やり抜く力の重要性
耳で聴くうちやま作曲教室ということでやってきますが、今回はですね、
才能じゃなくて、やり抜く力がある人、やり抜ける人が、やっぱりその成果を手にするんですよ、みたいな、
そういう話をしたくて、これはある意味本の紹介でもあるんですけど、そういうね、やり抜く力っていう名前のタイトルの本があるんですよね。
グリッドっていう本なんですけど、英語のgritっていうスペルで、それは洋書の翻訳版なんですけど、
2016年ぐらいに出版された本で、読んだほどある人もね、もしかしたらいるかもしれませんけど、
やり抜く力の重要性っていうか、やり抜く力が全部のあらゆる偉業とか、成果に繋がっていくんですよってね、才能じゃないよ、やり抜ける人が最後には成果を手にするんだよっていうことを
科学的な根拠、裏付けをもとに、とうとうと説き続けるような本ですね。それが、やり抜く力っていう本なんですけど、アンジェラ・ダックワースさんっていうね、
女性の方で、アンジェラ・ダックワースさんは、もともとマッキンゼのコンサル会社に超エリートで入社したと。
で、マッキンゼのめちゃくちゃ高級の、たくさん稼げる、いい給料をもらえるコンサルに入ったんですけど、それをすぐに辞めて、
で、中学校の先生になって、中学校の先生を何年かやった後に、今度心理学者になって、
で、そういうところでいろいろ学んだ話を、やり抜く力が大事なんじゃないかっていうところを研究するために心理学者になって、
で、そのグリッドっていうね、グリッドテストっていうのを発明したっていうか、やり抜く力を測る、測定するテストっていうのを開発したっていう、そういう人で、
で、その人が、科学的な裏付けっていうかね、そういうのをもとに、才能じゃなくてやり抜く力が大事だよっていうのを解き続けるっていうね、そういう本なんです。
まあ興味があれば、読んでほしいんですけど、で、その人が言うには、いろんなそういうすごいことをやってのけた人が元からすごい才能があったわけじゃなくて、
とにかく、もうしつこいと思うよ、簡単に言っちゃえば。そのもう自分が成し遂げたい何かがあって、それがもう本当に成し遂げたいんで、
とにかくそこにもう執着して、で、失敗しようが、大変な目に遭おうが、惨めな思いをしようが、もう何としてでもやると、それを。
で、もうとにかく続けて、やめずに続ける。やめずに続けたから、そういう偉業を達成できるっていうかね、偉業までいかなくても、ちょっとした成果をやめずに続けた人だけが達成できるっていう、そういう話があると。
で、その本にはいろんな例が挙がってるんですけど、例えばその軍隊のすごい選び抜かれたエリートたちがいるんだけど、その選び抜かれたエリートでもすぐにやめちゃうと。
で、そのやめちゃう人の中で、やめちゃう人はすごい運動神経がいいとかね、すごい頭脳明晰で、いろんな才能がめちゃくちゃあるんだけど、それでもやめちゃうと。
でも、その才能もある程度普通だし、そんなに運動神経がめちゃくちゃいい、そういうスコアがね、その才能側のスコアが高くなかった人でも続ける人がいると。その続ける人がやっぱりそういう風に実績を残したりするっていうね。
で、その才能でみんな測りたがるじゃないですか、そういう成果って。もちろん才能も大事で、音楽で言えば、曲作りで言えば音感がいいとかリズム感がいいとかね。
すぐ聴いた音楽をすぐ自分で再現できちゃうとか、楽器の演奏をそんなに頑張って練習しなくてもすぐに覚えちゃうとかね。リズム感がいいからすごい魅力的な演奏ができちゃうとか。
そういうのもあるんですけど、もちろん才能も大事なんですけど、ただそれが例えばそのいい曲を残すとか、すごくみんなに愛されて、歴史に名前を残す偉大なエンターテイナーになるとかね。
そういうところにそのまま繋がってるかって言われると、そうじゃないと。それは結局やり抜いたから、そういう人はそこに行っているんだよっていう。そういう話は才能で測りたがるんだけど、才能じゃなくてやり抜く力の方の能力っていうか、やり抜く力の強さがその全部偉業に繋がっているとかね。
そういう成果に繋がるんだよっていう話ですね。私はそれは本当にそう思ってて、やっぱりいろんな人、これまで生徒さんで見てきたんですけど、才能っていうか音感がすごいいいとかね、リズム感がめちゃくちゃいいとか。
始めて1,2曲でいい曲すごい作ってきたりとかね、作曲のいわゆるセンスがあるって言われる人のその曲が、その人がすごいそのまま続けてめちゃくちゃいい曲作れるようになるかって言われると、もちろんその人が続け続ければいい曲になるんですけど、
そうじゃない人も全然そこに追いつくぐらい、そういう実績残せるようになっていくんですよね。だから初めの頃全然何にもできなくて、初心者でね、右も左もわかりませんみたいな人がだんだんちょっとずつ覚えて、もちろん初めの頃は何もわからないんで、そんなにできないし。
で、その本人も自覚しているぐらい、そんなにすごい音感がいいとか、そんなにすごいリズム感がいいとか、楽器の演奏をすんなりスラスラ覚えられるとかね、別にそういうわけでもないと。
継続の力
で、こちら側見ててもそう思うんですけど、それでもその本人は何としてでもやりたいとか、音楽が好きで自分で作りたいとかね、何としてでも上手くなりたい、いい曲をもっと作りたいっていう気持ちが強いんで、とにかく続けるんですよね。
で、私のところ生徒さんでも長い人で、まあまあまあ5年とかね、まあ余裕でいるんですよ。だから5年ってね、相当ですよね。5年間レッスン受け続けてくれるんで、それでずっと作るっていう。それでめちゃくちゃいい曲作るようになってるんですよ、5年経つと。
やっぱりその続ける力、やり抜く力、その技術、その威力、すごいんですよ、やり抜く力の威力っていうか。やっぱりそのやり抜ける人が成果っていうか実績を出すんですよね、最終的にはね。
でその、やっぱ音感がいいとかね、すごくいいもの持っててもやっぱりやめちゃう人はやめちゃうし、で例えばなんかある人はすごいできるんですけどやめちゃって、で今はもう何にも音楽作ることもやってないし表現もやってないし演奏もパフォーマンスも全然やってないみたいな。
で、もちろんそれはね、その本人の自由なんで全然いいんですけど、あれだけのセンスがありながらやんないんだなーってちょっと悲しくなったりとかしますよね、こちら側としてはね。
でやっぱりそのやめずに続ける人がきちんとしたものを残せる、成長できる、成長できるんで、だからもしこれを聞いてるあなたが、自分は才能がないからとかね、音感がないから、リズム感がないからとか、そんなにセンスないしみたいなふうにもし思ってるなら、
まああんま関係ないですよ、それはね。関係なくて、結局やり抜ける人がやっぱそういう成果を手にすると思いますね。
もちろん初めの滑り出しの大変さとかね、そういうのはもうもちろん才能がもともと生まれ持った音感とかリズム感みたいなものがあって、それですんなりスムーズにやれる人の方がやっぱりそのすんなり上昇していけるっていうかね、上達曲線を上っていけると思うんですけど、
それでも初めの頃は、あんまり才能がないってことをすごく体感してみじめな気持ちになることも多いと思うんですけど、それでもやめずにやってるとだんだんそれがコツがつかめてきてね、
で、自分らしい自分の身の丈にあったその時々の良い曲っていうのが作れるようになってって、だんだんそれが積み重なっていくと、本当に良い曲が作れるようになっていくんですよね。
だからそういうやり抜ける人が成果を手にするんだってところを意識していただいて、今の自分の現状を決めつけずに、現状から未来を決めつけずに、それでもやるんだと思って、ぜひやってほしい。
やめない人がやっぱ成果を手にする。やめたらもうね、それで終わりなんで、やめずにやってるとやっぱね、成果に近づくんで、ぜひそんな感じで、やり抜く力がある人にぜひね、なってほしいと思います。
本当にやりたい場合はね、もちろんその方向転換はね、自由なんで、やめちゃうってことが悪いことじゃないし、ちょっと違うなと思ったらやめればいいんですけど、本当に成し遂げたい何かがあるなら、ぜひ今のその才能とかそういうものに振り回されずに、自分の成し遂げたいことだけを見つめて、そこに向かってやり抜くっていうね、そういうふうに動いてほしいなと思いますね。
はい、そんな感じで、そのやり抜く力、アンジェラ・ダックワースさんのGRITっていう本ですね。GRITという本をね、ぜひ良ければ読んでいただいて、やり抜く力をぜひ発揮しながら作曲活動を前向きに進めてみてください。
はい、そんなわけで、お話の内容ね、ぜひ参考にしてみてください。
はい、では今回はこれで終わりになります。 ありがとうございました。