00:06
耳で聴くうちやま作曲教室ということでやってきますが、
初心者向けの作曲勉強会とかで、たまに話してるんですけど、
ポピュラー系のポップスとかロックの作曲って、繰り返しを曲の中に盛り込むっていうのが結構大事で、
繰り返しの設計をいかに上手にやるかみたいな、それがその曲の親しみやすさとか、
いい曲だなって感じてもらえるかどうかの分かれ目になると私は思ってるんですよね。
だから似たような形のメロディとかフレーズを繰り返すような状態で作り込むとか、
あとはその同じコードの流れを繰り返すとかね。
その辺がきちんと曲に反映されていると、曲は親しみやすくて分かりやすいものになる。
耳で聴いてすぐにその曲の構造を理解してもらう必要があるんで、
だからその繰り返しがあるほどに曲は規則性があるものになって分かりやすくなると。
で、それをやらないと曲はよく分かんない感じになるっていうか、
つかみどころがない感じになるんですよね。取っつきにくいものになるっていうか。
だから曲作りしてる人、多くの人はなんとなくその辺は感覚で分かってて、
なんか無意識でそういう曲を作ってると思うんですけど、
それをもうちょっと意識的にやるっていうのをおすすめしたいですね。
戦略的にそれを曲に反映させるというか、
展開をさせすぎないみたいなところどころで繰り返しを入れて、
同じ要素を何回も聴かせるようにして分かりやすくしていくっていうかね。
もちろん展開を楽しむ音楽っていうのもあって、
クラシックのすごい名曲、10分くらい、20分くらいの名曲とか、
プログレーとかプログレッシブロックの音楽とか、ジャズとかね。
そういうのもあえて展開させて、同じ繰り返しをなくして、
その展開の多彩さを楽しむっていうか、そこで勝負するみたいな。
そういうのもあるんですけど、
大体その辺のそういうジャンルって結構難解なジャンルと言われてますよね。
だからクラシックとかも結構その展開しまくるような曲って、
あんまり取っておきづらいっていうかね。
みんながそこに感動しづらいとか覚えづらいっていうか。
03:00
だからやっぱベトベンの運命みたいな。
ジャジャジャジャーン、ジャジャジャジャーンみたいな。
ジャジャジャジャーンが何回も何回も、
ジャジャジャジャーン、ジャジャジャジャーンって繰り返すんですけど、
その繰り返しがあるからみんながぱってそれを理解できたりするっていうか。
やっぱり繰り返しがあるほどに、みんなは曲の実態をつかみやすくなるっていうかね。
親しみやすいものだと感じてくれる。
やっぱりそれを極限までやったもの、繰り返しを入れまくって極限までわかりやすくしたものが動揺ですよね。
いわゆる子どもが聞く音楽。
だから、ちょうちょうちょうちょうとか、ぶんぶんぶんとかね。
ぶんを3回繰り返してぶんぶんぶんにしちゃうみたいな。
そういうやつとか。
あれくらいやると子どももすぐにその実態をつかめて、
で、わかりやすく親しみやすい曲になるんですよね。
だから実際ロックポップスはもうちょっとその辺を弱める必要もあって、
繰り返しばっかりあんまり多いと本当にシンプルでわかりやすいって動揺みたいな感じになっちゃうんで、
だから多少繰り返さない部分っていうか、変化もつける必要がある。
だから繰り返しと繰り返さない部分のバランスを取る必要があるみたいなね。
そのバランスが聞き応えになると言えるんですけど、親しみやすくもあり、聞き応えもあるみたいな。
そんな感じになるんですよね。
だから本当にさっき言ったようにフレーズを、短いフレーズを繰り返すとかね、
そういうのは本当にさっきのジャジャジャジャンみたいなその例で、
それはある意味モチーフの概念なんですけど、
モチーフっていうのはフレーズ展開のきっかけになるような短い格となるようなフレーズですね。
だからそういうのをたくさん盛り込んでいくといいですよね。
サタンの桑田さんなんかはもうそのモチーフ展開の神みたいな人で、津波とかね。
風に戸惑う弱気な僕、通りすがるあの日の影じゃないですか。
あれ、タラララララ、6音。
6音をタラララララ、タラララララ、タラララララ、タラララララっていう風にひたすら繰り返し続けるみたいな。
っていう風にできてるんですよね、冒頭の部分とかね。
それもモチーフとはご本人は言ってないし、長く展開していく普通のメロディっていう風にみんな聞いてるんですけど、
そこの中にきちんとそのモチーフによって繰り返しが盛り込まれてるんで、
そのメロディの実態がきちんと把握できて、いいメロディだなっていう風にみんな感じるっていうかね。
だからそのモチーフに着目していろんな曲のメロディを紐解くとその繰り返しの設計がよく見えてくるんですけど、
だからメロディで同じ音を連打するみたいな、そういうのも本当にある意味繰り返しですよね。
06:06
タッタッタッタッタみたいな、わかり始めたまーいレボリューションみたいな、同じ音をひたすら連打するみたいな、それも繰り返しだし。
コードは同じ展開をひたすら繰り返してループで曲を作るとかもできるし、もちろんループさせながら一部をアレンジするとかっていうのもできるし、
そういう風にコード進行の中にも繰り返しを盛り込めるし、あと曲展開とかだと、
例えば同じ流れを8小節の同じ流れを2回繰り返して大きい1つのサビにするとか、
あとはAメロを2回置くとかね、2回繰り返すとか、大きいAメロっていう1つのブロックというかセクションというか、それが2回来ることで流れを作るとかね、
そういう風に展開でも繰り返しを盛り込みますよね。
だからその辺も既存の曲をそういう繰り返しの観点で紐解いていくといろいろ学べるんで、
繰り返しがいかに既存の曲の中に盛り込まれているか、その今言ったようなメロディの繰り返しもあるし、
モチーフで変化をつけながらね、形を繰り返すけど音域だけ使う音だけ変わるとか、
あとはコード進行を繰り返しているパターンもあるし、展開そのものを繰り返しているパターンもあるし、
そういう風にどういう感じで繰り返しが盛り込まれているかっていうのを既存の曲から紐解くと、
繰り返しのやり方っていうかバランスの取り方っていうかね、ここは繰り返すけどこっちは繰り返さないみたいなやつとか、
そういうのが見えてくるんで、だからコードは繰り返すけどメロディは繰り返さないとかね、
メロディは繰り返しながらコードだけ違うコードに展開していくとか、そういう二つのバランスもあったりとか、
いろんなことが学べるんで、だから分析を是非そういう繰り返しの観点でやってもらうと、
ポックスロックの作曲における繰り返しの設計の仕方っていうか、反映のさせ方が見えてきますね。
そんな感じですかね。曲作りやるといろいろやらなきゃみたいな、いろいろ作らなきゃみたいな、いろいろ要素を繰り出し続けなきゃみたいな風に思っちゃうんですけど、
それでいろんな要素を盛り込みすぎちゃう。それで曲が要素をてんこ盛りみたいな感じになって、
よくわかんないみたいな、結局聞きどころがよくわかんないみたいになっちゃうんで、
だからそういう時にわかりづらくなってないかっていうのはある意味確認できると思いますし、
要素が多すぎることで突きづらくなってないかみたいな、そういうのを確認しながらですね、
09:05
今言った観点から繰り返しがあるか、繰り返しの要素をきちんと曲に反映できてるか、それで曲がつかみどころのあるものになってるかっていうのを改めて確認して、
それによって曲をよりわかりやすく親しみやすい、みんながいいねって言ってくれる、すんなり言ってくれるような、そういう曲にすることを目指してほしいと思います。
そういう感じで、みんななんとなく頭ではうっすらわかってると思うんですけど、改めてその辺に着目して、曲作りに取り組んでみてほしいと思います。
話した内容を参考にしてみてください。
今回はこれで終わりになります。ありがとうございました。