1. SBCast.
  2. SBCast.#98 選ばれる街になる..
今回は、横浜にも数多く存在する団地。ここから新しい団地のモデルを創造しようと活動する、一般社団法人団地暮らしの共創の小柴健一さんに活動の内容や思いを伺いました。

サマリー

一般社団法人「団地暮らしの共創」の小柴健一さんがゲストとして迎えられ、団地再生の取り組みについて話し合われています。彼らの活動は、団地の高齢者住民と若者の交流を促進し、団地の魅力を外部に発信することを目指しています。街の活性化の過程において、団地のホームページやフェイスブックの更新運用には課題がありますが、公式LINEを活用して団地の情報発信を行っています。さらに、スマートフォンの使い方講座などの活動も行っており、紙ベースの情報伝達を減らすためにITの活用を模索しています。団地暮らしの共創団体は、団地の活性化に取り組んでおり、団地が選ばれる町になるために魅力的な環境をつくりたいと考えています。小柴健一さんの活動のキーワードは、「選ばれる町になる」とのことです。

団地再生の理念と目的
小柴健一
やはり、我々の活動を通してですね、選ばれる街になるといいかなというふうには思っていて、
すべてを網羅することはできないんですけども、我々の活動がですね、少しでもその選ばれるまちづくりの一助になればいいかなというふうに思っています。
高見知英
NPO法人、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.のポッドキャスト番組、SBCast.です。
この番組は、様々なステージで地域活動、コミュニティ活動をされている皆様の活動を紹介、活動のきっかけや思いを伺うポッドキャスト番組です。
進行を務めますのは、私、フリーランスとしてプログラミング、アプリ開発、講師、書籍出版などを行いながら、このNPOの理事を務める高道英です。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは今回のゲストは、一般社団法人団地の暮らしの共創、小柴健一さんでございます。小柴さんどうぞよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。それではまず簡単にではございますが、自己紹介をお願いできますでしょうか。
小柴健一
はい、私は一般社団法人団地暮らしの共創の事務局長をしております。小柴健一と申します。年齢は58歳です。
私は様々な仕事、現場の仕事をしてきました。直近は、在宅介護のペアマネージャーの仕事をしておりました。
そういうこともあって、子どもも家を出てしまって、夫婦二人暮らしということもあって、介護の仕事をしてまして、様々なご高齢の方のお住まいを邪魔する中で、
やはりなかなか今の介護保険のサービスの中で、どうしてもやっぱりこぼれ落ちてしまう人たちをたくさん見てきたんですね。
そういう思いもあって、団地で昔ながらの長屋みたいな、助け合ったり支え合ったりみたいな環境で暮らしたいなという思いがあって、団地に引っ越してきたのが小柴健になります。
それが、これからの話につながるかと思います。
高見知英
はい。ありがとうございます。そうですね。
在宅介護のケアマネージャーをやられていたとのことですね。ありがとうございます。
そうですね。やはりこういうようなケアマネージャーの方とお話をする機会というのは他にも自分もあるのですけれども、
そういう介護保険とか医療のサービスからこぼれ落ちてしまうとか、そういうようなところに水を感じてしまうという方は結構いらっしゃるというお話は伺っております。
はい。ありがとうございます。
それではこちらの活動についてということで進ませていただければと思いますが、まず活動するようになった理由、まずはどのような形なんでしょうか。
小柴健一
そうですね。団地は横浜市もたくさんあります。
今、横浜市内にも地区40年以上で500戸以上の団地というのが64あります。
そういう中で、村上の団地というのは、そこに暮らす人たちの合意がないと何も決められないんですよね。
それもあって、いわゆる団地再生というと、いろんなところで取り組まれていて、横浜だと例えば陽光大学とかですね、
熊憲吾さんとか佐藤柏さんとか、ああいう有名な方がやっている団地の再生みたいなのがあるんですけど、そこは寝退なんですね。
村上は先ほど申し上げたように、そこに暮らす人たちのやはり合意形成が必要になってくるので、なかなか新しい取り組みだったりとかということができないんですね。
それで、うちの団地も地区50年ぐらい経つんですが、やはり住民の高齢化だったり、施設設備の後継年化という2つの合意の問題があって、
管理組合とか、要は団地の建物とか敷地を管理する組織ですけども、そこもやはり住民が高齢化して、任期も1年とかで変わってしまうので、なかなかやっぱり中長期的な課題に向き合えないという問題がありまして、
それで、なかなか課題解決に結びつかないというようなこともあって、先ほど自己紹介でも申し上げましたが、私自身も安心して最後の最後まで暮らせるような環境を作りたいということで、
団地の魅力を増やすための活動
小柴健一
文庄団地というのが本当に手つかずの状態ですので、そこで団地の再生の新しいモデルが作れたらなと。それは誰かのためというんじゃなくて、自分自身が先ほど申し上げたように、最後の最後まで安心して暮らせるような環境が作れればいいかなというふうな思いですね。
私が管理組合の理事長を3期やったんですが、ルール上、それ以上理事長ができないというのもあったりとか、そういうのもありましたので、その辞めるタイミングでですね、この一般社団法人を設立をして、誰が管理組合の役員になっても継続して、安心して管理組合の業務ができるような環境ができるようにということで、
我々の団体が管理組合ということは、自治会も今そうなんですけども、アシストするような取り組みを今しております。
高見知英
ありがとうございます。そうですね。誰が役員になってもちゃんと継続して業務ができる環境を作るということで、最後の最後まで安心して暮らせる自由環境を求めるということで活動されているんですね。
ありがとうございます。そうですね。そういうように安心して暮らせる自由環境、自分は団地というところまで活動を伸ばしていろんなところにかかったということはないので、ちょっとまだピントがないところもありますけども、確かにでも団地であればそういうようなことにはなり得るんだろうなというのはなんとなく想像がつくところがあります。
自分の知人も団地に住んでいて、団地っていうのは何度か立ち寄ったことがありますので、なんとなくイメージっていうのがわかりますね。ありがとうございます。
何かその他、最終的に一言として目的としていることを具体的に一言で表せるものがあれば。
小柴健一
そうですね。目的としていることの一番大きなところっていうのは、自分たちでできることは自分たちでやろうよということが一つ大きな目的になります。
今はですね、管理組合、うちの団地が敷地だけでいうと6万5千平米、東京ドーム1.5分あるんですよね。
そこのやっぱり日常清掃なんかも、以前は管理会社に委託をしていたんですけれども、それらを今度、うちらの法人で管理組合から受け負ってですね、清掃活動をしていく。
それも清掃員も全員ではないんですけれども、約半数以上を従業員を雇用して、団地の中で仕事も作り、お金も回していくみたいな地域循環型経済の仕組みみたいなのもできればいいかなっていうふうに思っています。
高見知英
なるほど。ありがとうございます。
自分たちでできることは自分たちでやろうということで。
そうですね。こういうような取り組み、団地という単位でできればそれはとても良いことですね。
自分だとマンションに暮らしているっていうことは多いのでなんですけれども、やはりどうしてもマンション単位での繋がりってすごく弱くなってしまって、地方のマンションなんかだとそれでも結構繋がりはあるっていう話は聞きますけれども、なかなか自分が暮らした2つのマンションではどちらもそういうような暮らし繋がりっていうのはあまりありませんでした。
団地だとどうなるかはわかりませんけど、そういうような暮らしの環境づくりっていうのがもっとできると、それもそれでいいかもなっていうふうに思いますね。ありがとうございます。
こちら対象としている人とか変えたい人としては、もちろん団地に住まれている方っていうのもあると思うんですけども、それ以外に何か対象としている方とか変えていきたいなと思っている方、あるいは者もそうだと思うんですけども、そういうの何かありますか?
小柴健一
そうですね。うちの団地で言いますと800人ちょっとあるんですが、そこで暮らす人たちっていうのは1500人にも満たないんですね。なので1個あたりにすると2人以下ということで、あと高齢化率というと50%近い。
そういうことを考えると、ほぼほぼ高齢の一人住まいか二人住まいが圧倒的に多い団地とも言えるんですね。そうなるとやはり今後数年でものすごい新陳退社が進むんではないかなというふうに考えています。
そういう中で団地に若い世代の方が移り住んでもらえるといいかなというふうに思っていて、そういう意味では団地の中だけではなくて、外に向けての情報発信とかそういうことを団地も、若い人から見ると暗いとか保守的だとか、
閉鎖的だみたいなネガティブな印象を持っている方も多いと思うんですけれども、意外とうちの団地でもデザイナーの方が作ったフルリノベーションの住宅とか散策あったりして、そういうところに若い方が引っ越されてくるケースとか非常に多いんですね。
団地の外部に向けての情報発信
小柴健一
なので、古いからということではなくて、実は古い建物なんですけれども、今のマンションなんかよりも非常に空間、塔と塔の間が非常に空いていたりとかですね、緑が非常に多かったりとか、
そういう意味では、住宅環境としては非常に、ある意味、個室部よりもいいんじゃないかなというふうに我々は考えていますので、できればそういう外の人たちにも団地の魅力を知ってもらえたらなというふうには考えています。
高見知英
なるほど。ありがとうございます。外の人にも団地の魅力を知ってもらいたいということなんですね。
そうですね。やはり団地っていうのは、どうしても外から情報を知るっていうことがなかなか難しかったりするところもありますし、
自分もそばに団地はあるものの、じゃあその団地がどういうようなことをやっていて、どういうようなところが他の場所と違うのかっていうのって、言われても答えられないところって結構ありますので、
やっぱりそういうようなものを見る機会っていうのが増えていければ、それは面白いなというふうに思います。
また、先ほどの都会ほど半価ではないというところもそうなんですけども、そういうようなところって横浜ならではっていうところもありますし、団地ならではっていうところもありますので、そういうようなところをもっと活かした情報発信っていうのはしていければ面白いですね。
小柴健一
そうですね。うちと団地もですね、あと10年ぐらいの予定で、市営地下鉄があざみ野から新百合ヶ丘まで延伸する予定になってまして、歩いてくる距離の中に新しい駅ができる予定なんですね。
そういう意味からしても、全国的に見て、たぶんこんな古い50年ぐらい、開発されて50年ぐらい経つ街に新しい駅ができるっていうのは、なかなかないケースだと思いますので、そういう意味では我々としては非常にチャンスかなっていうふうな感じでます。
高見知英
なるほど、そうですね。横浜の市営地下鉄が今までのところよりちょっと北に伸びるっていうような企画ですよね。そういうようなものがきっかけになって、街がまた活性化していくっていうのは確かにあると思いますし、そこをうまく活性化のチャンスにつなげていければいいですね。
小柴健一
そうですね。
高見知英
なるほど、ありがとうございます。そうですね。そういうようなところで、情報発信も含めていろいろな活動をやられているということなんですね。
この団地の情報発信っていうのは、今のところどのような手法を取られていらっしゃるんでしょうか。
小柴健一
一応ですね、ホームページは作ってます。ホームページに紐づく形で、フェイスブックのページもあるんですけれども、私がほぼを管理しているので、なかなか更新運用はできてないかったりとかですね。そういうところ、今課題は課題です。
なるほど、ありがとうございます。そうですね。ホームページやフェイスブックでの情報発信ではあるものの、管理運営の方に力が割れてしまっていて、なかなかそれらの情報発信には至ってないというところなんでしょうか。
他のことに手一杯で、そこまで手が回らないというか、本当にそういうところを手伝ってもらえる方がいたりすると大きいかなというふうに思ってます。
ありがとうございます。その管理っていうのは、必ずしも団地にいる人じゃなくても、団地であるかどうかともかくとして、いろんなところで街が活性化していけばいいという視点でも関われたりはするのでしょうか。
できるのであれば、団地の中に住んでいる方が一人一人の言葉を発信するとか、団地じゃなくても同じエリアの方が発信するとかということの方がいいのかなというふうには感じています。
高見知英
そうですね。やっぱりエリアの人が発信をする。いくら場所を作れるのは周りの人も関われたとしても、やっぱり実際の生な情報を発信できるのは中にいる人。団地にいる人だったりエリアにいる人だったりしますもんね。
小柴健一
そうですね。
高見知英
ありがとうございます。
はい。
やっぱりそうですね。エリアの情報をある程度集積していけるっていうようなのもあるといいかもしれないですね。やっぱり自分もホームページを眺めていて思うのは、やっぱり自分が見て楽しめるようなホームページであったほうがなおいいのかな。
周りの人が見て、こういうところがあるんだって、支配できるようなところであればいい。もちろんなんですが、自分本人が見ても、そういえばこんな側面があったなって気づかされるような、そういうところであったほうが運営してる側としても楽しいですし、やっぱり外の人にも魅力が伝わりやすいのかなというふうに思ったりはしますので、そういうようなところも目指していければ面白いのかもなというふうに思っています。
とは言ってもなかなか難しいことではあったりしますけど。ありがとうございます。
何かその他活動について、これは課題だなと思っていることは何かございますでしょうか。
公式LINEの活用
小柴健一
先ほどお話ししたように、やはり高齢の方が多いので、なかなか情報発信でICPを活用したりというのが非常に難しい部分があるんですね。
やはり最終的には紙ベースになってしまったりするので、今ハイブリッドでやる方法も取り組んではいるんですけれども、余計手間がかかるという部分もあったりとか、
管理組合でも自治会でも情報を伝達するにしても、やはり固定電話しかないという方もいますし、メールはちょっと使えないとか、LINEはやっているとか、
本当に様々なので、一つのツールで何かを伝えようとすると、やはり紙ベースになってしまうというところで、どうしてもスピード感が足らなかったり、
高見知英
きちっと情報がスピードに伝わらないとか、ということがやっぱり大きな課題かなと感じています。
なるほど、ありがとうございます。そうですね。やはり特に高齢者が多いので、ICPの活用がしづらいこと、紙ベースになりがちなことっていうのは本当によくありますね。
自分も区民センターに関わる機会とは多いんですけれども、やっぱり区民センターの活動って何かしらにつけて全部紙だらけになってしまう。
それは大半の人がやっぱりインターネットのツールをあまりうまく使えないっていう方が多いからっていうのもそうなんですけれども、やっぱりそういうところにいると、そうでない人がいたとしても結局紙になってしまう。
だからそうでないインターネットツールを使える人も結局下の方にスピードを合わせなきゃいけないっていう風になってしまうことが多くて、結局全体的に動作が遅くなってしまうというところがつらいなって思いますね。
ありがとうございます。もちろんお年寄りでもITの利活用ってやろうと思えばできるんですけれども、ただそのきっかけがないときっかけの量は多分若い人の倍以上に必要になっているケースは多いと思いますので、そこは難しいなって思いますし、
特にじゃあ情報を出していこう、情報発信していこうっていうのは、していこうと言ってできるのって若い人でも難しいと思いますので、やっぱりそこをどうやって情報発信に結びつけていくのかっていうのがなお課題ですね。
個人的にはやっぱり自然と情報が漏れ出ている、例えば歩いているだけで何かを電話しているだけで自然とそれが情報になって出力されるみたいなそういう仕組みがあった方がいいんだろうなっていうふうに思うところもあるんですけども、じゃあそれをどうすれば、何をどういうふうに加工していくのかっていうのが一つの課題なのかなって思います。
ありがとうございます。
ちなみにこれ柏さんとして何かどういうふうに取り組んでいこうなどといった実際の計画などは何かありますでしょうか?
小柴健一
そうですね。実は去年の4月に私の友人の看護師が団地のすぐそばに訪問看護ステーションを設立しました。
そのそばというか団地に本当に隣接する路面のところに、町の保健室というのを常設して今開設されています。
そこで日々体操教室だったり、あと就活のセミナーだったり、あとまさにスマホの使い方講座なんかもやってるんですね。
そういうところを活用して、やはりご高齢の方もスマホにガラケーからスマホに切り替わっている。
その中でやっぱりスマホの使い方、特に私も個人的に感じていることなんですけれども、やはりお子さんとかお孫さんと連絡するためにスマホにLINEを入れている方が多いんですよね。
紙ベースからの脱却
小柴健一
なのでLINEを使った情報伝達みたいなことができるといいかなと思って、去年から試しに公式LINEを作りました。
頻度が多いとうるさくなっちゃうので、毎日必ず1件ずつぐらい地域の情報だったり、お得な情報とか、こんなことがあるよとか、
っていうようなことをお知らせするようなことを今ちょっと始めているところです。
今だいたい登録がですね、LINEの登録が110件か20件ぐらいまでになっているところです。
高見知英
なるほど、ありがとうございます。LINEの公式チャンネルを使われてらっしゃるんですね。
もう一つ、街の保健室を使われる。そこで体操をやったり、スマートフォンの教室をやったりする。そういう仕組みがすごくいいなと思います。
自分の別の知り合いで街のIT相談室をやってらっしゃる方がいて、そこでわからないことがあったら気軽に相談ができるというようなところを作ってらっしゃるという話を聞いて、それもすごく良いなと思いました。
もちろん知っている人はいっぱい知っているけど、知らない人はとことん知らないというのがITの現状になっているので、その知識の溝を少しでも平均化するというような取り組みがいろんなところにあると、それはとてもいいなと思います。
そしてもう一つ、スマートフォンを使ってお孫さんと連絡を取っているという話は他のところでも聞いたことがありまして、特に以前どこかの調査で行われたものですけれども、家族と一緒に住んでいる年寄りの方よりも一人暮らしで暮らしている方の方がITスキルが高い傾向があるという話を聞いたことがあって、
それはやはりお孫さんとかと連絡を取るためというのが一番良いんですけれども、若い人もそうですけれども、必要性がないとスキルって育たないものなので、必要性のレベルがちょっと若い人より高いだけで、お年寄りの方であってもニーズがそれだけあればいくらでも伸びるというのがあるなという風に感じました。
小柴健一
なのでそういうような取り組みっていうのはとても良いことだなという風に思います。少しでも情報に触れる機会が増えれば増えるほど、お年寄りの方もじゃあ自分もやってみようかなって思ってくれる可能性が増えるということになりますので、そういうのはどんどん増えていければいいなという風に思います。
高見知英
ここでちょうどいいところでもありますので、次のご質問ですが、ITについてどう関わっていきたいなど何かございますでしょうか。
小柴健一
そうですね。先ほどもお話ししたように、やはり紙ベースが非常に多いので、やはりもう少しITを使った形でのスマートな取り組みというのができるといいかなと思っていて、
例えば電子会談番みたいなものだったりとか、今もちょっと試験的に自治会なんかもLINEのオープンチャットとか活用したりとかですね、なるべく紙を減らしたいなということを今考えていて、どうしても紙の方が便利なところもあるんですよね。
どうしても、例えばLINEもそうですけども、ITのある意味、ちょっと欠点なのですけども、情報が流れていってしまう。紙だとまたすぐ手元に置いておくように見れる。
だからそこがうまく連動するようなものができると、理想的かなというふうに思っています。
なんかそこのうまい仕組みがないかなみたいなね。できることなら、例えばダンチの扉のところにタブレットみたいなのがついていて、必要な情報がここに入れるとかね。
なんていうのができると面白いかなと思いますけど。
高見知英
ダンチ限定のSNSとかそんな形になるんでしょうかね。
小柴健一
そうですね。そういうのが双方向でできたりとか、できると、例えば暗記確認にもつながったりとかですね、災害時の情報伝達だったりとか、それも安心安全につながることにもなると思います。
いろんな情報が細かに伝わりやすくなるのかなというふうには思いますね。
高見知英
やはり紙ペースを少しでも別のものに置き換えていきたいっていうのは非常によくわかりますし、自分も国民センターの用紙とかってほとんど全部紙で送られてきて、自分はデータでいいって何度も何度も言ってるのに紙で送られてくるっていうのがすごく多くて、
団地の魅力と課題
高見知英
それだけでも多分かなり経費的にも無駄になってるんだろうなっていうふうには思いますし。
やっぱりそういうところから言うと、前に他の人から言われたようにSDGs的観点でもこれまずいんじゃないのって言われてる。
やっぱり紙って資源ですからね。資源の無駄遣いはよろしくないですから。
それにやっぱりいわゆるLINEのチャットとかだとどうしても流れていってしまうっていうところが先ほどの通りありますし、
これやはりLINEとかTwitterとかみたいな流れていくもの、フローコンテンツと言われてますけども、そういうようなものの宿命のようなところがあるので、
本当であれば他にストック型のコンテンツって言ってもある程度同じものが残っていくようなものとセットで使うものなんですけども、
片方だけが普及しているっていう場所はまだまだ多いので、そこがやはり難しいところ。
どういうふうにうまく使い分けてもらえるようにするのかっていうのが課題になってくるんだろうなっていうふうには思いますよね。
ありがとうございます。
でも本当にまずはフローコンテンツに触れられるようになるっていうのが第一歩だと思いますので、そこはうまくそこから広げていければいいですよね。
小柴健一
ありがとうございます。
高見知英
それでは続きましてですけれども、何かこれを聞いている人にしてほしいこととか何かありますか?
小柴健一
そうですね。僕はこのポッドキャストのことを詳しく知らないというのもあるんですけど、おそらく若い方がたくさんたくさん聞いてるんだと思うんですよね。
その中でやはり先ほどもお話ししたように、団地って古臭くちょっと忘れ去られたような存在なんですけども、
実は住環境としても非常にまだまだ魅力がある場所なんですよね。
なので、ぜひ機会があれば団地を訪れてもらいたいなというふうに思いますし、
我々も団地の情報なんかをですね、もっともっと皆さんにわかりやすく伝えられるような取り組みなんかもできるといいかなと思っていて、
ただやはりですね、先ほども話したように、ご高齢の方は圧倒的に多くてですね、若い方もいらっしゃることはいらっしゃるんですけども、
若い方はどうしてもね、仕事優先になっちゃったりとか、やはり今の時代ですと子どもが関の方が圧倒的ですので、
なかなかやはりこういう団地の活動とか地域の活動には参加しにくいという方が多いのですね。
そういう中で外の方が興味を持ってくれて、我々の活動に共感をしていただける方がですね、
少しでもできる範囲の中でですね、お手伝いとかしてもらったりとか、イベントの協力だったりとか、
そういうことができるとすごく嬉しいなというふうに思っています。
高見知英
ありがとうございます。そうですね。やはりより多くの人が団地というものに注目をしてほしい。訪れてみてほしいというところですね。
若い人たちへのアピール
高見知英
ありがとうございます。やはり団地の情報をせっかくいろいろなもので発信をしているので、
それを見てみてどういうものなのかっていうのを見ていってほしいなと思いますね。
それに先ほどの団地活動についても、やっぱりコミュニティーは特に若い人たちが中心のコミュニティーなんでうまく回っているのかって、
やはり人数がとにかく多いことで、一人当たりの負担ってものすごく小さくなっているというのがあると思いますので、
なるべく大人数で、多少確かに効率は失われるかもしれないけれども、それでもトータルでいうと少しずつ効率が良くなるように、
とにかく大人数で動いて、大人数で考えられるようになっていけばまずはいいのかなというふうに思っています。
そういうように注目をしてくれる人がいたらどんどん増えていけばいいですね。
小柴健一
はい。
高見知英
こちらの団体として団地の暮らしの競争として、やりたいことややってみたいことなど何かございますか?
小柴健一
そうですね。元にも申し上げましたが、やはり団地は抱えている問題、課題っていうのはうちだけの特有の問題ではなくてですね、
先ほど申し上げたように横幅では大規模な団地だけど64もあるんですね。
それ以外にも中小のワンションも含めたらものすごい数あって、やはり同様の課題を抱えています。
なので、我々が少しでもその問題の解決、課題の解決に結びつくようなことができればですね、
それを他の団地でも試してみたりとかですね、それをビジネスモデルとして他のところに展開をしていくみたいなことができるといいかなっていうふうにはちょっと考えています。
高見知英
なるほど、そうですね。ありがとうございます。団地が抱える問題っていうのは本当に特有の問題ではなく、いろいろなところで共通しているというのはそうですね。
やはり本当にこれは地域課題といえるものすべてに共通するところが多いかと思いますが、やっぱり子育ての課題であったとしてもITの課題であったとしても、
やっぱりどこの街に行ってもある程度共通をしているっていうようなところっていうのはすごく多くて、
もちろんその地域その地域ごとに少しずつ違ってきたりすることはありますが、
ただ共有できないものばかりかっていうと全然そんなことはなく、半分ぐらいの情報は共有できる、そんな状況になっていることが多いと思います。
だから本当にいろんな人たちが見ていけるような、何かこれが解決策のヒントになるんじゃないかみたいなものがどんどん発信していけるようになるといいですね。
団地の活動とその展望
小柴健一
そうですね。
高見知英
ありがとうございます。
それでは今後インターネットで団地の暮らしの競争のこちらの活動を知るにはどのようにすればよろしいでしょうか。
小柴健一
そうですね。ホームページとかフェイスブックのページは持っているんですけども、今うまく活用されていない状況なので、
またそれをですね、もっともっと皆さんに知ってもらえるような取り組みとかっていうものもずっと考えていきたいと思いますし、
またそれを逆にどうやったらより多くの人に知ってもらえるかっていうことをですね、
外にいる人たちの力も借りながらできると一番理想的かなというふうにちょっと考えておきます。
高見知英
なるほど。ありがとうございます。
こちらのホームページなどの情報をうまく取り組みを考えつつも、外にいる人の力も借りながらやっていきたいということですね。
そうですね。本当にいろんな人とうまく協力をしあってノウハウをどんどん作っていければいいなというふうに思いますね。
小柴健一
そうですね。我々の活動はですね、本当に無償のボランティアじゃなくて、やはりきちっと仕事をしてもらったらきちっとそれだけの費用を支払えるような形を作りたいなと。
無償のボランティアだとなかなか続かないんですよね。
なのでやっぱりきちっと対価を支払って仕事としてやってもらうという形ができると、やはりもちろんその責任も出てきますし、やっぱり無償だと持続しないんですよね。
なのでそういう形できちっと皆さんが活動していけるような環境も同時に作っていけるといいかなというふうには考えています。
高見知英
そうですね。ありがとうございます。本当にこの持続性、持続可能性というものはすごく大事になりますね。
やはり好きなことだからこそ、必要だと思っているからこそ、無償でやってしまいがちなところはありますけど、それはその先に繋がらない、その先にもっとひどいことになってしまいかねないということになりますので、やっぱり仕事に結びつけられるようにしていくという考えはとても重要になってくると思います。
ありがとうございます。そういうような活動を持ってやっていければいいですね。ありがとうございます。
それでは最後になりますけれども、団地の暮らしの競争、こちらの団体の活動のキーワードが何かございましたらお伺いできますでしょうか。
小柴健一
そうですね。キーワードですか。難しいと思いますけど。本当に人口が大減少していく、今もう時代に突入してきていますので、やはり我々の活動を通してですね、選ばれる町になるといいかなというふうには思っていて、
全て網羅することはできないんですけども、我々の活動がですね、少しでも選ばれる町づくりの一助になればいいかなというふうに思っています。おそらく何も手をつけないような町っていうのは、やっぱりどんどんどんどんスラムになっていったりサビで出たりすると思うんですよね。
なので、若い人たちが本当に魅力を感じてくれるような町、団地にできるといいかなっていうふうに思っているところです。
高見知英
ありがとうございます。そうですね。選ばれる町になるということですね。やはり選ばれる町。若い人に選ばれたり、場合によっては高齢の方にも選ばれる町になっていくと、やっぱり選ばれる町になればなるほど、いい方向で、じゃあこういうこともやってみようかとか、そういうような勢いもついていくと思いますので、本当に選ばれる町になっていければいいですね。ありがとうございます。
その他何か、これは最後に言っておきたいなとか、これ言い忘れたなとか何かございますか?
小柴健一
そうですね。やはり横浜って日本で一番大きな政令指定都市ですので、そこから新しい団地のモデルが発信できるというと、すごく社会的なインパクトが大きいのかなというふうには思っていて、
なので、ぜひ文庄の団地の新しい再活化のモデルを発信できればいいかなというふうに思っています。
高見知英
ありがとうございます。そうですね。新しい団地のモデルを作っていければ、提案していければいいですね。
横浜だからできるっていうふうに言われてしまうこともあるかもしれませんけども、でも全く同じっていうわけにはいかないけども、何かしらの方法で他の町でも展開できるような方法が横浜から発信できるという可能性は十分にあると思いますので、そういうのを出していきたいですね。
そうですね。
ありがとうございます。
それでは、今回のゲストは一般社団法人団地の暮らしの教祖、こしわけんいちさんでございました。こしわさんどうもありがとうございました。
小柴健一
ありがとうございました。
高見知英
ありがとうございました。
ありがとうございました。
お互い支え合えるような関係性づくりを目指して、団地・暮らしの教祖を立ち上げ、活動を始めました。
誰かのためではなく、自分自身が安心して暮らせるような循環境を目指して、自分たちでできることは自分たちでやろう。
団地暮らしの共創の活動
高見知英
団地の中で仕事も作り、お金も回していく。地域循環型経済の仕組みを考えていければいい。
一般社団法人団地暮らしの教祖の活動のキーワードは、選ばれる町になるといいかな。
人口が大減少する時代。
そのために必要なすべての活動を網羅することはできないものの、自分たちの活動が選ばれる町になるための活動の一助になればいいと、こしわさんは言います。
何も手をつけないような町というものは、どんどん寂れていってしまう。
若い人が本当に魅力を感じるような町。団地にしていきたい。
団地、それはあまり気にしないかもしれないけれども、私たちが住む町の一部。
みなさんも団地暮らしの教祖の活動を見て、自分たちの住まい、町、改めて考えてみませんか。
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それらが使えないという方は、まちづくりエージェントサイドBTTサイトのお問い合わせフォームなどからご連絡ください。
また、SBCASTでは、継続のための寄付受付を行っています。
毎月1000円の月額サポートの内容となります。
得点などご興味ご関心のある方は、ぜひ寄付サイトをご確認ください。
今後もこの番組では、様々なステージで地域活動、コミュニティ活動をされている皆様の活動を紹介していきたいと思います。
それぞれの視聴環境にて、ポッドキャストの購読ないし、チャンネル登録などをして次をお待ちいただければと思います。
それでは今回のSBCASTを終了します。お聞きいただきましてありがとうございました。
45:11

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