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2022-03-14 1:12:06

植物マナブラジオとコラボ!農薬の歴史と科学的魅力【植物と農薬 前編】#62

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植物マナブラジオとのコラボ!農薬メーカーで働きながら植物を学ぶりょーやんさんから、農薬の歴史~実際に使用される現場の話まで、様々な角度から農薬について語っていただきました。


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りょーやん さん (https://twitter.com/plantmanabu)

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・リンゴの秘密

・農薬の歴史

・除虫菊、合成ピレスロイド、水銀

農薬工業会のウェブサイト

・除草剤のパワーとジャンボ剤

・有機JAS

・有機化学と有機栽培

・農薬と構造式 フロルピラウキシフェンベンジル

・農薬 VS ミミズ

・いちご狩り

・農業用ドローン

・農業は科学だ!


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BGM

only a little

00:01
こんにちは、レンです。 シーズン20は、植物と農薬の世界です。
植物について勉強しながら発信されているポッドキャスターの方から、 農薬のすごさや植物の面白い話をたっぷりしていただきました。
それではどうぞ。 今回のゲストは、ポッドキャスト番組植物マナブラジオから、
りょうやんさんです。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。皆さん、初めまして。植物マナブラジオという番組をやっております。
植物素人が植物に興味を持ってしまったがために、植物について雑談形式で配信している番組となっています。
僕は普段、農薬とか肥料を取り扱って販売している会社員をやってます。 植物に対して専門家だったり研究者とかではないんですけども、
皆さんの身近な植物について、できるだけ楽しく配信しておりますので、よかったら聞いてみてください。
よろしくお願いします。 お願いします。
まず、僕から、僕目線で言うと、結構研究者の方が自分の専門を語るっていうのは多いと思うんですけど、
普通に会社員の方が自分で勉強してそれを話そうっていうのは素晴らしいなと思います。
最初に植物に、仕事柄、農業に関わっていることが多いので、
稲だったりトマトピーマンとかナスビとかですね、皆さんが普段食べているその食材たちに触れ合ってたら、植物について興味を湧いてきたんですね。
で、勉強したいなって思って、それを勉強してアウトプットする場を探してたんですよ、ずっと。
やっぱ定着しそうですもんね、アウトプットした方が。
そう、で、1回ね、ブログっていう文章を書くことをやってみたんですけど、全然性に合わなくて、
で、たどり着いたのがここ、ポッドキャストだったっていう形ですね。
なるほど。いや、なんか割とブログだと結構ハードル高いですよね、1個1個が。
そうなんですよ、割と文章で残す限りには結構リサーチして、ちゃんとエビデンスのあることを書かないといけないなって思ったりするじゃないですか。
だからこういうふうに適当にしゃべったりする方が楽かなっていうのもあって、口から出す方がやっぱり簡単だから。
いや、もう断然楽ですね。
機材揃えには結構大変だったけどみたいな感じですけどね。
いや、もう全然機材揃えなくてもできちゃいますよ。
今はね、もうね、スマートフォンが結構音的にはいいですからね。
いいですよね。
アンカーでもうすぐ配信できますから。
いや、だからこれは自分のそれが仕事にもまた直結していくような植物のお話をされてるっていうところで。
はい、そうですね。
はい、ちょっと今日はそんな話をねほりはほり聞いていきたいなと思います。
03:06
レンさんの肩を借りながらちょっとね話していきたいなと思うんですけども。
いや、僕はわからないことをただ質問していただくんですけど。
はい、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
じゃあ今日はちょっとどんなお話をしていただけるんでしょうか。
普段取り扱っている農薬についてちょっと話したいなと思って今日はね来ました。
レンさんも有機化合物ね、日々研究されてたりするっていうことで、
結構あの農薬の化合物なんかはほとんどね、レンさんも専門にされている有機系のものが多いと思いますんで、
そういった話もちょっと交えながらですね、研究者目線の話もちょっと聞きたいなと思いながらちょっとお話しできればなと思ってます。
まあ構造式みたいな、なんか化学物質自体の話だったらわかりますけど、
農薬に特化して勉強とか全然したことないんで、いろいろ気になることはでもありますね。
分野が全然違いますもんね。
まあどちらかというと現場寄りな感じなんですけど、それが新鮮かなと思ってちょっと話せればと思いますんで。
まず、聞いている皆さんもそうですけど、農薬に対してどんなイメージをお持ちですかってよく聞いたときに、
一般消費者の方によく言われがちなのは、農薬って安全なの?とか本当に使って大丈夫?とか毒じゃないの?っていうね、
結構ネガティブイメージを持たれることの方がね多いと思います。
そうですね、なんか口にするものだからこそっていうことがありますよね。
ただ、世界的に人口がどんどん増加していく中で、食料の安定供給のための農薬の担う役割っていうのも大きくなっていったと感じてるんですよね。
例えば、世界の食用作物の損失の最大の40%が植物病害中の被害によるもので、そうなんですよ、40%ぐらいね。
結構多いですね、40%も。
そう、40%、4割が植物の病気とか害虫の被害で損失を受けてるんですよね。
そういった病害中がもたらす農業、農産物の貿易の損失額が年間2,200億ドル以上らしいんですね。
2,200億ドル?
2,200億ドル、とんでもない数なんですけど、その内訳を開いてみると、雑草、草による農作物の損失がだいたい21%から36%ぐらいで、草との戦いなんですよね、農業って本当。
これ以前、雑草のお話ししてくれた方出てるんですけど、戦いみたいな。
めっちゃ戦いなんですよ。これ後半ちょっと話せたらと思うんですが。
06:02
他には病気ですね。
腫瘍菌、カビによる被害が結構多いんですけど、中心に10%から26%ぐらい損失される。
害虫ですね。虫による害は11%から37%っていう振れ幅が大きいんですけど、だいたい草と病気と虫で最大40%世界の作物は失われてますよっていうことで、この損失を少しでも抑えてるのが農業用薬品、農薬なんですけど、
今もね、レンさんのような研究者の皆さんが化合物探索を日夜頑張ってくださってるのかなと思うと、販売してる僕もちょっと胸が熱い気持ちはね、知ってます。
そうですね。
やっぱ新しい農薬とかが出てくると、やっぱちょっと僕らもウキウキしますんで、どうやって売っていこうかなとか、普及していこうかなっていうね、あの気持ちになりますんで。
ああ、なるほど。結構そういう目線というか、どうやって作られたんだろうみたいなのも気になる感じですか。
えっとそうですね、あのまあ開発背景とかっていうのがまあその資料の中に入ってたりするんですけど、
おお、それは熱そう。
そういうのを読んでたりすると、ああまあこういう背景があってこの化合物ができたんだとかっていうのはまあ、読んだり、まあ流し読みする程度ぐらいですけどね。
はいはい。いやまあ研究者の思いは詰まってますよね。
詰まってますよね。それに対してまあみんななんとか、なんとかその虫の被害を抑えようと思ってね、頑張って研究されてますから。
で、その研究した化合物がね、そのすぐすぐ市場に乗るわけじゃないじゃないですか。レンさんもよくご存知だと思うんですけど。
いや特に今農薬だとやっぱり安全性みたいなところも重要だったりするじゃないですか。
そうですね。
まあ殺すだけの毒だったらまあいいですけど、野菜自体はちゃんと傷つけないようにとか、なんかいろいろやっぱそういう審査基準とかも厳しそうだなって。
そうですね。特にまあ人の食べるものに使うものですから、そこの検査試験の方が結構ね厳しめに行われてますね。
うんうん、そうっすよね。
で、まあ実際ね、あの僕はまあ研究者とか農薬メーカーの人間ではないんですけど、日々農薬の販売に従事してて、農業現場でね実際に僕が農薬をまいたり、その使用をね、生産者に対してまあ指導したりとか行ってるんですけど、実際にね、自分たちで使用して農薬ってすごいなって感じることが結構多くあって。
あーなるほど。
そんなね、普段皆さんがあんまり触れることない農薬についてね、話していければと思うんですけども、まあレンさん、リンゴって好きですか?
09:02
リンゴ、はい好きです。
ほんとですか?
リンゴって農薬を使用せずに生産すると、約97%ほとんど収穫できないんですよね。
え、そうなんすか?
そうなんですよ。
全然知らない。
だから、97%ね、商品価値なしになっちゃうんですよね。
だからリンゴを皆さんね、スーパーで手に取って食べられてると思うんですけど、知らないところで農薬のおかげでリンゴが食べられてるっていう。
え、ってことは、なんか野生では全然生きられないみたいなそういう感じですよね。
害虫なり病気なりに必ずやられてしまう。特にあの、
あ、そうなんだ。
あの、なんだろう、僕らが食べるような美味しい品種なんかはそういった害虫だったり病気にやられやすかったり、美味しい代わりにやられやすかったりする場面も多いので。
確かになんか甘いと虫とかは寄ってきそうですよね。
甘かったりこう、実が大きくなるようなそういうふうに品種が配慮されてたりするので、
そうなるとどうしてもですね、病気とかにやられちゃったりするんですけど、特にリンゴとかそういう果樹、木になるもの、例えば桃とかそういったものって外観品質。
外観。
外見ですよね。
ああ、外観。見た目の。
そうです。肌が綺麗かとか、そういったところがとっても重要になるので、虫に食べられてたり、病気にかかって黒い痣ができてたりすると、
さすがにスーパーで見たときに手に取らないですよね。
確かにそうです。
よけちゃいますよね、ちょっと。
よけちゃいますね。そうやってなんか結構いいやつ探しますもんね、スーパーとかで。
探しますよね、やっぱりね。
探します、探します。
なので、やっぱりそうなったりすると商品価値がすぐなくなっちゃうんですよね。
美味しくて綺麗な作物が食べれることも農薬のおかげだったりするんですけど。
農薬の歴史をね、ちょっと紐解いていきたいなと思ってて。
日本ではその昔ね、いわゆる虫酔いとか虫送りって言って、
農家さんがみんなで太鼓とか松明を持って声を出しながら、
田んぼの周りを歩いて、稲につく虫をね、追い払っていたらしいです。
音でってことですか?
音と火で。
でもちょっとおまじないくさい感じもありますけど。
いやもう、農薬とかそういったもんがなかったら神に祈るっていうのがね、
一番傍女法だったんですよね、一番。
えー、それ効果あるのかなって感じしちゃいますけど。
なんか一定の効果、どうなんだろう。
松明なんかを焼いて回ってるときに飛んで火にいる夏の虫じゃないですけど、
その火に虫が飛んで入ったりして焼き殺されるとか、
12:02
そういう福寿的な効果はあったみたいなんですけど。
いやもうだいぶしんどいですね、それ。
まあ全部ね、その100匹いる虫が100匹死なないですよね、絶対ね。
で、ただちょっとね、江戸時代とかにはちょっと進化してきて、
あの、クジラから採った油、これを田んぼに巻いて。
クジラ。
芸油ですね、芸油。
芸油を田んぼに巻いて、稲についている害虫を、
まあこれあの、お米の稲を叩いて回らないといけないんですけど。
あ、塗るみたいなことですか、それ。
そう、あの水田、その田んぼの水の表面に油をひいて、
で、稲を叩いて虫を落として、
まあ虫の肝、あの呼吸する肝を封鎖して、
物理的に死滅させるっていうような防御法が、
あの江戸時代には開発、発明されたみたいなんで。
で、それがね、昭和の初期頃まで続けられてたそうなんですよね。
え、クジラの油ってそういう、いっぱい取れるってことですか?
いや、そんなに。
なんでクジラなんだろうって思いましたけど。
クジラはまあ油が取れやすいんですかね。
ごめんなさい、僕もそこは詳しくないけど。
ただ、結構芸油は高級、高価なものだったので、
そこまでその防御法は普及しなかったみたいなんですけど。
だからまあその虫を火でね、叩いて回ったり太鼓とかで追い払ってた時と比べたら、
比較的画期的な方法だったみたいですけどね。
まあ確かになんか効果はありそうですよね、実際。
そう、まだ物理的に防御してるっていう感じで。
はい。
で、戦前にはね、あの序中菊。
序中菊。
カトリセンコの中に入ってる成分なんですけど、
序中菊って、白花虫避け菊っていう菊花の多年草なんですけど、
白い花の虫を避ける菊っていう名前の。
この花に、特に脂肪、お花の脂肪の部分に虫の、
今でいうピレスロイドなんですけど、
ピレトリンって呼ばれる殺虫剤がそこから抽出できるんですね。
あーなるほど、それに詰まってるってことですね、菊の。
そこにピレトリンっていう成分が詰まってて、
それをまあ使って、防御が始まったりとか。
えー、それ見つけた人すごいですね。
そう、なんか調べたんですけど、
1694年ぐらいに旧ユーゴスラビアのセルビア共和国の方で発見されたそうですね。
えーすごいな、それいろんな植物で試したりとか、
きっとその当時何が入っているとかわかんないじゃないですか。
うーん、そうなんですよ。
で、たぶんまあ、特に花とか脂肪に含まれているってことなんで、
15:01
おそらくその白花虫を避ける菊とかの周りには虫が発生してなかったとか、
なんかやけにこの花食べられてねえなみたいな状況があった。
あーありそう、でもそういうの。
で、そこからまあ研究が進んでみたいな形なんでしょうけど。
えーすごいな。
で、このピレトリンなんかは、いわゆるピレスロイド、
まあキンチョウルとかもそうですけど。
あーキンチョウルの成分ですか。
そうで、今ではそれを科学的に合成されて、
合成ピレスロイド剤って呼ばれる殺虫剤が今広く普及してますね。
めちゃめちゃ水棟とか野菜の栽培にも使われるんですけど。
あーもう今でも結構使われてる。
僕らも業者でゴーピレゴーピレって言って、
あのー訳して。
ゴーピレ。
合成ピレスロイド剤っていうね、ゴーピレゴーピレって呼ぶんですけど。
ゴーピレ剤をまあ、
あーじゃあこの虫が出たんでゴーピレ剤やってくださいとかって、
あのー説明して販売したりしてますね。
へえ、ピレスロイド。
そう、かとりせん。
結構あの、だからご家庭にある衛生害虫向けの殺虫剤とか、
ゴキブリに対してやるやつとか、
ハエとか、あと蚊とかね、使ってる殺虫剤、
スプレータイプの殺虫剤とかは意外と中身見てみると農薬だったりするんですよね。
農薬と同じ成分だったりするっていう。
うーん、じゃあこれがその菊の中で、
まあなんか進化の過程でゲットした化合物ってことですよね。
虫に食べられないために。
食べられないために。
でそれが人間の手によって、
今では化学合成されてたくさん身の回りで振られてるっていう。
熱いですねこれ結構。
科学者妙麗につくんだろうなってこれを発見した人はですね、
めちゃめちゃね、あの食料供給においてすごい貢献してますからね。
うん、ですよね。
いやでもこれってやっぱり植物から全部取ってこようとしたら結構現実味がないというか、
そのために大量に菊植えなきゃいけないってことじゃないですか。
ああそうそうそう、そうなんですよ。
だから戦前とかにめちゃめちゃシロバナ、虫をケギクをすごい植えるために。
まあ広島、僕が住んでいる広島の方でももう産地があったみたいですけどね。
うーん、いやでもそれイメージですけど、
そんなんから取れる有効成分の量もなんかそんな多くなさそうだし、大変そうですよね。
そうですよね、どうやって抽出してそのね、生成してたのかそこまで調べきれてないですけど、
まあ結構とんでもない量なんだろうなって思った。
ですよね、なんか1本から取れる量って結構数ミリとか数ミリグラムとかそんなもんなんじゃないかなと。
いや絶対そうですね、数ミリグラム。
少ないですよね。
まあ本当昔の発見がまあ今のね、食料供給にもつながってるなと思ったり考えてたりすると結構胸が熱いなと思ったり。
18:08
してますけど。
他にもまあ、銅とか。
銅?金属なんですか?
はい、CU、CUですね。
CUですか?
銅なんかもう今でも現役バリバリの殺菌剤なんですよ。
え、銅を巻くんですか?
銅巻きますね。
銅巻いてるんですか?知らなかった。
銅水和剤みたいなものがあるんですけど、細菌病とかにね、あの効果があったりそうで。
殺菌剤でも今でも。
それこそ葡萄であったりとか、白ネギであったりとか結構たくさん巻いてますね。
あ、そうなんだ。全然知らなかった。
だから、もう銅なんか何年前からあの現役選手なのかわからないぐらいですね。
初期の頃からあの食料のために頑張ってくれてるっていう。
えー、金属銅巻いてるんだ。
そうなんですよ。
で、まあこれ怖い話っていうか。
年に1回ぐらいこう農家さんの倉庫に眠ってる農薬とかを捨てる日があるんですけど。
産業廃棄物として農薬をこの日に集めて持ってきてくださいっていうイベントって言ったらあれですけど、そういう日があった時に。
僕が担当してて回収してた時に、すごい年季の入った袋を持ってきちゃった。
おじいさんがおっちゃって。
で、見てみるとですね。
あの、水銀粉材って書いてあって。
え?
水銀の粉。
やーばい。
粉の農薬。
やばいです。
粉なんですか?
そうなんですよ。粉材っていう粉の形をした農薬なんですけど。
えー、水銀って液体じゃないんですね。
そう。
中に染み込ませてんの?
どういう、いやもう昔過ぎても調べても出てこないんですけど。
調べても出てこないんですけど、水銀粉材。
ははは。
これがなやに眠っとったつって。
もう水銀って書かれてるもんだから、
もうみんな触りたくないですよね。
いやー、いやー、そうっすよね。もう公害ですからね。水銀なんて撒いたら。
で、基調面にもちゃんと毒物って書いてあるんで。
はいはい。
いやー、こんな農薬を昔は撒いてたんだって思うと結構ヒヤヒヤしてるんですけど。
今の現代の農薬はね、だいぶ基準、そういった安全基準もかなり厳しくなってるので、
すぐに吸ったからといって人体に影響が出るものでなかったりだとか、
基本的にその通常に使用される濃度であれば全く問題ないようになってるものが多数なので、
その辺は安心していただきたいなっていう感じなんですけどね。
なんか過度に怖がる必要はないってことですよね、今の基準で。
そうなんですよ。
いろいろ審査が通ってるっていうのは。
知らないから、やっぱみんな怖いっていうのが多いのかなっていう。
21:03
コロナウイルス一つとってもそうだと思うんですけど、
全く知らないもの、得体の知れないものだから、
良くないもの、悪いもの、怖いものってなっちゃうかなと思うんで。
もしね、この番組、この回を聞いてくださってる方も、
もし農薬に興味があったらね、農薬工業界とかで調べていただけると、
すごく分かりやすく農薬のこと、
消費者に分かりやすく書いてるホームページとかもたくさんあるんで、
その時にちょっと見てもらえたらなと。
で、個人的に仕事でたくさん農薬を現地で試験してるんですけど、
その中で一番個人的に農薬ってめっちゃすげえって思ったジャンルの農薬があるんですよ。
はい。何ですか?
これも圧倒的に除草剤なんですよね。
あ、除草剤。
除草剤。
普通に雑草とかを枯らす用の。
草を除く農薬なんですけど、この除草剤ってめっちゃすごくて。
はい。使ったことないんでわかんないですけど。
使ったことないですよね、普通ね。
ないですね。
もしかしたら家で、庭で使ったことある人とかいるのかな。
聞いてる人の中にはいるかもしれない。ホームセンターとか、今最近だったら100均とかでも売ってますから。
100均でも売ってるんですね、除草剤。
100均に除草剤売ってるんですよ。
えー。すごい安く作れるんだ。
今度気になったら見てもらったらいいと思うんですけど。
はい。
グリホナンタラとかっていう名前であったりするんで、
皆さんも手に取りやすいようになってるのかな。
ただまあ、ちゃんとラベル?農薬のボトルの裏にラベルって使い方が書いてある。
はい。成分表みたいなもんですか。
成分表とか、100倍に希釈して散布してねとかっていう注意書きが書いてあるんですけど、
そこだけちゃんと守って使ってもらえれば、めちゃめちゃ恩恵を感じると思います。
草刈りからの解放。
何がすごいんですか?
例えばですね、皆さんの田舎の原風景を目つぶって思い浮かべてほしいんですけど、
これはちょっと古すぎるか、かやぶき屋根の民家があって、
田んぼが広がってますと。
すごいこう、水面に何だろう、うゆ煮えんこみたいに景色が反射して、
綺麗に見えるような田園風景、田舎の原風景みたいな思い浮かぶと思うんですけど、
この綺麗な田んぼの表面、水面、これ全部除草剤のおかげなんで。
もし除草剤がなかったら、ぼうぼうに草が生えて。
ぼうぼうのぼうぼうですよ。ジャングルみたいになる。
マジで。
田んぼですか?やっぱりその効果がすごいみたいなのは。
24:02
僕が担当してる地域が、水道地帯といってお米が主体に作付けされてる地域なので、
特に恩恵を感じるんですけど、本当にすごいんですよ、本当に。
稲に植えてるお米には害がないのに、他の雑草は抑えるっていうような。
いや、それすごいですよね。
それ、その選択性?主要な作物は生かしておいて、
人間にとってですけどね、害になる雑草は抑えるからすっていう、
その技術すげえなっていうのは。
いや、すごいですね。もう科学者から言ったら選択性ってまず大好きなワードなんですよね。
選択性に結構反応しがちというか、なんで?とかなっちゃいますよね。
なんで?ってなっちゃいますね。僕も最初見たとき、
なんで稲枯れんのに他のやつ枯れてんの?みたいなのにはなりましたね。
これにはカラクリがあって、その稲が田植え機で植えるんですけど、
田植え機で植えたときに、少しばかり深いとこに刺さるんですね。やっぱり刺して植えていくんですね。
何て言うんだろう、あの機械。ちょっと久保田のCMとかでしか見たことないかもしれないですけど。
何だろう、2本のフォークみたいに爪がなってて、それが稲の苗を引っ掻いていくんですね。
カチカチカチカチ引っ掻いていって、その2本の爪で植えていくんですよ。シャポンシャポンシャポンって植えていくんですけど。
ズボってはまってフォークだけまた外に出てきて、ぐるぐる回るって感じですかね。
はい、ぐるぐる回って掻き取っていくと。
そしたら、表面の田んぼの土の表層よりも大体2センチから3センチぐらいの下にズボっと入るんかな。
そうすると、稲の成長点が地面の表層よりも下にいくんですね、だいぶ。
成長点はあれですよね、伸びる点ってことですかね。
伸びる点ですね、成長していく点。逆に言うとそこに薬が当たると害が出てしまう、やられてしまう点ですね。
結構ピンポイントであるもんですか。
そうですね、ピンポイントであります。この部分が稲の成長点で、ここから上は大丈夫、ここはダメっていうところが一応点としてありますね。
その点が物理的に土の下に結構潜るわけですよね。
で、その間に除草剤を撒いてます。
大体田植えをしながら撒くこともあるし、田植えをした後に撒いたりもするんですけど。
撒くっていうのは粉的なやつとかっていうイメージですか。
27:00
農薬除草剤が粒の形をしているものだったり、液になってたり。
液タイプもあるんだ。
液タイプもありますね。液タイプがあったり、今ではパックの中に粒々がいっぱい入ってて、これ言ったらもう説明しづらいんですけど。
パック。
業界ではジャンボ剤っていう名前で。
ジャンボ剤っていうんですか。
非常にメジャーな製剤なんですけど、すごい水溶性、水に溶けるパックの中に粒々がいっぱい入ってるんですよ。
で、それを田んぼに投げてもらうと、その水溶性フィルムが溶けて、中から粒が露出しますよね。
オブラートみたいなもんですか。
はい、オブラート。完全にオブラートですね。オブラートです。
で、それが溶けて、粒が露出して、水面に浮かぶようにできてるんですね、その粒々たちは。
で、その浮かんだ粒々たちが、どう言ったらいいでしょうか。
こう、自分たちで拡散していくような、バブじゃないけど、そういった製剤になってるんですよね。
少し今、発泡剤入ったのかな。
ああ、そういうことか。
田んぼに対して1個そのパックをポイって投げる。
そうですね。
したら、割と広い面積に広がるっていうことですか。
はい、だいたい千平米で10個投げるんですけど。
千平米で、でも10個でいけるんですね。
そうなんですよ。
結構すごい。
農業って割合、千平米が基準で、よく千平米は一単ものの単と書いて一単と呼ぶんですけど。
一単ってことですか、全然その感覚持ってない。
いや、これは絶対この感覚はないと思います、普通の消費者でも。
見に行ってもわからなそうだ。
これはもう農業者だったら一単ね、わかるんですけど。
なるほど。
そのじゃんぼ剤とかもそうなんですけど、その除草剤が処理されたら、
だいたい地表面から1センチ大きくて2センチぐらいですかね、
その表層に処理層っていう、除草剤が処理の成分の層を張るんですね、そこにビーッと。
あ、粒が溶けるみたいなことですか。
そうですね、粒から成分が溶け出して、水田の土の表面に成分の層を作ります。
なるほど。
新しく芽が切ってきた雑草、芽が切ってくる、表層から切ってくるってことは成長点がそこにありますので、
そこに表層に、剤の成分の表層に成長点が当たって枯れる。
高さがある一定以上になったらみたいな。
高さがある一定以上、そうですね。
大体、種子を殺すわけじゃなくて、発芽して成長点に成分が当たって枯れるっていうのが多いですね。
なるほど、そういうことか。
伝面に草が生えてない状態を長く保つっていう。
30:03
イメージなんかもう生えてこないっていうイメージだったんですけど、
そうじゃなくて、表面に薬で覆っておいて、
生えてきたそばに殺すみたいなのがそういう感じなんですか?
そうですね。で、もうそれも芽を切ってすぐ枯らすもんですから、何も生えてないように見えます。
そういうことなんだ。なるほど。
一応そこに種はちゃんとあって、チャレンジはするわけなんですね。
一回生えようとして、成分に当たって倒れると。
イネは成長点が土の下に潜ってますんで、その成分層に当たらないから、すくすく育っていってるっていう感じですね。
イネは成長点上がってこないみたいな。
成長点は上がってこないですね。成長点が下にあって、そこからどんどんイネが伸びていくので。
それで選択性みたいなのが出てるっていうことなんですね。
そういう選択性もありますね。物理的に選択性もあるんですけど、植物生理的にか的な選択性ももちろんあって、
それもすごいんですけどね。
でも面白いな、その仕組みは。全然知らなかった。
すでに生えてる状態の雑草も枯らすことももちろんできるんですけど、
全然生えてこないずっと綺麗な田んぼの表面っていうのがすごくて、
僕らも農家さんに田んぼ借りて除草剤の試験とかするから、
農家さんそのお米を売って成形立ててるもんで、
もし雑草にめちゃくちゃ生えてしまったら、どんどん稲、お米の出来高が下がっていくわけですよ。
結構その、なんか試すのあれですね、ドキドキしますね。
ドキドキするんですよ。
で、これ失敗したとしましょう。
除草剤失敗したら、草まみれみたいな。草まみれジャングル。
で、これを最終、薬で枯らせれる部分だったらいいですけど、
枯らせなかったら手で取りに入りますからね、最悪。
うわー、地獄ですね、それは。
6月、7月ぐらいのクソ暑いときに釜持って、
手で釜を振って取りに行くっていう最悪の作業をするんですけど。
昔の人はやってたであろう。
昔の人はやってたであろうっていうのを、この除草剤をうまく効かせれば、
全くしなくていい、半面鏡のようにきれいな水面が広がるっていうのがね。
うわ、すげーって、とにかく思いましたね。
いや、それはすごいな。全然、そんなパック投げれるっていうか、
そんな感じなんだっていうのは、全然知らなかった。
農薬の処理方法なんか、絶対馴染みないですもんね、やってる人じゃないと。
全くイメージないっすね。
よくニュースとかで出てくるホースみたいなやつからブワーって出してるみたいな。
そんなイメージはあります。そういうタイプもあるんでしょうけど。
33:00
そう、ホースで。液材があるって言ってましたけど、
液材を2000倍とか1000倍とか、そういったもんに希釈して、
よく鉄砲ノズルとかって言うんですけどね、水道場面だったら。
鉄砲ノズルって言うんですか?
鉄砲ノズルって言うんですよ。
15メートル、20メートルぐらいぶっ飛ぶホースで消毒したりしてますね。
そうなんだ。やっぱり全然イメージが違いました、農薬の。
農薬のイメージ。
イメージで言ったら、それこそ天敵っていうと、害虫に対して天敵となる虫。
例えば、ハダニを食べるダニだとか、生きてる虫ですね。
これらも天敵農薬って言って、薬として扱われますね。
天敵農薬って言うんですか?
天敵農薬って言いますね。
それも農薬なんですか?一応。
一応農薬登録になります。
生き物だけど。
生き物だけど。
そうなんだ。
実際、ボトルの裏にこういったダニが、この瓶一瓶の中に、
1万5千等入ってます?とか、2万等入ってます?とかっていうような。
すごいな、それ。それがいっぱい売られてる。
それが売られてるんですよ。
そういった天敵農薬っていうのは、虫なので、生きてる虫を害虫退治に使うから、
例えばその有機ジャスの登録が取れてたり。
え、有機ジャスって何ですか?
あ、有機ジャス、そうか。
有機ジャス、つまり正式な。
あ、でも商標みたいな、商標登録というか、企画みたいなやつですか?
皆さん有機農業とかって結構ね、聞かれると思うんですが。
あ、そうですね。有機農業は。
で、有機農業って一つ取っても、こうなかなか、何だろう。
だから、その有機ジャスっていう認証を取ることで、
ちゃんと国かな?お住み付きをもらって、あなたは有機農産物を生産してますっていう、
何だろう、お住み付きをいただけるんですね。
結構登録取るのに大変なんですけど。
何か資格みたいなもんですか?
あ、そうですね。
私はちゃんと有機ジャス登録を取って、有機農産物を生産してますって、
ちゃんと対外的に言えるような認証かな。
なので有機っていうと、基本的には農薬を使われてないような、
無農薬栽培が中心になってくると思うんですが、
そういった有機的な農法にも使える登録を取った農薬が有機ジャス農薬なんですけど、
へー、なんか、なるほど。全然聞いたことなかったですが。
有機ジャス、そうか。有機ジャスの認知度もまだまだなんですかね。
36:03
いやー、ちょっと有機化学やってる人間として、これは恥ずかしいことなのかもしれないな。
いやいやいや。
有機違いなのか合ってんのかちょっとわかんないですけど。
有機栽培の、まあ確かにね、ちょっと意味合い違う感じはありますね、でも。
そうか。
有機化学はバリバリ化学物質ですからね。
バリバリ化学物質ですよね、僕は。
はい。
有機化学、学士卒で講義は取ってましたけど、もう完全に忘れてしまいましたが。
まあ学士の有機化学はちょっと面白くないというか。
純粋に面白くなかったですね、僕は。
ですよね。僕もあんまり学士のあれは好きじゃなかった。
ずっと暗記してるって感じでしたね、なんかね。
ですよね。
反応を暗記するみたいな。
やっぱ構造式と友達になってからが有機化学の始まりなんで。
その楽しみの境地に行けなかったんで、有機化学の研究室入らなかったっていう。
いやでも農薬でも、僕のイメージというか、有機化学として実験室とかで化合物を作るみたいなことって、
割と小っちゃいスケールだと思うんですよね。
例えば数グラム取れたら結構いっぱい取れたなみたいな。
そんな感じだと思うんですけど、農薬で使うときって巻くじゃないですか、いっぱい。
いっぱい巻きますね。
だからいっぱい作らないといけないじゃないですか。
それって結構有機化学的にはすごいことというか。
なるほど。
安くいっぱい作るってやっぱ大事だと思うんですよね、そんだけ。
そういう視点が結構ありますね。
なんか化学で数ミリグラムで10万超えてますみたいな試薬とかいっぱいあるんで。
そんな負けないじゃないですか。
負けないですね。
これ製塀塀に300万かかったみたいな。
そんななんかその田んぼで取れたやつじゃ利益取り戻せないじゃないですか。
もう無理ですね。
だから安い。
さっきのやつっていくらぐらいするんですか、ちなみに田んぼに巻いたジャンボ剤みたいな。
ジャンボ剤だいたい3200、300円ぐらいとか3500円とか。
やっぱ安いですね。
すごいな、そこはちょっとすごいなって思いました。
大量生産、これまたあれなんでしょうね、それもテクニックがいるんでしょうね。
その化合物作ってから大きいプラントに起こしていくっていうの、それも楽しいんでしょうね。
いかに簡単に作るかみたいな。
いかに安い原料から手軽に作るかみたいな。
たぶん農薬作るときにすごい重要なポイントだと思います。
なるほど、その感覚は全くないけど、
でも結構多くて、それこそ農薬の原体、
元になる成分を作るコストが合わなくなったので、
39:03
この成分はもう販売を取りやめますみたいな。
そういうのもあるんですか。
はい、メーカーさんからのお達しが来たりとかですね。
そうすると使える農薬がまた一つ減っていくんですけど、
最近結構多いですね。
結構中国で原体作ってる化学農薬メーカーさん多かったんですけど、
中国が環境の公害問題に少し取り組み始めたんですかね。
少し基準を厳しくしたせいで、
今までそういった環境を無視して作ってた工場たちが、
コストをかけて基準に達するべく整備しなくちゃいけなくなって、
コストが合わなくなっておじゃんになるみたいな話は、
ちょっと農薬メーカーの方から聞いたことはありますけどね。
そうなんだ、それこそやっぱり中国で作ってもらうとか、
作った主役みたいなの安いみたいなのって結構今まではありましたけど、
あるんですね。
それは僕も感じてましたね、結構。
感じてます。
主役一つ取ってもそういうのがあるんですね。
主役一つ取ってもやっぱりメーカーによって全然、
全く同じものなのに値段が全然違うみたいなのがあったりしますし。
純度とかも一緒なのですか。
純度、厳密に本当に言うと、
ちょっと作り方違うと入ってくる不純物とかも変わってきたりはしてるかもしれないですけど、
やっぱりでも安いところから買いたいじゃないですか。
そうですよね。
なんかこれもAmazonとかで安いやつ探すみたいな感覚で、
ネットで安い主役メーカーのやつ探してみて、
結構やりますけど、
生産中止になったりしたりもありますからね。
やっぱりあるんですね。
ありますあります。
ちょっと前までこれ売ってたのにもう買えなくなってるみたいな。
じゃあ作んなきゃみたいな。
そうなんだ。
こともありますし。
そういったところはやっぱり共通問題なんですかね。
化学物質を作る上でっていうのはですね。
多分そういうものづくり的なところは、
大体そういうところはぶつかる課題かなと思いますね。
でも特に農薬はすごいなって思います。
結構複雑なやつもあると思って。
行動式僕見ても全然ワクワクしないんで分かんないんですけど、
一回、
僕コナギっていう田んぼに生える水青いかの雑草がいるんですけど、
これを試験で液剤、
その時は商品名で言うとロイヤント乳剤っていう農薬除草剤ですね。
フロルピラウキシフェンベンジルっていう成分名だったんですけど、
その名前を挙げた時にレンさんサクッと調べて、
42:00
この行動式おもろいなって引用リツイートしてくれたか、
リプで答えてくれたかだったんですけど。
ああ、あれか。見ました見ました。
結構いかついやつですよね。
そのいかついっていう感覚が分かんなくて。
確かに確かに。
何でしたっけ?もう一回言って読んでいいですか?
フロルピラウキシフェンベンジル。
これだこれだ。
フロルピラウキシフェンベンジル。
合成オオキシンなんですけど、
これだ。はいはいはい。
この合成オオキシンってやつを草にかけることで、
めちゃめちゃ素早くターゲットにする雑草に対して効果が早く現れるんですよね。
その写真を撮ってツイッターに上げてたら、
レンさんがシュバッと反応してきて。
やばいやつみたい。
この行動式いかついっていう話からですね。
やっぱり見方が変わるとまた違うんだなと思って、
それもちょっと面白かったですね。
いやまあでもいかついかどうかって、
なんか基本的に行動式が大きいかどうかはパッと分かると思うんですけど、
ベンゼンみたいなシンプルなやつに比べたら、
もういろんな元素そこについてるみたいな。
塩素とか物素とかついてて、
なんかいっぱいつながってますみたいな。
そういうのだとやっぱりでかければでかいほど、
やっぱり作るの大変だったりはするんで。
なるほど。構造式がつながりが多ければ多いほど。
あとこれ見たときにやっぱり、
結構ハロゲン元素がいいとこ入ってんなっていう。
いや結構ここはメトキシで、
ここ隣フッ素とクロールどうやって入れてるんだろうみたいな、
結構気になるところがいっぱい出てる感じはありますね、この構造式は。
有機合成科学者たちのそういう構造式漫談みたいなの聞いてみたいですね、ちゃんと。
多分何言ってるかわからない気がしますけど、
確かにでもそういうのもやってみたいっすよね。
構造式をパンと画像に映してもらって、
それについて話し合ってるっていう風景をちょっと見てみたいなって思いますけどね、なんか。
なるほど。それ結構確かに面白いかもしれないですね。
僕だったらその農薬の気になる構造式ポンって投げさせてもらって、
それにレンさんや他の有機合成されてる方々が
ああだこうだ言ってるのをちょっと見てみたいなっていう個人的な興味なんで。
多分こういう難しいのポンって出されたときに、
有機化学者がやりたがるのは分解することなんですよ。
なるほど。
逆合成解析って言って、これを作るにはこれとこれの原料が必要だよねって出して、
その原料を作るにはまたこれとこれが必要だよねみたいな、何だろうな、因数分解的な。
はいはいはいはい。逆合成できれば作れるってわけですもんね最終。
そうですそうです。でその逆合成をいかに美しくやるかみたいな。
45:03
そういう話になりますね大体。
なるほどこれを判定できる審判員がいたら、
芸術展で競技として一つ確立できますよレンさん。
でももうそういうのありますよ。
え、あるんですか。
はい。すでにそういうのはあったり、僕も経験したことがあるのは、
僕がアメリカにちょっと留学してたときに、
勉強会的なやつが大体研究室ってあるんですけど、
ポンって問題として構造式が出てくるんですよ。
でそれをうわーってみんな一斉に逆合成して、
誰が一番現実的で綺麗な合成経路を描けるかみたいなコンテストみたいな。
やっぱあるんですね。
ありますあります。もう至る所で行われてますねそのコンテストは。
そうなんだ。でもそれ見てると面白いんじゃないですかやっぱ。
やってる方は頭絞り出さんといけんですけど。
いやいやめっちゃパターンいっぱいあるんで、
つなげる順番とか切り方とかも割と反応の数だけあるというか。
あーなるほど。
だから農薬作る人もそのいろんなパターンのやつを多分最初に考えて、
で一番その工程が少なく済むような合成経路っていうのを多分研究者たちがいろいろ案出して、
めちゃくちゃ議論して実際作ってできてる産物が農薬の構造なんで、
いろいろそのコンテスト優勝作品みたいなやつが多分最終的に使われてますね。
あーなるほど。もう何人もの研究者が頭ひねり出して綺麗に作ったのが今僕らが田んぼに投げさせてもらってるわけですね。
そういうことだ。
なんか胸熱だな。それもやっぱりいいですね。
ところがあればいろんな話が聞けるのがいいな。
なんかいろいろありますよ。なんかなんとなくなんだろう。
いかつそうだなみたいな。いかつそうだなっていう感覚があれだけど。
でっかいやつを科学の人に見せたらだいたい興奮します。
これ聞いてる人もいろんな人に投げてみてください。
投げたいな。急に僕のツイッターアカウントでポンと行動式があって。
僕たぶん見つけたらすぐ反応しますね。
連鎖に投げればいいのか。リプかなんかで飛ばして勝手に。
そうですね確かに。でそれをリツイートしたらまた多分僕をフォローしている科学者が寄ってくるかもしれない。
そういうのあるかもしれないですね。
ちょっと今度やってみます。
なんか結構僕は嬉しいですね。こういうそういうなんか割と僕がやってることはベーシックなサイエンスというかすごいそれを作り出す方法を考えるとかそういう仕事ですけど。
48:07
なんかこうやって使って僕直接農薬作ってるわけじゃないですけどその科学の結果を生み出されたものを実際に使ってさっきみたいなすごい草が全然生えてこないすごいぞみたいなものが実際そうやってできてるっていうのはすごいなって思います。
なんかそう繋がってるのいいなって思いました。
確かにそうですよね。だからレンさんみたいな研究者の方と喋ったりするとこういうまた新しい話ができて。
僕らとしてもちょっと面白いですよね。
そうですね。なんかやっぱ農系ポッドキャストの方だとすごいたくさんいらっしゃるじゃないですか。
いますいます。
だからそういう方たちも多分思い思いのなんか農薬とか化合物とか使ってたりすると思うんで。
そうですね。
それはそれで僕は結構胸が熱くなりますね。
日々日々皆さんねあの牛や草と病気と戦って散歩してますからね。
巻き散らかしてるんで。
1回くらいやってみたいなって思いますけど。
まああの緊張るもって蚊にシューってやってるやつのビッグスケール版なんで。
ちょっとやってみたいですけどね。
ブワーって巻くやつとかあのジャンボ投げるやつやってみたいですね。
ジャンボ投げるのは本当ボール投げるぐらいの感覚でやるんで。
そうなんだ。
そうなんですよ。
面白いな。
この前あの香川大の原先生。
ミミズの世界の時に少し出てたのかなと思うんですけど。
原先生のめちゃめちゃ面白いミミズの話の後にめちゃめちゃ恐縮なんですけど。
出るとこ変わればミミズも害虫になるというか。
なんかそういう話ありましたね。
土壌の環境変えちゃうみたいな。
特にあのゴルフ場とかで結構問題になるらしいんですよね。
ちょっと調べたら。
なんかそういう話されてましたね。
ミミズの糞がすごい。
そう、糞がね。
糞ミミズがすげえみたいな話。
で、その時そういう傍女する薬剤もやっぱちゃんとあって。
あらミミズ殺しちゃう。
ミミズやっちゃうやつもあるんですよ。
だから。
あるでしょうねでも。
そのミミズの糞を阻害、形成阻害というか。
作らないように経過を保つために使うような農薬とかもあるんで。
え、それミミズの糞洗濯的なんですかそれ。
それは他の虫にもやっぱり効いちゃう成分ですけど。
殺しちゃうわけではない。
いや、正式には殺しちゃいますね。
51:01
殺しちゃうんですね。
直接かかっちゃったりしてるとやっぱり死んじゃうんですけど。
そういったので景観保持。
ところがあれば液中も害虫になっちゃうっていうちょっと日本人のエゴですけどねその辺は。
まあ確かになゴルフ場とか確かに完全にエゴですよね。
人に利益があるかないかで害虫なのかどうなのか決めちゃってますから。
いやでも多分原さん的にはそんなミミズはもう世界を牛耳っているからそんな小さい問題ないと言いそうですけど。
いやーやっぱアースワームの名前は伊達じゃないですね。
アースワームなんで。
なんかレンさんはそういう農業とかそういったもの関わったりとかしたことあります?
農業に関わったことですか。
実家には庭があったんで家庭菜園的なものですね。
トマト植えてたりとかキュウリ植えてたりとかは僕は全然何もしてないんですけど僕の親がやってましたね。
実家あるあるかもしれないですけどねやっぱりね。
それもある意味ちっちゃい農業っちゃちっちゃい農業かなって。
家庭菜園は立派な農業活動ですよね本当に。
家庭菜園は計算できないでしょうけど日本中の家庭菜園集めまくったらすごい面積になるんじゃないかなって思いますけどねやっぱり。
確かに結構な生産量出てますよねきっと。
自家消費してますけど基本的には。
すごい面積になるんじゃないかなって思ったり意外とそういったところに農薬使われているから。
確かにな。
ホームセンターでスプレータイプの殺虫剤とか殺菌剤とかも最近はすごい種類売られてるんで。
ちょっと僕そんなに見たことないんですけど注目しては。
まあホームセンター行って農薬コーナー行くやつはだいたい限られてますよね多分ね。
まあまあやってる人しか行かないですよねそのコーナー。
やってる人しか行かない。
そうなんですよ。
レンさんイチゴ狩りとか行きます?
行ったことはありますね結構昔に。
イチゴ狩りとか行った時にあんまりやったらあれなんかもしれないですけど
葉っぱをちょっと裏をイチゴの葉っぱですね。
イチゴの葉っぱを裏返してみてもらってちょっと雲の巣みたいな糸が張ってたら
よく目を凝らしてみるとハダニっていうダニがいますんで。
その中にってことですか?
いや葉っぱうろちょろ歩いてますんで。
そうなんですか。
多分いると思いますね結構イチゴ狩りとかの補助だったら
たんびに農薬とか負けないんでやっぱ人入るし。
54:02
それはイチゴにとって良くない系のダニですか?
そうですね。
そうなんだ。
あんまり良くない害虫でありますけど。
イチゴ狩りするところはあんま農薬使えないというか制限があるんですか?
そうですね。
農薬殺虫剤とか殺菌剤諸々そうなんですけど
収穫前、何日前までに使ってくださいっていう登録が決まってまして。
なるほど。
収穫前日登録っていうのもあるんですけど。
登録?
農薬登録ですね。
千倍に希釈して千平米に100リットルで撒いて
適用の使用する時期が収穫から前日ですよとか
3日前ですよとか、はたまた2週間前ですよとかって決まってるんですよね全部。
なるほどなんか要法要領的なことですね。
それですね。
それのなかなかダニ剤とかで収穫前日登録だったりそういうのもありますけど
あんまり人が出入りするんで負けないじゃないですか。
確かに確かに。
人に直接かかったらやばいですね。さすがに。
さすがに怒られますからね。
そういったところあんまり防御できないだろうなっていう観光農園とかだと
葉っぱの裏見るとハダニがいたりするんで。
見ないですよね普通。見ちゃうと食欲失せそう。
あんまり見ないでしょうし気づかないですよね。
行った時にはちょっと見ちゃうんですけど。
これ聞いたらもう見ちゃいますね。いるかなって。
今度行った時に是非裏面見てもらって確認してもらえればと思います。
見てみよう。でもいたらちょっと嫌な気持ちになりますけどね。
人間に害があるとかそういうのではないんで。
イチゴについてたとしても味も変わらないんで気づかないと思います。
ちょっと嫌な気持ちにはなる。ダニか。ダニ食べたくはないですね。
誰も食べたくはないですね。
いや食べたくないですね。
結構喋ってしまいましたけど。
小話。農薬小話みたいな。
話ばっかり喋ってちゃんとした話できてないなって思いながら喋ってますけど大丈夫ですかね。
農薬の話だいぶがっつり背景からすごい面白いなと思って聞いてましたけど。
もっともっと面白く話せる人がいたらいると思うんですけど。
こんなもんであれなんで。
すごい面白かったです。歴史的な。
ちょっとその物の歴史みたいな面白いですよね。
57:02
どうやって今の使われるまでに至ってるかとか。
やっぱりもうすごい昔まで立ち返ればもう神に祈るしか方法がなかったとかですね。
共通なんだろうなと思いますよね何でも。
いやでもそこから人類進歩してるのはすごいし。
また今後のまたすごいやつ出てくるかもしれないですよね。
どうなんだろう。
なんかまだ課題ってあるんですか農薬って。
たくさんありますね課題で言えば。
たくさん。
たくさんありますねそれこそ僕はその販売を営業しててよく言われるのが
例えばお米が苗を植えてから僕たちが食べるお米になるまでの間に
結構な回数その虫や病気を消毒するのに田んぼに入ってるんですよね。
よく言われるのが例えば戦兵兵に一つパックをポンって投げたら
収穫までずっと病気も草も虫も全部抑えてくれる
農薬出してくれとかって言われるんですけど。
そっかまだそこまでは至ってないんですねやっぱり完璧じゃない。
いろんな成分を組み合わせながら回数を分けながら消毒を行ってやっとご飯にしてるっていう感じなんで。
これ一回畑に入れたらそれでずっと収穫までいけるやつ作ってくれって農薬メーカーに言ってくれとかって言われるんですけど。
確かに農家的には一番楽ですもんね。
一番楽ですよね。
暑い時期に散布しなくてその鉄砲ノズルとか使わなくていいんで。
最近はねヘリコプタードローンとかで農薬散布したりする先進的な農家さんも現れてはいますけど。
それって結構やられてるんですかも。
結構やられてますね。
そうなんだ。見はしましたけどニュースとかで。
結構話題には昇りますよね。
農業の。
でも実際どんだけ使われてるんだろうなっていうのは聞いたことなかったんで。
本当に僕の担当してる地域だけでも500ヘクから600ヘクタールぐらいはヘリコプターとかドローンで傍所してますね。
それなんかドローンに袋みたいなつけて。
すごいですよ。ドローンだったら液材ですね。
液体なんだ。
液体ですね。液体を1000平米あたりに800cc。
800ccそんな大量ではないな。
そうです。高濃度を少量散布っていう形ですね。
なるほど。
農薬の濃度が非常に濃い濃度ですけど800ccで1000平米散布が済むっていう。
1:00:01
すごい。
非常に効率的な散布方法なんですけど。
ヘリコプター1機買うのに1200万から1400万。
自分で買うんですか?
大体会社でやられてますね。ヘリコプターやられてる方は。
そうなんだ。
これがドローンになると一番安いものだったら70万円ぐらいから高いもので200万300万ぐらいかな。
高いな。ドローン高いですね。
ヘリコプターと比べるとだいぶ安いっていうのと結構。
結構でかいドローンですか?
そうですね。だいたいどうかな。羽を広げると幅で2メートルぐらいになりますかね。
全然僕が持ってるドローンと違いました。
よく撮影用のドローンとかってすごい可愛いじゃないですか。
ああいうよりはもっとごつい感じですね。
業務用ドローンみたいなことですね。
農薬散布用ドローンとか農業用ドローンって呼ばれますけど。
そうなんだ。それって農家の方が操縦するんですか?
操縦できますね。一応オペレーター制度って言って教習は受けなきゃいけないですけど。
そうなんだ。そういう認定が必要みたいな。
一応教習制度があって国にオペレーターとして登録をしてとかっていう手筈は踏みますけど。
ちゃんとそういう資格を取ってちゃんとした手筈を踏めば65歳のおっちゃんでも飛ばしてますね。
すごいですね。確かにドローン飛ばすの結構難しそうですよね。
最近はもう結構GPSでガチガチに制御してくれるんで。
なるほど。プログラム化されてるみたいな。
操縦をするコントローラーみたいなのがあるんですけど。
そのプロポから手離してもずっとその場に同じ位置にい続けるようにホバリング。
その位置で定位置で止まり続けたりだとか。かなり操縦はしやすくなってますね。
めっちゃすごいな。
友達にふざけてドローン買ってあげたことあるんですけど。
めちゃくちゃ難しくて。
大学の時に買ってあげたちっちゃいドローンですけど操縦難しすぎて。
あげた当日に天井にぶつかってぶっ壊れましたね。
めっちゃちっちゃいやつですか?
結構ちっちゃいやつ。なんか手の大きさぐらいなちっちゃいやつで。
ドローン欲しいって言ってたから買ってあげたことあるんですけど。
ブワーンって言ってすごい急で天井ぶつかって一瞬で羽が折れてオーダーブッツしましたけど。
そんなことにはならないちゃんとしたドローン。
そんなことにはならないようになってますね。
1:03:04
すごいな。
そうなんですよ。
都市部に住んでたらほとんど見ることないと思いますけど。
ハズレのほうに行くとやってる地域はあると思いますね。
そうなんだ。
でもそのプログラム化されても飛行経路みたいなやつも設定できたら、
ピッてボタン一つで農薬撒く作業も完了するみたいになるじゃないですか、ドローンで。
そうですね。
それすごいいいですよね。
自動で全部終わってくれれば乗車は見守るだけで済むっていうのがね。
ですよね。
現実に自動で飛行してすることもできるんですけど、
自分で巻いたほうが効率は早いっていう感じで。
そうなんですか。
そうなんですよ、実質ですね。
まだそこまで。
現状は。
でもそのうちできるようになるでしょうね。
そうですね。
オリンピックの開会式のすごい。
見ました。
うわーってドローンいっぱい飛んで地球になりますみたいな。
あんな制御できてたら結構できそうですよね、そのうち。
いや、できますよ、本当に。
バンバン農地でドローン飛んで全部作業してるみたいな。
そうそうそうそう。
あれだけ制御できたらできるだろうなって思いますね、本当にね。
ですよね。
でもそれがもしかしたら農業の未来かもしれないですね。
もう鉄砲ノズル持って水売ってるおじいちゃんたち見なくなるかもしれないです。
鉄砲ノズルももうロボットとかでもできそうですけどね。
そうですね、人型ヒューマノイドみたいな、
なんか人型のアンドロイドみたいなのが農業やってる姿も結構熱いのかなって勝手に思ったりしてるんですけど。
確かに確かに。
どっちが早いかなっていう感じですかね。
まあでも楽しんで農業をやられてる方もいるのはいるでしょうし。
そうですね、土を触ることで心が安らぐ人だったりだとか、
ストレス軽減になったりとか、都会で疲れた方が里山に戻りたくなるとかそういうのがあるんで。
そういういきなり新規収納しますみたいな方もいらっしゃいますもんね。
新規収納するのはちょっとよく考えてって言いたくなりますけど、そこは一つ。
そうなんですか、ハードル高いんですか。
ハードル高いんで、まずはちょっと気分転換に1日農業バイトしてみるとか。
最近はそういう農業バイトのマッチングアプリみたいなのもあるんで、調べてみて。
気分転換に農作業してバイト代ももらってやりたいなって思う方がいたら調べたらすぐ出てくるんでですね。
1:06:02
そうなんだ、全然知らんかったですね。そんな仕組みが。
農作業、人手不足っていうのも結構直面してるんで。
まあまあ確かにそうか。
まあでも結構ポッドキャストを通してだいぶ身近に感じるようになりましたね、農家方。
農系ポッドキャストも結構な数あったりしますからね。
農っていう言葉をよく聞くようになりました。
ポッドキャストだったら全然やっぱりだいぶ遠い存在ですね、僕からすると。農家の方とか。
それこそまあ確かに、まあ今りょうやんさんがやられてる仕事も農薬を農家の方に売ったりとか。
まさかそんな方とお話できるとは思ってもいなかったですけど。
いやいやいや。
科学系ポッドキャストとかで一緒にまとめてもらったりとかね、アップルポッドキャストで。
そういったご縁もあって、こうやって話ができてよかったなと思ってますね。
農業も科学だなっていうのはすごい感じるところが多いね。
結構農学部にいたんですけど、結構なんだろう、万農学部とかってこう揶揄されたりとか言われたりとか。
万農学部。
その農学部って言っても、農学部の中に科学系の分野があったり。
ありますね。
農村、漁村の経営、なんたらみたいな経営系のちょっと文系チックなところがあったりだとか。
農学部、ガチガチのその栽培系の学部があったりだとか。
だいぶ幅広いですよね。
滝に渡ってるんで万農学部とかって言ってる人がいたりしましたけど。
今思えば農業、よく百姓とかって農家の方のことを百姓って言ったりするけど、
ほんとまあ百の職業だったり百の仕事があったりっていうので。
まあほんと科学ですね。
土なんか多分無限な気がしますね、土。
土壌学なんかほんと無限な気がしますね、なんか。
研究することいっぱいありすぎる感じがしますね。
そうですね。土壌微生物とか一つとっても大変なことになるんじゃないかなって思いますね。
土壌微生物、あと品種とかの、すごいおいしいリンゴを作るためにいろいろ掛け合わせてみたいな。
こんな研究、バリバリの研究だなみたいな思いますね、やっぱ。
すごい。
命いくつあっても足りないですよね、研究し尽くせないですよね、たぶんね。
そうだね、かかる時間がちょっと、植物ってやっぱりすごい長いスパンじゃないですか。
それはすごいなあって思いますね。
そうなんですよ。稲とか一とっても、僕ほとんど稲の地域に住んでるから稲ばっかりになるんですけど、
1:09:02
1年かけて、植えてから収穫するのに約1年通してやってるので、
1作しかできないんですよね、フィールドで。
そうですね、試験1回しか1年で回んないって考えたらもう。
大変、大変、大変ですよね。
大変、大変ですよね。普通のケンキャットも卒業できないみたいな。
1年に1回のチャンスみたいな、やっぱ相当考えてやられてるんだろうなと思いますけど。
それが毎年天候が違ったりだとか、雨の量が違ったりだとか、虫の出方が違ったりだとかで、
たくさんの要因に邪魔されるというか、何というか。
自然には逆らえないからもう、それはまた次の年やるとか、それしかないですもんね。
そうなんですよ、もう。
ほんとそれは頭が下がるな。
だから結構農業のこういう、1作、1年通して1作しかできないような作物で研究されてる方っていうのはだいぶ根性が、根性がいるんだろうな。
そうですね。
普通の研究って考えられないスパンだもんな。
そうですよね、トライアンドエラーの回せるサイクルが違いすぎて。
はい、論文出せないですね、そのサイクルが。
人生の集大成にも今までの論文を書く。
だってその、何かトラブル起きたら結構1年がやっぱパーになっちゃうみたいなことも起きえるじゃないですか。
起きえますよね。
そんな致命的なことが起きたらもう結構つらいですよね。
アニメの話するの忘れてました。
これ全然ちょっとどんな話なのかわからないですけど。
れんさんね、漫画アニメ好きだっていうこと結構前から話しててるの聞いたんで。
そんな話してないですけどね。
スペースだったからですかね。
そうですね、ツイッターとかではよく言ってたりアニメとかは結構見てたりしますね。
アニメとか漫画のキャラクターの中で植物異能系のキャラクターとか植物系の何かとかそういったものに話しできればなと思って。
面白い。
ここまでお聞きいただきありがとうございました。
サイエンマニアはあらゆる分野のゲストをお呼びし、世界を探求していくポッドキャストです。
番組やSNSのフォロー、感想などいただけると嬉しいです。
では次回もまたよろしくお願いします。
01:12:06

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