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高見知英
NPO法人まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.のポッドキャスト番組、SBCast.です。
この番組は、様々なステージで地域活動、コミュニティ活動をされている皆様の活動を紹介。
活動のきっかけや思いを伺うポッドキャスト番組です。
進行を務めますのは、私、SIDE BEACH CITY.にて、DX推進サポートなどの活動を行う高見慶です。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、今回のゲストは、みんなのPython勉強会という勉強会を主催されていらっしゃいます、辻 慎吾さんでいらっしゃいます。辻さん、どうぞよろしくお願いいたします。
辻 真吾
よろしくお願いします。
高見知英
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
それではまず簡単にではございますが、自己紹介からお願いできますでしょうか。
辻 真吾
はい、辻と申します。よろしくお願いします。
普段は大学の研究所に勤めておりますが、数理工学とかデータサイエンスとか、あと生命科学も結構詳しいんですが、
コンピューターを使ったデータ解析とかが得意なので、それを仕事にしつつ、
そういった関連の書籍なんかを執筆したりですね、また今日紹介していただくPythonの勉強会なんかも開催しています。
高見知英
はい、どうぞよろしくお願いいたします。
それではまずこちらのみんなのPython勉強会についてということでお話を伺っていきたいと思いますが、まずはこの内容、活動の内容についてお伺いできますでしょうか。
辻 真吾
はい、みんなのPython勉強会はですね、
2023年の12月で100回目を迎える予定でして、だいたい月1回のペースで開催しています。
辻 真吾
Pythonに限らずですね、結構そのIT、技術全般の話題について、ちょっと前まで3人ぐらいの方に講演いただいてたんですが、
最近は2人ぐらいの方にそれぞれ30分で講演していただいてます。
3人ずつ話してもらって、残りの時間を3人から4人ぐらいですね、LT、いわゆるライトニングトークって言って、軽いトークをしてもらうというようなことを、コロナ禍以降はですね、Zoomでやっています。
いろんな方に来ていただいて、時々Python全然出てこないような時もあるんですが、基本的には技術的なことですね、いろんなトレンドも含めて、
それぞれ活躍している方に話をしていただいて、質疑応答の時間もあるので、聞いている方から質問があればそれに答えていただいて、
気楽にですね、気軽に楽しんで、気軽に参加できる勉強会というようなことを毎月1回やっております。
高見知英
ありがとうございます。月1開催で、今回12月で100回目を迎えるということなんですね。
Zoomでのイベントでの配信も行っていますし、
コロナ禍の前は実際に対面でのイベントなんかも行っていたということなんですね。ありがとうございます。
自分もオフラインで対面で行っていた時も、Zoomの方でも結構お邪魔させていただいてたんですけども、
本当にあまりコードになりきらないような内容も多くて、すごく入り込みやすい勉強会だなというふうに思っていました。
辻 真吾
そうですね、コードの話、マニアックな話も楽しいんですけど、
やっぱりちょっと敷居を下げて、気軽に参加して、この分野ってどういうトレンドなんだろうみたいなことを見てもらえるっていう方がいいかなと思ってやってます。
ありがとうございます。
高見知英
なるほど。そうですね、どういうトレンドなんだろうということですね。
やはりプログラミングの分野ってすごく広くて、ちょっとずれた隣の分野でも、今何がどうなっているのかってよくわからないことって結構あります。
そういうような情報をここで知れるっていうのもとてもいいですね。
ありがとうございます。
それでは、このような勉強会をするようになった、重たった理由として何かございますか?
辻 真吾
理由?理由ですか?
理由はですね、結構もう100回近くやってると歴史も長いんですが、
最初のきっかけは、一緒に、
みんなのパイソン勉強会、スタートパイソンクラブっていう名前のコミュニティをちょっと作ってるんですが、
それを立ち上げるきっかけは、一緒にやってるアクツさんっていう方が、
私の最初の著書ですね、パイソンスタートブックっていう本があるんですけど、
それを読んでいただいて、著作をネットで探したら、
アクツさんの高校時代の後輩が、ちょうど私と同じ職場にいてっていう繋がりがあって、
それで一度、飲みにでも行きますか?ということでアクツさんと知り合って、
その場で、じゃあ何か勉強会でもやりますかね?っていう、
あんまり大それた目的意識があって始めたんじゃないんですけど、
それで始めたのがもうだから5年ぐらい前ですよね。5年以上前か。
それでその後、そうですね。
今はZoomでやってますが、それ以前は企業の会議室っていうかですね、
結構大きめの会議室を借りておりまして、
リビングエッジ社っていうですね、クリーク&リバーっていう会社が上場してる会社があるんですけど、
あそこのグループ会社で、そこの方に会場を貸していただく幸運に恵まれまして、
リアルでやってるときは、もう本当にその会場、
本当だったらお金を払って叱るべきような、結構素敵な会議室だったんですが、
会場、セミナールームといいますか、そういうとこ貸してもらって、
そこでもう何年もやっていてですね、
結構続けてると知名度もちょっと上がってきて、常連さんも増えてきて、
楽しみにしてくれてる方もいるので、辞めるに辞められずここまできて、
できてしまったという感じですかね。
高見知英
ありがとうございます。
そうですね。
もともとは本当に一緒にやっている人が本を読んで、著者を探したらというようなところから、
飲み会に発展していって、そこから勉強会議っていうところが、
とてもすごくフランクに始まってて、すごく良いな、面白いなというふうに思いました。
やっぱりそういうような勉強会って、やっぱり何かを勉強したい強い思いが、
あると思われがちではあるものの、実際そんなこともなくて、
こういうふうにちょっとしたきっかけからいきなりポッと始まるっていうような勉強会もあるので、
やっぱりそういうのが実際に行くことができて、すごくこういうふうに始まるんだなっていうのを改めて思わされました。
ありがとうございます。
その他、本当に企業の会議室を借りているっていうような勉強会は、
本当に他の勉強会でもすごく多いですけれども、
こういうのを続けていると、
やはり知名度が上がってくるっていうのはとてもありますよね。
本当にそうやって大きくなる勉強会が出てきて、
成功の事例としていっぱいあるといいなというふうに思います。
ちなみに今はZoomということでイベントを行っている状態ではありますが、
例えば今後企業の会議室に戻るとか、
あとはZoomとうまく使い分けるとか、
そういうような今後の方針とかっていうのは何かあったりするんでしょうか。
辻 真吾
そうですね、やっぱりリアルでやって、
リアルの懇親会で話すっていうような場が、
やっぱりZoomではそう簡単に大体できないので、
やっぱりリアル開催っていうのはすごくやりたいなと思っています。
ただ一方で、やっぱりコストがかかる、手間がかかるし、
あとそのZoomでの開催が長くなるにつれて、
結構、
あの地方から参加してくださる方とか、
この間、場合によってはシンガポールから演者を呼んで、
シンガポールから話してもらうとかいうこともやったりですね。
その前はそうですね、ドイツとつないで、
向こうが休日だったみたいで、
ドイツから演者の方に来ていただくとか、
話していただくみたいなこともやったりしているので、
やっぱりZoomはZoomの良さがあるなと思っていて、
しかも、
あの運営のコストが非常に小さいので、
リアルには憧れつつ、
Zoomでの開催が続くかなとは思っています。
ただ、あのちょっとスピンオフ企画というかですね、
その定例会じゃないところで、
別にこう、
企業さん、会議室貸してくださるところがあれば、
そういうところでですね、
あのスピンオフ企画みたいな感じで、
少し人数を絞ってやってみるみたいな、
そういうのはちょっとやりたいなとは今思っています。
はい。
高見知英
なるほど、ありがとうございます。
そうですよね。
やはりオフラインにするというとなると、
コストが高くなるというのもありますし、
やっぱりこのオンラインでのイベントを何回もやっていると、
地方からの参加者がすごく増えるというのは、
他の勉強会でもよく聞く話ですので、
ではコロナ禍が明けました。
じゃあ戻ります。
そう簡単に言えないという事情もあるという話は、
本当によく聞きますね。
しかも今回海外の方もお招きして話をしたということで、
それは本当にオンラインならではというところですよね。
ありがとうございます。
本当にこういうような例があって、
すごくオンラインの事例ってこんなまで広がっているんだなというのが、
分かるのが良いと思います。
また定例会以外も検討されているということで、
そうですね、やっぱりこういうような取り組み、
いろいろな取り組みがあると、
やっぱりオンラインもオンラインで、
とても良いところがたくさんありますが、
オフラインならではの何か得られるものというのもありますので、
両方大切にしていける仕組みがあるといいですね。
辻 真吾
ありがとうございます。
高見知英
それでは続きまして、
このみんなのPython勉強会、
主に対象としている人はいらっしゃいますでしょうか。
辻 真吾
そうですね。
対象としているという念頭があるかって言ったらあんまりないんですけど、
できるだけ広い話題を扱って、
それで常連でいつも来てくださる方はすごいありがたいんですが、
最近オンラインの勉強会も増えてきているので、
コンパスのサイトみたいなところだと、
検索するといろんな勉強会すぐに引っかかるので、
普段も言ってるんですけど、
自分が興味ある、何か聞きたいなと思った時に、
その話題とマッチしたら来てくださればいいかなと。
なので、あえていろんな話題を時に数学の話をしたり、
ちょっと前は自動運転のソフトウェアを紹介していただいたりとか、
かと思えばクラウド上でどういう技術があるかみたいな話をしたりとかですね、
その都度話題を振って、検索に引っかかるというかですね、
興味があるなと思った方に来ていただければいいかなと思っています。
なので、
常にこういう人に来てほしいみたいなのは、
あんまりスタッフの中でも持ってない感じですね。
高見知英
なるほど、ありがとうございます。
できるだけ本当にテーマに沿った興味がある人に来てほしいということですね。
できるだけ広い話題を扱うという、
このやり方はすごく個人的には良いなと思っています。
自分も専門職でプログラミングをやっているというわけでもないので、
マッチした時もあるし、しない時もあるしというような時に、
なかなか参加できないという、
勉強会も多い中、
みんなのPython勉強会であれば、
興味があった時にフラッと寄れるというところはとても良いなと思いますし、
特にやっぱりマッチしたら行くというようなことがやりやすいのは、
本当にオンラインのすごい大きな特徴でもあると思いますので、
だからこそ、やっぱりこういうような方法で行われているイベントがあるというのは、
とても良いことだなと思います。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
何かこういうようなこと、
やりたいなとか、
今後こういうようなアイディアで、
こういうような勉強会をテーマでやっていきたいなとか、
そういうものって何かあったりするんでしょうか?
辻 真吾
そうですね。
そういう意味で言うと、
さっきのちょっとスピンオフ企画で、
オンラインじゃなくて、
実際会場にみんな集まって、
何かやるっていうのも面白いかなと思ってますね。
多分その時は何か話を聞くというよりも、
ちょっと、
まあ、いわゆる黙々会みたいな、
まあそういうのでも面白いかなと思って行ったりするんですが、
まあ具体的に何かやろうっていう感じでもないので、
まあ、
やるとしたらあれですかね、
あの時期もそろそろ時期なんで、
常連の方とかスタッフで忘年会をしたいっていうのは、
今、
真っ先に思いつきました。
高見知英
あー、なるほど。
あの忘年会ですね、
いいですね。
あとは、やはりオフラインのイベントとかなると、
いつもオンラインの時はプログラミングとかであれば、
高見知英
あなたの環境で試してみてくださいとか、
そういうようなことも言いやすいですけども、
逆にそうそう試せない、
例えばロボットですとか、
そういうようなものとかっていうのは、
やはりこういうオフラインのリアルなものとは、
相性がいいかもしれませんね。
辻 真吾
あ、そうですね、確かに。
そういう企画、
まあなんか、
まあ子供向けとまでは行かないですけど、
全然子供向けじゃなくてもいいので、
なんかリアルなハードウェアを少し触るっていう企画があると、
辻 真吾
ちょっと面白いかもしれないですね。
高見知英
そうですね。
リアルなハードウェアを触るものとか、
実際にそばで見ないとわからないものとか、
そういうのもその時は、
やはりオンラインではなかなかできないことにもなりますので、
やっぱりそういうような時に、
オンラインとオフラインが、
両方のイベント、
すごく特徴的に輝くような取り組みになっていけると面白いですよね。
ありがとうございます。
ちなみに、
こちらのみんなのパイソン勉強会の活動は今まで行っていて、
特に何か課題に感じていることなど何かありますか?
辻 真吾
課題ですか?
課題?
高見知英
うーん、
辻 真吾
スタッフの老朽化ですかね。
もうあの、100回近くやってるので、
初期メンバーがちょっと、
あの、歳をとってきたっていうのが、
最近あの、若いスタッフがちょっと、
若干増えてきたんで、
だいぶ回るようになってきたんですが、
ま、あの、非常にありがたいんですけど、
やっぱり、誰も専門で、
みんなのパイソン勉強会を専門で運営してるわけじゃないので、
それぞれやっぱり忙しくなると、
なかなか手が回らないっていうのがあったりするので、
そうですね。
で、まあ運営に関わって、
あの、欲しいなとは思いつつも、
なかなかこう、
例えば、
私が社長でスタッフ全員給料払ってるんだったら、
これやっといてっていうのもありですけど、
そういう組織じゃないので、
そこは、まあちょっと課題かなと思ってますけど、
それでも自主的に絶対誰かがやってくれるので、
あの、みんな助け合いの精神で素晴らしいなと。
で、私もあの、もちろん司会をやったり、
あの、スライド作ったり、
あの、手が空けばやるので、
これはなかなかお金じゃない体験っていう意味では、
すごい、あの、ありがたいですね。
高見知英
うん、そうですね。
ありがとうございます。
やはり、そうですね、
スタッフがだんだん高齢化していくっていうのは、
本当にどこの勉強会の課題でもありますね。
はい、ありがとうございます。
でも、本当に若いスタッフの方が入っているっていうことで、
それは本当に何よりだなと思います。
やはりこういうような、
あの、仕事以外のコミュニティを運営するって、
ひょっとしたら本当に仕事よりも大変なのではないか、
というところが、
結構あるなというふうに感じてはいますので、
やっぱり、
仕事だったらばお金で解決できるところを、
コミュニティではできないので、
じゃあ、その代わりにどういうような形で解決していくのかっていうのを、
考えなければいけないっていう、
しかも、あの、人ごとに、
お金であれば大体どのような人にも、
ある程度の価値として認識されるけれども、
お金じゃないからこそ、
みんな一人一人違う。
だから、その一人一人に対してどういうふうに、
え、アピールしていくのかっていうのが、
すごく難しくなってくるところはあるなと感じますね。
はい。
ありがとうございます。
ちなみに、
みんなのPython勉強会として何か、
この問題に対して取り組んでいることなど、
何かございますか?