NPOと社会の関係性の変化
ノオト・ブク太郎
さて、今回はですね、日本の特定非営利活動法人、いらいらNPOについて、皆さんと一緒にちょっと深く見ていきたいと思います。
はい。 あの10年以上地域活動に関わってきた方の経験に基づいた情報源がありまして、そこからNPOっていう法人格の課題とか、
あとビジネスパーソンとの関わり方がどう変わってきたか、 それからその活動をどう伝えるかっていうコミュニケーションの難しさ、このあたりを見ていきたいなと。
へー重要なテーマですね。 今回の目標としては、NPOに対する一般的なイメージとその実際ってどう違うのかなとか、
社会との関係性が今どう変わりつつあるのか、 特に普段あまり接点がないかもしれないビジネスの世界とか、一般の方々にNPOの価値をどう分かってもらうか、
ノオト・ブク子
その辺のヒントを探れたらなぁと思っています。 なるほど。 じゃあ早速紐解いていきましょうか。 はいお願いします。
ノオト・ブク太郎
まずですね、これすごく面白いなぁと思った指摘なんですけど、 一つのNPOが何か問題を起こしたりすると、NPO全体がってすぐ一括にされがちじゃないですか。
あーありますね、確かに。 でもこの情報源によると、例えばある株式会社が何かやっても、他の株式会社はどう思いますかなんて、普通は聞かれないですよね。
えー聞かれないですね。 なんでNPOだけこんな風に見られちゃうんでしょうね。
ノオト・ブク子
うーん、その根っこにあるのはやっぱりNPOに対する社会的な理解とか、 あるいは接点自体がまだまあ少ないっていうことなんでしょうね。
提供された資料でも言われてますけど、 NPOっていうのは株式会社とか合同会社と同じで、あくまで法人格の一つに過ぎない。
なるほど。 でも具体的に何やってるのか、例えば資格試験の運営みたいな事業から福祉とか環境保全まで活動範囲って実はすごく広いんですけど、
それが意外と知られてない。 うーん。
ノオト・ブク太郎
あー確かに。 知らないうちに私たちもNPOのサービスを受けてるって可能性結構高いのに、その何ていうか実態が見えにくいみたいな。
ノオト・ブク子
そうなんですよ。そういう構造があるのかもしれないですね。
ノオト・ブク太郎
でそのNPOと今度はビジネスの世界との関係なんですけど、これも変化があると。
えーっと10年くらい前はNPO活動とビジネスって、なんか水と油みたいにあまり交わらない世界って考えられてたって資料にはありますね。
ノオト・ブク子
うーんそういうイメージありましたよね。
でも最近は会社に勤めながらその地域活動とかNPOに積極的に関わる人が増えてるそうじゃないですか。
ノオト・ブク子
えー増えてますね。
ノオト・ブク太郎
中には仕事と両立しながらエネルギーのえーっと6、7割も地域活動に注いでる人がいるとか。
ノオト・ブク子
そういう方もいらっしゃるみたいですね。
ノオト・ブク太郎
いやーそれはちょっと驚きですね。
ノオト・ブク子
えーその変化はまあ非常に注目すべき点だと思います。
ただ同時にあの新しい問いも出てくるわけですよね。
積極的に関わるビジネスパーソンはNPOをどう見てるのか。
一方で資料にもあったように地域活動には全然関心ない、寄付もしない。
なんでそんなことするのって感じてる層もまあ確実にいる。
ノオト・ブク太郎
うーんいますよね。
ノオト・ブク子
その人たちからはNPOの活動って一体どう見えてるんだろうかと。
理解のグラデーションはまあかなり大きいようです。
ノオト・ブク太郎
この資料の語り手の方自身も実は関わる前は
なんでわざわざってちょっと懐疑的だった時期があったって率直に書いてますね。
ノオト・ブク子
あーそうなんですね。
ノオト・ブク太郎
でも実際にこうやってみて初めて行政とか企業だけじゃちょっと手が届きにくい課題に
NPOが取り組むその意義をすごく感じたと。
情報発信の課題
ノオト・ブク子
なるほど。
ノオト・ブク太郎
この経験談がまさにそのギャップを表してるなぁと。
ノオト・ブク子
えー体験から来る実感ですよね。
ノオト・ブク太郎
そうした関わり方の変化がある一方で今度はNPO側のその情報発信にも課題が見えてきてると。
ノオト・ブク子
はい。
ノオト・ブク太郎
例えば情報源になっているサイドビーチシティさんのようなNPOに
最近SDGsとかプログラミング教育とかそういう特定のテーマに関心があるこれまでとはちょっと違う層
まあビジネス寄りの団体とかからの注目が集まり始めてるっていう話がありました。
ノオト・ブク子
えーそこがまた難しいところなんですよね。
既存のNPOの情報発信ってどうしてもこう内向きになりがちというか。
ノオト・ブク太郎
あーはいはい。
ノオト・ブク子
つまり他のNPOの関係者とか行政の担当者とかあるいは既存に関わりがある支援者さんとか受益者とか
そういういわば身内に向けたコミュニケーションが多くなってしまう。
ノオト・ブク太郎
うーんわかります。
ノオト・ブク子
じゃあその輪の外にいる人々。
例えばNPO全体には別に興味ないんだけどこの特定のプロジェクトはなんか面白そうだって感じるようなビジネスパーソンに
どうやって情報を届けてこう響かせることができるのか。
そこが大きな課題になっているわけです。
ノオト・ブク太郎
資料の語り手の方ももう12年以上企業から離れてるから
そういう外部の人たちが今何に興味を持つのか正直ちょっとつかみきれないんだっていう悩みも書かれてました。
ノオト・ブク子
うーんなるほど。
ノオト・ブク太郎
だから従来のブログとかポッドキャストが手じゃもう限界を感じてて
例えば今回この分析に使ったAIの分析データみたいな手元にある資産を何かこう新しい切り口で見せるような広報戦略が必要なんじゃないかって考えてるみたいですね。
ノオト・ブク子
あーそれは面白い視点ですね。既存のリソースの活用ですか?
ノオト・ブク太郎
ええ。まさにここがNPOのこれからを考える上ですごく大事なポイントになりそうだなと感じました。
ノオト・ブク子
そうですね。今回の情報源を通して見えてきたのはそのNPOを理解するっていうことは単に非営利でやってる団体ねっていうラベルを知るだけじゃなくて
活動の多様性とか社会との関わり方がダイナミックに変わってきていること。
そしてもっと広く理解を得るためにはコミュニケーションの工夫がやっぱり不可欠なんだなということですよね。
ノオト・ブク太郎
本当にそう思います。では最後に一つ皆さんに問いかけてみたいと思います。
ご自身の仕事での専門性とかあるいは個人的に大切にしている価値観ってありますよね。
それと案外思いがけず重なり合うような活動をしているNPOが皆さんのすぐ近くにあるとしたら、
もしかしたらそれは単なる寄付とかボランティアっていう関係を超えて何か新しい共同とか 学びの機会につながるかもしれない。少しだけそんな可能性に目を向けてみるのはいかがでしょうか。
