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2025-06-08 09:13

たまに手を止めて曲全体を眺めることが大切

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たまに手を止めて曲全体を眺めることが大切

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耳で聴くうちやま作曲教室ということでやっていきますが、 今回は作曲の実技っぽいところの話をしたくて、
曲作りをしていると、結構細かいところに意識が向いちゃって、
一部分をクローズアップしちゃうというかね。 一箇所のメロディーの質にこだわっちゃうというかね。
細かい部分だけを見ちゃうということが起こり得るんですけど、曲作りをしてて。
でも、一曲通していい曲だっていう風に感じられるようなものにするためには、
やっぱり全体を眺める癖をつけるべきっていうか、習慣をつけるべきっていうか、そういうことが大事なんですよね。
そんな話なんですけど、だから、一箇所だけに意識を向けすぎると、全体通して見るとその部分はいいけど、その前後がすごいギクシャクしているとかね。
全体的に見るとバランス取れてないみたいなことがよくあって、曲作りって結構バランスで成り立っているっていうか、
一曲って一部分がすごいいいとかもちろんあるんですけど、全体通して聴いた時の満足感って、
特にワンコーラスとかABサビみたいな流れの中でのAとか、流れがあった上でのサビとか、
そういう1個のパーツじゃなくて、その前後との繋がりの中でその部分の良さが際立ってくるっていうね、そういうことがあるんで。
だからやっぱり曲作りしている時にどうしても細かい部分に意識が行きがちなんですけど、
一回全体を見るっていうのをやってみてほしいですね。だからたまに言ってますけど、絵を描くね、
画家の人はね、キャンバスに顔を近づけて色を塗り込んでいくじゃないですか。塗り込んでて、時々このキャンバスからちょっと離れて、
全体を見ますよね、キャンバスの全体を。全体のバランス見て、この辺ちょっと塗り込みが甘いなーって近づいてもう一回塗るみたいな。
ちょっとまたもう一回離れてみて、もう一回ちょっとこの左の方のここらへんの線がちょっとおかしいから直そうとかで直したりとか、
そうやって寄りと弾き、寄り弾きを繰り返しながら一枚の絵ができていくじゃないですか。
それと同じことを作曲もやる必要があるということですね。だから意識的にその時ちょっと手を止めて、曲全体をさっきその画家の例で言う、
弾きで眺めるっていうかね、そういう作業をする。だから例えばAメロができて、流れの中でBメロができたなら、
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一回そこでABの流れを通して聴いてみるとかね。サビができたらABサビまで全部聴くとか、
なんかやっぱ頭からもう一回流してみるとか。あとは音源にとって、音源でちょっと出先で音源をリスナーとして聴いてみるとかね。
で、そういうふうにやると、ちょっとこの辺の流れがイマイチだなとかね。こっちは良いけどこっちがなんかちょっと弱いなとか、
そういう全体で見た時のその細部の評価っていうか、そういうのができるようになっていくんですよね。
だから、なんかその時々でその部分に注目するっていうのは良いんですけど、
やっぱこう弾くっていうのが大事で、で、やっぱちょっと客観的になるっていうのが大事ですかね。
で、私はよく曲作りしてると、結構その頭から聴くっていうのがよくやってるっていうかね。
特にその昔はラジカセ時代、その当時ね、自分が高校生の頃とかね。ラジカセなんですが、ラジカセで撮ったものを一回一回巻き戻して、
頭にして、で、頭から聴くとかってね。そういうのやってました。今はもうスマホのボイスメモとかで歌って曲作りしてたりすると思うんで、
その頭出しも簡単にできるじゃないですか。だから曲をちょっとある程度作ったら、やっぱそれは頭に必ず戻して、頭からじっくり一回聴いてみると。
で、頭から聴いた中で、この辺の仕上がりがどうだなっていうところでもう一回そこに手を入れるっていうか、まさにこう弾きと寄りですね。
弾きと寄りの感覚を入れると。で、そのさっき言ったように、その時々ってやっぱちょっとこう曲に向き合いすぎて、
何が良いのかよくわかんなくなってくるってね。よくあると思うんで、ちょっと時間を置いて、
リスナーとして出先で音源を聴いてみるとか、そういうのも全体を俯瞰で眺めるっていう意味で効果があるし、
あとやり方としては、例えばメロディーラインを5線譜に起こしてみて、楽譜でそれを見てみるとかね。
で、やると音が飛び出しすぎてるところとか、ちょっとこうなんか隙間があんまりないなとかね、そういうちょっと視覚的に、
より視覚的にその音の配置が確認できたりするし、あとは曲構成っていう意味で楽譜まで行かないけどちょっとコード譜みたいな感じで、
なんとなく小説をこうやって書いて、小説の中にコードをポンポンポンって入れていくとかね。
やるだけでもこのAメロは4小節×2になってて、Bメロは8小節でプラス2でとかって、サビは8小節×2みたいな感じになってんなとかっていう風に、
その構造的にその全体を眺めることができるんですよね。
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だからそんな風にしてやると、よりと弾きの作業をよりいろんなパターンでやれると思いますね。
そんな感じですかね。まあどうしてもその全体をね、見たくなってしまう言いがちなんですけど、
なんかその一部が良くても、他が良くないと、全然そこが聴き笑ってこないとよくあって、
たまに言ってますが、作曲って曲作りでメロディー、良いメロディーを生み出すとか、良いコードの流れを生み出すとか、
その細かいパーツをきちんと作るっていうのは当然なんですけど、作曲のその曲作りの技術って構成力みたいなところがあって、
だからその全体で聴いた時に全体をどう構成させるかみたいな、どう展開させるかみたいな、
どこに何を置くかみたいな、そういう構成する力みたいなものが曲を良くさせるんですよね。
で、やっぱりせっかく良いメロディーがあっても、そこまでの流れがいまいちだとその良さが半減しちゃったりとか、
あとそのシンプルなものでも意外とその前後をきちんと作り込むとそのシンプルが生きてきたりとかね、
そういうこともあったりする。シンプルに意味が生まれるっていうか、それもあったりするんで、だからやっぱり全体をきちんと眺めるのが大事。
で、あとその修正した時も、その一部を修正しちゃうと、その修正する前の状態で全体のバランスが取れてたところ、
一箇所の修正でバランスが崩れちゃうってこともあるんですよね。
だからその時も必ず全体をもう一回見るようにして、ここを修正してこうしたんだったら、
こっち側はこういうアプローチの方がバランス取れるなぁとかね、そういう確認ができるんで。
だからやっぱり俯瞰で全体を引きで見るっていう意識が作曲より良い曲を作るって意味で、作曲を成功させるって意味で大事かなと思います。
特に慣れない頃ってね、どうしても一部だけを見ちゃうっていうかね、より良いメロディーをとかね、そういう風な感じで作っちゃいがちで、
で、全体で見たらなんかこう、散漫な感じっていうかね、そんなに盛り上がりもせず、何となく平坦な感じで、
曲もなんか激尺してて、いまいちみたいな感じになっちゃうんで、なるべく頭から聞き直すとかね、全体を俯瞰で見るっていう癖をつけてみてほしいと思いますね。
で、全体がきちんと見れればね、その曲としてはバランス取れたものになっていくんで、今言ったそのよりと引きの観点を駆使しながら、
ぜひ曲を全体、トータルで見た時のバランスの取れた良い曲にしていくっていうところを目指して、
曲作りに取り組んでほしいなと思います。そんな感じで、今回はね、曲作り、弾きで見ましょうみたいなね、よりも良いけどたまに弾きましょうみたいな、弾いて全体見ましょうみたいなね、
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そんなお話をしてみました。お伝えした内容をぜひ参考にしてみてください。
はい、では今回はこれで終わりになります。 ありがとうございました。
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