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山口良介
こんな簡単なことでホームページで作れるんですよ、みたいな支援っていうような意味でやることがほとんどですね。
なのでそういうところも誤解を招くというか、
かっこいいホームページを作ってくださいって言ったら、民間企業に頼んでくださいって言うふうに断りするって言うとあれですけども、
それが民間企業の役割ですよね。私どもはNPO法人なんで。そういう感覚がありますね。
高見知英
なんかお腹が空いてるっていう人に、魚をあげるか魚の釣り方を教えるかみたいな感じですね。
山口良介
そうですね。それが結局、私どもが言う中間支援につながるんですよね。
結局団体が自分たちのホームページを作れるようになったほうが絶対にいいと思うんで、
そのための支援をするっていうのが、NPOとして中間支援でなおかつ情報技術支援というところにはまってくるのかなと。
高見知英
そうですね。
特にここ最近のインターネットのツールって、自分たちだけが使えればいいっていうものではなくて、
周りの人が使えて初めて効果を発揮するっていうものがすごく多いので、
そういうときに自分たちSIDE BEACH CITY.だけが使えれば世の中が変えられるのかっていうとそんなことは全然ないので、
そのために他の人にも教えて使ってもらわなきゃっていうようなことは結構ありますもんね。
山口良介
あとNPOで、また誤解というか難しいところでもあるんですけども、
完全ボランタリー、さっき前編ではボランティアっていう言葉を出しましたけど、
ボランティアと民間企業の間を縫うような活動っていうのも、最近ちょっと僕NPOで重要だなと思っていることなんですね。
要はボランティアでいろんな街の活動をしてる人はもちろんたくさんいるんですけど、
それをもう少しちゃんと事業として、ある程度最低限赤字にならないような形でしていく。
ただし過剰に儲けるようなものは民間企業です。
利益を追求するような企業はもちろんそれをやればいいかなというふうに思うんですけど、
その中間ですよね。個人個人でボランティア、街のちっちゃな団体では片付けられないような、ちょっと大きな問題。
だけど民間とか行政に頼んでもそんなに大きく動くものでもない。
痒いところに手が届くみたいな。
困りごとだとか課題っていうのも規模ですよね。
その規模が、なんとなく程よい形でNPOが入り込める隙間っていうのがすごくあってですね。
高見知英
そこがまさにNPOの活躍するとこだったり、引き受けるべき事業みたいなところかなというふうに思いますね。