で、まあ、セリは、生えてるとこも無事見つかって、で、次じゃあナズナみたいな感じで、こう1個1個していくんですよね。
攻略していって。
そうすると、じゃあ結局、セリとナズナって何が違うんだろうとか、そういう感じになっていくんですよね。
なんか、ある意味、その春の七草を通して、食べられる山菜の種類を増やしていくような感覚じゃないですけど。
そこでどんどんコンプリートしていくというか、でもそう考えたらちょっと楽しいですね。
そうですね、そう、自分でそうやって野に生えてるものを収穫してきて、で、それがこう、食卓に彩りを与えてくれたりとかっていう経験をそこで初めて積んだときに、
結構楽しかったんですよね、思ってたより、その経営してた気持ちよりも、すごく楽しいっていう思いのほうが膨らんでいって、
なんか全然大丈夫だなって、そこでなったんですよね。
言ったら味方ですけど、大根とかもそういうの入ってくるじゃないですか。
だから、なんていうか、そこの区別って、曖昧っちゃ曖昧なのかなっていうのも思いますね。
そうですよね。
スーパーで売られてるか売られてないかとかの区別になっちゃうのかな。
確かにそうですね、セリーナ・ズナゴ・ギョウハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロで、
スズナ・スズシロが株と大根なんで、ちょっと七草の中には実際、野菜も少し混ざってたりっていうところもあるにはあるんですけど、
でも本当にそうですよね、野に生えてるからといって、じゃあ人が育ててるのと何が違うのかっていうと、
そんなに大差がない場合もあったりとか。
ただ、管理されてるかされてないかみたいな、そういう感じですか。
うん、なんで、私もそこに生えてる野草を食べる、摂る基準としては、
ここに野菜が生えていたとしても、食べれるかどうかみたいな見方で決めるんですけど、環境的に。
場所をっていう。
そうです、はい。
どうやって探すんですか、場所を。歩き回るんですか。
そうですね、基本的には。あとは、河川敷とか、河原沿いとかが一番多いですかね。
あー、えー、でも、それちょっと探検感もあって、面白そうな感じがします。
面白いですよ、結構。無理に、しかもね、いきなりいろんな種類を覚える必要もなくて、
自分が気になったものから覚えていけば、だんだん関連関連で、見分けられる種類も増えていくと思うので。
あー、今日はちょっと、これ探してみるか、みたいな。
はい、そうですね。あそこに、たぶん、今頃、これが生えてくるから、ちょっと今日行ってみようかなと。
すごいな、街の雑草マップみたいなの作れそうですね。
そうですね、何個かポイントみたいなのがありますね。
えー、すごいな、今気になったんですけど、野草と野菜の違いみたいなのって、何ですか?
野草と野菜ですか?あー、山菜?野草と山菜?
山菜?野菜か。
野菜、イメージは、野菜がやっぱり、さっき言ってたので言うと、スーパーとかに売ってて、食べれるイメージがあって、
野草はけっこう、その辺に生えてるイメージはあるんですけど。
たぶん、そのイメージで大丈夫だと思います。野菜はね、栽培されてるものっていう感じですし、
で、野草のほうは、厳密に言うと、野に生えてる草の中で、特に人里離れたところで生えてるものっていう感じ。
ちょっと山の中とか。
なるほど、食べる食べないもあんまり関係なく。
そうですね、見方によって、はい、言い方も変わったりするので、野草もけっこうね、あの、野草茶とか、野草料理とか言われたりもするので、
ちょっとその辺、あの、定義も曖昧だったり、あとは、どうしても重なってくる部分とかもあるので。
あー、たしかに。
まあ、そうっすよね、野菜育ててるところに、野草生え、野草っていうか雑草生えますもんね。
はい、これを果たして育てられているのかどうなのかみたいなところがあると思うんで。
えー、そっか、すごい。ちなみに、その、今、何種類ぐらい食べたことあるやつってあるんですか?
えー、ちょっと待ってくださいね、覚えたことあるんかな?
何種類だろう、今、ポッドキャストで配信してるので、10種類ぐらいにはなるから。
まあ、でも、言ってそうですね、3、40種類ぐらいかな、まだ全然ですよね。
3、40種類でも、結構、結構多い感じしますけど。
食べたことないです、まだまだ。
たしかに、その種類、住宅街に生えてるやつの種類だけで、もう結構100種類以上とか、全然いるんですかね?
あ、そうでしょうね、はい。簡単にすぐ、いろんな種類に出会えます。もうほんと、家出てすぐとか。
いやー、でも、注目したことないもんな。
ですよね。
コンクリートのすき間だからこそ、生えやすい雑草とかもたくさんありますし。
はいはいはい。
なんか、踏みつけられるじゃないですか、道とかに生えてるやつって。
だけど、なんか、ちゃんと、それをうまいことをかわして生えてるというか、絶妙なところに生えてることありますよね。
ありますね。
微妙に人歩かないところに、結構雑草生えてくるみたいな。
あれも、すごいなっていう。
そう、なんか、そういうタイプの草は、おそらく、風で種を運んでもらう風力散布って言うんですけど。
はいはい。
風で種運んでもらって、で、うまく着地できたところに、最低限の土地というか土壌があって、
そういう場所って、ほかの植物は逆にちょっとこう、生えるのが難しかったりするので、
そういう、土が少なくて、水も乾燥しがちなところでも、うまく芽生えができるものとかっていうのは、
そういう、ちょっとした隙間、でしかも人が踏みつけないような場所とかにありますし、
あと、逆に、踏みつけてくれるからこそ、そういう場所を好んで生えるみたいなのもあって。
そんなことあるんですか。
あるんです。
一番、たぶん有名なのが、オオバコっていう植物、雑草があるんですけど。
あ、はい。なんか、名前聞いたことありますね。
聞いたことありますか。
えっとですね、春になると、穂が出て、ちっちゃい頃、その穂の茎と茎を、一対一でこう持って交差させて、
なんて言うの、草相撲みたいなのやりませんでした?
草相撲、やってないですね。
そうね、こう交差して持って、どっちが切れちゃうか。
あー、はいはいはい。
切れたほうが負け、みたいな感じで遊ぶ、子どもの遊びがあるんですけど、それに使われるのがオオバコ。
あ、じゃあ、けっこう強めというか、強靭な茎ってことですよね。
茎が、そうですね、適度に硬い、適度に柔らかい、なんでそういう遊びができるんですけど、
そのオオバコっていうのは、人とか動物に踏まれるところを好んで生えていて、
踏みつけにも耐えられるのと、あとはちょっと種が特殊な作りになっていて、
種の周りに、水が湿ったときに、ちょっとこうゼリー状に、ジェルみたいな、
ブヨブヨが出てくるんですけど、そのゼリーが踏まれたときに、人とか動物の足の裏にくっつくんですよね。
あー、なるほど。
なんで、くっついて、で、運んでもらって、生息域を広げていくっていう。
めっちゃ頭いいですね、それ。
そうなんですよ。
すごい賢いなあ、それ。
面白いですよね。
あえて、他の植物にとってはちょっと生えるのが難しい環境なんですけど、それをうまく利用して、生存していくような、みたいな種類の草もありますね。
あー、でも結構長い歴史の中で、それが選択されてったってことは、面白いなあ。
なんかちゃんと、人とかの歴史にちゃんと乗っかりつつ、進化してきてるっていうことですよね、おそらく。