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2025-08-25 12:41

SBCast. Ch2 #101 NPOとの関わり方

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サマリー

今回、高見さんはNPOの存在について、具体的にどのように関わることができるかを語ります。NPO法人は社会のさまざまな課題を解決するために不可欠な存在であり、多くの人々がその活動を理解しやすくする工夫が必要であると訴えています。

NPOとは何か
SIDE BEACH CITY.の内部をお伝えするSBCast. Ch2、今回は私高見の一人語りということで、NPOというものについてお話を改めてできればと思います。
NPOという言葉はよく聞くけれども、具体的にどんな存在で私たちとどう関わることができるのかということについて、今回改めてお話ができればと思います。
そもそもこのNPOという概念についてということは、このSBCast. Ch2、冒頭の方でもお話はしているのですが、結構時間も経ちましたので改めて今回お話をしていこうと思います。
さて、NPO、特定非営利活動法人、NPO法人という名前はよく聞くと思います。
このような団体のことをどのようなイメージを持たれますでしょうか。
とは言っても、NPO法人というのは、株式会社や有限会社と同じ法人格の一つでしかありません。
ただ、そのような状況であっても不思議なことに、どこかのNPO法人の団体が何かしらの問題を起こしてニュースに取り上げられたりすると、NPO法人ってこれだからみたいな、そういうふうに人くぐりに見られるということがたまにあります。
自分自身も以前、SNSでNPO法人の団体がどこかしらで問題を起こしたというニュースを見て、そういえばあなたNPO法人の人としてどう思いますか、というようにコメントを求められたことがあります。
でも、これっておかしいことですよね。
例えば株式会社が問題を起こしても、株式会社が悪いとか、これだから株式会社は、同じ株式会社の社長としてあなたどう思いますか、みたいな、そんなことは言われないと思います。
ただ、なぜかNPO法人ってこのような質問を受けてしまうということが時々あります。
これは何でしょう。NPOというものがそもそも何なのかっていうのは、あまり明確にイメージされていないという理解不足もあるのかなというふうに自分は思っています。
NPOの課題と現状
とはいえ、NPOって本当にいろんな種類があるんです。
特にNPO法人というものは、特定非営利活動促進法という法律に基づいて様々な活動を行っています。
保険、医療、福祉、社会教育、町づくり、子どもの健全育成、環境保全、災害救助、国際協力などなど、本当に全部含めると20種類ぐらい定められた分野があるんです。
いちおう全体的に言うと社会貢献活動を目的としているというところになりますが、その社会貢献活動と一言に言っても本当にいろいろなものがありますよね。
中には資格試験の運営に関わっているNPO法人なんかもあったりしますし、私たちが活動しているNPO法人、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.自体もNPOですし、
以前自分たちの団体が活動協力という形で関わったNPO法人日本Androidの会、これもNPO法人です。
あちらはNPO法人としての団体とコミュニティという団体の2つがあるというちょっと複雑な団体ですが、基本的には同じような形のものだと考えても良いのかなというふうに思っています。
また、非営利という言葉から利益を出すのがダメだというふうにも思われがちですが、それも違います。
非営利とはあくまで活動で得た収益を団体の構成員に分配しないという意味であるだけで、その利益を基本的に全てをもたる社会貢献活動に再投資するという意味です。
なので収益事業を行うということも認められていますし、そんなNPO法人も無数に存在します。
NPO法人は行政や他の企業では対応しきれない地域の課題、例えば少子高齢化や経済格差、過疎化などといった複雑な社会課題に直接向き合い解決に貢献する。
今や社会の色々な場所で活動して、やはり無くてはならない存在となっている部分もあるかと思います。
このように社会に不可欠な存在となっているNPO法人ではありますが、多くの一般の人々にとってはまだまだ遠い存在に見えてしまうことがあると感じています。
それは様々な課題があるのかもしれません。
まず一つ目としては社会との接点の少なさでしょうか。
NPO法人は様々な分野で活動しているにも関わらず、やはりまだまだ多くの人が日常生活や仕事の中でNPO法人と直接関わるという機会は多くありません。
地域課題の解決に貢献をしていても、その地域自身と全く関わらなくても仕事ができてしまうという現代ではNPO法人の活動が見えにくいというのはあると思います。
そしてもう一つは大きな課題として情報発信の偏りも挙げられるでしょう。
NPO法人からの情報発信は、やはり既存のNPO法人関係者、行政職員、そしてすでに支援を受けているいわゆる受益者と言われるような方々、従来の対象に偏っているように思われます。
このため、いわゆるビジネスパーソンや地域活動に特に関心がない人々、あるいはNPO法人全体には関心がないけれども特定の活動には興味があるというような、そのような層に対して見て嬉しいと思うような情報が発信できていないのかもしれません。
NPO法人側もビジネスユーザーや地域活動に関心がない人々に向けて、どういうところに興味・関心を持つのかが理解しづらいと感じているところもあるように感じます。
情報発信の種類もまだまだ偏っていると思います。
自分もNPO法人の情報など、YouTubeやポッドキャストなどを検索したりはしていますが、まだ非常に真面目な配信がほとんどで、なかなか一般の人が興味を持つような情報の出し方をしているというところは多くないかなというふうに自分も感じています。
多様な層に情報を届けるのが難しい。そんな問題は多いにあるでしょう。
また、NPO法人の約半数は常勤の職員を持たずにボランティアで運営されており、財源も自治体からの委託や助成に依存しているケースが多いです。
そのため、自主財源の確保、人材確保が難しいという経営基盤の弱さも抱えています。
その結果、こういうやり方がある、ああいうやり方があると思っていても情報発信が追いつかない、あるとか、具体的に若い人や働き世代に向けた何か情報をこういうふうに出せばいいんじゃないかというような考えをまとめられるほどの人数がいない、ネットワークが構築されていない、なんていうような問題もあるのかなと感じています。
NPOとの関わり方
NPO法人と今この配信を聞いていらっしゃるあなた。あなたをつなぐ多様な入り口は常に存在します。
NPO法人の面白いところは、仕事とは全く関係ない文脈で関わることができるという柔軟性です。
社員ではないけれども活動を手伝う、仕事としてではないけれども協力するというような多様な関わり方も可能です。
例えば私たちまちづくりエージェントSIDE BEACH CITY.では、年会費が発生する会員のほかに、議決権としては存在しないものの色々な形でSIDE BEACH CITY.に関わることができるエージェントという制度もありますし、
そのような活動の中で様々な情報を得たり、こんな技術の使い方があるんだというような技術を学んだりというようなことも可能となっています。
とはいえ自分にはそこまでのことはちょっとなというような方も多いでしょう。ただそれでもちょっとハードルが高いなというふうに思われる方もいらっしゃると思います。
そんな時は例えば寄付という形でNPO法人の活動に関わるといいかもしれません。身近なNPO法人が発信している情報を身の回りの人に紹介するというのもいい方法かもしれません。
例えば私どもまちづくりエージェントSIDE BEACH CITY.の配信している内容であれば、このSBCast. Ch2やSBCast..などの配信があります。こういうようなものを紹介してみるというのでもいいでしょう。
コメントをいただく、これも立派な支援にはつながるのではないでしょうか。NPO法人の活動はあまり多くの人に見られるような活動では残念ながらまだありません。
だからこそYouTubeの配信にコメントをしてみる、ポッドキャストの番組に感想を送ってみる、様々な形で情報を提供するという形の支援も十分あり得るでしょう。
もちろん私たちNPO法人のメンバーも様々な情報発信を進めていますが、これ足りないんじゃないの?みたいなコメントでも非常に助けになります。様々な形でNPO法人と関わるということは可能だと思います。
今やNPO法人の多くもInstagramですとかTikTokですとかXですとかFacebookですとか様々なSNSを使って情報発信をしています。
そのような団体に気軽に声をかけてみる。あるいはそのような団体に関わっている人に声をかけてみる。そういうところからNPO法人に何となくでも関わってみるというのも良いのではないでしょうか。
NPO法人は私たちの社会に様々な課題を解決するために今や不可欠な存在となっています。
これまでNPOってよくわからないな、NPO法人ってなんだろうなと感じていた方もいるかもしれません。
ただその活動は本当に幅広く、意外と自分が活動している中に、あれこの活動ってNPO法人に関わっているんじゃないの?ということに気づかれることも結構あるんじゃないかなと思います。
私たちまちづくりエージェントSIDE BEACH CITY.も、横浜のNPOではあるものの、地域に関わるといろいろな方々と関わっていければと考えています。
ぜひ何かNPO法人という団体に疑問がある、聞きたいことがある、そのような些細な内容でも構いません。
まずはメッセージ、コメントなどいただけると幸いです。
今回はこのような形でお話し終わりにしていきたいと思います。ありがとうございました。
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