やってるかとかもいろいろ聞けてすごい楽しかったです。
ありがとうございます。
かなり広がって嬉しかったです。
こちらこそありがとうございます。
ありがとうございます。
今回のゲストはトウメさんでした。
36:02
ありがとうございました。
ありがとうございました。
シーズン19、ニワトリとセンキュー細胞のお話いかがだったでしょうか。
いろいろ脱線しながら研究のお話を聞きましたが、
これからもぜひ好奇心で突き進んでほしいなと思いました。
トウメさんありがとうございました。
この番組サイエンマニアは、あらゆる分野のゲストをお呼びし、
世界を探求していくポッドキャストです。
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また僕がやっているもう一つの番組、サイエントークの方もぜひよろしくお願いします。
ではまた次回お会いしましょう。
36:47

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