1. サイエンマニア
  2. 人間が作るものにはドラマがあ..

人間の作るものにはその背景、ストーリー、ドラマがある。望遠鏡にまつわるお話。


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▶江戸時代の看板

▶ヨハネス・ケプラー: 1571年-1630年、ドイツの天文学者。天体の運行法則に関する「ケプラーの法則」を提唱し、理論的に天体の運動を解明した。

▶ガリレオ・ガリレイ: 1564年-1642年、イタリアの物理学者、天文学者。近代科学的な手法を樹立するのに多大な貢献をし、「近代科学の父」、「天文学の父」とも呼ばれる。

▶ガリレオ衛星: ガリレオ・ガリレイによって発見された木星の4つの衛星 イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストのことを指す。

▶アイザック・ニュートン: 1642年-1727年、イングランドの自然哲学者、数学者、物理学者、天文学者、神学者。ニュートン力学の確立や微積分法を発見。

▶アポクロマート: 3色の波長について、色収差を補正した色消しレンズ。

▶空気望遠鏡の話


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00:00
今、とりあえず、科学館の入り口入ってちょっと進んだぐらい。 そうなんですよね。科学館の入り口、あの、国立科学博物館は、そのフロアは3回も、
リハーサル含めると、4、5回ぐるって回って、なんて説明しようかなって思いながら回ってるんで。 もう構造完全に覚えちゃいますよね。構造完全に覚えちゃいます。
で、全然何が何だかわかんないものとかが置いてあったりするんですよ。 だから、さっきの流れでいくと、その研究儀がいくつかあった後、
まんまるな30センチぐらいの円盤の看板、江戸時代の看板がペロッと置いてあって。 で、表も裏も見えるようにわざわざ展示してあるんですけど、表に大小の大、裏に大小の小っていうのが書いてあって、
これは江戸時代に使われた看板ですって書いてあるんだけど、なんて科学館の小読みの後の天文の後に、商人の家の前にある表裏がある看板が置いてあるかっていうのが、
全くわからないままスルーするんですけど。 確かに。あんま関係なさそうです。 関係なさそうなんですけど、1ヶ月って、
対因対応曆では29日か30日のどっちかなんですね。 なんですけど、今のカレンダーみたいに12月だったら何日って決まってるわけじゃなくて、
新月が来ちゃったら次の月なんですよ、必ず。ってことは、知らない人は小読みを見ないとわかんないんだけど、とりあえず今月の月末、
お金を支払ったり、決算するのが何日かっていうのを知るためには、今月が何日で終わるかっていうのだけ知れればいいんで、
第二の月、小の月って言って、それを下げておくと、
今月は30日まであるから30日が月末だっていうのがわかるけど、小って書いてあるから29日が月末だっていうのを表すだけのための看板っていうのがあって。
へー、そんな看板あったんだ。 そう、だからコンピューター的にいくと1ビットだけを表す看板っていうのがあって。
あー、そうっすね。 っていうのとか置いてあるんだけど、脈絡わからないままみんな通り過ぎるんですよね。
はい、確かに。それだけ見てもわかんないな。 そこは、理科的な話じゃなくて、皆さんが江戸時代の生活をしていて、
新聞も来ないし、テレビもラジオもないけど、毎月毎月給料もらったり、お金を払ったり、生産したりっていう中で、気になるのは月末がいつかっていう話ですよね。
で、今日何日だっていうのをみんな教えてくれるけど、今月は何日まであるのって毎回聞けないんで、お店の前に大と小が出てるだけで、
お、あと今月は何日だなっていうのがわかるっていうふうな仕組みになってたっていう看板ですよって説明があるとちょっとわかるんですけど。
そうっすね。いや、こうやって聞けばわかりますけど。そうか、そういう説明はあんまりないのか。
あのね、すごい簡潔に説明してあるんです。江戸時代に使われた大の月か小の月かを表す看板って書いてあるんですけど。
いや、全然わかんないっすね。そうでしょ。
なので、やっぱりこう、生活の中にその天文の観測が結びついていて、で、ポイントはね、大の月、小の月って話はあるんだけど、
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1年先まで何日に新月かって予測しなきゃいけないんですよ、カレンダー作るには。
うんうんうん、確かに。そうですね、予測。
だって、新月が来たらはい、月が変わりましたって言うんだったら、今月が何日まであるかってわかんないじゃないですか。
そうっすよね、それはあんま意味ないっすよね、予定が立てられなくて。
予定はないし、で、実はイスラム歴ってのがあって、イスラム圏で使われている小読みは、純粋な対印歴なんです。
うーん、対印歴、はい。
新月から新月が1ヶ月で、12回それが来ると1年。で、太陽歴の補正はしない。
へー、じゃあズレてくるんですか。
イスラム歴は毎年11日ずつズレるんです。
おー、結構ズレますよね。
結構ズレます。
はい。
そうすると30年ぐらい経つと一周するわけですよ、30何年すると。
はいはいはい、はい、そうっすよね。
そう、だからイスラム歴の人は30何歳になると1個分歳を取っちゃうんですね、他の太陽歴の人に比べて。
あー、なるほど、はいはい。
で、なんでそれが使われてきたんだろうって思いを馳せるのが楽しいと思っていて。
はい。
中東系のところが多いじゃないですか。
イスラムはそうっすね。
そう、だと、季節をすごく意識する人が少ないんじゃないか。
うーん、さっきのエジプトみたいな感じで。
洪水が来なくて、1年中季節が変わんないんだったら、別にカレンダーは星とだいたい合ってればよくて、1年はそれでいいんじゃないかっていうので、
ラマダンって聞いたことあります?
聞いたことはあります。
イスラムの小読みの中で何月だっけな、1月分はあるんですけど、その月は昼間、物を食べてはいけないっていう、断食の月なんですよ。
はいはいはい、断食、はい。
なので、その断食月は毎年ずれていくんですよ、11日ずつ。
あー、そういうことか。
そうそうそう。で、オスモさんで、イスラム教の人が大変だっていう話もあって。
どういうことですか。
昼間食べちゃいけないんで。
そこがしんどいっていうことですか。
しんどい。
毎年ずれていくんで、今年は初場所に当たったけど、何年か経つと、みたいな。
結構大事な時に来ちゃったみたいな。
っていうのがあったりして、なかなか大変とかっていうのがあるんですけど、
イスラム歴の月が変わるっていうのは、実は指導者がその月初めて、新月を確認すると新しい月になる。
新月です。新月の後の月夜が見えると、新しい月になるっていう定義がそもそもらしく、
だから、日本でいう対陰歴の1日よりも1日か2日遅れるんですよ。
なんでかって言うと、新月の日は見えないから。
見えてるから。はいはいはい。
なので、ずっと予測しないまま使われてきた時代が長くて。
あ、そっか。じゃあもう、今でいう国立で問題とかが観察してて、
あ、見えたってなったら発表するみたいな。
そう、なので、月が変わったよってなるっていうのがあって。
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なので、さっき言った1年先までの小読み、または何年先までの小読みを作るっていうのを、
組織的にやるっていうのがなかなか行われなかったっていうのと、それでなんとかなってたし、
逆に言うと、日本とか中国みたいなところは、小読みができるからこそ、月末に決算しましょうねっていうお話になってくるわけじゃないですか。
どっちがタモかどっちがニョってるかわかんないけど。
いや、そうっすよね。何かしらの時間的な区切りが欲しいっていうことですね。
区切りが最初にあるから、カレンダーがあるから、その日にお金を払いましょうとかまとめましょうって言うけど、
それがなかったらないで、じゃあ、月末じゃないところで約束すればいいわけだしっていうことで、
小読みが先か、生活が先かっていうのも、いろいろ地域によって違うし、
で、日本はなぜ対応歴かっていうと、農家の人は月がずれちゃうと困るんで、
毎年同じ時期に種まきしたわけじゃないですか。
そうっすよね。作物が育つ時期に合わせないといけないから。
そうそう。なので、対応歴の中には、対応歴のパターンというか、
旬分の日とか、いくつかの対応歴のマークが入っていて、
農家の人がよく使うマークで、それは対応歴ベースの旬分の日というか、立春の日から何日経ったとかっていうので、
88夜とか210日っていうのは対応歴ベースのやつで、
対陰歴と対応歴が混じってる小読みが日本ではずっと使われてきて、
なるほど、不思議ですね。
不思議というか、なので、天文型と呼ばれている人たちは、月の観察、星の観察、
で、今年は何月何日が旬分の日で、何月何日が立春で、みたいな話をするし、
で、だんだんね、真面目に星の観察していくと、
1年で1周、天球が1年で1周する、要は、星座って1年に1回変わるっていうのがいいじゃないですか。
はい、そうですね。太陽の周りを地球がぐるって回ってる。
そうそう、太陽の周りを地球がぐるって回ってるから、1年で1周するっていうのはいいんだけど、
細かく見ていくことになるわけですよね。
細かく、ああ、もっと今は、
何度分動いたとか。
そうですね、何度分今から、今、45度ぐらい動いてるところだとか。
で、観測をシビアにしてくると、季節によって、星空がじわじわ回っていくのが、
スピードが違うっていうことに気がついちゃうんですよ。
ああ、すごいですね。でも、なんかよっぽどちゃんと観察してないとわからなそうですけど。
そうそうそうそう。で、よっぽどちゃんと観察し始めちゃうんで、それを、まあいいんじゃねえの?
どっか旬分の日だけ決めて、あとは等間隔にすればっていう考え方もあるんだけど、
いや真面目な人がいて、いやいや、太陽が星の中を何度動いたら、
立春だとか立秋だとか、下旬だとかって決めなきゃダメじゃないかと。
そうしないと、下旬の日に太陽が一番高くならないだろうって話をするわけ。
はいはいはい。真面目ですね。
そういうのを突き詰めていって、今言う二十四節季っていう一年の中で、
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二十四回分季節が回るっていう太陽歴のマークができるんだけど、
それは結局は地球が太陽の周りを楕円で回っているから、深淵じゃなくてね。
だからあるときには、太陽が星の中を動くスピードが遅くなり、
あるときには速くなりっていうのがあるっていうのがあって、
観察上、速くなったり遅くなったりっていうのがある中で、
ケプラーさんが考えたやつが江戸時代の後半に入ってきて、
これだったんだって気がつくタイミングがあったりするわけですよ。
そっかそっか、そこで伝わってきてるのか。
そうそうそうそう。
えー。
みたいなところと、あと中国とか日本は天体というか、
宇宙で何かしら天文現象があったら、
それは地上の何かしらの災害とかと結びついてるっていう考え方があって。
あー、はいはいはい。なんかすごい昔の書物とかに、
何だろうな、分かりやすいのは隕石がすごい光ったみたいな、
そういう記述があるとか、すごい昔の書物に残ってるみたいなの聞いたことあります。
そうそう。
天体的なイベントが。
そう。で、もう一つは天災というか厄災というか、
災害があるのもその時の皇帝とか帝の行いが悪いからみたいなと。
逆に言うと帝は皇帝、最高権力者っていうのは、
星空を見て何かあったら知らせろと。
どこどこにまずいことがあるかもしれないから準備をしろみたいなことを、
真剣にやってる時代が何か数千年続くわけ。
で、そこで小読みを作ってる人がいて、
一番のポイントは日食とか月食が起こると災害が起こったりとかっていうのがあるんで、
日食とか月食を当てるっていうのが天文観測係のすごいミッションになってくるんですよ。
なるほど。予測するために。
最高権力者的には来年の小読みに何月何日の何時ぐらいに太陽が隠れるっていうのを予言しておいて、
当たるってやっぱすごいわけじゃないですか。
すごいですよね。
っていうのが当たるか外れるかっていうので、天文観測の人たちの腕が試されるんですけど、
そんな時代があったりして天文観測が進んでいったり、
さっき言った太陽の中で進んでいくっていうのが細かくなったりとかっていうので、
科学的っていうよりは政治的占い的に天文観測が進んでいく時代っていうのが中国と日本でたくさんあったっていうのもすごい面白くて。
でもやってることは科学的アプローチしかないから。
そうですよね。結局それは観察しっかりやって、そこから予測を立ててっていうのをやらないといけないから、めちゃめちゃ科学ですね。
ということで、科学博物館の中には小読みと天文観測の歴史が横並びで並んでいて、
その単位頼り期がなくなって、天文台みたいなところが星を観察するようになって、
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宇宙ってどうなってるのっていうのは違うフロアにまた別であったりするっていう展示があったりするんですけどね。
そっちはもうあれですね、がっつり観測しに行く方の。
そっちはガリレオガリレイの望遠鏡から話が始まって、望遠鏡はガリレオガリレイが発明したわけじゃないんですけど、
同時代の人たちが望遠鏡っていうのを作って、遠くが大きく見えるっていう見せ物的な使われ方をしていて、
ガリレオガリレイのすごいところは、それを星に向けたっていうのがやっぱポイントで。
たかだか400年ぐらい前にガリレオガリレイっていうのが星に望遠鏡を向けて観察をし始めたっていうので、新しい星の観察の時代が始まって。
そうですね、逆に言うとそれまではもう肉眼だけで見て記録してたってことですよね。
それもすごいなって思いますけど。
そうなんです、肉眼とさっきもあったように、メモリをつけた分度器と紐を組み合わせたようなやつで観測をして。
原始的ですよね。
そうそうそうそう。で、西洋の考え方もちょっと違って、神が作られた宇宙をより深く理解したいっていうタイプの人たちが多いです。
なので、神が作ったものをどう記述するかっていうのが科学の目指すところで。
で、詳しくやっていくと、深淵じゃなくて楕円が身につかっちゃったりして、
だんだん、神様完璧だと思ってたけど、どうなの?みたいな話になってくるのがガリレオガリレイ時代からの話としてあって。
天童説とか地童説はもうちょっと前でしたっけ?
ガリレオガリレイが天童説から地童説に暗がいをするっていうきっかけが、望遠鏡で宇宙を覗いたからっていうところから始まっているっていう話が、
書いてありそうで書いてないんです、その博物館に。
あ、書いてないんですか。
ガリレオガリレイの望遠鏡ってのがあって、4センチぐらいの光景で、これで木星を観察してガリレオ衛星を発見したとか、
月の観察をしてデコボコを見つけたって書いてあるんですよ。
で、月ってつるつるのまんまるだと思われていて、模様が見えるのはそういうふうな模様がついてるからだと思ってたんですけど、
ガリレオガリレイが毎日毎日月を観察したら、半月の時とかってちょっとデコボコ感が見えるぞと。
もしかしたら月はデコボコで横から光が射してるから、模様が見えるんじゃないかっていうふうにたくさんスケッチをしたら気がついてしまって。
はいはい。
それまで月はね、神様が設計したものだから、つるつるで真の球体であるって思っていたら、
あれ?山とかデコボコだし、山とか谷とかありそうだぞっていうのをスケッチで見つけちゃうんですよ。
で、すべてのものは、宇宙のものは地球を中心に回ってるっていう説がやっぱあるわけじゃないですか。
はい、そうっすね。
木星を見ていたら、木星の周りにちっちゃい明るいものがあって、チカチカしていて、
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毎日観察してるとその場所がずれていって、もしかしたら木星を中心にして回ってるんじゃないかなって考えちゃうんですよ。
ああ、木星中心なんですね。
そうそう。そうすると、すべてのものが地球中心じゃなくて、木星中心で回ってるものもあるんじゃねえのとか。
だとすると、他のものも違っていいんじゃねえのとかっていう話で、
その、完璧だったんではなくて、神が作られたものっていうのは良いとして、
実は地球が真ん中でっていう話じゃない方が、つじつまが合うんじゃないかって考え始めて、
自動説の方が正しいんじゃないかという話に寄っていくわけ。
そんな中でも泥臭い話があって、ガリオガリエは、
すごい揉めますよね。
スポンサーがいて研究してたわけですよ。
その国の。
メディッチ紀かな。大富豪の人がパトロンになってるわけ。
お金もらって、それを使って。
なので、レポート2が大富豪なわけ。
そこはいいじゃないですか、しかたがないじゃないですか。
なので最初、木星の周りにちっちゃい星を見つけて、今まで誰も見つけたことない星で、
大富豪の方々のお名前をつけておきましたっていうレポート書くんですよ。
えー、そうなんですか。
すげえ忖度してるでしょ。
まあ確かに。
まあでもそれ、ちゃんと持ち上げないと、やっぱり続けたいですもんね、研究を。
そうそうそう、研究を続けたいから持ち上げるんだけど、
後に神話の名前でガリレオ衛星っていう4つの衛星は、
ガニメデ、エウロパ、イオ、カリストかな、とかっていう風に神話の名前に置き換えられるんですけど、
最初見つけたときには、ガリレオが大富豪の人の若さまのお名前をつけたりして、
っていうので報告していたっていうのとかもあって、
えー。
泥臭いというか。
なんか地味に苦労してそうですよね。
地味に苦労してるんですよね。
はいはい。
でもそれがきっかけになって、天動説から地動説っていうところに確信を持っていくっていう流れの中に、
望遠鏡で観察してしまったっていうのが入ってるっていうのは、ガリレオの望遠鏡とかに書いてありそうで書いてない。
なんで書いてないですかね。そこが結構面白いところな気がしますけど。
みんなあれでしょ、ガリレオは宇宙を観察して、地動説を提唱して、
それでも地球は回ってるって言ったとかっていう話がある一方で、望遠鏡を覗くとなんでそうなっちゃったかが説明されてないんですよね。
確かに確かに、なんか色々うよ曲折あってそこにたどり着いてるのにそこはあんまり語られない。
そうそうそう。で、ガリレオの望遠鏡の横にニュートンが作った望遠鏡っていうのが大体置いてあって、
ニュートン式ってのは反射望遠鏡で、ガリレオ式っていうのはレンズが2個ある望遠鏡なんですね。
ガリレオの望遠鏡は70センチくらいあるのかな、1メートル弱くらいの長さで光景が4センチ。
望遠鏡っぽいというか、遠眼鏡っぽいというか、そういうイメージね。
18:05
細めなやつ。
細長いんですけど、ニュートンさんっていうのは光の実験をたくさんしていて、
太陽の光が7色というかたくさんの色に分かれるっていうのに気がつくわけ。
それについて論文も書いていて、論文というか光学、光の学ぶで光学っていうのを書いていて、
ガラスに入った光はまっすぐ入るんじゃなければ、斜めから入ったら必ず色が分かれるっていう話を延々と書くわけ。
で、ガリレオガリレイっていう人が望遠鏡を空に向けて、あちこちで望遠鏡で星の観察してるらしいぞっていうのがあって、
自分でも使ってみるんだけど、星がやっぱりこう、にじんちゃうんです、色が。
何でかっていうとレンズの組み合わせだから。
はいはいはい、そうっすね。
で、ニュートンを考えて、これはレンズを使って望遠鏡を作っていたら、絶対にこの色にじみは消えないって考えて、
うーんって考えるの。
で、どうすればいいかって考えて、大面鏡って言って、ほんの少し湾曲したね、凹みがある鏡を作って、
これで光を集めれば屈折がないから、反射しかないから、色にじみがないはずだって言って、
反射式の望遠鏡を考えて、大面鏡に反射させた光を見るっていうのを考えたのがニュートン式望遠鏡ってやつで、
っていうのが大体並んであるんですけど、
すごいっすよね。
そうそう、ニュートンは光学っていうので、頑張っていろんなことを考えたんで、
レンズはダメだって言って、ニュートン式を考えたっていう、ただ単にアプローチが違っただけじゃなくて、
レンズを否定したいからこそ反射を考えたっていう流れがあってニュートン式っていうのができてるっていうのとかも、
そこに足してくれるといいなとか思っていて。
それも書いてないで横にならない。
ニュートン式は大面鏡を使用した色にじみのない望遠鏡ですって書いてあるんですけど。
そこの繋がりはそんなにない感じになってるんですか。
ちょっともうあるといいかななんて思っていて。
じゃあ今はどうなってるんですかって話になるわけじゃないですか。
今の望遠鏡。
なのでちょっと高い望遠鏡は屈折率の違うガラスを何枚か組み合わせると、
色にじみが少ないように作れるんですね。
こっちでずれたものを違う屈折率で反対に戻すっていうのがあって。
なるほど、補正みたいなのしてるってことですね。
Googleで検索するときにはアクロマートとかアポクロマートっていうふうに検索すると出てくるんですけど。
そういうので色にじみのないレンズを使った望遠鏡っていうのがあるのと、
あとはレンズは今度は時代が進んでいくと大きく作るのが大変になってくるんですよ。
より遠く見たいけど、材料とか。
そう、たくさん光を集めたいときに。
そうですね、加工とか大変ですよね、きっと。
そう、だから10センチの望遠鏡はその辺で買えるけど、
21:00
20センチの望遠鏡は望遠鏡専門店じゃなくちゃ買えなくて、
もう少し大きいやつだともう作ってませんとかなっちゃうわけ。
でももっともっと光を集めたいときにどうするかっていうと、
レンズじゃなくて反射鏡だったら大きくできるだろうって言って、
なので大きい天文台にある光を集めるタイプの望遠鏡はほぼ100%反射式望遠鏡で、
そこでニュートン勝利になるわけです。
へー、そうなんですね。
そうそうそうそう。
とかっていう話で、今の望遠鏡とのつながりとかがあるといいなーなんて思ってまして。
うーん、確かになんか全部イメージレンズでどんどんいいレンズ使えば遠く見えるんじゃないのぐらいな感じしますよね。
あ、そうそう。で、その途中には色補正、屈折をたくさんさせると色がにじむじゃないですか。
はいはいはい。
だから屈折を緩めにすれば色にじみ少ないんで、
そのためにはあんまり分厚くないレンズを使えばいいんですよね。
薄、ほんの少しだけ膨らんでるレンズでなるべく大きいのを作ってっていう望遠鏡を作ると、
性能のいい望遠鏡ができるっていう時代があって。
あー、なるほど。薄さい。
薄くしていく、はい。
でも薄くしていくと焦点距離が長くなって、望遠鏡自体は長くしなきゃいけなくなっちゃうんですよ。
うーん。
で、ガリエオの望遠鏡は筒じゃないですか、要は。
はい。
ラップの芯みたいな、トイレットペーパーの芯みたいなやつを長くした感じですけど、
それを10メーターぐらい長くしなきゃいけなくなっちゃうんですね、だんだん。
長いですね、10メートル。
そうそう、その時の望遠鏡は木枠で枠が組んであって、
一個の端っこにレンズがはめてあって、
で、もう片方に観察するところがあって、その木枠を紐で釣って。
へー。
で、紐で釣ったやつを動かしてっていう、もう望遠鏡って言いながら、
レンズがこっちの端にあって、こっちの端に見るレンズがあるっていう建物みたいな話になって。
上向けるの大変ですよね。
空気望遠鏡と言われてるんですけど、要は何かに何もないからっていうのとかもあったりとかっていうのも、
望遠鏡の歴史の中に写真が載ってたりするわけ。
写真っていうかスケッチがね、空気望遠鏡って書いてあるんですけど、
なんでこれが空気望遠鏡でなんで建物みたいになってるかとかっていうのは説明がありそうでない。
あー、そっかそっか。
本当は望遠鏡の性能を上げていくのにレンズを大きくしたいっていうのと、
レンズの屈折する角度を少なくしたいから薄くて膨らみの少ないやつにしたいけど、
そうすると焦点距離が伸びてしまって望遠鏡全体が長くならざるを得なくて、
そうすると建物みたいになっちゃうっていう話とかがちょっとあるだけで、
そんな大変な時期があったんだっていう後に、
反射式だったらもっといい性能が作れますよっていう話があって、
24:00
スバル望遠鏡があると話的にはわかりやすいんですけどね。
確かにわかりやすいですね。
なんかそういう技術が発展していく流れって、
今の自分たちの時代から見る視点じゃなくて、
当時の視点を想像して、
たぶんその建物みたいな望遠鏡も、
たぶん当時は出た時はもうすげえみたいな感じだったわけじゃないですか。
おそらく画期的ですごい見えるしみたいな。
そこの視点を想像できると楽しいですよね。
たぶんなんですけど、私が理学系じゃなくて工学系出身で、
人が作ったものには必ずストーリーがあるって思ってるところがあって、
技術屋さんだから。
なので、人が作ったものがどうなってるんだろうっていう話が、
いつも気になるとか面白いなって思っていて。
なんか物には魂が宿るみたいな。
そうそう。作った人のこだわりが必ず入っているはずだっていうのがあって。
そうですよね。
なので、大きい博物館とかだと、
いろんなところにわけのわかんないものがあるんだけど、
人が作ったものをみんなスルーするんだけど、
実はひとつひとつにドラマがあるよっていう話も説明したくなっちゃうんですよね。
それはすごい良いですね。絶対ありますもんね。
当時はめちゃくちゃ評価されたから、
今、そうやって博物館でもずっと残り続けてるっていうことじゃないですか。
そう。で、博物館に残ってるもので、
よくあるキログラム原器っていうガラス瓶に入ったやつとか、
メートル原器っていうのがあったりして、
みんなだいたい、「へー、これ1メートルなんだ。」っていう話が残り続けるんですけど。
そうっすよね。
なんだけど、メートル原器ができるまでって、
もうすげードラマなんだよみたいな話もあって。
メートルってどこの国が提唱し始めたか知ってます?
サイエンマニア、お聞きいただきありがとうございました。
この番組では、幅広い専門知識をひとつの番組に集め、
聞くだけで誰でも楽しく学べる番組を目指しています。
そのために、皆さんからの質問や意見・感想を募集しています。
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サイエンマニアでコメントいただけると嬉しいです。
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次回のエピソードもお楽しみに。
26:35

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