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スピーカー 1
こんにちは、レンです。サイエンマニアは、あらゆる分野のゲストと、ディープでマニアの話を届けるポッドキャストです。今回のゲストは、ロケットマニアの金木生さんです。よろしくお願いします。
スピーカー 2
どうぞよろしくお願いします。ロケットマニアと紹介されました金木生です。マニアと言われますけども、私自身はバックグラウンドが理系ではありません。文化系出身の人間で、大学も文学部でした。
全く科学的じゃないですが、興味を持って大好きになりました。よろしくお願いします。
スピーカー 1
よろしくお願いします。金木生さんと知り合ったきっかけというのが、先日大阪市立科学館でサイエンスブックフェスタというイベントがありまして、そこに金木生さん出展されていて、
僕はもう本当にフラッと立ち寄っただけの人だったんですけど、そこでちょっとお話しさせていただいて、今回ゲストに来ていただきました。ありがとうございます。
スピーカー 2
こちらこそありがとうございます。本当に偶然のきっかけでしたけど、こうして繋がれたことがとても嬉しいです。
スピーカー 1
そのイベントみたいなのが、サイエンスとかテクノロジーについて本を作っている人とか、科学に関心ある人が交流しましょうみたいなイベントで、そこで金木生さんが全国のロケットを実際に発射している現場のところに行ったりとか、
そういう本を作られたりとか、あとロケット展示されてましたよね。
スピーカー 2
展示してました、本物ですね。
スピーカー 1
あれどんなロケットですか、ちなみに。
スピーカー 2
そうですね、ちょっと話すと長くなりそうな気がするんですけど、日本ってロケットの打ち上げ場が2箇所、正確に言うと今は4箇所か、
JAXAがやっているのが2箇所、民間がやっているのが2箇所ですけども、そのうちJAXAがやっているうちの1箇所ですね、
日本で最初の人工衛星を打ち上げた場所が鹿児島県の本土にあるんですけども、そこの起航式と解処式で打ち上げられたロケット、それの同型というんですね。
スピーカー 1
何年前ぐらいのものですか、あれ。
スピーカー 2
ざっくり一声60年と思ってください。
60年前。
スピーカー 1
60年前です。
なるほど、なんかすごい正直パッと見ただの鉄の筒に羽がついているみたいな見た目のロケットで。
スピーカー 2
もうおっしゃる通りの。
スピーカー 1
これ飛ぶんだって思い出したけどね。
なんでこれがここにあるんだろうって。
スピーカー 2
これ私がロケット大好きで、いろいろ昔のロケットについて調べてたんです。
中には記録があんまり出てこないとか、どんな姿をしているのかわからないロケットっていうのがいくつかあったんですよね。
スピーカー 1
どんな姿をしているかわからない。
スピーカー 2
昔のロケットって小さくてある程度安くできたこともあって、どんどん作ってどんどん打ち上げたんですよね。
昔のものなんで、当時は記録を取ってたんだけども、例えば組織の引越しの時に捨てちゃったとか、いろんな理由で記録がなくなっちゃったものもあったんですよね。
展示してたロケットっていうのは写真は残ってるんですよね。
写真は残ってるんですけども、実際どんな風に打ち上げたのかな、どんなスペックだったのかなとかっていうのが、なかなか表だとわからなかった。
それを昔の資料を掘り起こす感じで調べていったら、今のJAXAのOBの人に行き当たったんです。
俺、昔これ実際にやってたっていう人で。
スピーカー 1
それは取材的なので、行った時に知り合ったんですか?
スピーカー 2
もともと知り合ったきっかけは、私が今参加してる団体で東京食べ物学会っていうのがあるんですけども、そこで同人誌の即売会のイベントをやってて、その関係で知り合った方なんですよね。
スピーカー 1
すごいですね。同人誌界隈みたいなデザイン。
スピーカー 2
そうですね、同人誌界隈ですね。もともとはトークライブのゲストとリスナーだったんですけども、気がついたらオタクにお邪魔するぐらいになりまして、ある時、「何、君これ調べてんの?」
だったら、うちの裏にあるからみたいなことで見せていただいて、そのままラジオに出ると。
すごいですよね。
それでそのまま資料として譲り受けたというのが機会でした。
スピーカー 1
まずそんな60年前に飛ばしたロケットが庭に置いてあるっていうのもびっくりなんですけど、そんな飾ったりしなくていいんだっていう博物館とかに。
スピーカー 2
私もすごいビビりました。あるの?っていう。
スピーカー 1
ですよね。しかも今はそれが結局同人誌を売る場というか、こういうイベントで置いてあるっていう。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
割と普通に置物として使われてるっていう面白さがある。
スピーカー 2
そうですね。実はそのお話いつも伺ってる方なんですけども、他にもいろいろ資料をお持ちで。
例えば、日本で一番最初のロケットでペンシルロケットなんていうのがあるんですけども。
スピーカー 1
ペンシルロケット。
スピーカー 2
これも本物を持っていて、それもタイミングガイド毎年やってる東京飛び物学会の時に貸してもらって、みんなに触ってもらうなんてことをやってたりしますね。
スピーカー 1
ペンシルロケット個人所有してるんですね。
スピーカー 2
これが割といるんです。
スピーカー 1
そうなんですか。
スピーカー 2
当時の関係者が持って帰って持ってたっていうのは割とあるんですよね。
そうなんだ。同じになさすぎて。
やってた当時は貴重なものではないんですよね。
スピーカー 1
普通に試作品の一つみたいな感じですか?
スピーカー 2
使い終わった実験材料です。
スピーカー 1
あ、そっか。だからもう使わないっちゃもう使わないですもんね。
あ、そうそう。そのままだから、金属ごみというか酸っぱいで回収されておしまいですよね。
そっか。それを持ってる人は意外といるのか。
スピーカー 2
そうそう。だからそんな厳重に歓迎とかしてなくて。
むしろ当時やっていた糸川秀夫さんって日本のロケットの父も、ああいいよ持って帰ってぐらいな感じだったんじゃないかなと話は聞いてます。
スピーカー 1
僕ロケットを発射するのを生で見たこととかもないですし、実際その現場に行ったこともないんですけど。
でも元々文学系っておっしゃってましたよね。
なんでまたロケットに興味が湧いたんですか?
スピーカー 2
そうですね。多分一番影響を与えたのはうちの父親なんですけども。
スピーカー 1
父親が理科の先生だったんですよね。
スピーカー 2
さらに当時、小学校入る前ぐらいの私に宇宙戦艦ヤマトというアニメを見せまして、
その後、ちょうど私が子供の頃にアメリカでスペースシャトルがどんどん打ち上がり始めて、
日本で結構日本人初の宇宙飛行士が秋山さんが飛んだりとか、その後にモーリーさんが飛んだりとかして、
割と宇宙が盛り上がってきたところに興味を持ってはいたんですよね。
スピーカー 1
確かにニュースとかやってて見てる人多かったかもしれないですね。
スピーカー 2
そうですね。それでも面白いなぐらいな感じだったんですけども、
本格的に火がついたのは学生時代でして、
種ヶ島に実際に打ち上げを見に行ったんですよね。
面白そうだから行こうぜみたいな感じで、大学の先輩と後輩と3人で見に行ったんですけど、
その時に見た打ち上げがあまりにも迫力があって素晴らしくて、また見たいなと思うようになって、
それ以来大体20年ですね。
毎回ではないですけども、そこそこいろんなところに通って打ち上げを見るっていうのをやるようになりましたね。
スピーカー 1
だからもう完全に最初に種ヶ島で見て、そこから趣味になったっていうことですよね。
スピーカー 2
そうですね。趣味ですね。
スピーカー 1
趣味なんか分かんないんですけども、趣味にしては日本全国飛び回ってるなと思ってるんですけど。
スピーカー 2
まあ好きじゃなきゃできませんけどもライフワークかもしれませんね。
スピーカー 1
そうですよね。ライフワークな感じがすごいして。
それ関連で本にしてみようとか同人サークルみたいな。
スピーカー 2
そうですね。もともとは全然別のジャンルで同人活動をやってて、
打ち上げを見に行ってとても面白かったと。
私が面白いと思うなら日本にあと10人くらいは面白く思う人がいるだろうから本にしてみようっていうノリで今のところは始めましたね。
スピーカー 1
実際でもやっぱりロケットの魅力としては迫力があるっていうのはやっぱり一番ありますか?
スピーカー 2
そうですね。私がロケットを始めたのは20年くらいもあって2005年くらいですけども、生中継がほとんどなかった。
スピーカー 1
確かに今YouTubeとかで見れますもんね。
スピーカー 2
そうです。そもそもネット回線もまだ光じゃなくてISDNとか下手するとADSLとか細い回線の時代ですから。
スピーカー 1
なるほど。もう直接見に行くしかなかったのか。
スピーカー 2
そうですよね。ちょうどその頃にSF作家の貞本雄一さんっていう人がガイドブロックじゃないんですけど、自分が実際見に行った旅行記を出版したんですよね。
旅行記。
で、宇宙へのパスポートっていう本なんですけども、これ読んだら、あ、普通に行けるじゃないか。旅行で行けるじゃないかって気づいちゃったんですね。
スピーカー 1
ああ、そっか。別に特別な人しか見れないっていうわけではないってことですよね。ロケット見ることに関しては。
そうです。
てか遠くから見えますしね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。結構その現地でどういうふうに、まあ取材なんでマスコミメインの視点ではありますけど、例えばどんな船で行くとか、食堂がどうとか、結構そういうことまで書いてあって、あ、具体的に行く姿がイメージできたんですよね。
作家さんなんで、作品のための取材として公式のJAXAに申し込んで行ってたんですけど。
スピーカー 1
ああ、なるほどなるほど。
スピーカー 2
で、行った時の記録を多分自分で日記とかメモにしていたやつを普通の本にして、一般の本で出版したんですよね。
スピーカー 1
それで自分もやってみようみたいな感じですか。
僕もなんとなく動画とかで見たりとか、なんかたまたま生中継やってるわみたいなので見るときあったりするんですけど、多分楽しみ方とか見るポイントとか、そういうのがもっと広まったら見に行く人も増えたりするんじゃないかなって思うんですよね。
もうすでにいっぱいいるかもしれないけど、
スピーカー 2
はい、それはもうおっしゃる通りで、実際私が出している本で、今回大阪のカガットのメインの写真集、JAXAの姿勢とか内容を見に行くためのガイドブックなんていうのも作ってたりします。
いや、すごいですよね。
JAXAは国の組織というか公的組織だから、民間のこと書けないんですよ。現地のおいしいご飯情報とか絶対彼らは出せないんで。
スピーカー 1
あそこか。
スピーカー 2
そういうのも含めて見に行くっていう体験として書いてるってことですよね。
体験をするためのガイドですよね。だから自分が欲しかった情報を全部盛り込むことで、他の人にも知っているのかなって感じで、
スピーカー 1
そういうのを見るというのが僕の興味があるので、
自分が欲しかった情報を全部盛り込むことにしてるんで
スピーカー 2
種ヶ島のすべての宿の電話番号とかそんなのまで
実際見るスポットとか多分あると思うんですけど
スピーカー 1
そういうのはもうどうやって調べてるんですかね
実際に行ってみてここからだったら良さそうとか
スピーカー 2
やってるってことですよね
スピーカー 1
そうですよね
実際に行ってみてここからだったら良さそうとか
やってるってことですよね
スピーカー 2
昔は現地でこの辺かななんてやってましたけど
今は事前にグーグルマップとか見ながら
この辺だったら見えるかもしれないななんて
車で行ってよかったなみたいな感じで開拓してますね
スピーカー 1
結構そういう同じように車で来てる方いますか
やっぱり打ち上げ
割と見に来てる乗電さん的な人はいます
スピーカー 2
もちろん世話の人じゃなくて
僕もちょっと1回ぐらい見たいなっていう
1回は見たことないんで直接は
スピーカー 1
それはもったいないですね
種菓子とか行ってみたいなって思うんですけど
まずどうやってまず情報を集めてるんですか
情報自体はこれは打ち上げが決まると
スピーカー 2
JAXAとかあるいは今他の民間の会社でもやってますけども
そこの会社からの情報を集めると
それを見てそれに合わせてもう行くだけっちゃ
行くだけなんですね
そうですね行こうと思ったら見れる
まあ普通に国内旅行したことがある人であれば
スピーカー 1
パッケージツアーはさすがにない
少ないですけども
日本の人にとっては
日本の人にとっての日本の人にとっての
スピーカー 2
日本の人にとっての日本の人にとっての
なるほど多分最初は見るだけだったけど
こういうところを見るとか
よくロケットのタイプとかもあったりするじゃないですか
ありますねありますね
スピーカー 1
そういうのも多分知ってるときっと面白いんですよね
スピーカー 2
そうですねH3に関してはゼロから設計を見直したロケットです
スピーカー 1
だから全体的に最適化し直したっていうことですね
スピーカー 2
そうですね
やっぱり何事も機械ものは特にそうですけども
動かし始めっていうのは不具合が出やすいっていうのは
多分皆さん体感的にわかってるかなと思うんですね
ロケットもこれ同じで
やっぱり最初の頃っていうのはどうしてもトラブルが出やすい
スピーカー 1
でも5号機どれぐらい飛ばすもんなんですかね
H2って言ってたやつは何号機ぐらいですか
スピーカー 2
H2Aは今度とブラストが50号機になるんですよ
スピーカー 1
50か結構すごい数だな
それはそこぐらい何十回ぐらいやってやっと安定してくるみたいなのもありそうですね
スピーカー 2
H2Aはだいたい安定するまでに10機ぐらい打ち上げてますから
最初の頃はやっぱり試験も含みでやるんですよね
スピーカー 1
コストもかかるし大変だと思いますけど
そういうことです
スピーカー 2
例えば自動車とかってやっぱり最初の頃に不具合は出るはずなんですけども
地上をすごい何時間何キロメートル何万キロメートルとか走らせて
割と簡単と言うと不具合を洗い出しやすいんですよね
でもロケットって一発何十回する前に打ち上げるまでの手順がすごく大変で
実際の打ち上げテストっていうのはかなりパドルが高いんですよね
スピーカー 1
やってみないとわかんないみたいな感じですよね
スピーカー 2
そうですそうです
エンジンならエンジン機体なら機体でテストができるけど
組み合わせて実際の打ち上げっていうのはかなりパドルが高いんで
そういう意味で逆に言うと10機ぐらいでよく安定するなしって思うわけです
スピーカー 1
確かになそれぐらいでできるのはむしろ少ないぐらいなのか
10回ぐらいだと
やっぱそう考えると海外は海外で多分結構ロケット最適化してみたいなやってて
もう競争ですよね完全にその辺は
スピーカー 2
そうですね競争ですね
今だとアメリカのヒーローマスコミスペースXアルコンラインの超最強エンジンってなってしまいましたけど
スピーカー 1
これが最強になったのはここ数年の話で
その前はヨーロッパのアリアンっていうロケットが最強だった時期が結構長かったんですよね
完全にスペースXが今トップって感じですか
スピーカー 2
今はもう彼らが打ち上げ機数もある程度トップになっちゃいましたね
スピーカー 1
帰ってきてますもんねあれ着陸するみたいなロケット
スピーカー 2
あれは長年ロケットやってる人たちの夢だったはずのことなんですよね
それをついにあそこのああいう形でやってしまった
スピーカー 1
いやーあれは素人目に見てもこれはすごいなと思いました
スピーカー 2
スペースシャトルで目指したことをやってもてたっていうことですね
スピーカー 1
でもああいうものが今後日本とかでも作れるようになるとかなっていくんですかね
スピーカー 2
今は再使用ロケットの研究が日本で再開されてますね
実は日本は80年代90年代頭ぐらいに一回飛んで戻ってくる
スピーカー 1
再使用タイプのロケットって実は実験研究してたんですよね
スピーカー 2
けど予算とプロジェクトがなくなってしまって一回切れてしまったんですよ
ただイーロンマスクがやってもてたので我が国もやるって言って再開したっていうちょっと残念な経過にして
スピーカー 1
なるほどなんかいろんなところで聞くような流れではありますかロケットに限らず
スピーカー 2
早すぎたのかもしれませんしあれですけども
とにかくそういう流れで昔の流れはそのまま引くわけでもないんですけども
スピーカー 1
昔よりも今の方が電子的に何か制御するとかも当然進化してるでしょうし
昔だったらやっぱ難易度違ったんでしょうね今ときっと
そうだと思います
実際こうロケットを見に行かれて後取材とかされてると思うんですけど
これを本にしようって思ったのとか求めようみたいなところはそんなに反応してないんですかね
スピーカー 2
私書くこと自体はとても好きなので本にまとめようというか原稿を書くことに関しては何もハードルなかったです
スピーカー 1
もともとその大学のサークルとかで同賃活動というか創作小説とかもやってたんで
スピーカー 2
どうすればその一冊の本にまとめられるかという手順も一応分かってはいたんですけど
ロケット撮影できたらいいわけですよねカメラさえあれば
スピーカー 1
そうですねそうそう現地で自分が行って写真撮ってきたり
スピーカー 2
最初の頃はね全然写真もうまくなかったんでお茶を濁すような気持ちでやってました
そうだよなロケット動画とかもあるかもしれないですけど
でもやっぱ写真ですか
スピーカー 1
私は写真にしてますね
動画も一応撮ってますけど
スピーカー 2
たしかに追いかけないと行けないですね
追いかけたいそうですせっかく現地に行ってるのに
肉眼で見れないとちょっと嫌だと思って
そういうことなんだ
なるほどというか
思いましてあそういうことなんだ あの写真だと確かにそのセットする時はファインダー覗いてやるんですけども
1回その300で固定しちゃえばあとはあの リモートスイッチでレッツゴーであってに撮ってくれるので私はずっと
スピーカー 1
あーなセットが終わったら見てればいいっていう あーなるほど自分で直接見たいからっていう
いやだって自分が楽しまなきゃなんなんでしょうかって いやそうっすよねそれがメインですもんね
スピーカー 2
これあの仕事だったらあの自分のことは去っておき皆さんにいい映像をとかって 思いますけども私趣味でやってるので自分が楽しみたい
で楽しんだ結果こんなに楽しいんだよっていうのを皆さんにお伝えしたいと思ってる のでまず自分が楽しまなきゃどうしようもないっていうのは基本にあるんですよ
いやそれは本当そうっすねじゃないと何のためにやってるんだみたいになってきそうだし 動画の方が機材的な意味での初期投資の方がちょっと大きかったんですよね
スピーカー 1
あーまあ確かにそっちの方が高いっすもんね だからまあカメラ持ってロケット打ち上げの現場に行ってるって感じだね
スピーカー 2
いやーであとそこから多分付随して飛び物学会みたいなのやられてるって聞いたんですけど
スピーカー 2
そば屋さんっていう宇宙系のニュースサイトさんとかが入ってらっしゃるんで
やっぱりその空というものをもうちょっとこうみんなで楽しみたいとか
そういう多分意識があるのかなと思うんですね
スピーカー 1
だから多分結構前はロケットが発射する映像とかを見るぐらいだったような気がするんですよ
スピーカー 2
宇宙を感じる場面というか
スピーカー 1
なんか結構多様化してますよね今そういう意味では
スピーカー 2
そうですねこれにしたって多分生中継できると思うんですけども
生成継の高いところから個人が電波出して地上で受けて生放送できるっていうのは
これはもう技術の進歩ですよね
さらにこのスペースバルーンを使うとロケットよりも準備が楽なんですよね
スピーカー 1
そっかそっかまあ燃料とかじゃないですね
スピーカー 2
燃料使わないんで
実際にそのスペースバルーンを打ち上げるというか飛ばすところを見たこともあるんですけど
普通にあのでっかい気球にガスをボンベから入れるっていうだけなんで
本当に目の前で作業してるのになるっていう
スピーカー 1
本当にただ風船とか気球飛ばすぐらいの感じの
周りに見せるなんもいらないですもんね
スピーカー 2
だってあの普通の海岸でやってましたもん
スピーカー 1
海岸でやってんだ
普通に海水浴場の海岸でやってた
いやそうロケットってそれなりに危ないは危ないから周りとか結構かなり設備必要そうんで普通は
スピーカー 2
それいらないだけでも結構飛ばしやすいのか
ロケットはあのもうちゃんと法律の制限もあって
この大きさだったら打ち上げ時は何キロメートルとか何メートル立ち入り禁止っていうのがちゃんと決まってるんで
スピーカー 1
うーんそうなんだロケットのサイズによって決まってるんですか
スピーカー 2
あそうですそうですあの火薬の量で爆発の勢い変わるじゃないですか
大きくなればそれだけ広い範囲が立ち入り禁止になるし
小さければ小さいですっていうので
例えばH3とかH2Mって種ヶ島で上げてるロケットがありますけども
スピーカー 1
これは打ち上げ時はロケットを中心にして半径3キロメートルが立ち入り禁止なんですよね
そっか決まってるんだ3キロって
スピーカー 2
そうそうそうでじゃあ例えばそのロケットの一部分ですね
例えばいわきについているブースターだけを指定するなんて時は
これはロケット本体よりも当然小さいんで
この時は確か800メートルっていう感じで決まってて
スピーカー 1
まあそっかでも法律で決まってるんですか
スピーカー 2
あそうですそうです法律にちゃんと火薬と距離の計算式があって
それに当てはめて何キロメートル出してる
スピーカー 1
あーなんか危険物とかそういうのであったかもしんないな感じ
スピーカー 2
あそうですね火薬を入れてしまう
スピーカー 1
保管できる量とかも決まってたりするやつか
スピーカー 2
あですですです意外とだから自由にできるんじゃなくて法律も絡んでくれている
スピーカー 1
僕普段化学物質とかを扱ったりするんですけど仕事上
まあ全然そんなロケットみたいなものは作ってないですけど
それでもやっぱ厳密に量を管理しないといけないし
それこそ爆発性あるものとかの扱いとかって結構厳しいで
ロケットを操る現場だったらもうなおさらとんでもない量使ってるから事故ったらやばいし
スピーカー 2
いやそうですね
めっちゃ厳しいんだろうなぁと思ってるんですけどやっぱそうっすよね
例えば私が取材でロケットの工場とかに入らせて燃える時は
当然だからライターとかマッチとかそういうのは持ち込み禁止ですけども
スピーカー 1
その他発火の可能性があるものというのは一切持ち込み禁止ということで
スピーカー 1
静電気とかも怖くないですか
スピーカー 2
そうです怖いです怖いですかなりセキュリティも厳しいですし
そういう燃えるものとかに対する規制もきっちり打てるっていう感じですね
スピーカー 1
結構そんな中まで見れるんですか申し込めばっていう感じ
スピーカー 2
はい私自身が報道として行ってるので見せてもらったっていうことですね
三菱重工さんのロケット工場とかは出荷のたんびにご案内が来て取材に行くなんてことはやってます
スピーカー 1
へー出荷のために
スピーカー 2
あとは人工衛星を作ってるメーカーさんの工場とかその辺りも試行錯誤してみることがある
スピーカー 1
人工衛星もあれもあれで一気作るのにとんでもなく大変な労力かかってるし
スピーカー 2
人工衛星も小さくて簡単にできるっていうのも実はあって
これはもうキューブサットっていう名前で家庭10cmの立方体の規格があって
その中に何を詰め込んでやるのかっていう
どちらかというと大学でやってるプロジェクトでよく使われる規格ですけど
もう世界的にキューブサットのサイズっていうのがあるので
それに合わせた機材っていうのがメーカーさんからある程度出てて
スピーカー 1
10cm?
スピーカー 2
はい10cm使うんですけど
四方っていうか立方体10cm×10cm×10cm
そうですねそのサイズで地球を撮ってみたりとか
宇宙で実験してみたりとか
地上と通信してみたりとかいろいろできるサイズですね
スピーカー 1
そっかそんなちっちゃいので結構いろいろできるんですね
スピーカー 2
はいこれはもう半導体の進化です
スピーカー 1
ああまあそうかどうしてもでかいイメージがあったんで
スピーカー 2
昔はやっぱり小型衛星って言っても50cm角みたいだったら
今はその50cm角の時代にやってたことが10cm角でできるようになるっていう話みたいです
スピーカー 1
それが今めちゃくちゃいっぱい宇宙に飛んでるってことですよね
結構飛んでますよね
スピーカー 2
日本のロテットでもロテットの打ち上げ自体は例えば4トンの能力があるんだけども
今回乗るのは3.5トンですみたいなことがあるわけですよね
するとその余った部分を使ってそういう衛星乗せますよみたいなことを言ってたりとか
スピーカー 1
ああそういう感じなんですか
スピーカー 2
はい月間3秒的な感じで打ち上げる
なんか本当にアマゾンのトラックの空けスペースでなんか運びますよみたいな
ああそうですそうです
物流の方
そうそうそうそういう感じ
あとはやっぱり小型で早くて安くて小さくできるんで
日本と国連とかが協力をしてまだ人工衛星を持ったことがない国に
初めての人工衛星を提供するっていう企画をやってて
その時にそのキューブサットの企画が選ばれて
作ったやつを国際宇宙ステーションに持って行って
そこから宇宙飛行士が宇宙空間に発射するっていうか投げ出すというか
そういうことをやってます
ええそんな代行みたいな感じですよね
スピーカー 1
そうです持って行ってそこからその専用の機材で持って
スピーカー 2
パネで宇宙に放り出すっていうことを
スピーカー 1
ロケット作れる国ってどうしても限られてるから
スピーカー 2
そうやってみんなでうまく使っていこうみたいな
スピーカー 1
そういう感じなんだ
歴史上を含めて
スピーカー 2
宇宙空間に届くロケットを作った国っていうのは
だいたい10ヶ国しかないんですよね
10ヶ国か
世界だいたい200ヶ国ぐらいあるうちの10ヶ国
まあそうですよね
科学技術の結構
スピーカー 1
ある意味その自国の科学の象徴としてロケットを作るみたいな
スピーカー 2
なんかそこはもう昔のアポロとかから変わってないのかなと思うんですけど
そうですね
スピーカー 1
そのうちそのコンスタントに打ち上げている国って何個国あるのか
スピーカー 2
って感じですね
他の国っていうのは人工衛星だけ飛ばして
スピーカー 1
で自分の国でデータを受信できるようになったのか
まだその人工衛星を持ったことがない国がやりたいっていうのは
スピーカー 2
1つは実験研究教育ですね
学生さんの将来
でもう1つがやっぱり国為発用的な部分もあったりしますし
あとは技術開発を国でやるときの基礎的な取り組みを
やっぱり国にも使わないといけない
国によってはそれに合わせて自分のところで
衛星の電波を受けられるような設備を作るようなところもあるでしょうし
ちょっとそこまでは今はっていうところだったら
もう持ってる国例えば日本とかアメリカとかありますけども
そこで設備借りて受信するなんてこともあるんじゃないかなと思うんですけどね
そういうところもあるんじゃないかなと思うんですけどね
そうですね
意外とそうですね衛星から得られるデータって
スピーカー 1
写真だけじゃなくて環境科学とか
そういったので結構使われてるみたいな聞いたことがあって
どんだけ森林伐採されてるかはもう人工衛星から見て調べるみたいな
そうですねそういうのありますね
やってますよね
地球環境の変化とかを見てですね4年生とかあったりしますし
スピーカー 2
私もロケットの方が専門なんで衛星の方はあんまり詳しくはないんですけども
それでもかなりいろんな種類がありますよね
今ロケットでやっぱ衛星を運ぶが一番目的って多いんですか?
スピーカー 1
ロケットの目的はそうですね2つ大きい目的があります
1つは今おっしゃったように人工衛星を運ぶ運び屋さん
スピーカー 2
人工衛星を運ぶ運び屋さん
もう一つが人工衛星までは行かないけども
空の高いところの様子を調べたいとか
あるいはそういう新しいロケットの技術とか地上の技術を
試験するための観測ロケットっていうジャンルがあるんですよね
ちょっと低めのロケットですね
ちょっと低めのロケットですね
高度でいうと人工衛星の高度とかまで行くんですけど
ロケットは小型なんで地球を回るくらいの
地球を回る軌道に人工衛星を上げる能力はない
その代わり暖炉飛行で無重力とか
あるいは空の高いところで実験とか
あるいは空の高いところで実験とか
そういうのがあるんですよね
そこはもう明確に目的として2種類あるって感じじゃないですか
そうですそうです
衛星打ち上げロケット観測ロケットっていうジャンルですね
スピーカー 1
あとこれちょっと本当に全然違う話かもしれないんですけど
ちょうどこれ収録してる時に2032年に
スピーカー 2
デカいロケットを見たんですけど
あのロケットを見た時に
スピーカー 1
あのロケットの上にあるのが
ちょうどこれ収録してる時に2032年に
あのデカい隕石が1.2%ぐらいの確率で
衝突しますっていうニュースを見たんですよ
スピーカー 2
はいはいはい
スピーカー 1
これこういうのってロケットで何とかするみたいな
未来ってあるんですかねっていうのが
単純に気になったっていう
スピーカー 2
そうですねロケットで何とかするというよりは
例えば宇宙空間で何とかするっていうのは
そこまで物は持っていかないといけないんで