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高見知英
はい、SBC.オープンマイクナンバー105、歴史とデジタルということで、今回始まりました。
今回は、開港5都市景観まちづくり会議というものは先日開催されましたので、こちらについて実際SIDE BEACH CITY.でやったことということを中心にお話をしていこうと思います。
今回は、実際に開港5都市景観まちづくり会議に参加された椋木さんにお話を伺えればと思います。
椋木さんどうぞよろしくお願いいたします。
椋木大介
はい、よろしくお願いいたします。
高見知英
よろしくお願いいたします。
それではまず簡単にですが、自己紹介からお願いできますでしょうか。
椋木大介
はい、椋木大介と申します。
SIDE BEACH CITY.に入って1年ちょっとぐらいですかね。
その最初の活動として、この開港5都市まちづくり会議に参加させていただいて、
いろいろと準備とか参加してきました。
普段はIT系の仕事、ゲーム作ったりだとか、システム作ったりだとか、そういう仕事をしております。
よろしくお願いします。
高見知英
よろしくお願いいたします。
それでは今回、開港5都市景観まちづくり会議というイベントに参加されたということでございますが、
今回のSBC.オープンマイクを裏にやってる方、
そもそも開港5都市景観まちづくり会議って何?っていうレベルから全く知らないという方もいらっしゃると思います。
簡単にこちらの開港5都市景観まちづくり会議の概要とお話を伺えますでしょうか。
椋木大介
そもそも知らないと思うんですけれども、
開港5都市ってのがそもそも黒船来港ですね。
ペリーが来港した時に一番最初に開いた港、海外向けに開いた港ってことで、
函館、新潟、横浜、長崎、神戸っていう5都市ですね、がその港なんですと。
そのつながりで、その5都市でまちづくりって共通するものは港町としてあるんじゃないか。
ということで結構古く、もう何十年も続いているこの5都市のメンバーでの会議ということになっています。
実際何するのかっていうと、ただ集まって会議するって言うんじゃん。
あれなので2日間かけて全体会議と分科会という2つがありまして、
全体会議の方ではその開催都市でテーマを決めて、
例えば今回横浜だとあぶない刑事のプロデューサーを交えて、
なぜ横浜で撮ったのかだとかっていうようなことをやったりだとか、
分科会の方ではそれぞれ横浜の町とか、文化、酒づくりだとか、
そういったものをテーマにして歩いていって、そこで5都市の皆さんを招いて、
横浜の町歩きをしながら、その結果について話し合う、みたいなことをやってました。
大体全体で150人ぐらい参加してますね。そういう会議をやっておりました。
高見知英
こちら本当に毎年いろいろと活動されているというのなんですよ。
高見知英
こちらのSBC.オープンマイクでもお話はしておりますけれども、
今回は特に何か新しくこういうことを始めましたとか、
SIDE BEACH CITY.でこういうことを重視しましたとか、
そういうような話も伺えればと思いますが、いかがでしょうか。
椋木大介
今回というか、そもそも開港5都市って5都市なので、毎年開かれるんですけど、持ち回りなんですね。
だから横浜5年に1回なんですと。
なので横浜の方では、前に行われたのは5年前ということで、
もう当時の担当者とかいなくなっちゃっていってるんですよね。
なので、そもそも当時何がされたのか、
あとは他の都市ではどんな会議をしていたのかということを探りながら、
じゃあうちはこういうことをやろうかっていうのを探っていくと、
SBC.のメンバー、私も含めて4人参加したんですけど、
主にやってたのは準備の段階から、市役所でこの関係者が集まって、
何をやるべきか、そもそも何をやるべきか、
どうやって広報していくべきか、みたいなことを話し合ってるんですけど、
そこで意見を出し合って、SBC.としてIT系がどうとかっていうところではなくて、
一般的に考えて港町としてこういうことをしたら面白いんじゃないのっていうのを、
私たちの視点から提案するということを基本的にしました。
あとは当日ですね、全体会議や分科会の準備をして、
一般参加者の方と交流をすると。
ところでお手伝いをさせていただいたっていうところは、
高見知英
SBC.としてやってきたところです。
そうですね。IT系ではなくも本当に港町として何ができるかというような話を
主に進めていて、そちらの準備と今回は担当して行ったということですね。
椋木大介
はい、そうですね。
高見知英
具体的に何かを実際に会議で参加してお話をした内容とか、
こんなことがあったよとか、そういうことも合わせて伺えればいいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
椋木大介
はい、例えばですね、これは事前準備の段階だったんですけども、
市役所で事務局としては横浜市の都市計画室か、都市デザイン室の方がいらっしゃって、
そこを取材でいろいろと項目を決めていくんですけど、
そこで一つ議題が出ていて、例えば今回のキャッチフレーズ何にしましょうと、
っていうのがあって、それが結構意見の出しどころで、
SBC.のメンバーの3人ほどそこに参加して、
これがいいんじゃないか、こんなキャッチフレーズがいいんじゃないかって入れて、
最終的には未来への架け橋とかっていうふうになったんですけども、
架け橋の部分を、今まで港町だけど橋って使ってないよねとか、
っていうふうに、今までの開催概要と横浜の町の性質を把握して、
高見知英
こんなふうなキャッチフレーズ入れたらいいんじゃないかっていう提案をしたりしてました。
椋木大介
で、あとはSBC.としてやってたのは、何かを主催するというより分科会の手伝いってことで、
3つに分かれて、分科会ってそれぞれテーマがあるんですけども、
私の場合は、横浜の町歩きをしてから、横浜の大規模災害に負けない町づくりを考えるということをやってたんですけども、
そこのディスカッションの事前準備、ポスターを用意したりだとか、
画用紙を用意して、こういうふうに進めていこうみたいなことをやったりしてました。
高見知英
私はそこの一般参加者の方とよく交流させていただきました。
そうですね。実際に町歩きを行って、災害に負けない町、どういうふうなことを考えていくのかとか、
そういうようなこともお話をされていったということですね。
椋木大介
そうですね。特に港町での災害対策。
今回は関内の町の建設系の企業の方が主催となって、
実際に防災のために町づくりをされている方で、広場を整備したりだとか、道路を整備したりだとか、
そういうことをされている方なんですね。そこに対して、実際に町を歩いてみた結果として、
こんなことをしたら面白いんじゃないか、みたいなことを提案する。
というのを、その分科会、分科会4の大規模災害に負けない、
高見知英
開港ことしだからできる連携の未来というテーマなんですけども、そちらに参加してきました。
高見知英
やっぱりそういう災害に負けない町を考えていくというのは、とても重要なことにはなってきますもんね。
具体的に何かそういう意見が上がったものとか、そういうものって何か、
これはすごく記憶に残っているなというのを、
椋木さんとして何かあれば、お伺いできればと思うんですけれども、どうでしょうか。
椋木大介
結構実践的というか、そもそも参加メンバーが、
そのご都市の商店街の組合の人だとか、市役所の人だとか、
あとは地元で結構有名な、NPOとかNGOで町づくりをしているような人たちというところで、
その経験談から結構具体的なところが出ていました。
例えば、そもそも防災時の課題って、ハード的な面は結構行政や企業が、
企業やデベロッパーが主体になってやっているし、
そこを何か提言してどうにかなるようなものでもないと。
でも、じゃあ何もできないかって言ったらそうじゃなくて、災害のソフト面ですね。
例えば災害時にどんな体制を築くかとか、
あとはそもそも災害が起こった時に、
町ではここが避難拠点ですよとか、
ここに避難物資用の非常用物資が蓄積されてますよとか、
そういう情報があったりするんですけど、
それが普段から周知されてないと。
それを周知されてないっていうのを、
普段から伝えようとしたってダメで、
そもそも非常用のことになって、
みんな興味なんか持ってないから、
それを単に伝えるだけじゃダメなんですと。
じゃあどうするかっていうと、
日々興味がある他のことに混ぜ合わせてやるしかないんだと。
例えば、それこそアイドルのコンサートでもいいし、
普段の学校の授業っていうと拡張ってしまうんですけども、
災害活動の中で何か楽しいことを一つやって、
その中で混ぜ込むみたいな。
じゃあ横浜で何すればいいんだっていうのが、
私のグループで置く議題になって、
横浜の関内にはベースサイズがあるし、
最近好調だからこれを利用しない手はないよねとか、
あとは関内そのものを街と見立てて脱出ゲームをやりましょうとか、
そういったいわゆる流行りに乗りましょうみたいなものでもあるんですけども、
そういった道がやっぱり必要なんですと。
そういったことを単なるアイデアじゃなくて、
経験談で語ってくれる人がいまして、
新潟の人だと思うんですけども、
そういったまちづくりの体験談というのは、
他の都市の人から伺うことで実際的なものになっていったと思います。
そうですね。まちづくりの体験談。
高見知英
確かにそういうのはすごく重要になってくると思います。
特に横浜だけだとそういうようなアイディアってなかなか出づらいところもありますし、
実際に災害を体験された方々も今回参加されていると思いますので、
そういう方の生の意見とか避難場所の情報をいかに多くの人に知ってもらうか、
みたいな情報を発信できる人と話せる機会を作るというのはとてもいいですよね。
椋木大介
そうですね。そういうふうに気軽に話せる機会というのはなかなかなくて、
意見を交わしましょうみたいに言っても、
じゃあお互いに事例を資料をちゃんと作って交換しましょうみたいなことをやっても、
そういう何でもない発想ってなかなか出てこないんですよね。
そういうのは直接会って、いろいろ一緒に歩いて、ある意味汗を一緒に流してた結果として、
そういう発想がポンポンと出てくるみたいなことで実際に会って、
そういう話をするみたいな意義があるんだなっていうことは分かりましたね。
高見知英
SBC.はその中で横浜の一市民として参加して、こういうのがあるんじゃないか、こういうのがあるんじゃないかというのをやっていったって感じですね。
一市民として参加されたということですね。
やはりそういう一市民の声が重要になってきて、
やはり商店街の人とか、すでにそういう活動を行っているNPOとかNGOの方々からすると、
どうしてもそれが当たり前でしょっていう感覚になってしまって、
でも実はそれって全然当たり前でもなんでもないよっていうようなものごとが見落とされてしまうことって結構あるのかなって思います。
そこに知らない人の意見が入るっていうのはとても重要なことなのかなっていうふうに思いますね。
椋木大介
はい、ですね。
まあ多分こういう話って普段、街づくりをしている人はその部署では話をしてるんですけど、
その部署って基本的にはそんなに人はいなくて、
今回の都市デザイン室の人たちとかも市長以下数名とかでやってたりして、
なかなか発想そのものが出てこないし、出そうと思ってもネットで事例調べて、
ああ、こんなのあるのねっていうのを知るぐらいですと。
なので、もうちょっと深いところを知りたいってことで、
その関連部署とか関連する団体の人たちが集まるっていう場は、
集まるっていうだけで多分価値があるんだろうなというふうに思いましたね。
高見知英
そうですね。
やっぱりこういう話し合うことによって見えてくる課題って、
とてもたくさんあると思うんですが、
この開港5都市景観まちづくり会議っていうのは、
基本的には話し合いを行った後、その話し合った結果っていうのは
どういうふうに実生活にフィードバックされていくとか、
椋木大介
そういうようなものは決まってたりするんでしょうか。
これ自体は直接フィードバックするというよりは、
それぞれの街づくりに今後役立てていきますっていう形で、
実際の活動に移すのはそれぞれの主催者。
例えば分科会だと、第4分科会の場合は建設会社で、
第1分科会の場合は街の交通系のところをやっていったりするんですけれども、
そういったところの企画や施策に反映されていくというところはあります。
ただ、これ具体的な成果がどうっていうよりは、
横のつながり、街づくりのする人たちの横のつながりを深めることによって、
そこから出てくる企画の質を全体的に高める
みたいな意図があるのかなと思っています。
ただ、今回大規模災害に負けないデータ、
ソフト面が重要だっていう話は、
高見知英
そうですね、確かに本当に関係している人とマッチングする機会って、
意外とあるようでないものなので、
やっぱりそういうような場っていうのが必要になりますし、
そういうような場を例えば関内に作っていこうとか、
そういうのはとても重要になるのかなと思います。
現状やっぱり、今のところイベントとして開かれている、
関内のイベントっていうのも結構数はあるんですけれども、
やっぱりそういうような一つのジャンルに集まってしまっているので、
なかなか他のジャンルの人たちが会う機会がなくて、
結局隣にいるんだけどもなぜかマッチングしないよねっていうような繋がりが
どんどん出てきてしまうっていうようなところはあるのかなっていうふうには思いますね。
そういうような団体をもっと混ぜられるような場所として、
本当にこういう会合ことし景観まちづくり会議っていうのがあるということなんですね。
椋木大介
はい、ですね。あとはそうですね、
結構このまちづくり会議に参加される方がお年寄りばかりかと思ったら、
意外とそうでもなくて、各都市の例えば商店街の自分をしている人、若手さんとか、
都市デザイン室に入ったばかりの新卒ですとか、そういった人たちもいるんですね。
で、私たちも多分SIDE BEACH CITY.の参加者も若い方だと思うんですけども、
そういった人たちって、結構都市の行った人とは話しにくいというよりは、
どうやって本来に聞いたらわからないとか、ちょっと話すのが遠慮しちゃうなとか、
そういった面があると思うんですけども、
SIDE BEACH CITY.は横浜のまちづくりに関わっていながら結構フランクなところがあるんで、
割と何でもぶち上げられるよみたいなところは、フランクとして役立てられるのではないかなと思います。
高見知英
そうですね。やっぱりそこについては本当に共通言語がなかなかないから、
年代が違う人と話しかけづらいなっていうふうに感じるところは、
結構あるんじゃないのかなっていうふうに思います。
だからそういうときに、自分たちのようないろんなパターンを持っている、
いろんな活動の輪を持っている人たちが入り込むことによって、
多くの人が話しかけやすくなる、話しやすくなるというような効果はありますよね。
やっぱりそういうような力を期待していく、そういうような力を発揮していくということで、
自分たちSIDE BEACH CITY.の存在感を出していくっていうようなところが、
やっぱり今回の活動だったんですね。
椋木大介
そうですね。
高見知英
そういうような活動については本当にすごく重要だなというふうに思いますし、
実際そういうようなつながりが生まれていったとして、
そういうような人たちがもっと活性化していく手段を提案できるのも自分たちだと思いますので。
そういうところも含めて、今までの開港5都市景観まちづくり会議内も、
景観まちづくり会議が終わった後も何かいろんな形で活動していければいいですよね。
椋木大介
そうですね。結構知り合った人たちも、
フランクに今度遊びに来ないよみたいな形で話を入れていたりして、
私は分科会の後のパーティーで隣になった人が、
神戸の元町商店街の事務局長さんだったんですけども、
その人の息子さんの話が私の境遇にすげえ似てるなぁみたいなことがあって、
じゃあいつでも相談してこいよとか、神戸に遊びに来たらよろしくねとか、
そういった話ができると、
例えばその人がITで困っていることがあったら、
じゃあこっちからこんなの出来合いでやるよみたいな、
そういう話ができると思うんですよね。
そういうふうに、相手に自分のことを知ってもらうことができるだけでも、
意味があったのかなとは思います。
高見知英
そうですね。
そういうふうに見に行くときに、
例えば神戸に行くときに、
会いに行きたいと思う人っていうのができるっていうのはとても良いですね。
はい、ですね。
ちなみに、今回の開港ことし景観まつり繰り会議に参加していて、
何か椋木さんとしてこれは課題かもなとか、
あるいはこれ自分たちがSIDE BEACH CITY.がやっていったら良いかもなとか、
椋木大介
思われたことって何かありますか。
えっとですね、
これ当日は結構スムーズに上の努力で進むんですけれども、
そこに行き着くまでは、
本当内部は結構グダグダしてたんですよね。
グダグダっていうのは、
例えば次の打ち合わせの日時を誰も知らないとか、
そもそも誰が主体になってこれを進めてるのかも、
体制がよくわかんないぞとか、
情報共有もLINEがまず立ち上がったけども、
やっぱメールでするかってなったり、
分科会ごとにコミュニティを作ってやってやるか、
みたいなふうになってたりしたんだけども、
そういうのが本当に混沌としていて、
情報が完全に錯綜してたんですよね。
そこを使ったとしたら、
そここそ多分ITの力で解決できるところで、
一つ、自分で先にこういう情報共有手段作っておいたんで、
これでこういう体系でやりましょうね、
みたいなことを提案していくと、
高見知英
結構スムーズに収まるんじゃないかなっていうふうには思いますね。
そうですね。
やはりそういうふうに、
統一までの準備に非常に改善すべき点がいっぱいあったということですね。
椋木大介
そうですね。
使うツールも錯綜して、
団体がめちゃくちゃ集まる以上、
そうはないんですけども、
その中で予算を持っている保育所は保育所なので、
なかなか先行で用意して、
自然に金払ったりはできないし、
といって民間の団体は率先してそういう面倒くさいところをやろうとはしない。
ただ自分の活動をしたいから参加してるので、
なかなかそういうことには絡んでいかないと。
私たちはこういうプロジェクトに対して、
プロジェクトの中身を一般参加者としては今回公言してましたけど、
どっちかというとそのプロジェクトの進め方、
仕組みですね。
情報共有の仕組みであるとか、
コミュニケーションの手段だとか、
体制をみんなに分かりやすく周知するだとか、
高見知英
そういったところで貢献できるんじゃないかなと思いますね。
そうですね。
情報ツールの違いっていうのをいかに吸収していくかとか、
高見知英
当日こういうふうなやり方でやるよみたいな話し合いをもっと円滑にしていくとか、
そういうような分野についてはまさに自分たちサイドBHCが、
こういうふうにすればいいんじゃないかっていうふうに言えるところでもありますよね。
椋木大介
そうですね。
特にそれに今回参加したことで、
私たち参加した上でこうした方がいいと思うんですけど、
みたいに言えるようになったと思うので、
今回またこの開港5都市の会議に限らず、
いろんな活動についても積極的に、
こういうふうに管理したらいいと思いますっていう、
プロジェクトマネージャーの補佐みたいな、
高見知英
IT補佐みたいな役割をしていくと喜ばれるんじゃないかっていうふうに思います。
そうですね。IT補佐、いいですね。
やっぱりそういうようなところで、
ある程度実際に顔を出したことによって、
じゃあ次はこちらの話をちょっと聞いていただければみたいな話で、
提案していけるようになるのはいいですもんね。
椋木大介
はい、ですね。
この人がわかってる人だっていうので、
頼られるようになるので、気軽に聞いてもらえるから、
こっちがやりたいことが何かできたとしても、
高見知英
話を聞いてもらえるっていうのはありがたいと思います。
そうですね。
やっぱりそういうような事前の準備っていうのが、
もっともっと充実していけば、
結果的にその当日の話の流れでもっとできること、
今までこれ準備してなかったからできなかったけど、
実はちゃんと準備してたから、
今度から次からできるようになるみたいなことが増えていけば、
当日がもっとより良いものになっていくと思いますので、
やっぱりそういうようなことは、
どんどんしっかりと自分たちも提案していければいいですね。
そうですね。
椋木さん、今回の開講今年経過祭会会議に参加していて、
どういう思いでここに参加されたのかとか、
今後どうしていきたいなとか、そういうのはございますか?
椋木大介
そうですね。
そもそも最初は一体何をやっているのかっていうのは、
そもそも全く知らなかったので、
それでも何か役に立つことあるかなと思って参加をしてみたんですね。
で、参加してみて思ったのは、
結構仕事でやってたことと一緒だなって、
今日はプロジェクトマネジメントですね。
ITの関係者を集めて周知して、
なんとか合意を取って、
当日に向けて進めていく。
高見知英
で、各プレイヤーはそれぞれの思惑があるので、
椋木大介
思惑通りに動くとは全然限らないし、
予定外のことがひたすら頻繁に起きるっていう、
普通のプロジェクトのものだったんだなってことで、
じゃあそのプロジェクトの経験っていうのは役に立つんだなって思いながら見てました。
横浜とか神戸、私そもそも神戸に住んでたんですけど、
港町を巡ってたんで、
そういう意味でちょっと懐かしくはあったんですよね。
元町の方とか、
その港町の人たちが何を考えて町づくりをしてるのかっていったところなんか、
普段は興味持たないし、全然知らないことであると。
全然知らない人たち、興味のない人たちっていうのが、
実は自分と同じような課題を抱えてたんだなっていうのが知れたっていうのが、
今回の大きな収穫だったなって思います。
高見知英
そうですね。
やっぱり一番意外というか、ある意味その通りではあるんですけども、
本当に仕事でやってることと同じっていうのは、
たぶん人が集まるとこうなるっていうところなんですよね。
椋木大介
そうですね。
高見知英
やっぱり仕事ってそういうようないろんなノウハウが詰まった、
何かのルーティン集だったりすることが結構ままあると思うので、
やはりいろんな人が集まった結果、
椋木大介
仕事でやってることと同じようなことになるっていうところは結構あるのかなって思います。
高見知英
だからこそそういうようなことが実際に体験できたのは、
本当に何より良かったんじゃないかなというふうに思いますね。
そのほか、今後、この開講講座組織の生まれつづくり会議は今年は神戸で開催されることになりますけども、
そういう形で、たとえば自分としてどういうようなことをやってみたいなとか、
どういうところを見てみたいなとか、そういうのって何かございますか。
椋木大介
そうですね。
横浜の場合は主催者の側として招待する側だったんですけども、
今度は訪問していく側ということになりますと。
知りたいのは神戸にもSBC.みたいな団体があるのかっていうところで、
もしあったら多分絶対出てくるはずなので、
そういった人たちに普段どんな仕事をしているのかとか、
NPOとして、あるいは企業として、ITとまちづくりっていうテーマで何を見出しているのか、
何が当面のテーマなのか、みたいなところを実際聞いてみたいと、
まちづくり会議の本旨でもあるんですけども、といったところは思いますね。
高見知英
神戸でこういうSIDE BEACH CITY.のようなことをやっている団体がいれば話をしてみたいってことですね。
確かにそうですね。
やはり自分も実際、SBCast.のある同じようなITの利活用支援とか、
そういうような活動を行っている団体については時々調べて回っていて、
もし誰かいらっしゃったらそういう話も聞きたいっていうことをやっていますけれども、
やっぱり実際なかなか、ITという軸は絡んでいつつもそこまでできてないとか、
ITという軸は持ってはいるんだけども、実際はそんなに今SIDE BEACH CITY.がやってるような、
例えばスマートフォンの講習とかプログラミングの講座とか、
そこまではできないっていうような方も多いところではあるなというような話は聞いていますが、
実際外を見ると、例えば神戸なんかだと自分がよく知ってるのは以前SBCast.でお招きをした方で、
神戸のほうでいろいろと音声発信を中心に行われている方でもいらっしゃいますし、
そんな方々のお話なんかも聞いたことはあります。
だからやっぱりそういう人たちの周りに、「じゃあもうちょっとこういうこともやってみたいんだよ。」とか、
そういう方がいらっしゃればぜひお話も伺ってみたいですよね。
そうですね。そういう人とぜひ話をしてみたいと思います。
本当にそういう街づくりの団体の話っていうのも気になりますし、
何かそのほか神戸ならではで、特に神戸については最近部活動の配信ですとか、
いろいろと面白いと言いますか、他のところとは違うニュースが飛び交っているところでもありますし、
やっぱりそういうところがどうなったのかとか、そういう話も聞いてみたいところではありますよね。
椋木大介
そうですね。神戸の行政との関わりがどうなってるのかとか。
横浜は行政がフランクなところではあるんですけれども、神戸のほうはじゃあどんな感じなのかとか。
あとは、やっぱり神戸だと震災以来の事故流出に対してっていうところが結構なテーマとして長年あると思うので、
そこに対して今までどんな活動をしてきたのかとか、そんなところを知ってみたいところですね。
高見知英
そうですね。やっぱりそういう神戸の自治体としての取り組み、行政としての取り組みとかも非常に話を聞いてみたいところではあります。
自分もなかなか行政以外の民間としての神戸の活動とか、
そういう話を聞く機会はあるんですけども、なかなか行政の活動については聞く機会はないもので、
そこについては非常に興味深いところではありますね。
特にそれに向けて、椋木さんとして何かこういうことを今はやっていきたいなとか、
そういう目前の何か目標とか考えていることとかって何かございますか。
椋木大介
目前ですか。
実際この開港後都市のやつは半年以上先になるんですけども、
結構やっているのは、今回やった一番のところは神戸の商店街の人と結構親しくなれたといったところで、
先に言いながらですけど結構話をしてたんですね。
結構ご年配で多分70いってる方だと思うんですけども、
そういう方と腹を割って話し合うみたいなことを今まであんまりしてこなかったんですけれども、
そういう人と実際話をしてみると、すげえ嫌われるかもしれないけど、すげえ好かれるかもしれないみたいなところはあるので、
すげえ嫌われるのを怖がって好かれるのをやめるのはもったいないなっていったところで、
高見知英
いろんな人とそういう機会があって結構積極的に話していこうといったところが目前の目標なのかなと思います。
そうですね。実際やっぱり年代の差をつなぐような会話ってなかなかできないものですし、
自分も高齢者向けのプログラミングの授業なのかもやってはいますが、
それ以外の高齢者の方と話す機会ってなかなかなかったりしますし、
やっぱりそれも増えつつはあるものをなかなか、じゃあここに来ている人と違う人と話したことってありますかって言うとないとか、
嫌なことってのはありますし、なかなかやっぱり本当に別の世代の人と話す機会っていうのは足りないものではありますかね。
椋木大介
はいですね。なかなか自分と文化背景の違う人と話そうっていうのは、このSBC.に参加したのもその一環ではあるんですけども、
なかなか普通にやっていたらしづらいことなので、
でもせっかくそういう機会がこういう団体に探していて、
結構あるところなので、そこをもっと積極的にやっていくともっと広がるんじゃないか。
もっと横の輪が広がるんじゃないかというふうに思います。
高見知英
そうですね。
ちなみに、今回開講ことし経過町づくり会議には、神戸以外にも3都市いろいろな新潟とか函館とかの方が参加されていると思いますが、
そちらの方々との交流とかって何かあったりはしたんでしょうか。
特に面白いお話とかあったりしましたでしょうか。
椋木大介
今回、函館新潟長崎とあって、長崎の方とかも私のグループの方に参加していたんですけれども、
長崎も私の祖父の実家なんですけれども、そこの昔話で盛り上がったりはしてたんですよね。
地域性がどうこうっていうよりは、長崎でも、神戸でも結局一緒だよねっていう話はあって、
ただ神戸の場合は来年のやつですと、長崎の場合は3年前だったかな、2年前だったかなっていったところで、
そこで自分たちの時はどうだったよっていう風な話が出てくることはあるといったところでした。
正直地域の違いは、お酒の味が違うとかそんなところになっちゃって、仲間を得て、仲間といってもやってること自体は地域性はないけど、
テーマとしては同じで、同じことに取り組んで違うアプローチをしているっていうことで、
そういう意味で仲間を得られたっていう感じかなと思います。
高見知英
やっぱり本当にどこに行っても案外変わらない。
違うのって結構食べ物飲み物の味だったりするっていうのは、
確かに言われてみるとその通りなんだろうなっていうふうには思います。
やっぱり実際自分もSBCast.でいろんな地域の方々にお話を伺っていますけれども、
その土地ならではの課題っていうのはもちろんあるにはあるものの、
どこの国に行ってもどこの地域に行っても共通する課題っていうのが結構あって、
同じようなビジョンで物事を捉えていらっしゃる、
同じような方向性で物事に取り組んでいらっしゃるっていう方も、
だいたいどこに行ってもいるっていうのはすごく特徴的だなっていうふうに思っています。
やっぱりSBCast.でそうやって基本的に横浜に限らずいろんな方をお招きしてるっていうのもそういう理由なので、
やっぱりそういうような、いろんな人と話をしてみて、
よその事例だけど、これってうちの地域にもすごく関係あることだなっていう感覚を持ってほしいなっていうのはすごく思いますね。
椋木大介
そうですね。
参加してる人の業種とかが、公民館の要管活用プロジェクトであったり、
あとは商工会議所みたいな、何ちゃら承認塾だとか、
何ちゃら緑のクラブだとかっていったところで、
その地域にある何かを活用するための団体みたいなのは確かに多いんですけれども、
その人たちが何をやってるかって、
結局はみんなこの地域の資産を活用してより発展させたいっていったところをやっているので、
その手段はみんなで話し合うことで違うものが出てくるっていったところはあると思います。
だから地域性の違いを持って魅力を感じるっていうよりも、
地域性が違わないからこそ同じ課題に対してみんな取り組んでるし、
一緒にやったほうがいいよねっていうことになるのかなと思いますね。
高見知英
そうですね。本当にそこはすごく思います。
やはりここについては、先日東京のほうで行われていたローカルポッドキャストフェストーキョーのほうでも、
結構同じことが語られていて、
やはり地域についてポッドキャストで配信をする方っていうのは、
もちろん東京にもいらっしゃいますけども、そのほかの地域にもいろんな方がいらっしゃって、
それぞれプラットフォームがときどき違うという方もいらっしゃいますが、
なんだかんだ音声で自分たちの地域の課題とか、自分たちがやりたいこととか、
そういう話をしてる団体はどこにもいっぱいいらっしゃいますが、
やっぱりじゃあ、よその課題だからうちには関係ないなのかっていうと、
実際そんなことなくて、
結構同じような課題が同じようなアプローチで解決できるっていうことがすごく多いなっていうふうに思いますし、
だからこそ、いろんな地域間で連携をして共通するものについては情報を共有しあって、
じゃあ共通しないものについてはそこの違いだけを抽出して、
うちはこうやったからそちらはこういうふうにやればいいんじゃないの?みたいな、
そういうアレンジが効かせられるような話をしていければいいのかなっていうふうにはすごく思いますね。
なんかこれを聞いている人に、
じゃあ今後これを聞いてこういうふうなことしてほしいなとか、
こういうのをやってみたらいいんじゃないのかなとか思ったこととは、
この開港5都市景観まちづくり会議を通じて感じたこととはありますでしょうか。
椋木大介
そうですね。感じたのは、
結局地域が物理的に離れていると話せないことが、直接は話せないし、
こんなふうにネットで話す機会すらなかなか持てないですよね、そもそも。
じゃあどうしたらいいかっていったときに、
こういう会議みたいな場があるというのはすごく貴重なところなので、
そういったところには、ぜひ気軽に行ってみたらいいんじゃないか。
今回も一般参加ということで、かなり気軽に誰でも入れたんですけれども、
そういうところに行ってみると、自分と同じことに取り組んでるんだけど、
普段は会えない遠くにいる人。
で、かつ話のネタは会場側から用意してくれるっていったところがあるので、
そういったところに気軽に行ってみるといいんじゃないかなって思います。
高見知英
そうですね。
やっぱり、いきなりオンラインがあるからどこででも会えるよって言われても、
いきなり唐突に知らない人と会うっていうのは、
やはりハードルが高いものにはなるので、
そのための、まず一回目の場所としてこういうオフラインの場があるっていうのはとても重要になると思いますし、
やっぱりそういうような出会いがあるからこそ、
じゃあ続きはオンラインの場でみたいな話もできるようになっていくのかなって思います。